ヤンキー・モンキー・ベイビー!

卯月うさぎ

文字の大きさ
121 / 143

121.繁殖期祭の夜は、まだまだまだ長く・・・ ・後編

しおりを挟む
大阪気質万歳な意識の戻りようであった。

そして意識を回復して見れば、もう巣作りが完成したようで、仕上げとばかりに足でクッションを馴らしている所だった。

私をそこにポスッと、落としたおっさん。あっ、余裕こいて突っ込んでる場合じゃなかった。

慌ててバルコニーに居る赤毛を呼ぶ。


『…で、で、出番や、あか…ぶふっー!(いっ!いででででで!!!………)』


全ての言葉が出る前に、キスされる。しかもこれがキスかと言うぐらい吸われた。

昔の人がキスの事を口吸いと言ったらしいが、吸うと言う意味なら今の状況はぴったりだと思う。何故ならダ○ソーの掃除機張りな吸引力でヂュウヂュウ吸われているからだ。

唇が伸びるっ!腫れるっ!って叫びたいが、おっさんのかぶり付いた大きな口によってその言葉を封鎖された。

終いに吸われる事で自然と口が開き、その開いた口めがけて分厚いおっさんの舌が乱入して来た。

私の舌に絡みつけるように襲い掛かるおっさんの分厚い舌。口を大きく開けないといけないぐらい大人と子供位の差があった。身体も大きいがパーツも半端なかった・・・。

しかも、油断した隙におっさんの逞しい太ももが私の足の間に入り込む。私のウエストぐらいあろうかと言うような太ももを片足ではなく両足入れて来た為、股裂けのような苦しい体位になる。


『(うぎゃー!!股関節脱臼するっ!しかも、///ダイレクトにイチモツがあそこに当たっとる!!)』


密着を確認するように腰を揺らし始めるおっさん。
苦しい体位の為、仕方なく足をおっさんの腰に絡ませる。その為、必然的に私も一緒に揺される事となった。


おっさんのキスに段々と熱が籠る。


やばい、やばい、やばい。
赤毛→ゲル様→おっさんの順に段々行為がエスカレートしていってる気がする。

私自身も何や、息が荒くなる。
濃厚なキスをしてる為、鼻にかかったような声が漏れ出す。その声を聞いて、おっさんがぶるっと震えたのが分かった。

一旦口の中を襲っていた舌が出て行ったと思ったら、首筋をちゅぱちゅぱ音を鳴らして舐めまわしてきた。おっさんの分厚い舌がこそばすように動く。

そして、大きな手がグッと私のお尻を鷲掴みにし、より一層お互いの股間をこすりつけた。


『はあぁ・・あ・・ん・・』


漸く大きく息が出来たと思った所に、首筋への愛撫ときつすぎる股間の密着にあの映像の女のような声が出てしまう。

とっさに手で口を塞いだ。慌てて聞こえてへんやろうなとおっさんを見ると吃驚した顔のおっさんと目が合う。


『・・・』
「・・・」
『・・・・・おい、おっさん。意識あるやろ』
「・・・」
『今、目逸らしたな!お、お前・・いつからや!いつから意識があってん!!』
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・最初・・・・から?」
『なに疑問形で返すねん!』


おっさんの筋肉質な胸をピシパシ叩いて怒る。未だ股間を密着させたまま、腰を揺らしてるおっさん。


『しかも何喋りながら未だ腰揺らしてんねん!早う、どかんかい!』
「・・・あと、もうちょっとだけ」


そう言って、ハァ、ハァ、言いながら腰を揺らす速度を速めたおっさん。


『ぎぁー…何、ヤル気あげてんねん!私は股関節脱臼するんちゃうかっていうぐらい、しんどい体位やねんぞ、早うどきさらせ!!』


渋々私の上から退くおっさん。
退いたと思ったら、胡坐をかいた上に私を乗せた。所謂対面座位だ。

また、イチモツが私の股間に密着する。しかも寝てた体位をそのまま起こされただけで、股間おっぴろげのしんどい体位は変わらずだった。


『///おい!』
「もう暫し・・密着したいでござるぅ、、、、ハァ」


こんなセックスしてたら私は股関節脱臼した挙句、蟹股になること間違いなしや。

ジト目でおっさんにプレッシャーをかけると、叱られた子供のような顔をして胡座をかいた上から私を降ろした。

降りた途端、おっさんの淡いブルーのズボンが股間部分だけ濃いブルーに変わってる事に気づく。


濡れとる・・・・・。


自分のせいかと思って焦って股間を見る。そこまでは濡れてない…。

そこでそれがおっさんの先走り汁と答えが出た。しかもビクビク動いてる…。


何処かでこういうシーンあったなと、また脳内で映画のワンシーンを思い出す。

あっ、エイリアンや!

気分が悪くなって医務室に運び込まれた人間の胸を突き破ってエイリアンの幼生が出てくるシーンや…。


思わずおっさんのビクビク動くイチモツをもう一度ガン見する。ガン見されればされるほど、ビクビクうにょうにょと生き物のように動き出した。


「///はぁ・・あっ・・トーカ殿・・そんなに見られるとっ!うっ・・」
『いやーー!出すな!出すな!!止めろ!根性見せろ!!ケツの穴に力こめー!!!』
「うっ・・うぅぅぅ・・・はぁぁぁっつ・・あぁぁぁぁぁ・・・ぁ」


出しよった・・・。出してしまいよった・・・。


部屋中に独特の匂いが充満する。

しかも、淡いブルーのズボンがお漏らししたみたいに、広範囲に濃いいブルーに染まっていた。出た量も半端なくすごかった……。

一回の量、クロードはそこまでなかったぞ?身体も大きかったら、出す量も多いと心でメモる。


『・・・』
「///申し訳ござらん!!」


お漏らししたようなおっさんを、このまま帰す訳にも行かず、何か着替えになるものはないかと探す。無い……だって2mのおっさん、この世界でも特注やもん。

自分が巻いてたタオルを渡し、それで前を隠して帰れと指示を出した。

何度も恥ずかしそうに謝るおっさんに、もういいから早よ帰れとばかりに背中を押す。

するとまたドアをノックする音が聞こえた。


デジャブである・・・。



おっさんと私が顔を見合わせ、オタオタする。仕方なしに、おっさんを股間も洗える浴室に押し込める。

そこで先客が居た事をドアを開けて思い出した。


「・・・」
「・・・えっ何故、此処に?」


おっさんの問いにゲル様は黙ったまま、私等2人をじっと見ていた。何や変な感じはしたが、文句も言われなかったので、今はおっさんを隠す事に重きを置く。グイグイおっさんを浴室の間に押し込める。


「いや・・、ちょっと待つでござる・・トーカ殿、何故ゲル様が此処に!」
『うっさい、うっさい!その事は、後や。おっさんも此処から絶対動くなや。命令やぞ!微動だにしてみい、帰る時タオル貸さへんからな。そのお漏らししたみたいなズボンで帰ってもらうからな…ステイやぞ、ステイ!!』


そう言って、ドアを閉めた。
ノック音がまたする。眉間に皺を寄せ、ドアを開きに行く私。




ここで私はどんどん爆弾を大きくしてる事に気づいていない。
そして・・繁殖期祭りの夜は、まだまだまだまだ長い──────と、思い知らされる。



しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

ヤンデレ王子を闇落ちから救ったら愛執まみれの独占欲に囚われました

大江戸ウメコ
恋愛
幼い頃に精霊の祝福である未来視の力が開花し、「夫である第二王子ナハルドに殺される」という己の運命を知った伯爵令嬢ツィーラ。この悲惨な未来を変えるべく、ツィーラは彼を避けようとしたが、ひょんなことから婚約者に選ばれてしまった! ならば、ナハルドが将来闇落ちしないよう、側で彼を支えることを決意する。そんな努力の甲斐あって、ツィーラへの好意を隠さず伝えてくるほど、ナハルドとの関係は良好になった。だけど、彼の並々ならぬ執着心のすべてを、ツィーラはまだ知らなくて――

彼の巨大な体に覆われ、満たされ、貪られた——一晩中

桜井ベアトリクス
恋愛
妹を救出するため、一ヶ月かけて死の山脈を越え、影の沼地を泳ぎ、マンティコアとポーカー勝負までした私、ローズ。 やっと辿り着いた先で見たのは——フェイ王の膝の上で甘える妹の姿。 「助けなんていらないわよ?」 は? しかも運命の光が私と巨漢戦士マキシマスの間で光って、「お前は俺のものだ」宣言。 「片手だけなら……」そう妥協したのに、ワイン一杯で理性が飛んだ。 彼の心臓の音を聞いた瞬間、私から飛びついて、その夜、彼のベッドで戦士のものになった。

【完結】帝国滅亡の『大災厄』、飼い始めました

綾雅(りょうが)要らない悪役令嬢
ファンタジー
 大陸を制覇し、全盛を極めたアティン帝国を一夜にして滅ぼした『大災厄』―――正体のわからぬ大災害の話は、御伽噺として世に広まっていた。  うっかり『大災厄』の正体を知った魔術師――ルリアージェ――は、大陸9つの国のうち、3つの国から追われることになる。逃亡生活の邪魔にしかならない絶世の美形を連れた彼女は、徐々に覇権争いに巻き込まれていく。  まさか『大災厄』を飼うことになるなんて―――。  真面目なようで、不真面目なファンタジーが今始まる! 【同時掲載】アルファポリス、カクヨム、エブリスタ、小説家になろう ※2022/05/13  第10回ネット小説大賞、一次選考通過 ※2019年春、エブリスタ長編ファンタジー特集に選ばれました(o´-ω-)o)ペコッ

中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています

浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】 ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!? 激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。 目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。 もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。 セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。 戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。 けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。 「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの? これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、 ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。 ※小説家になろうにも掲載中です。

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。 けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。 そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。 2人の出会いを描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630 2人の誓約の儀を描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

【R18】熱い夜の相手は王太子!? ~婚約者だと告げられましたが、記憶がございません~

世界のボボブラ汁(エロル)
恋愛
激しい夜を過ごしたあと、私は気づいてしまった。 ──え……この方、誰? 相手は王太子で、しかも私の婚約者だという。 けれど私は、自分の名前すら思い出せない。 訳も分からず散った純潔、家族や自分の姿への違和感──混乱する私に追い打ちをかけるように、親友(?)が告げた。 「あなた、わたくしのお兄様と恋人同士だったのよ」 ……え、私、恋人がいたのに王太子とベッドを共に!? しかも王太子も恋人も、社交界を騒がすモテ男子。 もしかして、そのせいで私は命を狙われている? 公爵令嬢ベアトリス(?)が記憶を取り戻した先に待つのは── 愛か、陰謀か、それとも破滅か。 全米がハラハラする宮廷恋愛ストーリー……になっていてほしいですね! ※本作品はR18表現があります、ご注意ください。

人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている

井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。 それはもう深く愛していた。 変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。 これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。 全3章、1日1章更新、完結済 ※特に物語と言う物語はありません ※オチもありません ※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。 ※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。

処理中です...