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8.真の姿をさらけ出す薬
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二度も地面に転がされたローズは自室に帰って風呂に入り、泥だらけの身体をピカピカにしてから新しいドレスに着替えた。
アネモネがローズの薔薇色の髪をハーフアップに綺麗に結い上げ『プリンセスローズ』の香水をふりかける。
「ねぇ、嘘がつけないのに近づくなってのはさ、怒ってるのかな?」
「お優しいブラン王子がわざわざ口に出すってことは、相当なんじゃないですかね?」
「やっぱり? 私、もう一回謝りに行ってくる」
着替え終えたローズがブランの執務室に行くと、今日は体調が悪いらしくもう自室に下がったと言われてしまいローズは急いでブランの自室に向かう。
「こう思ってる事がすべて表に出てしまうのでは、今日はもう仕事にならないな」
「たまにはゆっくりお休みください」
ブランの自室からブランとノワールの声が聞こえたと思ったら、すぐにノワールが中から出てきた。
ローズに気づいたノワールはローズに一礼して去っていった。
ローズはブランの自室のドアをノックする。
「ノワール、忘れ物か……?」
ドアを開けてローズの姿を捉えたブランは眉をひそめる。
「ローズ姫。今日はもう俺に近づくな、と言ったはずだが」
「まだ怒ってる? 謝るわ。お仕事の邪魔するつもりはなかったの。本当にごめんなさい」
さすがに仕事の邪魔をするつもりまではなくて、ローズは真摯に謝った。
ローズの薔薇色の髪がサラリと落ち『プリンセスローズ』の香りがふわりと広がる。
ブランがいっそう眉間のしわを深くして、大きくため息を吐いた。
「違う。怒っているわけではない」
「でも……」
「『真の姿をさらけ出す薬』……か。隠した姿をさらけ出すだけではなく、心の奥の欲望もさらけ出すらしい」
「え?」
ブランはローズの手を掴むと、そのまま引っ張って奥の部屋へと向かった。
ローズの野生の勘がこのままついて行ってはヤバイと告げてくるが、がっしりと手を掴まれてしまっていてふり払えない。
「お前の身の安全のために近づくな、と忠告してやったのにな」
「あの、あなたは私に幻滅したんじゃないの?」
ローズの手を引くブランを見上げると、ブランは口の端を歪めて笑った。
「幻滅? するわけがないだろう。元よりお前の真の姿に恋焦がれて妃にと望んだのだから」
「え?」
「怖がらせるといけないと思い、少しずつ真の姿を見せていくつもりだったのだがな」
奥の部屋はブランの寝室で、ベッドの横まで着いたブランはトンとローズの身体を押してベッドの上に転がした。
そしてその上に覆いかぶさると、シャツのボタンを外して服を脱ぎ始めた。
「あの、なぜ服を脱いでるの……?」
「男と女がベッドの上で横になっているんだ。することは一つだろう?」
ブランは獲物を狙うような鋭い目をしてローズを見下ろした。
アネモネがローズの薔薇色の髪をハーフアップに綺麗に結い上げ『プリンセスローズ』の香水をふりかける。
「ねぇ、嘘がつけないのに近づくなってのはさ、怒ってるのかな?」
「お優しいブラン王子がわざわざ口に出すってことは、相当なんじゃないですかね?」
「やっぱり? 私、もう一回謝りに行ってくる」
着替え終えたローズがブランの執務室に行くと、今日は体調が悪いらしくもう自室に下がったと言われてしまいローズは急いでブランの自室に向かう。
「こう思ってる事がすべて表に出てしまうのでは、今日はもう仕事にならないな」
「たまにはゆっくりお休みください」
ブランの自室からブランとノワールの声が聞こえたと思ったら、すぐにノワールが中から出てきた。
ローズに気づいたノワールはローズに一礼して去っていった。
ローズはブランの自室のドアをノックする。
「ノワール、忘れ物か……?」
ドアを開けてローズの姿を捉えたブランは眉をひそめる。
「ローズ姫。今日はもう俺に近づくな、と言ったはずだが」
「まだ怒ってる? 謝るわ。お仕事の邪魔するつもりはなかったの。本当にごめんなさい」
さすがに仕事の邪魔をするつもりまではなくて、ローズは真摯に謝った。
ローズの薔薇色の髪がサラリと落ち『プリンセスローズ』の香りがふわりと広がる。
ブランがいっそう眉間のしわを深くして、大きくため息を吐いた。
「違う。怒っているわけではない」
「でも……」
「『真の姿をさらけ出す薬』……か。隠した姿をさらけ出すだけではなく、心の奥の欲望もさらけ出すらしい」
「え?」
ブランはローズの手を掴むと、そのまま引っ張って奥の部屋へと向かった。
ローズの野生の勘がこのままついて行ってはヤバイと告げてくるが、がっしりと手を掴まれてしまっていてふり払えない。
「お前の身の安全のために近づくな、と忠告してやったのにな」
「あの、あなたは私に幻滅したんじゃないの?」
ローズの手を引くブランを見上げると、ブランは口の端を歪めて笑った。
「幻滅? するわけがないだろう。元よりお前の真の姿に恋焦がれて妃にと望んだのだから」
「え?」
「怖がらせるといけないと思い、少しずつ真の姿を見せていくつもりだったのだがな」
奥の部屋はブランの寝室で、ベッドの横まで着いたブランはトンとローズの身体を押してベッドの上に転がした。
そしてその上に覆いかぶさると、シャツのボタンを外して服を脱ぎ始めた。
「あの、なぜ服を脱いでるの……?」
「男と女がベッドの上で横になっているんだ。することは一つだろう?」
ブランは獲物を狙うような鋭い目をしてローズを見下ろした。
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