SIX RULES

黒陽 光

文字の大きさ
103 / 108
特典:『SIX RULES』設定資料集

設定資料集/5:登場銃器紹介(機関銃編)

しおりを挟む
/機関銃

・デーウー K3
 韓国・大字(デーウー)精密工業製の軽機関銃。開発はベルギーの名門FNハースタル社に依頼され、同社のベストセラー軽機関銃ミニミM249を元に設計された。その為か、全体的なシルエットもミニミに近しい印象を受ける。
 安価で性能も悪くなく、韓国軍に全面採用されている他、各国への輸出も活発。導入当初はFNハースタルが製造した製品を韓国軍が輸入している形ではあったが、現在では完全に国内生産体制が整えられている。
 セレクタは無く、フルオートでの掃射のみが可能。ベルトリンクで繋いだNATO規格5.56mm×45の小口径・高速ライフル弾カートリッジを使用。また本家ミニミと同様にM16用のSTANAG規格弾倉を緊急時に差し込んで使う機能も盛り込まれている。韓国軍の正式採用自動ライフル・K1(フルサイズ)、及びカービン・モデルのK2は双方ともにSTANAG規格の弾倉を使用する為、K3機関銃との弾薬共有も楽々といった具合だ。

 ※補足:大字精密工業を抱えていた韓国の大財閥・大字財閥が1999年に破綻したことに伴い、現在デーウーという銃器メーカーそのものは存在しない。現代に於けるK3機関銃やK1カービンなどの製造元を正確に記せば"S&Tモーティヴ"社ではあるが、作中では分かりやすさと字面を重視し、敢えてデーウー製と書かせて頂いた。

 作中ではウォードッグが使用。二度のカーチェイスでハリーと和葉を追い詰めた。

・サコー M60E6
 米国製の優れた汎用機関銃。嘗てのナチス政権時代、ヨーロッパ戦線で米軍と熾烈な戦いを繰り広げたドイツ国防軍の配備していた名機関銃・MG42などを参考にしつつ、'50年代後半に生み出された傑作機関銃だ。
 ベトナム戦争時代を代表するといっても過言ではない機関銃で、映画への露出度も高い。かの有名なジョン・ランボーが片腕で撃ちまくるのも、このM60汎用機関銃だ。
 そしてM60は"汎用"機関銃の名に違わず、様々な用途に用いることが出来た。生身の歩兵が携行するのは勿論、三脚に載せて固定機関銃、UH-1"ヒューイ"汎用ヘリコプターの脇に取り付けてドアガンナーをやってみたりだとか、ジープや戦車の上に搭載して旋回機銃の役割も可能だった。
 とはいえ、古さも目立つM60は現在の米軍では流石に一線を退いている。米軍内ではFNハースタル製の"MAG"汎用機関銃……の米軍仕様であるM240に完全に置き換えられているものの、しかし諸外国では未だに現役な所も多い。

 登場したE6モデルは本家サコー社のGM買収後、USオードナンス社により信頼性向上の為の更なる強化改修が行われた最新モデルだ。しかもE6モデルは意外や意外、デンマーク軍での正式採用が決定されたとのこと。形はどうあれ、一時代を築いた名機関銃はもう暫くの間、時代の中に生き続けるということのようだ。

 作中では二度目のカーチェイスの際、アウディ・S4の後部座席に乗せておいた物をウォードッグが使用。強力な7.62mm×51ライフル弾でハリーのインプレッサの防弾装甲すらをも突き破り、燃料タンクを破り燃料漏れを起こさせることで、彼のインプレッサに致命的な一撃を与えた。

・IWI ネゲヴNG7-SF
 イスラエルのIWI社(イスラエル・ウェポン・インダストリィ。旧IMI=イスラエル・ミリタリー・インダストリィ社)の開発した軽機関銃、それがこのネゲヴ軽機関銃だ。
 ネゲヴ自体は小口径の5.56mm×45弾を使う軽機関銃で、そもそもは配備されていたガリルARM(ガリル自動ライフルの簡易軽機関銃モデル)を置き換える為に造られた物だった。肉抜きの折り畳み式銃床や各部の軽量化が徹底されている為に扱いやすく、しかもFNハースタルのミニミM249と同じくベルトリンク給弾の他、ガリル用の弾倉も差し込めると使い勝手も良い。
 また作中に登場したNG7モデルは、このネゲヴ軽機関銃の用いるカートリッジを、より強力な大口径の7.62mm×51弾へと変更した物だ。ベルトリンクのみが使用可能で弾倉を使うことは不可能になってしまったが、それでも軽量にして使い勝手の良い機関銃であることには変わりない。ちなみに通常ネゲヴ同様に存在するSFモデルの為に銃身は短く、閉所で取り回しやすいようにハンドガードの下側へフォアグリップが装備されている。

 作中ではハリーの事務所を襲撃する際、ウォードッグが使用した。グレネード弾の六連射の後にネゲヴNG7-SFを使った機銃掃射で、ハリーの事務所をズタボロに破壊する。その後にガレージから飛び出してきたハリーのインプレッサに轢かれ、壊れてしまう。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

母の下着 タンスと洗濯籠の秘密

MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。 颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。 物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。 しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。 センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。 これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。 どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。

還暦の性 若い彼との恋愛模様

MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。 そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。 その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。 全7話

(完)百合短編集 

南條 綾
恋愛
ジャンルは沢山の百合小説の短編集を沢山入れました。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

処理中です...