47 / 142
Sortie-01:黒翼の舞う空
第十一章:失意の果てに/01
しおりを挟む
第十一章:失意の果てに
――――ACM訓練があった日の、夜更け頃のことだ。
いいや……時間帯的に、もう翌日と言ってしまった方が適切かも知れない。もう後一時間も経たない内に夜明けを迎えるような、空が東の方から既にまどろみ始めているような、そんな頃合いのことだ。
当然、翔一は床に敷いた煎餅めいてペッタペタに潰れた予備の布団に横たわり、穏やかな寝息を立てていたのだが。しかし、キィッと戸が軋む音が微かに聞こえてきて。その後で誰かが玄関扉を開け、家の外に出て行く気配がしたものだから、翔一はそれで目を覚ましてしまった。
「…………?」
普段なら、寝ぼけた頭では今の些細な物音も気に留めなかっただろう。しかし翔一は、今日に限って今の音と気配が気になってしまい、布団に横たわっていた格好からゆっくりと身体を起こす。
「アリサ……?」
そうして、自分の横にあるベッド――――本来は彼の物だったはずの、今はアリサが寝起きに使っているそこをチラリと見てみると。すると、そこにあるべき彼女の姿は見当たらず。そして部屋の何処にも気配は無い。当然、部屋の外や下の階で何かをしている気配もだ。
(今のは……そういうことか……?)
誰かが出て行く物音に気配と、そして見当たらない彼女の姿。その二つの事象が示すことは……たったひとつで。そしてきっと、この推測は間違ってなんかいない。
翔一はこれらの事実から、彼女が――――アリサが、何を思ってかこんな夜更け、いいや夜明け前に家を出て行ったのだと判断した。
それでも、普段ならばそこまで深刻には考えなかっただろう。彼女には何か出掛けなければならない用があったりだとか、或いは統合軍の関係で蓬莱島に出向かなければならなくなったとか。きっとその辺りの理由なのだろう……と、普段の翔一ならば考えたはずだ。
だが、今日の翔一はそうではなかった。
単純に気掛かりだったのだ、彼女のことが。考えてみればアリサ、ACM訓練が終わった辺りから少しだけ様子が変だったような気がする。少しだけ、ほんの少しだけだったから、その時は翔一もきっと疲れているのだろうと思っていたが。しかし……どうにも引っ掛かるのだ、あの時のアリサのことが。奇妙なまでに深い影色を差していた、そんな彼女の横顔を思い出すと……どうにも、引っ掛かって仕方がない。
そのことを思うと、アリサのことを思うと。翔一の身体は未だ寝ぼけた頭で考えるまでもなく、自然と動いていた。
布団から起き出し、手早く身支度を整える。とりあえず軽く顔を洗って目覚まし代わりの気付けにしてから、いつもの私服へサッと着替える。履き古しのジーンズには最低限の紙幣やらを適当にポケットへ突っ込んでおき、着慣れた黒いTシャツの上から、蒼く裾の長いパーカージャケットをバッと羽織る。邪魔な袖は肘上辺りまで折り曲げてしまい、手にはバイク用の黒革の指ぬきグローブも忘れずに、だ。
左手首に巻いたメタルバンドの頑丈な腕時計に一瞬チラリと視線を落とし、三本の針が刻む時刻を確認してから。翔一は自室のデスクの上へ雑に放ってあったキーを掴み取り、足早に家を出る。
そうして向かう先は、やはりガレージだ。閉まっていたシャッターを開け、その中に収まっていた相棒……渋いネイキッド・スタイルの蒼いバイク、一九九九年式スズキ・イナズマ400にキーを差し込み、セルモーターを回して油冷エンジンに火を入れる。
スターターを回してやると、こんな時間に叩き起こされたせいか……少しだけグズりもしたが。しかし翔一の渋い面持ちに彼女もまた何かを感じ取ったのか、イナズマ400は主の期待に応えんと目を覚ました。低く唸るような油冷エンジンの音色が、ガレージの中にズッシリとした重量感を伴って木霊する。
何だかんだと年代物に片足を突っ込んでいるバイクだ。普段ならば、じっくりとエンジンを暖めてやるところだが……アリサのことが何よりも気掛かりだから、暖機運転は必要最低限の時間で済ませる。
そうして相棒を急かした翔一は、イナズマ400をガレージの外に押し出して。さあ出ようと、シャッターを閉めようとして開いているシャッターに手を掛けた……のだが。
「…………」
そうした時、彼はふと眼が合ってしまったのだ。暗いガレージの中でひっそりと息を潜める、黒く大柄なボディと。一九六九年式のダッジ・チャージャーR/T――――アリサの、愛車と。
広く暗いガレージの中で息を潜めるチャージャーは、何処か寂しそうに翔一の眼には映っていた。連れ添った相棒を欠いた彼女の姿が、何処か寂しげで。そして同時に、彼に訴えかけているようにも思えたのだ。彼女を……アリサのことを、頼むと。まるで自分に、そう告げているかのように。
「……アリサが何を思って出て行ったのかは、僕にも分からない。けれど……このまま放ってもおけないよな」
――――だから。
「僕が必ず見つけ出す。見つけ出して……一度、話を聞いてみるよ。僕に何が出来るのかは、分からないけれど。それでも……動かないよりは、ずっと良い」
翔一は独り言を呟くように、しかし確かに答えを告げるかのように……目の前に佇む彼女の相棒に、そっと語り掛け。そうして、今度こそガレージのシャッターを閉める。
ドロドロドロ……と低いアイドリング音を奏で続けている相棒、蒼のイナズマ400に跨がり、引っ掛けておいたフルフェイス・ヘルメットを頭に被る。少し長めな深蒼の髪をすっぽりとヘルメットで覆い隠してしまうと、翔一はサッと左手でバイザーを下ろし。そして何度か軽く空吹かしをして相棒の具合を確かめてから……スタンドを蹴り飛ばし、ギアを入れ。乾いた唸り声を上げさせると共に、猛然とした勢いで走り出していく。
「…………僕に、出来ることがあるのなら」
もしかしたら、彼女からしてみれば余計なお世話かもしれない。要らぬ気遣いなのかもしれない。こんなこと、アリサは全く望んでいないかもしれない。放っておいて欲しいのかもしれない。独りにしておいて欲しいのかもしれない。翔一になんて……関わって欲しくないのかもしれない。
それでも、もし自分に出来ることがあるのなら。ほんの少しでも良い、些細でも構わない。彼女に対して……アリサに対して出来ることがあるのなら。自分が何か、彼女の力になってやれる、その可能性がゼロでないのなら…………それだけで、走り出す理由になる。
桐山翔一は、そういう男なのだ。どうしようもなくヒトが好くて、冷たくなりきれなくて。ただただ真っ直ぐな……そういう人間なのだ、彼は。今日日珍しすぎるぐらいに純粋で、真っ直ぐな心の持ち主。それが――――彼なのだ。
「余計なお世話だったなら、派手に引っぱたいてくれれば良いさ。……それならそれで、十分だ」
夜明けを間近に控えた街の中、未だ眠りのまどろみに漂い続ける天ヶ崎市の中を、彼と……彼を乗せた蒼の愛馬が駆け抜けていく。テールランプの赤い軌跡と、乾いた油冷エンジンの甘美な音色だけを後に残し。冷えたアスファルトを切り裂き、風を切って走り抜ける。ただ真っ直ぐに、彼の心を体現するかのように。
――――ACM訓練があった日の、夜更け頃のことだ。
いいや……時間帯的に、もう翌日と言ってしまった方が適切かも知れない。もう後一時間も経たない内に夜明けを迎えるような、空が東の方から既にまどろみ始めているような、そんな頃合いのことだ。
当然、翔一は床に敷いた煎餅めいてペッタペタに潰れた予備の布団に横たわり、穏やかな寝息を立てていたのだが。しかし、キィッと戸が軋む音が微かに聞こえてきて。その後で誰かが玄関扉を開け、家の外に出て行く気配がしたものだから、翔一はそれで目を覚ましてしまった。
「…………?」
普段なら、寝ぼけた頭では今の些細な物音も気に留めなかっただろう。しかし翔一は、今日に限って今の音と気配が気になってしまい、布団に横たわっていた格好からゆっくりと身体を起こす。
「アリサ……?」
そうして、自分の横にあるベッド――――本来は彼の物だったはずの、今はアリサが寝起きに使っているそこをチラリと見てみると。すると、そこにあるべき彼女の姿は見当たらず。そして部屋の何処にも気配は無い。当然、部屋の外や下の階で何かをしている気配もだ。
(今のは……そういうことか……?)
誰かが出て行く物音に気配と、そして見当たらない彼女の姿。その二つの事象が示すことは……たったひとつで。そしてきっと、この推測は間違ってなんかいない。
翔一はこれらの事実から、彼女が――――アリサが、何を思ってかこんな夜更け、いいや夜明け前に家を出て行ったのだと判断した。
それでも、普段ならばそこまで深刻には考えなかっただろう。彼女には何か出掛けなければならない用があったりだとか、或いは統合軍の関係で蓬莱島に出向かなければならなくなったとか。きっとその辺りの理由なのだろう……と、普段の翔一ならば考えたはずだ。
だが、今日の翔一はそうではなかった。
単純に気掛かりだったのだ、彼女のことが。考えてみればアリサ、ACM訓練が終わった辺りから少しだけ様子が変だったような気がする。少しだけ、ほんの少しだけだったから、その時は翔一もきっと疲れているのだろうと思っていたが。しかし……どうにも引っ掛かるのだ、あの時のアリサのことが。奇妙なまでに深い影色を差していた、そんな彼女の横顔を思い出すと……どうにも、引っ掛かって仕方がない。
そのことを思うと、アリサのことを思うと。翔一の身体は未だ寝ぼけた頭で考えるまでもなく、自然と動いていた。
布団から起き出し、手早く身支度を整える。とりあえず軽く顔を洗って目覚まし代わりの気付けにしてから、いつもの私服へサッと着替える。履き古しのジーンズには最低限の紙幣やらを適当にポケットへ突っ込んでおき、着慣れた黒いTシャツの上から、蒼く裾の長いパーカージャケットをバッと羽織る。邪魔な袖は肘上辺りまで折り曲げてしまい、手にはバイク用の黒革の指ぬきグローブも忘れずに、だ。
左手首に巻いたメタルバンドの頑丈な腕時計に一瞬チラリと視線を落とし、三本の針が刻む時刻を確認してから。翔一は自室のデスクの上へ雑に放ってあったキーを掴み取り、足早に家を出る。
そうして向かう先は、やはりガレージだ。閉まっていたシャッターを開け、その中に収まっていた相棒……渋いネイキッド・スタイルの蒼いバイク、一九九九年式スズキ・イナズマ400にキーを差し込み、セルモーターを回して油冷エンジンに火を入れる。
スターターを回してやると、こんな時間に叩き起こされたせいか……少しだけグズりもしたが。しかし翔一の渋い面持ちに彼女もまた何かを感じ取ったのか、イナズマ400は主の期待に応えんと目を覚ました。低く唸るような油冷エンジンの音色が、ガレージの中にズッシリとした重量感を伴って木霊する。
何だかんだと年代物に片足を突っ込んでいるバイクだ。普段ならば、じっくりとエンジンを暖めてやるところだが……アリサのことが何よりも気掛かりだから、暖機運転は必要最低限の時間で済ませる。
そうして相棒を急かした翔一は、イナズマ400をガレージの外に押し出して。さあ出ようと、シャッターを閉めようとして開いているシャッターに手を掛けた……のだが。
「…………」
そうした時、彼はふと眼が合ってしまったのだ。暗いガレージの中でひっそりと息を潜める、黒く大柄なボディと。一九六九年式のダッジ・チャージャーR/T――――アリサの、愛車と。
広く暗いガレージの中で息を潜めるチャージャーは、何処か寂しそうに翔一の眼には映っていた。連れ添った相棒を欠いた彼女の姿が、何処か寂しげで。そして同時に、彼に訴えかけているようにも思えたのだ。彼女を……アリサのことを、頼むと。まるで自分に、そう告げているかのように。
「……アリサが何を思って出て行ったのかは、僕にも分からない。けれど……このまま放ってもおけないよな」
――――だから。
「僕が必ず見つけ出す。見つけ出して……一度、話を聞いてみるよ。僕に何が出来るのかは、分からないけれど。それでも……動かないよりは、ずっと良い」
翔一は独り言を呟くように、しかし確かに答えを告げるかのように……目の前に佇む彼女の相棒に、そっと語り掛け。そうして、今度こそガレージのシャッターを閉める。
ドロドロドロ……と低いアイドリング音を奏で続けている相棒、蒼のイナズマ400に跨がり、引っ掛けておいたフルフェイス・ヘルメットを頭に被る。少し長めな深蒼の髪をすっぽりとヘルメットで覆い隠してしまうと、翔一はサッと左手でバイザーを下ろし。そして何度か軽く空吹かしをして相棒の具合を確かめてから……スタンドを蹴り飛ばし、ギアを入れ。乾いた唸り声を上げさせると共に、猛然とした勢いで走り出していく。
「…………僕に、出来ることがあるのなら」
もしかしたら、彼女からしてみれば余計なお世話かもしれない。要らぬ気遣いなのかもしれない。こんなこと、アリサは全く望んでいないかもしれない。放っておいて欲しいのかもしれない。独りにしておいて欲しいのかもしれない。翔一になんて……関わって欲しくないのかもしれない。
それでも、もし自分に出来ることがあるのなら。ほんの少しでも良い、些細でも構わない。彼女に対して……アリサに対して出来ることがあるのなら。自分が何か、彼女の力になってやれる、その可能性がゼロでないのなら…………それだけで、走り出す理由になる。
桐山翔一は、そういう男なのだ。どうしようもなくヒトが好くて、冷たくなりきれなくて。ただただ真っ直ぐな……そういう人間なのだ、彼は。今日日珍しすぎるぐらいに純粋で、真っ直ぐな心の持ち主。それが――――彼なのだ。
「余計なお世話だったなら、派手に引っぱたいてくれれば良いさ。……それならそれで、十分だ」
夜明けを間近に控えた街の中、未だ眠りのまどろみに漂い続ける天ヶ崎市の中を、彼と……彼を乗せた蒼の愛馬が駆け抜けていく。テールランプの赤い軌跡と、乾いた油冷エンジンの甘美な音色だけを後に残し。冷えたアスファルトを切り裂き、風を切って走り抜ける。ただ真っ直ぐに、彼の心を体現するかのように。
0
あなたにおすすめの小説
サイレント・サブマリン ―虚構の海―
来栖とむ
SF
彼女が追った真実は、国家が仕組んだ最大の嘘だった。
科学技術雑誌の記者・前田香里奈は、謎の科学者失踪事件を追っていた。
電磁推進システムの研究者・水嶋総。彼の技術は、完全無音で航行できる革命的な潜水艦を可能にする。
小与島の秘密施設、広島の地下工事、呉の巨大な格納庫—— 断片的な情報を繋ぎ合わせ、前田は確信する。
「日本政府は、秘密裏に新型潜水艦を開発している」
しかし、その真実を暴こうとする前田に、次々と圧力がかかる。
謎の男・安藤。突然現れた協力者・森川。 彼らは敵か、味方か——
そして8月の夜、前田は目撃する。 海に下ろされる巨大な「何か」を。
記者が追った真実は、国家が仕組んだ壮大な虚構だった。 疑念こそが武器となり、嘘が現実を変える——
これは、情報戦の時代に問う、現代SF政治サスペンス。
【全17話完結】
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
神典日月神示 真実の物語
蔵屋
歴史・時代
私は二人の方々の神憑りについて、今から25年前にその真実を知りました。
この方たちのお名前は
大本開祖•出口なお(でぐちなお)、
神典研究家で画家でもあった岡本天明(おかもとてんめい)です。
この日月神示(ひつきしんじ)または日尽神示(ひつくしんじ)は、神典研究家で画家でもあった岡本天明(おかもとてんめい)に「国常立尊(国之常立神)という高級神霊からの神示を自動書記によって記述したとされる書物のことです。
昭和19年から27年(昭和23・26年も無し)に一連の神示が降り、6年後の昭和33、34年に補巻とする1巻、さらに2年後に8巻の神示が降りたとされています。
その神示を纏めた書類です。
私はこの日月神示(ひつきしんじ)に出会い、研究し始めてもう25年になります。
日月神示が降ろされた場所は麻賀多神社(まかたじんじゃ)です。日月神示の最初の第一帖と第二帖は第二次世界大戦中の昭和19年6月10日に、この神社の社務所で岡本天明が神憑りに合い自動書記さされたのです。
殆どが漢数字、独特の記号、若干のかな文字が混じった文体で構成され、抽象的な絵のみで書記されている「巻」もあります。
本巻38巻と補巻1巻の計39巻が既に発表されているが、他にも、神霊より発表を禁じられている「巻」が13巻あり、天明はこの未発表のものについて昭和36年に「或る時期が来れば発表を許されるものか、許されないのか、現在の所では不明であります」と語っています。
日月神示は、その難解さから、書記した天明自身も当初は、ほとんど読むことが出来なかったが、仲間の神典研究家や霊能者達の協力などで少しずつ解読が進み、天明亡き後も妻である岡本三典(1917年〈大正6年〉11月9日 ~2009年〈平成21年〉6月23日)の努力により、現在では一部を除きかなりの部分が解読されたと言われているます。しかし、一方では神示の中に「この筆示は8通りに読めるのであるぞ」と書かれていることもあり、解読法の一つに成功したという認識が関係者の間では一般的です。
そのために、仮訳という副題を添えての発表もありました。
なお、原文を解読して漢字仮名交じり文に書き直されたものは、特に「ひふみ神示」または「一二三神示」と呼ばれています。
縄文人の祝詞に「ひふみ祝詞(のりと)」という祝詞の歌があります。
日月神示はその登場以来、関係者や一部専門家を除きほとんど知られていなかったが、1990年代の初め頃より神典研究家で翻訳家の中矢伸一の著作などにより広く一般にも知られるようになってきたと言われています。
この小説は真実の物語です。
「神典日月神示(しんてんひつきしんじ)真実の物語」
どうぞ、お楽しみ下さい。
『神知りて 人の幸せ 願うのみ
神のつたへし 愛善の道』
歌人 蔵屋日唱
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる