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Sortie-02:騎士たちは西欧より来たりて
第三章:騎士たちは西欧より来たりて/03
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――――その後、暫くして。
翔一とアリサ、そして榎本を始めとしたファルコンクロウ隊の面々は基地司令の要に呼び出され、基地の地下区画にあるブリーフィング・ルームに集まっていた。
壇上には例によって要と、助手役のレーア・エーデルシュタイン。そしてその脇には何故か霧子と南、椿姫。加えて部屋の隅には、さっきの二人――――風見宗悟とミレーヌ・フランクールの二人までもが立っている。
二人がこの場に居るという時点で、この会合の意味をアリサと翔一の二人は何となく察していた。尤も、今あの二人と初対面であるファルコンクロウ隊の連中は、何が何やらといった表情をしていたが…………。
「さてと、皆集まってくれたようだな」
そんなクロウ隊の十二人とアリサたち二人を前に、壇上に立つ要が話の口火を切る。相変わらずの、やたらとよく通るデカい声だ。まさに腹から出しているといった風な男らしい重低音の声で、要はブリーフィング・ルームに集った皆に語り掛け始めた。
「中には既に知っている者も居るかも知れないが、改めて紹介しておこう。先程この蓬莱島……H‐Rアイランドに着任した風見宗悟少尉と、ミレーヌ・フランクール中尉だ。二人ともビスケー湾基地よりの転属となる」
「よっす、俺は風見宗悟。よろしく頼むぜ」
「ご紹介に与った、ミレーヌ・フランクール中尉だよ。この馬鹿の手綱は僕が握っておくから、安心して欲しいな」
「ちょっ、ミレーヌいきなりそれは酷くねえか……?」
「こうでも言っておかないと、君は何をしでかすか分からないからね」
「あながち間違ってもいねえのが笑えねえ!」
フッと皮肉っぽく笑むミレーヌの言葉に、クロウ隊の連中がドッと湧く。
今の冗談のようで冗談でもなさそうなミレーヌの一言で、お互いに抱いていた、変な緊張感みたいなものは無くなった。流石に彼女は頭がよく回るタイプらしい。今のやり取りで、皆も宗悟のことを受け入れやすくなったに違いない。冗談でなく、本当にミレーヌが彼の手綱を引く立場のようだ。
「はっはっは。まあ、この二人の腕前は俺が保証しよう。アリサくんたち……は、もう顔合わせは済んでいるようだが。クロウ隊の皆も、仲良くしてやってくれ」
そんな二人のやり取りを横目に、要はいつも通りの爽やかな高笑いを上げ。コホンと咳払いをすると、ちょっと逸れ気味だった話の方向性を元に戻していく。
「何となく察しているとは思うが、二人ともアリサくんや翔一くんと同じ、ESPパイロットだ。機体も例によって≪グレイ・ゴースト≫。だからこの基地に二機目のゴーストが増えたということになるな」
「二機目のゴースト……か。気に食わない様子だな、ソニア」
要の説明を聞き、榎本は隣席に座るソニアの方に視線を投げ掛ける。するとソニアは「……さあ」と素っ気ない態度で頷き返した後で、
「私はESPが嫌いよ。……けれど、ビスケー湾基地の『風の妖精』の噂は私も耳にしたことがある。私たちの邪魔をしないのであれば、究極は何だって構わないわ」
「相変わらずだな、君は」
「朔也。もし貴方が変に心配しているのなら、それは無用よ。確かに私はESPが嫌い、けれど……最近は、少しだけ考えを改めたから」
ボソリ、と最後に小さく一言を付け加えるみたく呟いたソニアに、榎本はフッと肩を小さく揺らしながら表情を綻ばせ。ただ一言「……そうか」とだけ言葉を返すと、壇上の要たちの方に視線を向け直した。
「整備に関しちゃ、クロウ隊や他の≪ミーティア≫連中とはまた別枠の、アリサちゃんの機体と同じ扱いでやらせて貰う。……っつーか、その辺りでおっさんから話があんだろ?」
南に言われて、要は「そうだそうだ」と笑顔で頷き返し。そして今一度コホンと咳払いをした後で、皆に向かって――――というよりも、主にアリサと翔一の二人に対して、こんなことを告げた。
「前にも言ったことだが、現在統合軍ではとある再編計画が進んでいるんだ。その一環として、宗悟くんとミレーヌくんにはこの基地に来て貰ったことになる。
その再編計画というのは――――ズバリ、ESPの集中運用だ」
「ESPの……」
「集中運用、ですって……?」
揃って頭の上に疑問符を浮かべる翔一とアリサに対し、要は彼らに視線を向けながら「ああ」と頷き肯定する。
「現状、君らやミレーヌくんたちのような特殊な力を有するパイロット、ESPパイロットとその専用機に関しては、個々がバラバラに……限定的な運用に留まっていることは、皆も知っていることだろう。それもこれも、ESP専用機という存在があまりに規格外過ぎるが故に、どう運用して良いものかが我々にもまるで分からず……手探りでやっていく他に方法が無かったが故だ」
しかし、と要は言葉を続けて行く。
「オホーツク事変を契機とした、レギオンとの開戦より五年。本格的な交戦は三年前からだが……ともかく、多くの犠牲を払いつつも我々はどうにかこの地球を守れている。幾多の戦いの中で、我々もESPという存在のよりよい生かし方を、少しずつではあるが学んできたのだ」
「その末に導き出した結論が、ESPの集中運用……?」
翔一の呟いた一言を、要は黙ったまま頷いて肯定した。
「といっても、まだ実験的な行いに過ぎない。世界数ヶ所の基地で、各所に散っていたESPパイロットをひとつの飛行隊に集め、集中運用をするという試みが、以前より進んでいたのだ」
「その実験とやらに、アタシたちも加え入れられた……と。そういう解釈で構わないかしら、司令?」
「概ねはな」と、アリサの放った言葉を要が肯定する。
「といっても、基地によって編成の仕方は様々だ。例を挙げるとすれば……そうだな、第303機動遊撃飛行隊『ブレイド・ダンサーズ』。これに関しては、この基地で新たに編成する飛行隊と全く同じ思想の下で、一年半近く前に参謀本部……というより特殊作戦軍直轄で試験編成された飛行隊だ。実際にこの部隊、今日までにかなりの戦果を挙げているそうだぞ?
…………他に例を挙げるとすれば、先んじてマイアミ基地で編成された、第707混成空間飛行隊『キマイラ』か。あの部隊に関しては、ESP機と非・ESP機をひとつの飛行隊で混成運用する試験部隊ということになっている。俺たちがこの基地で行う実験とは、また別の形になるな」
「それで、僕らはどんな形になるんです?」
「まあ焦るな、翔一くん。――――この基地で新たに編成されるのは、世界各地のESPパイロット。その中でも選りすぐりのエースを集め、集中運用する飛行隊だ」
まさに少数精鋭、エース部隊となるわけだな。はっはっは――――。
「それで……要さん、その部隊は一体どんなものに……?」
高笑いをする壇上の要に、翔一が恐る恐るといった風に問うと。すると要はニヤリとしてから、彼と……そしてアリサや他のファルコンクロウ隊の面々に向かって、こう告げてみせた。
「この基地にてアリサくんたちESPを中心に、新たに編制される飛行隊。
それが――――――――――――第501機動遊撃飛行隊『イーグレット』だ」
(第三章『騎士たちは西欧より来たりて』了)
翔一とアリサ、そして榎本を始めとしたファルコンクロウ隊の面々は基地司令の要に呼び出され、基地の地下区画にあるブリーフィング・ルームに集まっていた。
壇上には例によって要と、助手役のレーア・エーデルシュタイン。そしてその脇には何故か霧子と南、椿姫。加えて部屋の隅には、さっきの二人――――風見宗悟とミレーヌ・フランクールの二人までもが立っている。
二人がこの場に居るという時点で、この会合の意味をアリサと翔一の二人は何となく察していた。尤も、今あの二人と初対面であるファルコンクロウ隊の連中は、何が何やらといった表情をしていたが…………。
「さてと、皆集まってくれたようだな」
そんなクロウ隊の十二人とアリサたち二人を前に、壇上に立つ要が話の口火を切る。相変わらずの、やたらとよく通るデカい声だ。まさに腹から出しているといった風な男らしい重低音の声で、要はブリーフィング・ルームに集った皆に語り掛け始めた。
「中には既に知っている者も居るかも知れないが、改めて紹介しておこう。先程この蓬莱島……H‐Rアイランドに着任した風見宗悟少尉と、ミレーヌ・フランクール中尉だ。二人ともビスケー湾基地よりの転属となる」
「よっす、俺は風見宗悟。よろしく頼むぜ」
「ご紹介に与った、ミレーヌ・フランクール中尉だよ。この馬鹿の手綱は僕が握っておくから、安心して欲しいな」
「ちょっ、ミレーヌいきなりそれは酷くねえか……?」
「こうでも言っておかないと、君は何をしでかすか分からないからね」
「あながち間違ってもいねえのが笑えねえ!」
フッと皮肉っぽく笑むミレーヌの言葉に、クロウ隊の連中がドッと湧く。
今の冗談のようで冗談でもなさそうなミレーヌの一言で、お互いに抱いていた、変な緊張感みたいなものは無くなった。流石に彼女は頭がよく回るタイプらしい。今のやり取りで、皆も宗悟のことを受け入れやすくなったに違いない。冗談でなく、本当にミレーヌが彼の手綱を引く立場のようだ。
「はっはっは。まあ、この二人の腕前は俺が保証しよう。アリサくんたち……は、もう顔合わせは済んでいるようだが。クロウ隊の皆も、仲良くしてやってくれ」
そんな二人のやり取りを横目に、要はいつも通りの爽やかな高笑いを上げ。コホンと咳払いをすると、ちょっと逸れ気味だった話の方向性を元に戻していく。
「何となく察しているとは思うが、二人ともアリサくんや翔一くんと同じ、ESPパイロットだ。機体も例によって≪グレイ・ゴースト≫。だからこの基地に二機目のゴーストが増えたということになるな」
「二機目のゴースト……か。気に食わない様子だな、ソニア」
要の説明を聞き、榎本は隣席に座るソニアの方に視線を投げ掛ける。するとソニアは「……さあ」と素っ気ない態度で頷き返した後で、
「私はESPが嫌いよ。……けれど、ビスケー湾基地の『風の妖精』の噂は私も耳にしたことがある。私たちの邪魔をしないのであれば、究極は何だって構わないわ」
「相変わらずだな、君は」
「朔也。もし貴方が変に心配しているのなら、それは無用よ。確かに私はESPが嫌い、けれど……最近は、少しだけ考えを改めたから」
ボソリ、と最後に小さく一言を付け加えるみたく呟いたソニアに、榎本はフッと肩を小さく揺らしながら表情を綻ばせ。ただ一言「……そうか」とだけ言葉を返すと、壇上の要たちの方に視線を向け直した。
「整備に関しちゃ、クロウ隊や他の≪ミーティア≫連中とはまた別枠の、アリサちゃんの機体と同じ扱いでやらせて貰う。……っつーか、その辺りでおっさんから話があんだろ?」
南に言われて、要は「そうだそうだ」と笑顔で頷き返し。そして今一度コホンと咳払いをした後で、皆に向かって――――というよりも、主にアリサと翔一の二人に対して、こんなことを告げた。
「前にも言ったことだが、現在統合軍ではとある再編計画が進んでいるんだ。その一環として、宗悟くんとミレーヌくんにはこの基地に来て貰ったことになる。
その再編計画というのは――――ズバリ、ESPの集中運用だ」
「ESPの……」
「集中運用、ですって……?」
揃って頭の上に疑問符を浮かべる翔一とアリサに対し、要は彼らに視線を向けながら「ああ」と頷き肯定する。
「現状、君らやミレーヌくんたちのような特殊な力を有するパイロット、ESPパイロットとその専用機に関しては、個々がバラバラに……限定的な運用に留まっていることは、皆も知っていることだろう。それもこれも、ESP専用機という存在があまりに規格外過ぎるが故に、どう運用して良いものかが我々にもまるで分からず……手探りでやっていく他に方法が無かったが故だ」
しかし、と要は言葉を続けて行く。
「オホーツク事変を契機とした、レギオンとの開戦より五年。本格的な交戦は三年前からだが……ともかく、多くの犠牲を払いつつも我々はどうにかこの地球を守れている。幾多の戦いの中で、我々もESPという存在のよりよい生かし方を、少しずつではあるが学んできたのだ」
「その末に導き出した結論が、ESPの集中運用……?」
翔一の呟いた一言を、要は黙ったまま頷いて肯定した。
「といっても、まだ実験的な行いに過ぎない。世界数ヶ所の基地で、各所に散っていたESPパイロットをひとつの飛行隊に集め、集中運用をするという試みが、以前より進んでいたのだ」
「その実験とやらに、アタシたちも加え入れられた……と。そういう解釈で構わないかしら、司令?」
「概ねはな」と、アリサの放った言葉を要が肯定する。
「といっても、基地によって編成の仕方は様々だ。例を挙げるとすれば……そうだな、第303機動遊撃飛行隊『ブレイド・ダンサーズ』。これに関しては、この基地で新たに編成する飛行隊と全く同じ思想の下で、一年半近く前に参謀本部……というより特殊作戦軍直轄で試験編成された飛行隊だ。実際にこの部隊、今日までにかなりの戦果を挙げているそうだぞ?
…………他に例を挙げるとすれば、先んじてマイアミ基地で編成された、第707混成空間飛行隊『キマイラ』か。あの部隊に関しては、ESP機と非・ESP機をひとつの飛行隊で混成運用する試験部隊ということになっている。俺たちがこの基地で行う実験とは、また別の形になるな」
「それで、僕らはどんな形になるんです?」
「まあ焦るな、翔一くん。――――この基地で新たに編成されるのは、世界各地のESPパイロット。その中でも選りすぐりのエースを集め、集中運用する飛行隊だ」
まさに少数精鋭、エース部隊となるわけだな。はっはっは――――。
「それで……要さん、その部隊は一体どんなものに……?」
高笑いをする壇上の要に、翔一が恐る恐るといった風に問うと。すると要はニヤリとしてから、彼と……そしてアリサや他のファルコンクロウ隊の面々に向かって、こう告げてみせた。
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