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Sortie-02:騎士たちは西欧より来たりて
第五章:極東の大地、我が愛しき故郷(ふるさと)で/03
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とまあ、そんなこんなで宗悟を新たにクラスメイトとして迎え入れることとなった国立風守学院の二年A組だが。その後の様子は普段通りというか、色々な意味で予定調和な動きを見せていた。
授業の合間の休み時間が訪れる度に、転入生の宗悟の周りには例によってクラスメイトたちが詰めかけてくる。質問に次ぐ質問、皆からの鬼のような質問責めは、転入生の通過儀礼のようなものだ。流石にアリサの時とは違って、あんな恐ろしい騒ぎにはなっていなかったが……しかし彼女の時ほどではないにしろ、廊下からは別のクラスからやって来た野次馬たちが教室を覗き込んでいた。勿論、彼女らの視線の先にあるのは宗悟だ。
宗悟、客観的に見れば確かに容姿はかなり整っている部類だ。だが中性的というワケではなく、寧ろ男性的というか男前というか。彼はどちらかといえばそういうタイプだ。
そんな彼は一見するとお調子者のように見えて、しかし時折、キッと鷹のように鋭い眼光を見せることがある。この辺りは流石エースに数えられる一人、『風の妖精』の異名をとる腕利きのゴースト乗りだけのことはあるが……それを知らぬ連中から見れば、ある種のギャップ萌えのような感じに見えるのだろう。おちゃらけた部分と、野性的でハードボイルドな部分。本来なら相反するはずの二つの要素が奇妙な同居をしているのが、風見宗悟という男なのだ。
そんな宗悟だからか、周りに集っているクラスメイトたちも、廊下から覗き込んでくる他クラスの野次馬たちも、その大半が女子生徒だった。
確かに宗悟の雰囲気やら何やらは、他の男子生徒たちが決して持ち合わせてはいないモノだろう。かたや平和な日本で、のほほんと呑気に暮らしてきた、ごく普通の男子たち。かたや壮絶な過去を背負い、その上で正体不明の敵性体と空の上で日夜戦い続けている、正真正銘のエース・パイロットだ。彼らと宗悟を比べてしまうのは、あまりにも気の毒というか、何というか。
まあ何にせよ、彼女たちはそんな魅力溢れる宗悟とお近づきになろうと、こうして彼の周りに集まっているのだ。当然といえば当然の人間心理だ。彼女らが何も知らぬということを考慮しなくても、そう思うのは至極当たり前のことだ。だって、確かに風見宗悟は男前で、野性的な魅力溢れる男なのだから。
だが――――彼女たちのそんな淡く純粋な恋心や年相応の考えは、完膚なきまでに打ち砕かれてしまうこととなる。ある時を境に、ある切っ掛けで。
「――――宗悟、居るかい?」
昼休みのことだ。チャイムが鳴り響き、四限目の授業が終わり。さあこれからどうしようかと言う宗悟と、隣席のアリサに翔一が顔を突き合わせていると。すると……廊下から覗き込んでくる、やたらと見覚えのある金髪少女が宗悟の名を呼んだのだ。
「ミレーヌ……?」
「はぁ……やっぱり、薄々予想は付いてたわ」
驚く翔一と、案の定といった風に肩を竦めるアリサ。そんな二人の視線の先、教室の後ろ側の引き戸からこちらに顔を覗かせていたのは――――宗悟の相棒、あのミレーヌ・フランクールだった。
金糸のように透き通る、セミショートに切り揃えたプラチナ・ブロンドの綺麗な髪。一目で白人と分かる真っ白い肌に、切れ長の赤い双眸と……全てを見透かすようにミステリアスな表情。ただでさえ魅力的な彼女の、その魅力の何もかもが、学院の可愛らしいブレザー制服によって更に強化されていて。何というか……今のミレーヌは、本当に絵に描いたような美少女という喩えが相応しい。それほどまでに、今の彼女は存在そのものが現実離れしていた。
そんな彼女がスッと突然現れたものだから、廊下では彼女の周りだけ人波が完全に途切れていて……それこそ、モーセの海割れめいた様相を見せている。教室の中に居る男子たちは当然のように彼女に釘付けになり、全員が硬直してしまっているし。他の女子生徒たちですらも、彼女の漂わせる雰囲気に言葉を失っていた。
「おっ、やっと来たかミレーヌ。いいからいいから、まずはこっち来いよ」
突然この教室に姿を現した、あまりに現実離れした美貌の金髪少女。しかしそんな彼女に対し、宗悟が一切物怖じすることなく、まるで旧知の間柄のように――――というか、本当に旧知の間柄なのだが。とにかく勝手知ったる様子で彼女を手招きするものだから、周囲のクラスメイトたちは驚いた様子で彼を見て、そしてまた言葉を失う。
「良いのかな、僕が入っちゃっても」
「ん? あー、良いんでねえの? なあ翔一?」
「あ、ああ……良いんじゃあ、ないかな……?」
戸惑いながら翔一が頷き返すと、ミレーヌは「だったら、お邪魔させて貰うよ」と薄い微笑みとともに言い、二年A組の教室に足を踏み入れ。自分を手招きしてくる宗悟の方に優雅な足取りで近づいていく。
二人がそんな調子なものだから、つい先刻まで宗悟とお近づきになろうと画策し、虎視眈々と彼のことを狙っていた他の女子生徒たちは……色々と悟ってしまい。途端に宗悟を手中に収めることを諦めてしまったようだった。
これは当然、翔一たちの知り得ぬことであるが――――現れた絶世の美少女たるミレーヌ・フランクールと宗悟とのやり取りを見て、ミレーヌが彼に向ける柔らかな微笑みを目の当たりにして、彼女たちは共通してこう思ったという。「ああ、これは勝ち目なんかあるわけないわ」と…………。
「言い忘れてたけど、俺と一緒にミレーヌも転入することになってたんだ」
「まあ、そうでしょうね……。アンタが出てきた時点で何となく予想は付いてたわ」
「さっすがアリサちゃんだ。……っつーことだから、翔一も分かったろ?」
「ああ。確かに驚きはしたが……うん、良いんじゃないか? 賑やかになるのは、良いことだから」
「だろ? だろぉ?」
「…………まあ、残念ながら僕だけは年齢の関係で、君らのひとつ上の三年生なんだ。出来ることなら、宗悟や君らと同じクラスで過ごしたかったけれどね。でも、仕方のないことさ、こればかりはね」
――――ミレーヌ曰く、そういうことらしい。
どうやらミレーヌは、翔一たち三人よりもひとつ年上……つまりは十八歳のようだ。今こうして彼女に聞かされるまでは全く知らなかったのだが、とにかくそういうことらしい。通りで昼休みにこうして彼女の方から来てくれるまで、ずっと姿を見なかったはずだ。三年生は翔一たち二年生と別のフロアだから、見かけなくても当然だった。
「んでよ、これからどうすっかねえ」
「お昼、食べるんだろう? 僕も一緒に食べたいと思って来たんだ。あのまま自分のクラスで食べても良かったんだけれど、やっぱり僕は宗悟たちと一緒がいいからね」
ミレーヌも合流したところで、改めてこれからどうしたものかと唸る宗悟たちに対し、翔一は何気なくこう言った。「それなら、良い場所がある」と。
「良い場所?」
「ふむ、折角だから聞かせてくれないかな、翔一くん」
「丁度良く人気のないところだから、ゆっくり出来ると思う」
興味を示した二人に対し、翔一が薄い笑顔でそう言う横で――――アリサは独り、どうにも微妙な顔をしていた。
「とにかく、まず行ってみるとしよう」
そんな彼女を横目に、翔一は座っていた椅子から立ち上がる。
アリサが思っていること、懸念していることは分かっている。大丈夫、そんな野暮な真似はしないさ――――。
「さて、行こうかアリサ」
「え、ええ……」
内心で彼女にそう囁きかけつつも、でも敢えて確たる言葉の形にはしないまま。立ち上がった翔一は傍らのアリサにスッと手を差し伸べた。
戸惑い気味に握り返すアリサの手を引いて、翔一は宗悟たちと共に二年A組の教室を後にしていく。四人で向かう先は――――当然、あの場所だ。
授業の合間の休み時間が訪れる度に、転入生の宗悟の周りには例によってクラスメイトたちが詰めかけてくる。質問に次ぐ質問、皆からの鬼のような質問責めは、転入生の通過儀礼のようなものだ。流石にアリサの時とは違って、あんな恐ろしい騒ぎにはなっていなかったが……しかし彼女の時ほどではないにしろ、廊下からは別のクラスからやって来た野次馬たちが教室を覗き込んでいた。勿論、彼女らの視線の先にあるのは宗悟だ。
宗悟、客観的に見れば確かに容姿はかなり整っている部類だ。だが中性的というワケではなく、寧ろ男性的というか男前というか。彼はどちらかといえばそういうタイプだ。
そんな彼は一見するとお調子者のように見えて、しかし時折、キッと鷹のように鋭い眼光を見せることがある。この辺りは流石エースに数えられる一人、『風の妖精』の異名をとる腕利きのゴースト乗りだけのことはあるが……それを知らぬ連中から見れば、ある種のギャップ萌えのような感じに見えるのだろう。おちゃらけた部分と、野性的でハードボイルドな部分。本来なら相反するはずの二つの要素が奇妙な同居をしているのが、風見宗悟という男なのだ。
そんな宗悟だからか、周りに集っているクラスメイトたちも、廊下から覗き込んでくる他クラスの野次馬たちも、その大半が女子生徒だった。
確かに宗悟の雰囲気やら何やらは、他の男子生徒たちが決して持ち合わせてはいないモノだろう。かたや平和な日本で、のほほんと呑気に暮らしてきた、ごく普通の男子たち。かたや壮絶な過去を背負い、その上で正体不明の敵性体と空の上で日夜戦い続けている、正真正銘のエース・パイロットだ。彼らと宗悟を比べてしまうのは、あまりにも気の毒というか、何というか。
まあ何にせよ、彼女たちはそんな魅力溢れる宗悟とお近づきになろうと、こうして彼の周りに集まっているのだ。当然といえば当然の人間心理だ。彼女らが何も知らぬということを考慮しなくても、そう思うのは至極当たり前のことだ。だって、確かに風見宗悟は男前で、野性的な魅力溢れる男なのだから。
だが――――彼女たちのそんな淡く純粋な恋心や年相応の考えは、完膚なきまでに打ち砕かれてしまうこととなる。ある時を境に、ある切っ掛けで。
「――――宗悟、居るかい?」
昼休みのことだ。チャイムが鳴り響き、四限目の授業が終わり。さあこれからどうしようかと言う宗悟と、隣席のアリサに翔一が顔を突き合わせていると。すると……廊下から覗き込んでくる、やたらと見覚えのある金髪少女が宗悟の名を呼んだのだ。
「ミレーヌ……?」
「はぁ……やっぱり、薄々予想は付いてたわ」
驚く翔一と、案の定といった風に肩を竦めるアリサ。そんな二人の視線の先、教室の後ろ側の引き戸からこちらに顔を覗かせていたのは――――宗悟の相棒、あのミレーヌ・フランクールだった。
金糸のように透き通る、セミショートに切り揃えたプラチナ・ブロンドの綺麗な髪。一目で白人と分かる真っ白い肌に、切れ長の赤い双眸と……全てを見透かすようにミステリアスな表情。ただでさえ魅力的な彼女の、その魅力の何もかもが、学院の可愛らしいブレザー制服によって更に強化されていて。何というか……今のミレーヌは、本当に絵に描いたような美少女という喩えが相応しい。それほどまでに、今の彼女は存在そのものが現実離れしていた。
そんな彼女がスッと突然現れたものだから、廊下では彼女の周りだけ人波が完全に途切れていて……それこそ、モーセの海割れめいた様相を見せている。教室の中に居る男子たちは当然のように彼女に釘付けになり、全員が硬直してしまっているし。他の女子生徒たちですらも、彼女の漂わせる雰囲気に言葉を失っていた。
「おっ、やっと来たかミレーヌ。いいからいいから、まずはこっち来いよ」
突然この教室に姿を現した、あまりに現実離れした美貌の金髪少女。しかしそんな彼女に対し、宗悟が一切物怖じすることなく、まるで旧知の間柄のように――――というか、本当に旧知の間柄なのだが。とにかく勝手知ったる様子で彼女を手招きするものだから、周囲のクラスメイトたちは驚いた様子で彼を見て、そしてまた言葉を失う。
「良いのかな、僕が入っちゃっても」
「ん? あー、良いんでねえの? なあ翔一?」
「あ、ああ……良いんじゃあ、ないかな……?」
戸惑いながら翔一が頷き返すと、ミレーヌは「だったら、お邪魔させて貰うよ」と薄い微笑みとともに言い、二年A組の教室に足を踏み入れ。自分を手招きしてくる宗悟の方に優雅な足取りで近づいていく。
二人がそんな調子なものだから、つい先刻まで宗悟とお近づきになろうと画策し、虎視眈々と彼のことを狙っていた他の女子生徒たちは……色々と悟ってしまい。途端に宗悟を手中に収めることを諦めてしまったようだった。
これは当然、翔一たちの知り得ぬことであるが――――現れた絶世の美少女たるミレーヌ・フランクールと宗悟とのやり取りを見て、ミレーヌが彼に向ける柔らかな微笑みを目の当たりにして、彼女たちは共通してこう思ったという。「ああ、これは勝ち目なんかあるわけないわ」と…………。
「言い忘れてたけど、俺と一緒にミレーヌも転入することになってたんだ」
「まあ、そうでしょうね……。アンタが出てきた時点で何となく予想は付いてたわ」
「さっすがアリサちゃんだ。……っつーことだから、翔一も分かったろ?」
「ああ。確かに驚きはしたが……うん、良いんじゃないか? 賑やかになるのは、良いことだから」
「だろ? だろぉ?」
「…………まあ、残念ながら僕だけは年齢の関係で、君らのひとつ上の三年生なんだ。出来ることなら、宗悟や君らと同じクラスで過ごしたかったけれどね。でも、仕方のないことさ、こればかりはね」
――――ミレーヌ曰く、そういうことらしい。
どうやらミレーヌは、翔一たち三人よりもひとつ年上……つまりは十八歳のようだ。今こうして彼女に聞かされるまでは全く知らなかったのだが、とにかくそういうことらしい。通りで昼休みにこうして彼女の方から来てくれるまで、ずっと姿を見なかったはずだ。三年生は翔一たち二年生と別のフロアだから、見かけなくても当然だった。
「んでよ、これからどうすっかねえ」
「お昼、食べるんだろう? 僕も一緒に食べたいと思って来たんだ。あのまま自分のクラスで食べても良かったんだけれど、やっぱり僕は宗悟たちと一緒がいいからね」
ミレーヌも合流したところで、改めてこれからどうしたものかと唸る宗悟たちに対し、翔一は何気なくこう言った。「それなら、良い場所がある」と。
「良い場所?」
「ふむ、折角だから聞かせてくれないかな、翔一くん」
「丁度良く人気のないところだから、ゆっくり出来ると思う」
興味を示した二人に対し、翔一が薄い笑顔でそう言う横で――――アリサは独り、どうにも微妙な顔をしていた。
「とにかく、まず行ってみるとしよう」
そんな彼女を横目に、翔一は座っていた椅子から立ち上がる。
アリサが思っていること、懸念していることは分かっている。大丈夫、そんな野暮な真似はしないさ――――。
「さて、行こうかアリサ」
「え、ええ……」
内心で彼女にそう囁きかけつつも、でも敢えて確たる言葉の形にはしないまま。立ち上がった翔一は傍らのアリサにスッと手を差し伸べた。
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