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XL 新たな魔神
しおりを挟む「皆さ~ん…!」
直前まで魔神と激闘を繰り広げていた三人の元に、一歩と碧射が走ってきた。
「一歩ちゃん、ありがとうね。君の魔法のおかげでここまですぐに駆けつけられたよ!」
博也がそう言うと、一歩は手に握りしめられた注射器を見せて無邪気に微笑んだ。
───────────────────
それは、幽子が魔神のそばまで行き作戦を実行しようとしていた時のこと。
「碧射くん、僕にも何かできることは…!」
博也が拳を握りしめて碧射に問いかける。
「博也さん…この状況を切り抜ける術は、これです。」
碧射は一歩から受け取った注射器を博也に見せる。
「これは?」
「私の魔法、『一歩の今日の気分!』で出した注射器です。この注射器は刺した人の身体能力を向上させることができるんです!」
博也は改めて、独特な魔法の命名だと感じつつも碧射と目を合わせて頷く。右腕の袖をまくり、歯を見せて微笑んだ。
「あんまり痛くしないでね!」
「約束はできませんが、二人を頼みますよ。」
───────────────────
「痛くしないでって言ったのに割と割と思い切りよく行ったよねぇ碧射くん!そんな痛かったわけじゃないけどさ!」
博也はわざとらしく怒った態度をとる。よく見ると右腕には小さな針を刺した跡のようなものが見えた。
「いや筋肉注射でも問題ないって言われましたし…そもそも医学に精通してるわけでもないんで。約束できないって言ったし。」
「手厳しい。」
「あはは、何はともあれみなさん無事で何よりです…。」
魔神に殴り飛ばされた麟太郎がふらつきながら皆と合流する。麟太郎は右腕を押さえながら木に寄りかかって息を整え始める。
「い、いや無事ではないでしょ…麟太郎さん大丈夫?3メートルくらい吹っ飛んでなかった?」
「大丈夫ですよ、これくらいは。むしろ良いくらいで…あ、いえなんでも…。」
幽子は麟太郎を気にかけながらも、自分の腹部を押さえて苦しそうな表情を浮かべる。
「…幽子、お前も無事とは言えないんじゃないか?」
「う、うん…多分肋骨にヒビ入ってる…めちゃくちゃ痛い……。」
「えぇ!?ゆ、幽子ちゃん大丈夫!?早く管理局に戻らないと…!!」
慌てる一歩を幽子がまあまあと宥める。しかし、碧射と博也は緊張感のある表情に戻った。博也が吹き飛ばし倒れたまま動かない魔神にそれぞれ臨戦体制を取る。
「お二人とも…?」
「おい魔神、起きてるんだろ?」
碧射はサブマシンガンの銃口を向け、倒れた魔神にそう声をかける。すると、魔神が咳をすると同時に血を吹き出した。
「っ!!」
「は、ははは…まさかお前ら人間ニ…ここまでやられるとはナ…みくびってたヨ。」
魔神は苦しそうに咳を繰り返し、顔を少し上げる。
「人間…お前の名前はなんダ?そこのお前だヨ、俺をぶっ飛ばしたお前ダ。」
「…博也だ。」
博也は臨戦体制のまま、魔神の質問に答える。
「ヒロヤ…そうか、ヒロヤか。くくく…ははは、こんなに面白い戦いは生まれて初めてだっタゾ。」
魔神は幽子の方に振り向く。ビクリと肩を振るわせたが、魔神は牙を見せて微笑む。
「お前もやるじゃなイカ、人間のメス。弱いヤツは弱いヤツなりの戦い方をして勝つってワケカ。」
「…何さ、負け惜しみ?」
「ははハッ!なんだお前、思ったより肝が据わってるじゃないカ、より一層気に入ったゾ!」
幽子の言葉に魔神はさらに笑い声を上げる。
「…実際、たとえ魔神でも内臓に直接ダメージを与えられた以上、すぐに俺たちを倒すことはできないだろ。何より今俺たちは全員臨戦体制だ。お前が指一本でも動かせばすぐにトドメをさせる。」
碧射は魔神に対してブラフをかけた。確かにここにいる全員が本気で戦えば魔神を撃退することはできるだろうが、討伐となると話は別である。一歩は魔法の都合上、味方の身体強化はできても単体での戦闘行為はほとんど行えず、少なくとも俊敏に動けないケガを負ったメンバーを二人抱えている。碧射は肩に銃弾を受けて負傷しており、無傷といえど博也一人で全員を守り切るのは至難の業となる。
「…この状況で少しでも優位に立とうとするその姿勢、お前もなかなか場慣れしてるじゃナイカ。」
ブラフがバレたと感じ取った碧射は銃を構え魔神の心臓部を撃ち抜こうと引き金を引く。
「しかし仲間がいるのはお前たちだけじゃナイゼ。」
魔神がそう呟いた瞬間、地面から何かが飛び出した。
「な…っ!!」
その黒く尖った何かは弾丸を弾き、碧射たちを横に薙ぎ払って遠ざける。博也は咄嗟に幽子と一歩を抱えて後ろに飛んだ。
「遅かったじゃねえカ、コウハイ。」
魔神がそう呟くと、地面が盛り上がり別の獣が姿を現した。人間のような四肢を持つその生き物は頭部がキツネのようだったが、腰部分からは黒い蜘蛛の足が四本生えていた。
「別の…魔神!?」
その魔神は満身創痍の魔神を腕で掴むと、蜘蛛の足を伸ばして木と木の間を器用に登り碧射たちの頭上に立つ。
「アヒュ、ヒーヒヒヒ!!」
「ワリーな。コイツはまだ言語が未発達な奴デヨ。俺たちは「コウハイ」って呼んでんダ。」
「逃すか…!!」
碧射が魔神に向けて銃弾を放つ。するとコウハイと呼ばれた魔神は蜘蛛の足一本で銃弾を弾き、牙を剥き出しにして唸り声を上げる。
「グァァァァァァァァァァァァッ!!」
コウハイが雄叫びを上げるが、それを魔神が手で口を閉じさせて黙らせた。
「俺の名はマークス。魔法・投擲対象固定を使う魔神ダ。」
「な…名前…?」
コウハイや幽子たちが不思議そうに首を傾げるが、マークスと名乗った魔神は言葉を続ける。
「また会おうゼ、人間ドモ。次は全員で相手してやるヨ。帰るぞコウハイ。」
「クキ、クキキキキッ!リョウガイ!!」
コウハイはそういうと、マークスを抱えたまま木と木の間を蜘蛛の足で飛び回り、遥か彼方まで行ってしまった。
「に、逃げられた…。」
碧射は銃を下ろして周りを見渡す。周りにはメンバー以外には何もいなかった。魔神の速度にはもう追いつけないと判断し、麟太郎に駆け寄る。
「おい麟太郎、無事か。」
「鱗纏ってたのであの足での攻撃は防げましたけど…腕の痛みが増してちょっと気持ちい…泣きそうです……。」
「どうやら、大丈夫そうだな。」
「あ、いえ多分骨にキてます…。」
博也は咄嗟に抱えた二人を座らせていた。
「ごめんね二人とも急に。大丈夫だった?」
「な、なんとか~…いや本音言うとヒビ入ったところに響きました。」
「ほ、ほんとにごめん!一歩ちゃんは大丈夫かい?」
「へ…?あ、私は大丈夫です!!」
「どうしたの一歩ちゃん?汗すごいよ?」
「な、なんでもないよ?」
博也が胸を撫で下ろす。碧射は全員の様子を確認し、無線を起動する。
「こちらB班、魔神との交戦により負傷者が出た。すぐに迎えに来れる人を用意してもらえると助かる。」
『こちらA班、今現在そちらに向かっています。あなたは本当にいい相棒をお持ちですね、碧射さん。』
無線から聞こえた声は紫音のものだった。碧射はいつのまにか吹雪のおさまった空を見上げる。頭上を旋回していたのはジュラだった。ジュラの足には赤く光る発信機をつけており、常に位置を把握できるようになっていた。
「魔神の追跡より俺たちの位置を知らせることを優先してくれたのか…。助かったよ、ジュラ。」
『それで、そちらの負傷者は何人ほどでしょうか。』
相棒に対して軽く手を振った碧射は無線を耳に当て直す。
「軽傷が俺一人、重症者が二人といったところだ。命に別状はないが、できるだけ早く頼む。凍え死んだら元も子もないからな。」
『…幽子は、大丈夫ですか?』
碧射は幽子を一瞥する。
「骨にヒビが入ったようだが、無事だよ。今回は珍しく前線で無茶をしたからな。」
『…帰ったらお説教ですかね。』
紫音の言葉に碧射は表情を緩める。
「そう言ってやるな、帰ったらまずは武勇伝でも聞いてやったらどうだ。今回は、かなり活躍してくれたからな。」
『…碧射さんがそういうなら、聞くだけ聞いてみます。今急いで向かっていますから、そこから動かないで下さいね。』
「ああ、周りへの警戒は俺と博也さんがしてる、安心しろ。」
10分ほど経った頃、紫音達の乗る装甲車と合流した。
「皆さん、無事ですか?」
「紫音~!」
幽子が元気よく紫音に呼びかけるが、紫音は車を降りるなり幽子にチョップをくらわせた。
「あぃてぇっ。ちょっとボク怪我人だよぉ?」
「あなたはが無茶な戦い方をしたとのことで、帰ったらお説教ですよ。」
幽子はしょぼくれた顔をするが紫音は小さくため息をついて頭を撫でた。
「でも、よく頑張りましたね。」
「…にひひ、後でボクの武勇伝を聞かせてあげる!」
その後、全員で装甲車に乗りその場を後にした。
───────────────────
「…なんだと?」
装甲車が管理局に辿り着いたタイミングで、同時に凛泉達も帰還し情報共有を開始していた。空が行方不明であることを聞き、碧射や博也の表情に曇りが見える。
「その北海道で活動してる者と連絡は?」
先に口を開いたのは博也だった。
「念の為時間をかけて拠点などの位置は調べてある。私たち顔見知りでもいきなり近づけば警戒はされるが…少なくとも、話は聞いてくれると思う。」
そこまで話して、京香は後ろに下がり頭を深く下げる。
「みんな…私の身勝手な行動で仲間の一人を危険に晒したこと、深く謝罪する。これは完全なる私の失態であり私の落ち度だ。無事を確認次第、改めて彼女…結 空にも謝罪したい。」
「…みんな思うところはあるだろうけどさ、ここは氏家チャンを信じて欲しい。見たこともない片山チャンを信じるのは難しいかもしれないけど…あの状況下で結チャンが生き残ってるとしたら、一人で逃げたよりは生存確率は格段に高い。」
そう言って純生は、深く頭を下げる京香の肩に手を置く。
「結チャンの救出は勿論、僕も全力で協力する。作戦の決行までには結チャンも助けないとね。」
数秒の沈黙が続いたが、それを破ったのは碧射だった。
「俺は賛成だ。少なくとも、旭岳への『神域襲撃作戦』までは時間がある。もし無事なら作戦中に合流という手もあるが…時間のあるうちに行動する方が吉だろう。」
碧射の言葉に、紫音が頷いて立ち上がる。
「私も賛成です。なんとなくではありますが…空さんは無事でしょう。であれば、時間が許す限り探したいです。」
「ワタシも紫音サンと同意見デース!空サンには根拠のない安心感がありマース!」
「ドロテアさん、根拠ないとか言わないの。まあ私も同じ理由ではあるのだけれど…あの子はきっと無事よ。」
紫音がそう返してから、皆が口々に賛成意見を上げ始めた。そんな中、部屋の端にいる学に凛泉が近寄る。
「学さん的にはどうよ、この状況。」
「…普通に考えりゃ、オレは反対…というか、もう死亡してるってー考える。一人のために全員が行動するなんて合理的な判断とはいえねーしな。そういう楽観的な考えはオレにゃーできねー…。」
学はいつものように間延びした口調でそう語った。椅子の背もたれに体重を乗せながら、学は顔を上げて凛泉と目を合わせる。
「でも、オマエは諦める気ないんだろー?」
「あたりめ~よ、楽観的上等。」
そう言った凛泉は学の隣に座り、凛泉は小声でつぶやいた。
「私はまだ「ただいま」を言い続けるよ。あの子にも言わせ続ける。まださよならは早えだろ。」
「……。」
凛泉の言葉に、学は小さく頷いた。それを横目で見た凛泉は立ち上がり、賛成意見で盛り上がる皆の元に戻る。
「では、今動ける者達の一部で悠に接触しよう。あの子は財閥の人間を信用していないが、人間嫌いというわけじゃない。変に大人数で行くよりは面識のある最低限のメンバーで行くべきだろう。」
話し合いの結果、京香・純生・凛泉・碧射の四人で向かうこととなった。
「…いやまあ、悠ちゃんと面識あるメンツってそんないないのはわかるけどさ。なんで私はいつも碧射と組んでるの?」
「んま~、赫田チャンは暴れん坊だし、それを程よくなだめられるストッパーに野次路チャンがピッタリってことでしょ~ん。ま、そもそも野次路チャンが片山チャンと面識がある以上、優先順位が高いのはしかたないねん。」
「それ俺の心労とか考慮されてないッスよね。」
「緊急事態ってコトで☆」
「くそ、コイツいきなりいつものノリに戻りやがって…!!」
純生の態度に京香は小さくため息をつく。
「松原なりの緊張のほぐし方なんだ、多めに見てやってくれ。」
京香は少し歩いてから、凛泉に向けて振り返る。
「ところで、お前達はコンビではなかったのか?」
「てめぇ空ちゃんとか関係なくしばくぞッ!!」
「お前は一旦落ち着け…。」
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