2 / 11
第二回『正解とは』
しおりを挟む
M「どうも初めまして。ミルクティです」
L「初めまして。レモンティです」
M「あーっと部活の先輩と後輩です。私が先輩です」
L「私が後輩です」
M「っふ。私がとか言ってわかるかな」
L「声でわかるんじゃない。たぶん」
M「声そんな違う?」
L「どうだろ。女ってことしかわかんないかも」
M「まいいか」
L「ですね」
M「あ、名前は好きなティーから取りました」
L「好きなティーって。好きな紅茶ね」
M「アハハ、そう、紅茶。ってかそう、この子後輩だけどタメ口なんですよ」
L「いや偶にですよ偶に」
M「いや割合多いから」
L「そうかなあ」
M「ほら、また」
L「アハハ、まあまあまあ。あ、ほらタイトルコールだって。行きますよ先輩、はいご一緒に」
M&L『クエスチョントーク』
M「えーっとなになに。このラジオは、毎回呼ばれたゲストさん達にテーマに沿って話してもらうトーク番組です」
L「真剣に聴くもよし、何も考えずに聞くもよし。何気ない会話に何を見出すかはあなた次第」
M「このラジオの周波数に合わせちゃったあなたは、今もこれからもきっとハッピー」
L「深く考えたり、気楽に楽しんだり、しっかり自分で生き方を決めていきましょう」
M「この番組知ってる?」
L「知らない」
M「私も知らない。聞いたことない。どこのチャンネル?」
L「謎ですよね」
M「ホント思い出したように敬語交ざるよね」
L「アハハハハ、まあまああまり気にせずに」
M「別にいいけどね」
L「さすが先輩、やっさしい~」
M「また調子のいいことを」
L「あ、こっちも一緒に読むみたいですよ。今回のトークテーマ」
M&L『正解とは』
M「え、何の?」
L「さあ?」
M「ヒントもないの。何の正解の話すればいいんですか? ……え、無視?」
L「アハハ」
M「いや、何でもって言われても」
L「とりあえず『正解』について議論すればいいんじゃないですか」
M「とりあえずって。何についての正解かわからなきゃ話せなくない?」
L「何でもいいってことみたいなんで何でもいいじゃないですか。じゃあ先輩の『正解』は?」
M「だから何のよ」
L「んーじゃあとりあえず、私と出会ったことは先輩にとって正解ですよね」
M「なにそれいきなり」
L「アハハハ。いや私にとっては正解ですよ、先輩と出会えたこと」
M「小悪魔かお前は。ってか告白コーナーかこれは」
L「別に恋愛的に好きなわけじゃないけどぉ、先輩のことは好きですよ」
M「私だってそうだよ」
L「きゃっ」
M「きゃっじゃねえよ。ってかホントになにこれ。何の正解について話せばいいの?」
L「ああ、いろんな物事の『正解』? ということらしいんで、じゃあまあご飯は美味しいのが正解ですよね」
M「そりゃあまあ、ねえ」
L「でも美味しくなかったら『美味しくない』って言うのが『正解』、みたいな?」
M「それもまあ、うん」
L「時と場合による、みたいな? 作った人が目の前にいたら不味いって言うのが果たして正解なのだろうか、みたいな」
M「え、この前私が作ったお弁当のこと言ってる?」
L「アハハハ、考えすぎですよそれは。美味しかったですよ玉子焼き。甘じょっぱい感じで」
M「アンタのために作ったんじゃないけどね。私が作ったのを勝手にアンタが横取りして食べただけだけどね」
L「私のもちゃんとあげたじゃないですかあ。交換ですよ交換」
M「無理やりでしょあれは」
L「まあまあまあ、要はこういうことですよね、いろんな物事の正解って」
M「どこがどう繋がるんだよ」
L「だからぁ、時と場合によるってことですよ。それを語り合ってみましょってことでしょ」
M「そうなの?」
L「そうでしょ。もう先輩ってば鈍いんだからぁ」
M「語尾伸ばすなお前は」
L「はぁ~い」
M「で、次は?」
L「私が決めていいんですか?」
M「いいよ、付き合うよ」
L「やだ先輩、付き合うとか言って」
M「変な方向に持ってくな」
L「丸投げすなって言ってんですよ。テーマ難しいからって私に考えさせて自分は楽しようってんでしょ」
M「アハハハ、バレた」
L「うわ、認めた」
M「だって思いつかないしぃ」
L「あ、語尾伸ばした。もう~。えっとねえ、じゃあどうしよっかな」
M「あ、じゃあさっきの続き。試食会とかだったら不味くても不味いって言うのが正解だよね」
L「ああ、さっきの味覚の話? そうですね」
M「シェフが子供用の料理作ってて、子供の味覚に合うかどうかとかを知りたい場合は、本音を知りたいじゃん? だから不味いものは不味いと言ってくれないと」
L「そうですね」
M「そのときに子供が気を遣っちゃったらシェフにとっても有難迷惑になっちゃうもんね。だから美味しくても不味くても、試食会とか品評会なら本音を言うのが正解」
L「ですね」
M「あと甘党の人には甘さが足りてるかどうかとか」
L「辛党の人は辛さが十分かとか?」
M「あ、知ってる? 辛党って必ずしも辛いのが好きな人のこと言うんじゃないんだって。お酒好きな人のことを言うらしい」
L「へえ」
M「じゃあ次は何にする?」
L「寒い時はもこもこセーターが『正解』」
M「ファッションの話? もこもこかぁ、私はスッキリしてる方がいいかな。コートとかでは厚着するけど、中は動きやすい方が好き」
L「私も自分が着る時はそういう方が多いです。でも見るのはやっぱもこもこしてる方が温かそうで」
M「確かにね、見るのは私もそうかも。見て楽しむのもファッションの醍醐味だよね」
L「自分が着るのは躊躇するけど、見てたいのってありますよね。私ゴスロリとかそうです」
M「あーそれを言うなら私はメイド服かな。可愛いとは思うけど着たいとは思わないもん」
L「着てくださいよ、見ますから」
M「やだよ。アンタが着ればいいじゃん。レモンティ持って」
L「えー見たいんですかぁ? 私のメイド服姿を?」
M「いや別に」
L「冷た」
L「アイスは夏に食べるのが『正解』ですよね」
M「まあね」
L「私、冬にアイス食べるのって信じられないんですよね」
M「え、なんで。私結構食べるんだけど」
L「寒いんだから温かいの食べたいじゃん」
M「部屋の中が暖かいんだから冷たいのが美味しいじゃん。夏に熱いの食べるでしょ?」
L「夏はいいけど冬は嫌なんですよ。だから冬のアイスはあり得ない」
M「そっかー、残念だなー、今度一緒に暖かい部屋で冷たいアイス食べようって誘おうと思ってたのになー」
L「誘っていいですよ。私は温かいココア飲んでますから」
M「ホラーゲームとかする?」
L「偶になら」
M「ホラーゲームってやっぱり明るい時にやるのが『正解』だよね」
L「え、ダメじゃん。ホラゲは夜中に電気消して真っ暗な部屋でイヤホンしながらやるのが『正解』でしょうよ」
M「うわ、絶対無理なんだけど。やるなら昼間に明るくして音消してやるよ」
L「それじゃ全然怖くないじゃん」
M「それでいいんだよ」
L「ホラーの意味ないじゃん」
M「あるんだよ、ちゃんと楽しいんだよ」
L「ダメだよそんなの。先輩、今度一緒にやりましょう、夜中に」
M「絶対やらない」
L「一人より二人でやる方が怖くないからきっと」
M「でも絶対脅かすでしょ」
L「もちろん」
M「じゃやだ」
L「絶対やろ」
M「映画は一応映画館で観るのが『正解』だよね」
L「そうですね」
M「でも配信とかレンタルとかで家で見る方が多いんだよね」
L「私も」
M「映画観る時って何か食べる?」
L「食べる時もありますね」
M「私それ意味わかんないんだよね。食べてると集中できないじゃん。でも映画と言えばポップコーンみたいな定番あるじゃん。ホント意味わかんない」
L「食べながらでも集中は出来ますよ。前に一人でDVD見ながらご飯食べて号泣したことありますもん」
M「え、マジで。食べながら泣くんだ」
L「先輩食べてると泣けないんですか?」
M「うーん、そもそもあんま泣かないかな」
L「先輩の方が実は集中してなかったりして」
M「集中できないこともなくはないけど、大体集中してる」
L「私は映画観てる時に寝ちゃう方が理解できないです」
M「あー、でも退屈だと寝ちゃわない?」
L「やっぱり先輩の方が集中してないじゃないですか」
L「恋愛は男女が『正解』?」
M「そんなことはないでしょ」
L「やだ先輩ったら、同性もアリだなんて」
M「いや言ってないから」
L「同性はダメなんですか?」
M「ダメじゃないでしょうよ」
L「やだ先輩ったら、先輩と後輩もアリだなんて」
M「だから言ってないから。おい、コラ、話聞け」
L「私と先輩の『正解』の一致はどれくらいありました?」
M「どれくらいだろうね」
L「『正解』が一致してる人と一緒じゃないと人生楽しくないですよね」
M「それはどうだろ。考え方の違いを面白がれる人も結構いると思うし」
L「ああ、ゲームの楽しみ方とか」
M「……いや、ホラゲは一緒にはしない」
L「しましょうよ、やろうよ」
M「やだ」
L「絶対やるから」
M「大体さ、人の数だけ正解はあるじゃん。みんな正解は違うじゃん」
L「そりゃそうですよ、なに当たり前のこと言ってんですか」
M「だから無理やり自分の正解を誰かと一緒にしようとしなくていいんだよ」
L「そうですよ。無理やりはよくないですよ。でも食わず嫌いならやってみなくちゃ」
M「その人に合わないものだったらアレルギーで死んじゃうんだよ」
L「アレルギーかどうかを調べるにはちょっとだけやってみないと」
M「時と場合による!」
L「同感です。さすが先輩。まずは先輩がどれくらいのホラー耐性あるか調べないと」
M「いい、いい、いい、やらなくていい」
L「まずは先輩が好きなホラゲからでいいですから」
M「まずはも何も、やらないっつってんの」
L「でも先輩の家で温かいココア飲ませてくれるんですよね」
M「あ、じゃあアイス食べる?」
L「食べません」
M「ずるい! じゃそっちが冬にアイス食べるならゲームやってもいいよ」
L「じゃアイス食べながらホットココア飲むから、夜中にホラゲやりましょう」
M「そんなあっさり! 嵌めたなレモンティ」
L「はっはっは、かかったなミルクティ」
M「あ、はーい。エンディングだって」
L「もう、先輩がふざけるから終わっちゃったじゃん」
M「私のせいかよ。ふざけたのそっちでしょ」
L「先輩ですよ」
M「違うでしょー」
M「今回のクエスチョントークいかがだったでしょうか」
L「真剣に? それとも気楽に? お楽しみいただけましたでしょうか」
M「また次回、どこかの誰かがトークします」
L「ご清聴ありがとうございました」
M「私名前なんだっけ」
L「メロンティでしょ」
M「え、メロンティ?」
L「あ、違った、混ざっちゃった。ミルクティですよ、私がレモンティ」
M「あ、そうだ。ってか混ぜんなよ。ミルクティでしたー」
L「レモンティでしたー」
M「さようならー、バイバーイ」
L「バイバーイ」
L「初めまして。レモンティです」
M「あーっと部活の先輩と後輩です。私が先輩です」
L「私が後輩です」
M「っふ。私がとか言ってわかるかな」
L「声でわかるんじゃない。たぶん」
M「声そんな違う?」
L「どうだろ。女ってことしかわかんないかも」
M「まいいか」
L「ですね」
M「あ、名前は好きなティーから取りました」
L「好きなティーって。好きな紅茶ね」
M「アハハ、そう、紅茶。ってかそう、この子後輩だけどタメ口なんですよ」
L「いや偶にですよ偶に」
M「いや割合多いから」
L「そうかなあ」
M「ほら、また」
L「アハハ、まあまあまあ。あ、ほらタイトルコールだって。行きますよ先輩、はいご一緒に」
M&L『クエスチョントーク』
M「えーっとなになに。このラジオは、毎回呼ばれたゲストさん達にテーマに沿って話してもらうトーク番組です」
L「真剣に聴くもよし、何も考えずに聞くもよし。何気ない会話に何を見出すかはあなた次第」
M「このラジオの周波数に合わせちゃったあなたは、今もこれからもきっとハッピー」
L「深く考えたり、気楽に楽しんだり、しっかり自分で生き方を決めていきましょう」
M「この番組知ってる?」
L「知らない」
M「私も知らない。聞いたことない。どこのチャンネル?」
L「謎ですよね」
M「ホント思い出したように敬語交ざるよね」
L「アハハハハ、まあまああまり気にせずに」
M「別にいいけどね」
L「さすが先輩、やっさしい~」
M「また調子のいいことを」
L「あ、こっちも一緒に読むみたいですよ。今回のトークテーマ」
M&L『正解とは』
M「え、何の?」
L「さあ?」
M「ヒントもないの。何の正解の話すればいいんですか? ……え、無視?」
L「アハハ」
M「いや、何でもって言われても」
L「とりあえず『正解』について議論すればいいんじゃないですか」
M「とりあえずって。何についての正解かわからなきゃ話せなくない?」
L「何でもいいってことみたいなんで何でもいいじゃないですか。じゃあ先輩の『正解』は?」
M「だから何のよ」
L「んーじゃあとりあえず、私と出会ったことは先輩にとって正解ですよね」
M「なにそれいきなり」
L「アハハハ。いや私にとっては正解ですよ、先輩と出会えたこと」
M「小悪魔かお前は。ってか告白コーナーかこれは」
L「別に恋愛的に好きなわけじゃないけどぉ、先輩のことは好きですよ」
M「私だってそうだよ」
L「きゃっ」
M「きゃっじゃねえよ。ってかホントになにこれ。何の正解について話せばいいの?」
L「ああ、いろんな物事の『正解』? ということらしいんで、じゃあまあご飯は美味しいのが正解ですよね」
M「そりゃあまあ、ねえ」
L「でも美味しくなかったら『美味しくない』って言うのが『正解』、みたいな?」
M「それもまあ、うん」
L「時と場合による、みたいな? 作った人が目の前にいたら不味いって言うのが果たして正解なのだろうか、みたいな」
M「え、この前私が作ったお弁当のこと言ってる?」
L「アハハハ、考えすぎですよそれは。美味しかったですよ玉子焼き。甘じょっぱい感じで」
M「アンタのために作ったんじゃないけどね。私が作ったのを勝手にアンタが横取りして食べただけだけどね」
L「私のもちゃんとあげたじゃないですかあ。交換ですよ交換」
M「無理やりでしょあれは」
L「まあまあまあ、要はこういうことですよね、いろんな物事の正解って」
M「どこがどう繋がるんだよ」
L「だからぁ、時と場合によるってことですよ。それを語り合ってみましょってことでしょ」
M「そうなの?」
L「そうでしょ。もう先輩ってば鈍いんだからぁ」
M「語尾伸ばすなお前は」
L「はぁ~い」
M「で、次は?」
L「私が決めていいんですか?」
M「いいよ、付き合うよ」
L「やだ先輩、付き合うとか言って」
M「変な方向に持ってくな」
L「丸投げすなって言ってんですよ。テーマ難しいからって私に考えさせて自分は楽しようってんでしょ」
M「アハハハ、バレた」
L「うわ、認めた」
M「だって思いつかないしぃ」
L「あ、語尾伸ばした。もう~。えっとねえ、じゃあどうしよっかな」
M「あ、じゃあさっきの続き。試食会とかだったら不味くても不味いって言うのが正解だよね」
L「ああ、さっきの味覚の話? そうですね」
M「シェフが子供用の料理作ってて、子供の味覚に合うかどうかとかを知りたい場合は、本音を知りたいじゃん? だから不味いものは不味いと言ってくれないと」
L「そうですね」
M「そのときに子供が気を遣っちゃったらシェフにとっても有難迷惑になっちゃうもんね。だから美味しくても不味くても、試食会とか品評会なら本音を言うのが正解」
L「ですね」
M「あと甘党の人には甘さが足りてるかどうかとか」
L「辛党の人は辛さが十分かとか?」
M「あ、知ってる? 辛党って必ずしも辛いのが好きな人のこと言うんじゃないんだって。お酒好きな人のことを言うらしい」
L「へえ」
M「じゃあ次は何にする?」
L「寒い時はもこもこセーターが『正解』」
M「ファッションの話? もこもこかぁ、私はスッキリしてる方がいいかな。コートとかでは厚着するけど、中は動きやすい方が好き」
L「私も自分が着る時はそういう方が多いです。でも見るのはやっぱもこもこしてる方が温かそうで」
M「確かにね、見るのは私もそうかも。見て楽しむのもファッションの醍醐味だよね」
L「自分が着るのは躊躇するけど、見てたいのってありますよね。私ゴスロリとかそうです」
M「あーそれを言うなら私はメイド服かな。可愛いとは思うけど着たいとは思わないもん」
L「着てくださいよ、見ますから」
M「やだよ。アンタが着ればいいじゃん。レモンティ持って」
L「えー見たいんですかぁ? 私のメイド服姿を?」
M「いや別に」
L「冷た」
L「アイスは夏に食べるのが『正解』ですよね」
M「まあね」
L「私、冬にアイス食べるのって信じられないんですよね」
M「え、なんで。私結構食べるんだけど」
L「寒いんだから温かいの食べたいじゃん」
M「部屋の中が暖かいんだから冷たいのが美味しいじゃん。夏に熱いの食べるでしょ?」
L「夏はいいけど冬は嫌なんですよ。だから冬のアイスはあり得ない」
M「そっかー、残念だなー、今度一緒に暖かい部屋で冷たいアイス食べようって誘おうと思ってたのになー」
L「誘っていいですよ。私は温かいココア飲んでますから」
M「ホラーゲームとかする?」
L「偶になら」
M「ホラーゲームってやっぱり明るい時にやるのが『正解』だよね」
L「え、ダメじゃん。ホラゲは夜中に電気消して真っ暗な部屋でイヤホンしながらやるのが『正解』でしょうよ」
M「うわ、絶対無理なんだけど。やるなら昼間に明るくして音消してやるよ」
L「それじゃ全然怖くないじゃん」
M「それでいいんだよ」
L「ホラーの意味ないじゃん」
M「あるんだよ、ちゃんと楽しいんだよ」
L「ダメだよそんなの。先輩、今度一緒にやりましょう、夜中に」
M「絶対やらない」
L「一人より二人でやる方が怖くないからきっと」
M「でも絶対脅かすでしょ」
L「もちろん」
M「じゃやだ」
L「絶対やろ」
M「映画は一応映画館で観るのが『正解』だよね」
L「そうですね」
M「でも配信とかレンタルとかで家で見る方が多いんだよね」
L「私も」
M「映画観る時って何か食べる?」
L「食べる時もありますね」
M「私それ意味わかんないんだよね。食べてると集中できないじゃん。でも映画と言えばポップコーンみたいな定番あるじゃん。ホント意味わかんない」
L「食べながらでも集中は出来ますよ。前に一人でDVD見ながらご飯食べて号泣したことありますもん」
M「え、マジで。食べながら泣くんだ」
L「先輩食べてると泣けないんですか?」
M「うーん、そもそもあんま泣かないかな」
L「先輩の方が実は集中してなかったりして」
M「集中できないこともなくはないけど、大体集中してる」
L「私は映画観てる時に寝ちゃう方が理解できないです」
M「あー、でも退屈だと寝ちゃわない?」
L「やっぱり先輩の方が集中してないじゃないですか」
L「恋愛は男女が『正解』?」
M「そんなことはないでしょ」
L「やだ先輩ったら、同性もアリだなんて」
M「いや言ってないから」
L「同性はダメなんですか?」
M「ダメじゃないでしょうよ」
L「やだ先輩ったら、先輩と後輩もアリだなんて」
M「だから言ってないから。おい、コラ、話聞け」
L「私と先輩の『正解』の一致はどれくらいありました?」
M「どれくらいだろうね」
L「『正解』が一致してる人と一緒じゃないと人生楽しくないですよね」
M「それはどうだろ。考え方の違いを面白がれる人も結構いると思うし」
L「ああ、ゲームの楽しみ方とか」
M「……いや、ホラゲは一緒にはしない」
L「しましょうよ、やろうよ」
M「やだ」
L「絶対やるから」
M「大体さ、人の数だけ正解はあるじゃん。みんな正解は違うじゃん」
L「そりゃそうですよ、なに当たり前のこと言ってんですか」
M「だから無理やり自分の正解を誰かと一緒にしようとしなくていいんだよ」
L「そうですよ。無理やりはよくないですよ。でも食わず嫌いならやってみなくちゃ」
M「その人に合わないものだったらアレルギーで死んじゃうんだよ」
L「アレルギーかどうかを調べるにはちょっとだけやってみないと」
M「時と場合による!」
L「同感です。さすが先輩。まずは先輩がどれくらいのホラー耐性あるか調べないと」
M「いい、いい、いい、やらなくていい」
L「まずは先輩が好きなホラゲからでいいですから」
M「まずはも何も、やらないっつってんの」
L「でも先輩の家で温かいココア飲ませてくれるんですよね」
M「あ、じゃあアイス食べる?」
L「食べません」
M「ずるい! じゃそっちが冬にアイス食べるならゲームやってもいいよ」
L「じゃアイス食べながらホットココア飲むから、夜中にホラゲやりましょう」
M「そんなあっさり! 嵌めたなレモンティ」
L「はっはっは、かかったなミルクティ」
M「あ、はーい。エンディングだって」
L「もう、先輩がふざけるから終わっちゃったじゃん」
M「私のせいかよ。ふざけたのそっちでしょ」
L「先輩ですよ」
M「違うでしょー」
M「今回のクエスチョントークいかがだったでしょうか」
L「真剣に? それとも気楽に? お楽しみいただけましたでしょうか」
M「また次回、どこかの誰かがトークします」
L「ご清聴ありがとうございました」
M「私名前なんだっけ」
L「メロンティでしょ」
M「え、メロンティ?」
L「あ、違った、混ざっちゃった。ミルクティですよ、私がレモンティ」
M「あ、そうだ。ってか混ぜんなよ。ミルクティでしたー」
L「レモンティでしたー」
M「さようならー、バイバーイ」
L「バイバーイ」
0
あなたにおすすめの小説
つまらない妃と呼ばれた日
柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。
舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。
さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。
リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。
――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
鍛えられた肉体、高潔な魂――
それは選ばれし“供物”の条件。
山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。
見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。
誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。
心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。
サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします
二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位!
※この物語はフィクションです
流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。
当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。
不倫妻への鎮魂歌 ―サレ夫が選んだ、最も残酷で静かな復讐―
MisakiNonagase
大衆娯楽
「サレ夫、再生。不倫妻、転落。──その代償は、あまりに重い。」
「嘘で塗り固めた20年より、真実で歩む明日がいい。」
失って初めて気づく、守られていた日々の輝き。
46歳の美香にとって、誠実な夫と二人の息子に囲まれた生活は、退屈で窮屈な「檻」だった。若い男からの甘い誘惑に、彼女は20年の歳月を投げ打って飛び込んだ。 しかし、彼女が捨てたのは「檻」ではなく「聖域」だったのだ。 不倫、発覚、離婚、そして孤独。 かつての「美しい奥様」が、厚化粧で場末のスナックのカウンターに立つまでの足取りと、傷つきながらも真実の幸福を掴み取っていく夫・徹の再生を描く。 家族とは何か、誠実さとは何か。一通の離婚届が、二人の人生を光と影に分かつ。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる