クエスチョントーク

流音あい

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番外編 スタッフルーム

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「やあ、ラジオは順調かい?」
「ああ、楽しんでるよ」
「君はなかなか面白い子たちを見つけてくるね」
「だろ」

「参加してくれた彼女たちのその後はどうだい?」
「楽しそうに生きてるよ。ラジオのことは現実だと思ってないさ。覚えていても夢の中の出来事だと思ってる」
「そうか。リスナーさんの方は楽しんでくれてるかな」
「そりゃもちろん。私の作ったラジオ番組だ。それにみんな自分で周波数を合わせて聞きに来てるんだ。楽しんでいないはずがない」
「そうだな」



「彼女たちをあんなたくさんの意識の塊の中から見つけるのは、大変じゃないかい?」
「全然。私には得意分野だよ。意識をひとつひとつ切り離して探って、テーマに合った子たちを見つけるのは面白いね」
「私には真似できないな。集合意識の中はごちゃごちゃしていて、眩暈がしそうになる」
「そういうひとも多いね」
「ケンカになったりはしないのかい? 彼女たちはそういうこともする人種だろう?」
「思考や感性が似ていたり、混ざり合っている彼女たちを選ぶから大丈夫なのさ。それでもまったく同じにはならないから面白い」
「あのごちゃごちゃした集合意識の中から、そんな二人を見つけてくるのかい? 形も曖昧だっていうのに」
「意識の状態のときには曖昧なままだが、トークしてもらうときにはちゃんとした人格と記憶を形成させてるよ。ラジオ番組という形にするには、彼女たちにもちゃんとした形になってもらわないといけないからね」
「それも大変じゃないか」
「私にはそれが楽しいのさ」



「君はラジオを聞いてくれているかい? どうだった?」
「時々聞いているけど、正直よくわからないな。言語を使っているのはわかるが、感覚がよくわからない。何故あんな制限的で凝り固まった状態で話してるんだ?」
「それが醍醐味のラジオなんだよ。あえて制限的な世界観で、言語で会話をする。そういう楽しみ方のものなんだ」
「そうなのか」

「まあ、あまり難しく考えず、気楽に楽しんでくれていい。ラジオのテーマもそうだからね。オープニングでも『真剣に聴くもよし、何も考えずに聞くもよし。何気ない会話に何を見出すかはあなた次第』ってセリフがあるんだ。『しっかり自分で生き方を決めていきましょう』ってね。君もまた気が向いたらラジオを聴いて、安全に存分に楽しんでくれ」
「ああ、そうするよ」
「もし誰か面白そうな子を見つけたら、いつでも教えてくれ。歓迎するよ」
「わかった」


「さあ、次はどのテーマで行こうかな」
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