クエスチョントーク

流音あい

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第十回『自分に愛情をかけるとは』

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ト「好きな野菜はトマトです」
カ「どうも、好きな野菜はカボチャです」


ト&カ『クエスチョントーク』


ト「このラジオは、毎回呼ばれたゲストさん達にテーマに沿って話してもらうトーク番組です」
カ「真剣に聴くもよし、何も考えずに聞くもよし。何気ない会話に何を見出すかはあなた次第」
ト「このラジオの周波数に合わせちゃったあなたは、今もこれからもきっとハッピー」
カ「深く考えたり、気楽に楽しんだり、しっかり自分で生き方を決めていきましょう」

カ「今回のトークテーマは」


ト&カ『自分に愛情をかけるとは』


ト「『自分に愛情をかけてあげましょう』ってよくわかんないよね」
カ「普通過ぎてわからないって人と、ホントにわからなすぎてわからないって人がいるよね」
ト「あはは。既に意味わかんないんだけど。私どっちだろ」
カ「トマトさんは普通過ぎてわからない派でしょ」
ト「そうかな」
カ「うん。私は今どっちもわかる派」
ト「そうなの?」
カ「うん。両方経験したから」
ト「わー、上から目線だー」
カ「事実を言ってるだけですー」


ト「で、『自分に愛情をかける』ってどういうの?」
カ「例えば、食べたいものを食べるとか」
ト「え、普通じゃない?」
カ「そこで普通って言えちゃうことが、普通過ぎてわからない人なんだよ」
ト「だって普通食べたいもの食べるでしょ」
カ「それがそうじゃない人もいるんだよ」
ト「どういうこと?」
カ「例えば食べるもの選ぶとき、それを食べたいかどうかじゃなくて、賞味期限が切れそうだから食べるとかさ」
ト「あーあ、そういうことね」
カ「で、そればっかりが判断基準になってる人は、『食べたいものを食べる』っていう選択肢自体が出てこないの」
ト「え、なんで。賞味期限が近いものの中から食べたいものを食べればいいじゃん」
カ「うん。なのに、その判断自体が出てこないから出来ないの」
ト「じゃどうやって選ぶの」
カ「賞味期限が一番近そうなものから順に食べていく。判断基準がそうなりすぎてそこに自分の気持ちを挟んでいいと思えてないんだよ。本人も無意識のうちに」

ト「そんなことってある?」
カ「自分に愛情向けるのが普通の人は意味不明かもだけど、自分を無視するのが普通になっちゃってる人は、自分が麻痺してることに気付いてないんだよ」
ト「信じらんない。そんなの生きてて楽しくないじゃん」
カ「うん、だから楽しくないんだよ、そういう人は。楽しくないのが人生だからとか思っちゃうんだよ。楽しんでいいとすら思えてない」
ト「じゃなんのために生きてんの?」
カ「惰性で生きてる。あとは本能的にだよね。ただのプログラム的な。頭で考えないようにしてるのかもね。気付きたくないから」
ト「楽しもうとすればいいじゃん」
カ「うん、そこに気付けたら自分に愛情をかけてあげられるよね」
ト「えー、そういうことなの?」
カ「私の言ってる意味わかる人いると思うよ。わからない人もいると思うけど」
ト「よくわかんないけど食べたいもの食べなよ」
カ「ね。ついでにもっと細かく言えば、調味料使ったりしてもいいんだよって感じ」
ト「え、何それ」
カ「自分好みの味付けしてもいいんだよってこと」
ト「それくらい普通するでしょ」
カ「それが普通じゃない人もいるの」
ト「えー?」
カ「あ、でも人の作った料理の味付け変えるのは、時と場所を選びましょう」
ト「同感」


ト「じゃあ他には?」
カ「例えばあれ。誰もみてくれないなら書く意味ない、とか」
ト「SNSの話? 確かに観てくれないと寂しいよね」
カ「うーん、寂しいで済めばいいんだけど、もっとそこに価値を直結しちゃう人とかもいるじゃん?」
ト「依存的な?」
カ「依存もそうかもだけど、今回のテーマに沿うなら、他人が読んでくれなきゃ書かない、ってのは自分に愛情かけてあげられてないよねって話」
ト「そうなの?」
カ「書きたいなら書かせてあげればいいじゃん、自分に。なのに他人から読まれないからやめるっていうのは、自分にやらせてあげてないよねってこと」
ト「あーあ、そういう意味ね。でも普通自分が書きたいこと書くんだから、そういうのでやめる人いる?」
カ「だからそれが普通じゃないんだって。書きたいから書くんじゃなくて、そういう人は見て欲しいから書くんだよ」
ト「え、じゃあさっきの話と矛盾しない? 書きたいなら書かせてあげなよって」
カ「あれ、ホントだ」
ト「でしょ」
カ「……あ、わかった、あのね。目的を自覚してないとってことを言いたいの」
ト「わからん」
カ「書きたいなら書けばいいじゃん? 鍵垢とかもあるしさ。それが純粋な動機だったなら書かせてあげればいいわけじゃん」
ト「うん」
カ「だけど誰かに見て欲しくてやるってことなら、別に書きたいわけじゃないじゃん。動機は注目集めたいとか構って欲しいだけだから」
ト「うん」
カ「それをまず自分で満たしてあげなよってこと」
ト「えぅーん?」

カ「えーっと、読まれたいなら自分が読んであげればいいじゃん」
ト「他人に読まれたいんじゃないの? そういう人って」
カ「そう、だから自分の為に書いてあげるってことを軽んじてるんだよ。他人の方が価値があるってことにしちゃってるんだよ。自分のこと軽んじてるじゃん。自分に愛情かけてあげるなら、そこに他人入れるなよってことを言いたいの」
ト「他人のこと考えちゃいけないってこと?」
カ「いけなくはないよ。そうじゃなくて、自分に愛情かけたいなら、まずは自分の気持ちわかってないとでしょ。じゃないと結局他人に迷惑かけちゃうじゃん」
ト「なんで?」
カ「暴走するから。八つ当たりするから。私が辛いのはあいつらのせいだーみたいな」
ト「ふーん?」
カ「またなんか矛盾してる? 私も上手く言えてないかもだけど」
ト「いや私は自分が好きなことしかしないし、自分に愛情かけてあげることになんで他人が出てくるのかもよくわからないから、なんかもうよくわからない」
カ「うん、まあそういう人もいるよね」


ト「今回のクエスチョントークいかがでしたでしょうか」
カ「真剣に? それとも気楽に? お楽しみいただけましたでしょうか」
ト「また次回、どこかの誰かがトークします」
カ「ご清聴ありがとうございました」
ト「トマトさんでした」
カ「カボチャさんでした」
ト&カ「バイバーイ」



カ「なんで自分の名前に『さん』付けたの」
ト「わかんない。なんかそう言っちゃってたけど、気づいたときにはそっちも乗ってくれたからいいかなって」
カ「私もどうしようか迷ったけど『さん』付けちゃったよ」
ト「昔小学校の時、自分の名前にさんつけて呼ぶ人とかいたよね」
カ「いたね」
ト「どの学校にもそういうタイプの人っていたのかな」
カ「どうだろうね」
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