18 / 28
生徒会vs風紀委員vsゴクドウさん
5/5
しおりを挟む
かくれんぼ当日。
俺は嫌々ながらも生徒会として頑張ろうと思ってた。
そして開始前の挨拶で、会長から出てきた言葉は驚きのものだった。
…隠れる側を1枠増やす。
何故わざわざそんなことを…?
と思った。
しかしそれは会長と副会長、風紀委員兆の3年生組が仕組んだものだと分かった。
一体なんの為に…?
そういや会長と副会長はよく俺と同じ学年の、三ケ島一輝の話を良くしていたのを思い出す。
…まさか目的はあいつか?
その考えは合っており、たまたま俺が通った所にそのくじを持ったまま固まってる三ケ島の姿。
んー…容姿…は、んー…
完全に不審者じゃね…?
顔半分を覆うマスクに片目は前髪に隠されていて、泣きぼくろが下についているもう片方の目だけが見えるだけ。
…でもどことなく、なんとなく、素顔は綺麗なんじゃ?と思った。
とりあえず三ケ島の腕を引いてステージに上がると、会長が三ケ島に素顔を晒せ的なことを言った。
ドキドキしながら眺めいたら、堪忍したのか三ケ島はマスクを外し前髪に隠れた片目も晒した。
息を呑むほど綺麗な顔だった。
隣に立っていたあずちゃんもすごく驚いた顔をしていて、ほけーとしていたのを覚えている。
その後、会長と委員長は三ケ島の事で良い争いを始め、この2人を落としかけている事が分かる。
いや、わかる。
わかるぞ、こんなに綺麗な人を気にかけるのはすごく分かるぞ。
実際俺もその1人だ。
未だに忘れられない人もいる。
それは、俺が中学生の頃。
中学は平凡な共学校に通っていた。
金持ち、容姿目当てで仲良くしようと企んでいるのが丸わかり。
名前を言っただけでバレる家柄のせいだ。
嫌な気持ちしかなかった。
そんな中学は、いわゆる、ヤンキー校。
もちろん普通なやつもいたけど、喧嘩っぱやいヤンキーばかり。
俺はその時、ジミーをやってた。
目立ちたくないから。
めんどくさい事に巻き込まれたくないから。
でもこの学校で標的になるのは地味なやつばかり。
選択をミスったな。と後悔したが、もう遅い。
俺も標的になった。
校舎裏へ連れていかれ、金をせがまれる。
「なあ、犬童さんよ、俺たち金に困ってんだよね。」
その後に、金貸してくんね?
と、付け足される。
「無理っしょ。」
これは俺の本来の性格。
その軽口に腹を立てた不良は俺を殴ろうと飛びかかってきたその時。
─ドッ
という鈍い音がして、俺の目の前に倒れた不良。
そして俺を守るかのように前に立つ一人の男。
さらさらの黒髪。
振り返った時のまだ幼くて、丸い目にすごく整った美人顔が忘れられず、一目惚れをしたのだ。
しかもそのあと、あっさりと自分より背の高い男達を次々と伸ばしていった。
俺はノーマルだと思っていたのにこの時、初めて恋をした。
それ以降も俺は狙われ続けたけど、毎回どこから現われるのか分からないがその時の子が何度も守ってくれた。
けど、直ぐにいなくなってしまうため、まともに話も出来ず、卒業を迎えても仲良くすることは不可能だった。
てかさ、あの時からずっとあと子は誰かと一緒に行動していた。
なーんか顔見た事あんだよなぁ…
あの子の傍にいつも居たやつ。
現実に戻った俺は、こっそりと三ケ島にまた目を向ける。
三ケ島も…どこかで…見た事あるような、ないような…。
この時の俺はまだ三ケ島が誰なのか、全く分からなかった。
俺は嫌々ながらも生徒会として頑張ろうと思ってた。
そして開始前の挨拶で、会長から出てきた言葉は驚きのものだった。
…隠れる側を1枠増やす。
何故わざわざそんなことを…?
と思った。
しかしそれは会長と副会長、風紀委員兆の3年生組が仕組んだものだと分かった。
一体なんの為に…?
そういや会長と副会長はよく俺と同じ学年の、三ケ島一輝の話を良くしていたのを思い出す。
…まさか目的はあいつか?
その考えは合っており、たまたま俺が通った所にそのくじを持ったまま固まってる三ケ島の姿。
んー…容姿…は、んー…
完全に不審者じゃね…?
顔半分を覆うマスクに片目は前髪に隠されていて、泣きぼくろが下についているもう片方の目だけが見えるだけ。
…でもどことなく、なんとなく、素顔は綺麗なんじゃ?と思った。
とりあえず三ケ島の腕を引いてステージに上がると、会長が三ケ島に素顔を晒せ的なことを言った。
ドキドキしながら眺めいたら、堪忍したのか三ケ島はマスクを外し前髪に隠れた片目も晒した。
息を呑むほど綺麗な顔だった。
隣に立っていたあずちゃんもすごく驚いた顔をしていて、ほけーとしていたのを覚えている。
その後、会長と委員長は三ケ島の事で良い争いを始め、この2人を落としかけている事が分かる。
いや、わかる。
わかるぞ、こんなに綺麗な人を気にかけるのはすごく分かるぞ。
実際俺もその1人だ。
未だに忘れられない人もいる。
それは、俺が中学生の頃。
中学は平凡な共学校に通っていた。
金持ち、容姿目当てで仲良くしようと企んでいるのが丸わかり。
名前を言っただけでバレる家柄のせいだ。
嫌な気持ちしかなかった。
そんな中学は、いわゆる、ヤンキー校。
もちろん普通なやつもいたけど、喧嘩っぱやいヤンキーばかり。
俺はその時、ジミーをやってた。
目立ちたくないから。
めんどくさい事に巻き込まれたくないから。
でもこの学校で標的になるのは地味なやつばかり。
選択をミスったな。と後悔したが、もう遅い。
俺も標的になった。
校舎裏へ連れていかれ、金をせがまれる。
「なあ、犬童さんよ、俺たち金に困ってんだよね。」
その後に、金貸してくんね?
と、付け足される。
「無理っしょ。」
これは俺の本来の性格。
その軽口に腹を立てた不良は俺を殴ろうと飛びかかってきたその時。
─ドッ
という鈍い音がして、俺の目の前に倒れた不良。
そして俺を守るかのように前に立つ一人の男。
さらさらの黒髪。
振り返った時のまだ幼くて、丸い目にすごく整った美人顔が忘れられず、一目惚れをしたのだ。
しかもそのあと、あっさりと自分より背の高い男達を次々と伸ばしていった。
俺はノーマルだと思っていたのにこの時、初めて恋をした。
それ以降も俺は狙われ続けたけど、毎回どこから現われるのか分からないがその時の子が何度も守ってくれた。
けど、直ぐにいなくなってしまうため、まともに話も出来ず、卒業を迎えても仲良くすることは不可能だった。
てかさ、あの時からずっとあと子は誰かと一緒に行動していた。
なーんか顔見た事あんだよなぁ…
あの子の傍にいつも居たやつ。
現実に戻った俺は、こっそりと三ケ島にまた目を向ける。
三ケ島も…どこかで…見た事あるような、ないような…。
この時の俺はまだ三ケ島が誰なのか、全く分からなかった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない
了承
BL
卒業パーティー。
皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。
青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。
皇子が目を向けた、その瞬間——。
「この瞬間だと思った。」
すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。
IFストーリーあり
誤字あれば報告お願いします!
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
美澄の顔には抗えない。
米奏よぞら
BL
スパダリ美形攻め×流され面食い受け
高校時代に一目惚れした相手と勢いで付き合ったはいいものの、徐々に相手の熱が冷めていっていることに限界を感じた主人公のお話です。
※なろう、カクヨムでも掲載中です。
【8話完結】帰ってきた勇者様が褒美に私を所望している件について。
キノア9g
BL
異世界召喚されたのは、
ブラック企業で心身ボロボロになった陰キャ勇者。
国王が用意した褒美は、金、地位、そして姫との結婚――
だが、彼が望んだのは「何の能力もない第三王子」だった。
顔だけ王子と蔑まれ、周囲から期待されなかったリュシアン。
過労で倒れた勇者に、ただ優しく手を伸ばしただけの彼は、
気づかぬうちに勇者の心を奪っていた。
「それでも俺は、あなたがいいんです」
だけど――勇者は彼を「姫」だと誤解していた。
切なさとすれ違い、
それでも惹かれ合う二人の、
優しくて不器用な恋の物語。
全8話。
君に望むは僕の弔辞
爺誤
BL
僕は生まれつき身体が弱かった。父の期待に応えられなかった僕は屋敷のなかで打ち捨てられて、早く死んでしまいたいばかりだった。姉の成人で賑わう屋敷のなか、鍵のかけられた部屋で悲しみに押しつぶされかけた僕は、迷い込んだ客人に外に出してもらった。そこで自分の可能性を知り、希望を抱いた……。
全9話
匂わせBL(エ◻︎なし)。死ネタ注意
表紙はあいえだ様!!
小説家になろうにも投稿
2度目の恋 ~忘れられない1度目の恋~
青ムギ
BL
「俺は、生涯お前しか愛さない。」
その言葉を言われたのが社会人2年目の春。
あの時は、確かに俺達には愛が存在していた。
だが、今はー
「仕事が忙しいから先に寝ててくれ。」
「今忙しいんだ。お前に構ってられない。」
冷たく突き放すような言葉ばかりを言って家を空ける日が多くなる。
貴方の視界に、俺は映らないー。
2人の記念日もずっと1人で祝っている。
あの人を想う一方通行の「愛」は苦しく、俺の心を蝕んでいく。
そんなある日、体の不調で病院を受診した際医者から余命宣告を受ける。
あの人の電話はいつも着信拒否。診断結果を伝えようにも伝えられない。
ーもういっそ秘密にしたまま、過ごそうかな。ー
※主人公が悲しい目にあいます。素敵な人に出会わせたいです。
表紙のイラストは、Picrew様の[君の世界メーカー]マサキ様からお借りしました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる