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5 おばばに弟子入り
僕の住む西コルヌ王国の学校って、伝統的な魔術が中心で、魔力が無いと話にならない。
「騎士科にも、魔術科にも在籍出来ないかも、、、どうしよう。」
不安になった僕は、将来の為に、魔女の大おばばに弟子入りしたんだ。
僕のお母さんを子供の頃から知る大おばばだ。
姿は、小さい少女の様だけど、正真正銘おばばなんだよ。
「おばば、僕を一人前にして!」
って、弟子入り志願したら、
「なっ、、、ちょっ、、、おま、は?えぇ?」
って照れられた。アレは何だったのか、、、。
そんな、おばばのもとで、少ない魔力でも出来る薬作りと、占い、や、呪いを学んだんだ。
おばばも、僕が生活出来る様に、色々教えてくれた。
どれも、これも、千年以上前の魔術で、弱い魔力で、出来る物は少なかったけどね。
頑張って、やり方だけでも、学んだんだよ。
残念な事に、おばばは、性転換の術を知らなかった。
「そんな事しないで、そのままの自分で生きていきな。」
「おばばだって、そんな若い格好してるでしょ、、、。」
「「、、、、、、。」」
この時、おばばの機嫌を損ねてしまった様だった。
本当に、お口はチャックだよね~。
数年かけて、僕もどうにか、熱冷まし、痛み止め、オメガの発情止め、傷薬なんかの、ショボい薬だけは、作れるようになったんだよ。
魔女が作るにしては、普通な薬だね。
熱冷まし薬のレシピは、、、百年蛙のたまごを10個と、トゲトゲペッパーのへた3つ、それから雪花草のつぼみをひとつまみ、、、これを、黒い鉄の丸鍋で、2日間煮込み最後に、イケメンの吐息を、大さじ3杯入れる。もう完璧だよ。
おばばのもとで勉強を終えた頃、僕もようやく、18歳になり、学校へ上がる年齢になった。
この、スプリン大陸では、18歳~23歳の頃、5年間学校で学ぶのが一般的なんだよ。
僕の住んでいる西コルヌ王国の、王立セント・コルヌ学園では、騎士科と魔術科の伝統的な教育がメインなんだ。
腕力弱々の、魔力弱々の僕には、きっと、どちらの学科も合わないよね?
そこで、ね。僕の人生計画だよ。
「隣の国で、新しい魔術を学ばせて下さい。」
「僕にでも出来る事を見つけたいんです。」
「僕の腕がどのくらい通用するのか、学生の間、隣国でもお店を開いてみるね。」
「将来的には、どちらかの国で僕のお店を出したいなぁ。」
ってね。親を説得したんだ。
裏の計画は、性転換の術も見つけたい。
見つけ次第、ベータになるぞぉ。
急がないと、僕もお年頃だから、発情期が来ちゃう。
西コルヌ王国で、おばばから魔術を学ぶ。ここまでは終わった。
「お父さん、お母さん。僕、計画通りに、隣のコピアーナ王国で、自分の力を試して来ます。」
「あぁ、この時が、来てしまったわね。私の可愛いラーラ。頑張っておいで。でも、いつでも帰って来て良いからね。」
「いつでも駆け付けるから、困ったら、すぐに連絡するんだよ。ラーラ、楽しんでおいで。お父さんも、お母さんも様子を見に行くからね。」
2人から、たくさんのキスを贈られた。
でも、コピアーナ王国へと、出発するその前に、、、西コルヌ王国の王陛下からの出国の許可をもらいに行かねばならない、らしいのです。
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