メンタル弱めのΩの僕は、鬼畜『鬼』隊長とは番えません

ニア。

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ジュリアス陛下のお妃召喚? 1


 王立コピアーナ学園の程近く、閑静な住宅街に、オメガの教師ソニアと、アルファの医師ジョルジュの夫夫ふうふが住んで居ました。

 仲の良い夫夫で、番になって、10年、ケンカを一度もした事がない程、お互いが、お互いを、思い合っていました。

 二人とも、王立コピアーナ学園の卒業生で、学生結婚をした後、卒業後も、二人揃って、母校に勤めていました。



 保健医をしているジョルジュは、その日も、いつも通り、保健室で、薬品点検の後、学校に提出する書類を作成していました。

 すると、保健室の外に人の気配を感じました。

 しかし、入ってくる気配がないので、ドアを開け、出迎える事にしました。

 「どうしたの?入っておいで。」


 ドアの外に立っていた生徒は、最近、一般教養科に入学した、オメガの男の子だった。

 実年齢と、体の成長のバランスが取れていない成育環境に、問題があると思われる生徒だった。

 「ソフィくん、秘密は、守るよ。中においで。」

 「先生、僕の名前知ってるの?」

 「知ってますよ?最近、入学したばかりでしょ?何かあったの?」


 もじもじして、保健室に入ろうとしないので、ゆっくりと手を引く。


 「気になる事があるの?話してみて?」

 ソフィに、椅子を勧めたけれど、座る素ぶりは見せなかった。


 「、、、。」

 頬がほんのりピンク色に染まり、口を開きかけては、止めるのを、繰り返していた。

 この子の番は、双子の騎士だったはずだが、何か、あったかな?

 「どんな、悩みでも、良いからね?イルミルと、エルミルの事?」

 「せ、先生!イルと、エルを知っているの?」

 当たりだった、ようだ。

 「知ってるよ、アイツら、無茶してきた?」

 「えっと、あの、、、イルと、エルはね、ご飯を、いっぱいくれるし、お菓子も、お洋服も、沢山買って、くれて、、、」

 「うん、優しいね。それで?」

 「でもね、、、発情期に出来たからって、普段の日にも、、、毎日、毎日、2人を受け入れて、、、僕、もう、膝と、口と、お尻が痛いんです。」

 あの、馬鹿騎士団達の事だから、ある程度は、予想出来たが、しょうがない奴らだ。

 「後孔から、血は出た?膝は、、、赤いね~、痛いでしょ?冷やしておこうね。今度から、柔らかい場所で、してもらおうね~。顎は、、、ズレていないから、疲れから来る痛みだね。イルとエルに、お口が痛いですって、言ってみてね。」

 「言ってみます。えっと、血は出て無いと思うけど、、、後ろは自分では見えないから、、、」


 「そうだね、少し、診察してみようね。オメガ診察台に乗れる?膝を付かないように、、、ここ掴んで、ゆっくり上がってね?」

 下着と、ズボンを脱がせて、診察台に乗せたが、その軽さにジョルジュは驚いた。

 「内視鏡で、中まで見せてね?」

 「ゔぁぁ。うっ、うぅっ。」

 「大丈夫、泣かないで、力抜いて、ふーー。ふーーー。」

 背中をポンポンしながら、長く息を吐く様に促す。

 「うーーん、大丈夫。切れて無いね。でも、腫れてるから、このまま、座薬のお薬を挿入するね。」

 「痛い?痛いのヤダァ!」

 「大丈夫だよ、ソフィ。動かないでね?もう、入ったよ?一瞬だったでしょ?痛かったね?すぐに良くなるよ?」

 「う、んぅぅ、」

 「イルとエルは保健指導をしておくからね。どう?今も痛い?」

 「い、痛くないです。お尻の穴が、シュワシュワしてる。」

 「先生の作ったお薬だよ、すぐに痛みが引くからね?お薬が溶けるまで、もうしばらく、四つん這いで、いてね。」

 座薬が溶けきるまでの間、ソフィの肛門を押さえて、なだめながら、近況を聞いた。

 なんて事だ。イルと、エルには、この後、説教決定だな。

 軽く、ソフィの後孔をティッシュで拭い下着と、ズボンを履かせる。



 「先生ありがとう」

 「ふふ、どういたしまして。また、気になったら、来てね?ご飯も、いっぱい食べるんだよ?」




 生徒《ソフィ》を送り出した所で、魔術科で、教師をしている、番のソニアが息を切らして、入って来た。

 「大変だよ、ジョルジュ、陛下が、お妃を異世界から召喚しようとしているんだ。」

 「はぁ?この前の、お妃候補を探す夜会は、散々だったのに、まだ、そんな事を考えているのか?誰か陛下を、止めているのか?」

 「詳しくは分からない、けど、絶対に、止めないと!」

 「ああ、何としても、阻止しよう。危険過ぎる。」


 学園に通う間、ジュリアス陛下に与えられた、貴賓室へ向かうと、最近、第二騎士団の、団長に就任した、アーロン君が、もう既に、陛下に、噛み付いていた。

 どうやら、取り巻き護衛のABCも、反対しているようだった。

 魔術省の長官もいるが、のんびりとソファーに座り、笑顔で、お茶を飲んでいた。その長閑な光景に、思わず、ホッと胸を撫で下ろした。


 最悪の事態を想定していたが、状況はかなり良かった。陛下1人の暴走なら、大した事ではないからな。




 「何と言われようと、異世界から妃は迎える。」

 「ジュリアス、召喚の儀は、とても危険なんだ。それに、俺たちと同じ形をした生命体が、異世界に存在する確率はかなり低いぞ?」

 「アーロン、嘘をついたら、いけないよ?私もちゃんと調べたさ。過去に成功した人が、ちゃんと居るんだ。危なくは無い。」


 「...それは...誰だ?召喚の儀は、まだ成功していないはずだが?」


 「アーロン、教えてやろう。この、古代の文献では、異世界から召喚した、癒しの魔法使いと、王子が結婚したと、記されて居るんだ。とても美しい女性が召喚されたとな。」


 「王子?魔法使い?いつの時代だ?見せて見ろ。」


 「見せてくださいだろぉ?ほら」


 横柄に、古めかしい、紙の束を渡して来たので、私達も、見せてもらう。




 「「「「「、、、、、、。」」」」」











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