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第七話 エピローグ(充side)
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翌日、頭の痛さで目が覚め体を起こすと、見慣れない部屋だった。
(ここ、俺の部屋じゃないじゃん。てか、昨日あの後どうしたんだっけ……?)
隣を見てみると、呑気な顔をして気持ちよさそうに寝ている彼がいた。昨日の記憶はないのに、叶太の部屋で一緒のベッドで寝ていたらしい。
「もしかして、昨日……」
(いや、最後まではしてないはず。でも全然思い出せない……)
「充さん……?」
「ああ、おはよう……?」
なんとなく気まずくて、叶太の顔を見ることができない。
「昨日、すごかったね笑」
「え、待って、何が……?」
「もしかして覚えてないの?ひどいな~」
「正直覚えてない……」
「困ってる充さんかわいい笑」
「笑うなって……」
「ごめん、俺達最後までしてないよ?好き好き~って俺に言ってたのは本当だけど笑」
「うわ、恥ずかしくて無理」
恥ずかしくて逃げようと思っても、俺の腕は彼に掴まれていて動けない。
「大丈夫、かわいかったから」
「……っ」
「でも、俺のこと好きでしょ?」
「それは、まあ……」
そう言った瞬間、掴まれていた腕が引かれて抱きしめられる。恥ずかしくて落ち着かない……。
「良かった、それは本当だったみたいで」
「何その顔むかつく」
自分がこんなに余裕がないのに、叶太が余裕そうな顔をしていたことが嫌で、彼のほっぺたをつねった。
「痛っ。ひど~」
そう言って、彼も対抗してきた。2人で朝からそんなことをしてるのが子どもっぽく感じて、思わず笑ってしまう。
「充さん、今日仕事は?」
「今日は日曜だし、さすがに休もうかなって思ってる。何もトラブルがなく呼び出されなかったらの話だけど」
「じゃぁ俺のために今日はゆっくりして?だからスマホ没収ね?笑」
叶太はいたずらっぽく笑いながら、俺のスマホを取って、近くのテーブルに置いた。
「2人でゆっくりしよ」
「うん、たまにはゆっくりするのもいいかな」
2人で抱きしめ合うと、叶太の少し首の辺りを叶太の髪があたってくすぐったい。その反応を見てか、服の中に手が入ってくる。
「んっ……」
「触られるの好き?」
「ん、ぁ……」
「ねぇ、どこが好き?」
「最初見た時から、一目惚れだった……」
「え、何?聞こえなかった」
「だから……!」
俺は叶太の方を振り向くと、叶太は嬉しそうに笑っている。
「その顔、聞こえてただろ?」
「どうだろな~?充さん俺のこと好き?」
「……ああ、好きだと思う」
「嬉しい。じゃぁ俺と付き合ってくれる?」
「……うん」
「よかった、ありがと」
そう言って、叶太は俺の首筋にキスをした。
「ねぇ充さん、一個お願い聞いてくれない?」
「お願いって?」
「充さんのこと、めちゃくちゃに抱きたい……」
俺は急にそんなことを言われて戸惑ってしまう。
「だめ?」
俺の顔を見上げて普段より甘えたような声でそんなことを言われると、俺は断りきれない……。
「それ、ずるい……」
「じゃぁ、今日一日充さんのこと俺にくれない?」
「うん。一日でいいの?これからもずっと俺は叶太のものだよ」
俺はいつの間にこんなに彼のことが好きだったのだろう……。これ以上の恋はもう知りたくない……。
(ここ、俺の部屋じゃないじゃん。てか、昨日あの後どうしたんだっけ……?)
隣を見てみると、呑気な顔をして気持ちよさそうに寝ている彼がいた。昨日の記憶はないのに、叶太の部屋で一緒のベッドで寝ていたらしい。
「もしかして、昨日……」
(いや、最後まではしてないはず。でも全然思い出せない……)
「充さん……?」
「ああ、おはよう……?」
なんとなく気まずくて、叶太の顔を見ることができない。
「昨日、すごかったね笑」
「え、待って、何が……?」
「もしかして覚えてないの?ひどいな~」
「正直覚えてない……」
「困ってる充さんかわいい笑」
「笑うなって……」
「ごめん、俺達最後までしてないよ?好き好き~って俺に言ってたのは本当だけど笑」
「うわ、恥ずかしくて無理」
恥ずかしくて逃げようと思っても、俺の腕は彼に掴まれていて動けない。
「大丈夫、かわいかったから」
「……っ」
「でも、俺のこと好きでしょ?」
「それは、まあ……」
そう言った瞬間、掴まれていた腕が引かれて抱きしめられる。恥ずかしくて落ち着かない……。
「良かった、それは本当だったみたいで」
「何その顔むかつく」
自分がこんなに余裕がないのに、叶太が余裕そうな顔をしていたことが嫌で、彼のほっぺたをつねった。
「痛っ。ひど~」
そう言って、彼も対抗してきた。2人で朝からそんなことをしてるのが子どもっぽく感じて、思わず笑ってしまう。
「充さん、今日仕事は?」
「今日は日曜だし、さすがに休もうかなって思ってる。何もトラブルがなく呼び出されなかったらの話だけど」
「じゃぁ俺のために今日はゆっくりして?だからスマホ没収ね?笑」
叶太はいたずらっぽく笑いながら、俺のスマホを取って、近くのテーブルに置いた。
「2人でゆっくりしよ」
「うん、たまにはゆっくりするのもいいかな」
2人で抱きしめ合うと、叶太の少し首の辺りを叶太の髪があたってくすぐったい。その反応を見てか、服の中に手が入ってくる。
「んっ……」
「触られるの好き?」
「ん、ぁ……」
「ねぇ、どこが好き?」
「最初見た時から、一目惚れだった……」
「え、何?聞こえなかった」
「だから……!」
俺は叶太の方を振り向くと、叶太は嬉しそうに笑っている。
「その顔、聞こえてただろ?」
「どうだろな~?充さん俺のこと好き?」
「……ああ、好きだと思う」
「嬉しい。じゃぁ俺と付き合ってくれる?」
「……うん」
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そう言って、叶太は俺の首筋にキスをした。
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「だめ?」
俺の顔を見上げて普段より甘えたような声でそんなことを言われると、俺は断りきれない……。
「それ、ずるい……」
「じゃぁ、今日一日充さんのこと俺にくれない?」
「うん。一日でいいの?これからもずっと俺は叶太のものだよ」
俺はいつの間にこんなに彼のことが好きだったのだろう……。これ以上の恋はもう知りたくない……。
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