11 / 17
第11章
トリアージ訓練編・実施
しおりを挟む
訓練開始時刻は、あらかじめ決められていた。
それは、サクラが日常的に行っている結界の定期修正の時間帯に合わせたものだった。
理由は単純で、そして絶対だ。
緊急事態が発生した場合、異界の巫女であるサクラは、結界制御室から最低でも一時間以上、動くことができない。
結界の安定が最優先となり、途中で手を止めることは許されない。
それは訓練であっても、実戦であっても変わらない条件だった。
だからこそ今回の訓練は、
**「サクラがすぐに医療へ参加できない状況」**を、最初から想定に組み込んで始まる。
サクラは、結界制御室にいた。
淡く光る魔法陣の前で、いつもと同じ手順で、いつもと同じ範囲の修正を行っている。
結界は安定している。
揺らぎも、異常もない。
それでも、この一時間は彼女が離れてはいけない持ち場だった。
訓練だからといって、省略はしない。
――もし本当に何かが起きたなら、この時間、彼女は確実に動けないのだから。
一方、城外の訓練区域では、静かに訓練が始まっていた。
参加しているのは、特別師団、第三師団、第五師団。
他の師団とは、後日情報共有を行う前提で、今回の実施訓練には加わっていない。
戦闘はない。
魔物もいない。
だが騎士たちは、それを「訓練だから」と軽く扱わなかった。
魔物と交戦した想定で陣形を組み、負傷者役の騎士たちが、次々と地面に倒れ込む。
軽傷。
中等傷。
重傷。
重体。
死亡。
それぞれに、具体的な負傷内容と症状が設定されていた。
切創による大量出血。
骨折による歩行不能。
意識障害。
呼吸が浅く、脈が弱い状態。
すでに反応のない状態。
最初に判断を行うのは、各師団に配置された医療担当騎士たちだった。
戦闘が続いている想定のため、負傷者をすぐに後方へ運ぶ余裕はない。
その場でできるのは、最低限の確認と初期判断だけだ。
呼吸はあるか。
脈は触れるか。
意識はあるか。
出血は制御できるか。
基準は、すでに共有されている。
意識がなくても、呼吸と脈があれば「運ぶ対象」。
意識があっても、出血が激しければ「運ぶ対象」。
呼吸が止まっている場合は、「今は運ばない」。
死亡、または意識のない重体者については、やむを得ず、想定された状況を記した紙が貼られていた。
声をかけても反応がないため、状態を共有するための措置だ。
それでも、判断は紙だけで下されない。
医療担当騎士は、必ず自分の手で確認する。
迷ったときは、一人で抱え込まない。
近くにいる仲間と、短く意見を交わす。
やがて、「戦闘が一段落した」という想定に切り替わる。
ここから、ようやく負傷者の把握と搬送が始まった。
魔法陣が設置された地点へ、重症度の高い者から集められていく。
一度に運べる人数は、最大で十名。
優先度の低い者も、切り捨てられるわけではない。
魔法陣の周囲で待機し、状態の変化を見守られる。
その頃――
結界制御室では、サクラが定刻の修正を終えつつあった。
結界は問題なく安定している。
残る工程を確認し、次の引き継ぎを終える。
予定通り、訓練開始から一時間強。
サクラは、護衛のクロトとともに、第一診療所へ向かう準備を整えた。
今回、サクラに任された役割は「視察と評価」だった。
第三師団長、第五師団長、そして本日サクラの警護を担当している特別師団副師団長クロトも、同じく評価を担っている。
その代わり、特別師団長ヴァルターは、訓練区域での現場指揮に当たっていた。
王宮診療所側では、エルンストとマルタが対応に入りながら、現場の動きを確認する予定になっている。
現場が、
どのように迷い、
どのように判断し、
どこで立ち止まるのか。
それを見るための訓練だ。
訓練は、すでに進行している。
サクラが合流する頃には、現場は王宮診療所へと移っていく途中だった。
再び選ばれる現場
第1診療所の外には、あらかじめ広いスペースが確保されていた。
建物の正面から脇にかけて、仮設の区画がいくつも設けられ、
重体、重症と判断された者から順に、ここへ集められていく。
診療所の中に運び込める人数には限りがある。
それは訓練でも変わらない。
だからこそ、
まずは外で再度状態を確認し、
「今、第1診療所内へ入れるべきかどうか」を見極める。
今回の訓練は、
大規模な被害が発生した状況を想定している。
そのため、王宮診療所の人員だけでは対応しない。
近隣の病院、診療所から、
看護師、医師あわせて数十名が参加していた。
彼らは、突然ここに集められたわけではない。
事前に、城下町の集会場で、
診療所の医療者による詳細な説明を受けている。
――今回の訓練の目的。
――トリアージの考え方。
――誰が、どこで、何を判断するのか。
第一診療所の外では、
再トリアージが始まっていた。
医師と看護師が組になり、
一人ひとりの状態を、改めて確認していく。
呼吸。
脈。
意識レベル。
皮膚の色。
出血の量。
時間経過による変化。
そこでは、想定が崩れる場面も意図的に用意されていた。
軽傷だと思われていた者が、
実は内部出血を起こしており、
短時間で状態が悪化する。
会話ができていたはずの者が、
急に意識を落とす。
逆に、
重体と判断されていた者が、
応急処置によって状態を持ち直し、
治療の順番を下げられることもある。
そして――
どうしても避けられない場面もあった。
処置を行っても、
助かる可能性が極めて低いと判断されるケース。
医師が、
短い確認のあと、静かに首を振る。
看護師が、
それを受け取り、
次の患者へと視線を移す。
誰かが声を荒らげることはない。
だが、その場の空気は、確実に重くなる。
訓練であることは、
全員が分かっている。
それでも、
その判断が下される瞬間の感覚は、
実戦と大きく変わらない。
診療所内では、
治療の「まねごと」が進められていく。
実際に切ることはしない。
薬を投与することもない。
だが、
どの処置を行うか。
どの順番で進めるか。
どこまで対応し、どこで区切るか。
すべてが、
現実を想定した判断として扱われる。
医療者たちは、
自分たちの判断が、
どこで迷い、
どこで遅れ、
どこで変わるのかを、
否応なく突きつけられていた。
これは、
知識をなぞるための訓練ではない。
「できなかったこと」を
安全な場で、はっきりさせるための訓練だった。
幕間 積み重ねられた現場
第一診療所の外と中を行き来しながら、
サクラは、ある感覚に気づいていた。
騎士たちも、医療者たちも、
迷いがないわけではない。
むしろ、迷いは確かにある。
だが、その迷い方が、どこか違う。
判断の前で立ち止まり、
それでも次の行動へ移る速さ。
――この人たちの中には、
すでに、いくつもの修羅場を越えてきた者がいる。
サクラは、そう明確に感じていた。
サクラ自身、
日本でトリアージ訓練を経験したことがある。
病院内で行われる訓練は、
どれだけ真剣でも、
どこかで緊張が緩み、
「訓練だ」という空気が漂ってしまうものだ。
けれど、ここでは違う。
誰もが神経を張りつめ、
強い緊張感をもって行動している。
まるで、
「起きるかもしれない現実」を、
すでに目の前にしているかのようだった。
日本とは、あまりにも違う環境。
医療資源も、前提条件も、すべてが違う。
それでも――
トリアージという考え方を、
共通の認識として持とうとしてくれている。
限られた中で、
誰を、いつ、どう守るか。
サクラは、
自分がここで説明した内容が、
少しでもこの国の人々を守る道具になればいいと、
ただそれだけを願っていた。
今回の訓練は、
騎士たちの負傷を主体に構成されている。
だが、現実には、
魔物の被害は村や町にも及ぶ。
戦えない人間。
逃げ遅れた住民。
複数の場所で、同時に起きる混乱。
――そのすべてを、
今日ここに集まった医療者たちが、
それぞれの現場へ持ち帰ってくれたなら。
そう思ったとき、。
「……大丈夫ですか?」
低い声で、クロトが言った。
誰にも聞こえない距離だ。
「はい?」
「判断を見続ける側は、
意外と消耗します」
言葉は淡々としている。
心配を前に出すような言い方ではない。
サクラは、ほんの少しだけ息を吐いた。
「でも……
皆さん、すごいですね」
「すでに、
何度も同じ状況をくぐってきて、
悔しい思いをした人もいるのでしょう」
淡々と、そう言う。
「だからこそ、
今回の訓練も、
形だけで終わらせない」
サクラは、小さく頷いた。
聞いた話では、
この訓練をもとに、
全国の警備官にも、
勉強会が行われる予定だという。
医療者だけでなく、
現場に立つ者すべてが、
同じ考え方を共有するために。
それは、
一度で完成する制度ではない。
だからこそ――
積み重ねていくしかないものだ。
それは、サクラが日常的に行っている結界の定期修正の時間帯に合わせたものだった。
理由は単純で、そして絶対だ。
緊急事態が発生した場合、異界の巫女であるサクラは、結界制御室から最低でも一時間以上、動くことができない。
結界の安定が最優先となり、途中で手を止めることは許されない。
それは訓練であっても、実戦であっても変わらない条件だった。
だからこそ今回の訓練は、
**「サクラがすぐに医療へ参加できない状況」**を、最初から想定に組み込んで始まる。
サクラは、結界制御室にいた。
淡く光る魔法陣の前で、いつもと同じ手順で、いつもと同じ範囲の修正を行っている。
結界は安定している。
揺らぎも、異常もない。
それでも、この一時間は彼女が離れてはいけない持ち場だった。
訓練だからといって、省略はしない。
――もし本当に何かが起きたなら、この時間、彼女は確実に動けないのだから。
一方、城外の訓練区域では、静かに訓練が始まっていた。
参加しているのは、特別師団、第三師団、第五師団。
他の師団とは、後日情報共有を行う前提で、今回の実施訓練には加わっていない。
戦闘はない。
魔物もいない。
だが騎士たちは、それを「訓練だから」と軽く扱わなかった。
魔物と交戦した想定で陣形を組み、負傷者役の騎士たちが、次々と地面に倒れ込む。
軽傷。
中等傷。
重傷。
重体。
死亡。
それぞれに、具体的な負傷内容と症状が設定されていた。
切創による大量出血。
骨折による歩行不能。
意識障害。
呼吸が浅く、脈が弱い状態。
すでに反応のない状態。
最初に判断を行うのは、各師団に配置された医療担当騎士たちだった。
戦闘が続いている想定のため、負傷者をすぐに後方へ運ぶ余裕はない。
その場でできるのは、最低限の確認と初期判断だけだ。
呼吸はあるか。
脈は触れるか。
意識はあるか。
出血は制御できるか。
基準は、すでに共有されている。
意識がなくても、呼吸と脈があれば「運ぶ対象」。
意識があっても、出血が激しければ「運ぶ対象」。
呼吸が止まっている場合は、「今は運ばない」。
死亡、または意識のない重体者については、やむを得ず、想定された状況を記した紙が貼られていた。
声をかけても反応がないため、状態を共有するための措置だ。
それでも、判断は紙だけで下されない。
医療担当騎士は、必ず自分の手で確認する。
迷ったときは、一人で抱え込まない。
近くにいる仲間と、短く意見を交わす。
やがて、「戦闘が一段落した」という想定に切り替わる。
ここから、ようやく負傷者の把握と搬送が始まった。
魔法陣が設置された地点へ、重症度の高い者から集められていく。
一度に運べる人数は、最大で十名。
優先度の低い者も、切り捨てられるわけではない。
魔法陣の周囲で待機し、状態の変化を見守られる。
その頃――
結界制御室では、サクラが定刻の修正を終えつつあった。
結界は問題なく安定している。
残る工程を確認し、次の引き継ぎを終える。
予定通り、訓練開始から一時間強。
サクラは、護衛のクロトとともに、第一診療所へ向かう準備を整えた。
今回、サクラに任された役割は「視察と評価」だった。
第三師団長、第五師団長、そして本日サクラの警護を担当している特別師団副師団長クロトも、同じく評価を担っている。
その代わり、特別師団長ヴァルターは、訓練区域での現場指揮に当たっていた。
王宮診療所側では、エルンストとマルタが対応に入りながら、現場の動きを確認する予定になっている。
現場が、
どのように迷い、
どのように判断し、
どこで立ち止まるのか。
それを見るための訓練だ。
訓練は、すでに進行している。
サクラが合流する頃には、現場は王宮診療所へと移っていく途中だった。
再び選ばれる現場
第1診療所の外には、あらかじめ広いスペースが確保されていた。
建物の正面から脇にかけて、仮設の区画がいくつも設けられ、
重体、重症と判断された者から順に、ここへ集められていく。
診療所の中に運び込める人数には限りがある。
それは訓練でも変わらない。
だからこそ、
まずは外で再度状態を確認し、
「今、第1診療所内へ入れるべきかどうか」を見極める。
今回の訓練は、
大規模な被害が発生した状況を想定している。
そのため、王宮診療所の人員だけでは対応しない。
近隣の病院、診療所から、
看護師、医師あわせて数十名が参加していた。
彼らは、突然ここに集められたわけではない。
事前に、城下町の集会場で、
診療所の医療者による詳細な説明を受けている。
――今回の訓練の目的。
――トリアージの考え方。
――誰が、どこで、何を判断するのか。
第一診療所の外では、
再トリアージが始まっていた。
医師と看護師が組になり、
一人ひとりの状態を、改めて確認していく。
呼吸。
脈。
意識レベル。
皮膚の色。
出血の量。
時間経過による変化。
そこでは、想定が崩れる場面も意図的に用意されていた。
軽傷だと思われていた者が、
実は内部出血を起こしており、
短時間で状態が悪化する。
会話ができていたはずの者が、
急に意識を落とす。
逆に、
重体と判断されていた者が、
応急処置によって状態を持ち直し、
治療の順番を下げられることもある。
そして――
どうしても避けられない場面もあった。
処置を行っても、
助かる可能性が極めて低いと判断されるケース。
医師が、
短い確認のあと、静かに首を振る。
看護師が、
それを受け取り、
次の患者へと視線を移す。
誰かが声を荒らげることはない。
だが、その場の空気は、確実に重くなる。
訓練であることは、
全員が分かっている。
それでも、
その判断が下される瞬間の感覚は、
実戦と大きく変わらない。
診療所内では、
治療の「まねごと」が進められていく。
実際に切ることはしない。
薬を投与することもない。
だが、
どの処置を行うか。
どの順番で進めるか。
どこまで対応し、どこで区切るか。
すべてが、
現実を想定した判断として扱われる。
医療者たちは、
自分たちの判断が、
どこで迷い、
どこで遅れ、
どこで変わるのかを、
否応なく突きつけられていた。
これは、
知識をなぞるための訓練ではない。
「できなかったこと」を
安全な場で、はっきりさせるための訓練だった。
幕間 積み重ねられた現場
第一診療所の外と中を行き来しながら、
サクラは、ある感覚に気づいていた。
騎士たちも、医療者たちも、
迷いがないわけではない。
むしろ、迷いは確かにある。
だが、その迷い方が、どこか違う。
判断の前で立ち止まり、
それでも次の行動へ移る速さ。
――この人たちの中には、
すでに、いくつもの修羅場を越えてきた者がいる。
サクラは、そう明確に感じていた。
サクラ自身、
日本でトリアージ訓練を経験したことがある。
病院内で行われる訓練は、
どれだけ真剣でも、
どこかで緊張が緩み、
「訓練だ」という空気が漂ってしまうものだ。
けれど、ここでは違う。
誰もが神経を張りつめ、
強い緊張感をもって行動している。
まるで、
「起きるかもしれない現実」を、
すでに目の前にしているかのようだった。
日本とは、あまりにも違う環境。
医療資源も、前提条件も、すべてが違う。
それでも――
トリアージという考え方を、
共通の認識として持とうとしてくれている。
限られた中で、
誰を、いつ、どう守るか。
サクラは、
自分がここで説明した内容が、
少しでもこの国の人々を守る道具になればいいと、
ただそれだけを願っていた。
今回の訓練は、
騎士たちの負傷を主体に構成されている。
だが、現実には、
魔物の被害は村や町にも及ぶ。
戦えない人間。
逃げ遅れた住民。
複数の場所で、同時に起きる混乱。
――そのすべてを、
今日ここに集まった医療者たちが、
それぞれの現場へ持ち帰ってくれたなら。
そう思ったとき、。
「……大丈夫ですか?」
低い声で、クロトが言った。
誰にも聞こえない距離だ。
「はい?」
「判断を見続ける側は、
意外と消耗します」
言葉は淡々としている。
心配を前に出すような言い方ではない。
サクラは、ほんの少しだけ息を吐いた。
「でも……
皆さん、すごいですね」
「すでに、
何度も同じ状況をくぐってきて、
悔しい思いをした人もいるのでしょう」
淡々と、そう言う。
「だからこそ、
今回の訓練も、
形だけで終わらせない」
サクラは、小さく頷いた。
聞いた話では、
この訓練をもとに、
全国の警備官にも、
勉強会が行われる予定だという。
医療者だけでなく、
現場に立つ者すべてが、
同じ考え方を共有するために。
それは、
一度で完成する制度ではない。
だからこそ――
積み重ねていくしかないものだ。
0
あなたにおすすめの小説
永遠の十七歳なんて、呪いに決まってる
鷹 綾
恋愛
永遠の十七歳――
それは祝福ではなく、三百年続く“呪い”だった。
公には「名門イソファガス家の孫娘」として知られる少女キクコ。
だがその正体は、歴史の裏側で幾度も国を救ってきた不老の元聖女であり、
王家すら真実を知らぬ“生きた時代遺産”。
政治も権力も、面倒ごとは大嫌い。
紅茶と読書に囲まれた静かな余生(?)を望んでいたキクコだったが――
魔王討伐後、王位継承問題に巻き込まれたことをきっかけに、
まさかの王位継承権十七位という事実が発覚する。
「……私が女王? 冗談じゃないわ」
回避策として動いたはずが、
誕生した新国王アルフェリットから、なぜか突然の求婚。
しかも彼は、
幼少期に命を救われた“恩人”がキクコであることを覚えていた――
年を取らぬ姿のままで。
永遠に老いない少女と、
彼女の真実を問わず選んだ自分ファーストな若き王。
王妃になどなる気はない。
けれど、逃げ続けることももうできない。
これは、
歴史の影に生きてきた少女が、
はじめて「誰かの隣」を選ぶかもしれない物語。
ざまぁも陰謀も押し付けない。
それでも――
この国で一番、誰よりも“強い”のは彼女だった。
【完結】欲しがり義妹に王位を奪われ偽者花嫁として嫁ぎました。バレたら処刑されるとドキドキしていたらイケメン王に溺愛されてます。
美咲アリス
恋愛
【Amazonベストセラー入りしました(長編版)】「国王陛下!わたくしは偽者の花嫁です!どうぞわたくしを処刑してください!!」「とりあえず、落ち着こうか?(にっこり)」意地悪な義母の策略で義妹の代わりに辺境国へ嫁いだオメガ王女のフウル。正直な性格のせいで嘘をつくことができずに命を捨てる覚悟で夫となる国王に真実を告げる。だが美貌の国王リオ・ナバはなぜかにっこりと微笑んだ。そしてフウルを甘々にもてなしてくれる。「きっとこれは処刑前の罠?」不幸生活が身についたフウルはビクビクしながら城で暮らすが、実は国王にはある考えがあって⋯⋯?
愛し子
水姫
ファンタジー
アリスティア王国のアレル公爵家にはリリアという公爵令嬢がいた。
彼女は神様の愛し子であった。
彼女が12歳を迎えたとき物語が動き出す。
初めて書きます。お手柔らかにお願いします。
アドバイスや、感想を貰えると嬉しいです。
沢山の方に読んで頂けて嬉しく思います。
感謝の気持ちを込めまして番外編を検討しています。
皆様のリクエストお待ちしております。
婚約破棄から50年後
あんど もあ
ファンタジー
王立学園の卒業パーティーで、王子が婚約者に婚約破棄を宣言した。王子は真に愛する女性と結ばれ、めでたしめでたし。
そして50年後、王子の孫の王子は、婚約破棄された女性の孫と婚約する事に。そこで明かされた婚約破棄の真実とは。
教養が足りない、ですって
たくわん
恋愛
侯爵令嬢エリーゼは、公爵家の長男アレクシスとの婚約披露宴で突然婚約破棄される。理由は「教養が足りず、公爵夫人として恥ずかしい」。社交界の人々の嘲笑の中、エリーゼは静かに会場を去る。
ブサイク令嬢は、眼鏡を外せば国一番の美女でして。
みこと。
恋愛
伯爵家のひとり娘、アルドンサ・リブレは"人の死期"がわかる。
死が近づいた人間の体が、色あせて見えるからだ。
母に気味悪がれた彼女は、「眼鏡をかけていれば見えない」と主張し、大きな眼鏡を外さなくなった。
無骨な眼鏡で"ブサ令嬢"と蔑まれるアルドンサだが、そんな彼女にも憧れの人がいた。
王女の婚約者、公爵家次男のファビアン公子である。彼に助けられて以降、想いを密かに閉じ込めて、ただ姿が見れるだけで満足していたある日、ファビアンの全身が薄く見え?
「ファビアン様に死期が迫ってる!」
王女に新しい恋人が出来たため、ファビアンとの仲が危ぶまれる昨今。まさか王女に断罪される? それとも失恋を嘆いて命を絶つ?
慌てるアルドンサだったが、さらに彼女の目は、とんでもないものをとらえてしまう──。
不思議な力に悩まされてきた令嬢が、初恋相手と結ばれるハッピーエンドな物語。
幸せな結末を、ぜひご確認ください!!
(※本編はヒロイン視点、全5話完結)
(※番外編は第6話から、他のキャラ視点でお届けします)
※この作品は「小説家になろう」様でも掲載しています。第6~12話は「なろう」様では『浅はかな王女の末路』、第13~15話『「わたくしは身勝手な第一王女なの」〜ざまぁ後王女の見た景色〜』、第16~17話『氷砂糖の王女様』というタイトルです。
どうやらお前、死んだらしいぞ? ~変わり者令嬢は父親に報復する~
野菜ばたけ@既刊5冊📚好評発売中!
ファンタジー
「ビクティー・シークランドは、どうやら死んでしまったらしいぞ?」
「はぁ? 殿下、アンタついに頭沸いた?」
私は思わずそう言った。
だって仕方がないじゃない、普通にビックリしたんだから。
***
私、ビクティー・シークランドは少し変わった令嬢だ。
お世辞にも淑女然としているとは言えず、男が好む政治事に興味を持ってる。
だから父からも煙たがられているのは自覚があった。
しかしある日、殺されそうになった事で彼女は決める。
「必ず仕返ししてやろう」って。
そんな令嬢の人望と理性に支えられた大勝負をご覧あれ。
聖女じゃない私の奇跡
あんど もあ
ファンタジー
田舎の農家に生まれた平民のクレアは、少しだけ聖魔法が使える。あくまでもほんの少し。
だが、その魔法で蝗害を防いだ事から「聖女ではないか」と王都から調査が来ることに。
「私は聖女じゃありません!」と言っても聞いてもらえず…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる