黒蛇男

zubro909

文字の大きさ
77 / 95
14. 大蔵・Karim・iibadatanとの戦闘

14. 大蔵・Karim・iibadatanとの戦闘(1)

しおりを挟む
剛は急ぎ大蔵とKarim抹殺の準備を進めている。

大蔵達に気づかれない様、寧々の要塞の敷地内で、右眼に盗撮機を埋め込む手術を行った。

寧々を先日強姦しなかった理由は、大蔵とKarimを殺した後に、寧々と2人でセックスすることが強烈なインセンティヴになるからだ。

(今までの人生で、この女が突出してベストだ)

剛は面会を通して確信した。客観的に考えれば、99.9%、自分は大蔵に殺されるだろう。自然に考えれば、その日寧々を強姦するべきだった。寧々は剛とセックスしたがっていたから、寧々も夢中でセックスしただろう。

(俺は確実に生き残るんだ)

自分を発奮させるために、先日は寧々とセックスしなかった。この事で、剛は寧々を深く焦らすことに成功した。寧々の剛への思いはより一層強くなった。

剛が狙うのは、Karimと大蔵の殺人、真央と交渉し、寧々の組織と連携させる事だ。失敗した場合は、真央を含めて殺し、家族とともに海外へ一時退避する。

Karimと大蔵が最も油断した瞬間に、油断している方法で殺す。

最も油断した瞬間とは、剛が確実に屈服したと確信した瞬間だ。そこまでで一定の集中力を浪費させ、一定の征服感を与える必要がある。主体である大蔵だけでなく、Karimも自分達への拷問に参加させる必要がある。そうすれば、彼らの弱みである「猟奇的な殺人への陶酔」に陥らせる事が出来る。

剛はプランを決めた。油断させるプラン、油断した後の殺人手段を決めた。沙耶が貢いだ1億円の一部も活用した。大蔵に攫われるだろう母、弟、玲香、彩香、葵、沙耶と会い、話をし、指示と物資を与えた。当日までの準備を粛々と進めた。

大蔵に指定された8月31日の5日前。予想通り、剛の家族・仲間全員が攫われた。

当日。8月31日 19:00。
例年にないうだるような暑さで、秋の気配がまるで見えない日だった。

剛は丸腰でiibadatanの指定された敷地に入る。入口で黒い特殊な化学繊維に身を包んだ男達に目隠しされ、車に揺らされた。意識は朦朧としていた。

目隠しを取らされると、想定したシーンが広がっていた。

ビデオで観た、濃い灰色の大きな部屋。

黒い化学繊維で眼、手元、足先のみ曝け出された軍人達は総勢で20名。眼と姿以外は見えないが、剛は中央に大蔵、右奥にKarimと真央が居る事がわかった。部屋の端に全裸の母、弟、玲香、彩香、葵、沙耶、毅が居た。全員、やはり舌を切られ、自殺の手段は奪われていた。この中で一人だけ、毅は呼び出される認識が剛にはなく、剛は事前の説明をしていなかった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

還暦の性 若い彼との恋愛模様

MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。 そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。 その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。 全7話

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

熟女教師に何度も迫られて…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
二度と味わえない体験をした実話中心のショート・ショート集です

母の下着 タンスと洗濯籠の秘密

MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。 颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。 物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。 しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。 センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。 これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。 どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。

世界の終わりにキミと

フロイライン
エッセイ・ノンフィクション
毎日を惰性で生きる桐野渚は、高級クラブの黒服を生業としていた。 そんなある日、驚くほどの美女ヒカルが入店してくる。 しかし、ヒカルは影のある女性で、彼女の見た目と内面のギャップに、いつしか桐野は惹かれていくが…

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

処理中です...