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転移と出会いとコルドナ街
11 孫達よ 婆は見習い 冒険者!
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あれから、10日・・・
10日の間に大きな動きがあった様です。
大きな捕縛劇が何度かあり、教会と孤児院の人員の総入れ替え、子ども達を低賃金で違法に使っていた商会、飲食店、工房は閉鎖や閉店が続き、
人身売買組織が壊滅し、
領主が国に呼ばれと・・・
アルマ君たち被害者の子供たちは、ハインツさんのご実家の貴族様と教会で、体制が整うまで支援を決めてくれた。もちろん孤児院から追い出されていた未成年の子供たちもまとめて支援することになった。アルマ君もきちんとご飯が食べられるだろう。良かった良かった。
私のわかる限りでも、いろいろ動いたみたい。
みたいというのは、やはりというべきか、見た目子供の私は「孤児達救出大作戦(勝手に命名)」からは遠ざけられました。
それに、あのジジイ神(仮)の伝言の効果もあるのか、
私の素性、あの場で語られた私に関する全てに、神官のハインツさんによる魔法契約で口外禁止の措置が取られた。
そういう魔法もあるのに感心しました。魔法、奥が深そうだ。
そんな私は!!!!
見習い冒険者!!!!キラン✴
これぞ異世界のお約束!!
ウハハも従魔登録も完了。
堂々と一緒に歩けるの嬉しい。
まだ見習いなので、街中の依頼を細々していってるんだけど、
普通に散歩がてら歩いて配達。
荷物はアイテムボックスに入れるので、ホントただの散歩。
これで今日は4件め。
カランカラン
お届け物のお店に到着し、扉を開けていつもの声がけ。
「こんにちは、ギルドからのお届け物です。従魔のスライムが居るのですが中に入っても良いですか?」
ふわふわ揺れる黄金色の髪に、垂れ目がちな目元が柔らかさを表している。
ゆるふわふわ女子!!こりゃモテそう!!
「あらーーいらっしゃいーー。かわいいスライムちゃんねーー問題ないわーー入ってーー入ってーー」
なんともゆったり話す人だ。
「こちらが、お届け物の荷物です。受け取りのサインをお願いします」
「ありがとぉーーーー。あらーーもう出来たのねーーー嬉しいーー」
女性はさらさらとサインをし、届いた荷物を開けだした。
店内を見回すと、リボンや髪飾り、ペンにインク、ポーチに肩掛けバック、色々おいてる雑貨屋さん。女性向けの可愛らしい店内にわくわくする。
「さすがーーイリスさんーー♡出来栄えがー素敵だわーー」
目線を女性に戻すとうっとりとした女性が、きれいな装丁の本?を優しくなでていた。女性の前には色違いが6冊。
「本ですか?」
「んーーーちがうのーーこれはノーーート♡
最近はーー貴族様みたいにーーカッコよく日記をーーつけたい方がーー多いのよーーー」
私はカッと目を見開いて女性にお願いする。
「そのノート、どなたかの注文の品でないなら見せてもらっても?」
「あらーー小さいのにーー興味あるのねーー大丈夫よー多めにーー届いてるからーー」
私はドキドキしながらワインレッドの装丁のノートを手に取って、表紙・背表紙・裏表紙を見る。
すべてに金でさりげない縁取りの装飾がされていて美しい。
表紙をめくると中にある見返しは薄手のワインレッドの紙。扉の部分は桜色。きれいな薄ピンク。地はすべて白紙だ。使い勝手もきっといいだろう。
女性に目を向け、
「購入可能ですか?」
と尋ねると、女性は困った顔で、
「金貨1枚するのよーーー子供にはーーー高いわよーーー」
「問題ありません」
すっと金貨を差し出すと、女性はびっくりした表情をしながらも元気よく、
「ありがとうーーーございまーすーー」
目を合わせたまま二人で笑ってしまった。うん、この女性の雰囲気、好きだ。
ようやくノートが手に入った。嬉しい。
ノートのほかにも飴色の肩掛けバックと、
インクのいらないペンまで購入できた。
聖女様がボールペンを開発したの?って思ったんだけど違うらしく、魔道具の一種で魔力を込めることで書ける。金貨5枚もした。
これは仕方ない。
現代社会で仕事をしていた人間に、インク壺とインク付けてとか無理無理。こぼすだけ。必要経費、必要経費。
帰りがけに女性はお名前をシェリーさんだと聞き、
この前、失礼な雑貨屋を出た時に女性たちが言っていたシェリーの店と言う事が判明。
常連になろうと決めた。
この街はジャルの森に一番近く、大きく分厚い塀に囲まれた辺境の街。
東西南北と中央に区画を分けて管理している。
中央区には、冒険者ギルド・商業ギルド・職人ギルドが立ち並び、
領主の館は西地区の奥に建っている。
南区は市場が開かれる広場があり、いろいろなお店が立ち並ぶ。
マアサさんの宿屋は中央から南区に入った、すぐ近くにある。
北区に孤児院や教会があり、空き家も多く治安が悪くなっていたので、今は衛兵詰め所の出張所みたいな所が北区に設置され巡回がきちんとされている。
そしてシェリーの店は西区にある。今日は西区中心で依頼を受け、今日で北以外の東区・西区・南区は見て回ることができることになる。
まぁ、北区には今は近づくなと話し合いに参加した大人たちから言われているので、近づいてないよ。
ホントだよ。
見習いの仕事の「お使い」は街を知るにはいい仕事だ。
今日受けている依頼はあと3件。
西区は少しお高めのお店や、立派なお屋敷が建っている。
仕事中に菓子屋を見つけ、覗くとチョコが売っていた。
一粒銀貨3枚。
無理、無理、無理、貴族仕様だ。こわいこわい。
元の世界でもそんな高級品食べたことないわw
この街で見たお菓子はどれも洋菓子ばかり。残念。
小豆があれば、あんこを作って、羊羹やどら焼きでも作るんだけどなーー。
まぁ、この世界で珈琲が飲めるだけでもありがたいので、追々、探していこう。
10日の間に大きな動きがあった様です。
大きな捕縛劇が何度かあり、教会と孤児院の人員の総入れ替え、子ども達を低賃金で違法に使っていた商会、飲食店、工房は閉鎖や閉店が続き、
人身売買組織が壊滅し、
領主が国に呼ばれと・・・
アルマ君たち被害者の子供たちは、ハインツさんのご実家の貴族様と教会で、体制が整うまで支援を決めてくれた。もちろん孤児院から追い出されていた未成年の子供たちもまとめて支援することになった。アルマ君もきちんとご飯が食べられるだろう。良かった良かった。
私のわかる限りでも、いろいろ動いたみたい。
みたいというのは、やはりというべきか、見た目子供の私は「孤児達救出大作戦(勝手に命名)」からは遠ざけられました。
それに、あのジジイ神(仮)の伝言の効果もあるのか、
私の素性、あの場で語られた私に関する全てに、神官のハインツさんによる魔法契約で口外禁止の措置が取られた。
そういう魔法もあるのに感心しました。魔法、奥が深そうだ。
そんな私は!!!!
見習い冒険者!!!!キラン✴
これぞ異世界のお約束!!
ウハハも従魔登録も完了。
堂々と一緒に歩けるの嬉しい。
まだ見習いなので、街中の依頼を細々していってるんだけど、
普通に散歩がてら歩いて配達。
荷物はアイテムボックスに入れるので、ホントただの散歩。
これで今日は4件め。
カランカラン
お届け物のお店に到着し、扉を開けていつもの声がけ。
「こんにちは、ギルドからのお届け物です。従魔のスライムが居るのですが中に入っても良いですか?」
ふわふわ揺れる黄金色の髪に、垂れ目がちな目元が柔らかさを表している。
ゆるふわふわ女子!!こりゃモテそう!!
「あらーーいらっしゃいーー。かわいいスライムちゃんねーー問題ないわーー入ってーー入ってーー」
なんともゆったり話す人だ。
「こちらが、お届け物の荷物です。受け取りのサインをお願いします」
「ありがとぉーーーー。あらーーもう出来たのねーーー嬉しいーー」
女性はさらさらとサインをし、届いた荷物を開けだした。
店内を見回すと、リボンや髪飾り、ペンにインク、ポーチに肩掛けバック、色々おいてる雑貨屋さん。女性向けの可愛らしい店内にわくわくする。
「さすがーーイリスさんーー♡出来栄えがー素敵だわーー」
目線を女性に戻すとうっとりとした女性が、きれいな装丁の本?を優しくなでていた。女性の前には色違いが6冊。
「本ですか?」
「んーーーちがうのーーこれはノーーート♡
最近はーー貴族様みたいにーーカッコよく日記をーーつけたい方がーー多いのよーーー」
私はカッと目を見開いて女性にお願いする。
「そのノート、どなたかの注文の品でないなら見せてもらっても?」
「あらーー小さいのにーー興味あるのねーー大丈夫よー多めにーー届いてるからーー」
私はドキドキしながらワインレッドの装丁のノートを手に取って、表紙・背表紙・裏表紙を見る。
すべてに金でさりげない縁取りの装飾がされていて美しい。
表紙をめくると中にある見返しは薄手のワインレッドの紙。扉の部分は桜色。きれいな薄ピンク。地はすべて白紙だ。使い勝手もきっといいだろう。
女性に目を向け、
「購入可能ですか?」
と尋ねると、女性は困った顔で、
「金貨1枚するのよーーー子供にはーーー高いわよーーー」
「問題ありません」
すっと金貨を差し出すと、女性はびっくりした表情をしながらも元気よく、
「ありがとうーーーございまーすーー」
目を合わせたまま二人で笑ってしまった。うん、この女性の雰囲気、好きだ。
ようやくノートが手に入った。嬉しい。
ノートのほかにも飴色の肩掛けバックと、
インクのいらないペンまで購入できた。
聖女様がボールペンを開発したの?って思ったんだけど違うらしく、魔道具の一種で魔力を込めることで書ける。金貨5枚もした。
これは仕方ない。
現代社会で仕事をしていた人間に、インク壺とインク付けてとか無理無理。こぼすだけ。必要経費、必要経費。
帰りがけに女性はお名前をシェリーさんだと聞き、
この前、失礼な雑貨屋を出た時に女性たちが言っていたシェリーの店と言う事が判明。
常連になろうと決めた。
この街はジャルの森に一番近く、大きく分厚い塀に囲まれた辺境の街。
東西南北と中央に区画を分けて管理している。
中央区には、冒険者ギルド・商業ギルド・職人ギルドが立ち並び、
領主の館は西地区の奥に建っている。
南区は市場が開かれる広場があり、いろいろなお店が立ち並ぶ。
マアサさんの宿屋は中央から南区に入った、すぐ近くにある。
北区に孤児院や教会があり、空き家も多く治安が悪くなっていたので、今は衛兵詰め所の出張所みたいな所が北区に設置され巡回がきちんとされている。
そしてシェリーの店は西区にある。今日は西区中心で依頼を受け、今日で北以外の東区・西区・南区は見て回ることができることになる。
まぁ、北区には今は近づくなと話し合いに参加した大人たちから言われているので、近づいてないよ。
ホントだよ。
見習いの仕事の「お使い」は街を知るにはいい仕事だ。
今日受けている依頼はあと3件。
西区は少しお高めのお店や、立派なお屋敷が建っている。
仕事中に菓子屋を見つけ、覗くとチョコが売っていた。
一粒銀貨3枚。
無理、無理、無理、貴族仕様だ。こわいこわい。
元の世界でもそんな高級品食べたことないわw
この街で見たお菓子はどれも洋菓子ばかり。残念。
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