109 / 2,518
第109話 真冬の指名依頼
しおりを挟む
リーファスからの二家族六人が到着し奴隷落ちした農家の家族の三人、合わせて九人が新しく身を寄せる事になった。
リーファスからの家族は、商店と飲食店の二階に住んでもらうための空間を用意していたが、農家の方には家を準備していなかったので、畑の一角にそこそこ使い勝手のいい家を建てたので住んでもらう。設備は商店や飲食店、校舎と同じレベルの物を用意している。
レイリーとカエデに奴隷には、過ぎたものだと何度も注意を受けたが、そこは譲らず強引に押し通した。この生活に慣れて他に移動したくない様に仕向けるため、結構生活レベルを上げているのだ。ここまでしなくても条件がいいから、逃げることも訴えられることもないと言われたけどね。
とりあえず、新しく身を寄せることになった三家族にも、教育を施すことにした。勉強を教えてもらう予定の二人は、グリエルとガリアという名前らしい。
奥さんと子供には好きなことをしてもらう予定だ。冒険者でもいいし、商人でもいいし農家でもいいし教師でもいい、なんでもしたいこともしてもらう予定だ。農家の奥さんと子供も同じだ。だが、父親たちには頑張ってもらう予定だ。
最低限の知識を叩きこむ教師役はレイリーと俺とピーチでやる。まぁ冬の間に覚えてもらえばいいので、ゆっくりやっていこう。空いてる時間で近くから集めた子供たちに、読み書き四則計算を教えさせて様子も見ていく。
俺は暇な時間ができれば軽く運動の意味も込めて、従魔たちと一緒にダンジョンで一狩りしてから、お風呂やサウナに入ってブッ君で読書をしている。冬になってからかなりブッ君の蔵書を読んでいるが、まだ全体の一割も読めていない。
どれだけ買ってんだ俺! いくらDPでお金使わずに買えるとはいえ、やりすぎたかな? シリーズを読み終わった後に、次を選ぶのにも時間がかかってしまうくらいだ。
娘たちは、メイドの修行とダンジョンでのレベル上げ、生産系スキル上げ、勉強と充実した日々を送っているようだ。ノンビリだけど充実した日々だと思う。平和で平穏な日々が続くといいな……
二日続けての大雪が続いた冬のある日、不意な訪問客が家を訪れる。
「すいません、シュウ君いますか? 急ぎの依頼をしたいのですが、いませんか?」
門の前で大きな声で叫ぶミリーさんだ。その声を聴いた娘たちがどうなさいますか? みたいな感じで俺に問いかけてきたので応接間に通すように指示し、レイリーとカエデとピーチにも来てもらうように伝言を頼む。
「お久しぶりです、ミリーさん。急ぎの用事みたいですが何かありましたか?」
「初めに、急な訪問でしたが対応してくださりありがとうございます。早速ですが要件に入らせていただきます。ギルドからの正式な指名依頼をさせていただきたくまいりました。三日前に鉱山で落盤事故がありました。シュウ君が捕らえた犯罪奴隷達を送った鉱山ですね。
この時期でなければ王都から魔法使いを呼び寄せて対応するのですが、冬のこの時期だと移動だけで夏場の倍は時間がかかることがあります。近くの街で一番の土魔法が使えるシュウ君たちのパーティーに、鉱山へ行っていただきたくお願いに来ました」
「ふ~ん、落盤事故なのに夏場は時間がかかっても王都から人を呼ぶんだ? そんな悠長なことをしてて中の人大丈夫なの?」
「鉱山の中には、空気清浄の魔導具が設置してあるので、閉じ込められて死ぬことは基本ありません。食料も基本一ヶ月程の貯えがあるので問題は無いのですが、今回は冬という時期とちょうど食材の補給をするタイミングで、事故が起こってしまったのです。王都の魔法使いを呼ぶ時間を待っていられないんです」
地球では空気清浄機って空気をキレイにする装置だけど、この世界の空気清浄の魔導具は本当の意味で清浄してる感じか?
空気の循環がない場所は空気がよどむが、そのよどみまで清浄しているようだな。ファンタジーすげーな、酸素や二酸化炭素の概念がないのに、魔導具でそういった物を作れるんだもんな。
「一応聞いておきますが、落盤事故の原因はなんですか? 魔法で強化してる部分が落盤したとか、そういった不自然なことはありませんか?」
「すいませんが、なにぶん時間が無かったので、落盤事故の原因については分かっていません。ですが! 故意に落盤を起こす人物はいないと考えています。
国の大切な資源ですし、これが一時とはいえ採れなくなることはこの地域にとっては特に致命的になることもあるのです。前ギルドマスターの件もあるので疑い深くなるのも分りますが、冒険者ギルドは一切かかわっていない事は断言いたします」
「ん~、疑いたくはないんだけどね。冒険者ギルド以外でも関与できる組織はいくらでもありますからね。特に貴族とか貴族とか貴族、自分の利益しか考えないやつだっているからな。俺が管理してる二つの街以外の人間が、何らかの理由でちょっかいかけるってこともあるんじゃないかな?」
「可能性は無いとは言いませんが、もし落盤を人為的に起こした貴族がいたとして、もしバレたら家が取り潰しになる上に血縁や家臣、使用人全員が処刑される程の重罪なので、企んでいた貴族がいたら誰かが止めるか国に報告が行くはずです」
おぉ、そんなに重い罪になるのか、国家反逆罪的なあれかな? 止められなかった家臣や使用人、血縁まで死罪か、よっぽどなんだな。それだけ鉱山が重要になるなら、鉱山型のダンジョンは需要が高そうだな。
この国には鉱山型のダンジョンは無さそうだよな。 鉱石やインゴットや金属系の武具や道具の出荷が多い国がありそうだな……分かったからって何だって話だけどな。
その国って鉱夫や鍛冶屋が多いだろうから、ドワーフとかいねえかな? 鍛冶技術とか高そうだからカエデ連れてくのは、いいかもしれないなって話がそれてる。
「それなら企むやつはまずいないか? 何か忘れてる気がするけどとりあえずは、人命救助ってことで行動しますか。年長組と年少組の二パーティーで行こうか、馬車の準備してくれ。鉱山に着いたらこっちの方法で対処していいですよね?」
「方法は任せます。鉱山で働いている人たちの救助をしてください。犯罪奴隷はともかく、監視員や食事管理をしてる人員は助けてください。先にギルドに戻って準備しておきますので行く前に寄って行ってください」
伝えることを伝えてミリーさんは帰って行った。シルキーたちに持っていける食事を簡単でいいので準備してもらう。四大精霊のノーマンには付いてきてもらい、残りの三精霊は家に結界をはっていてもらおう。
しばらく勉強はグリエルとガリアにまかせて、年中組にはリーファスの新人組と俺たちと連絡を取りながら街の様子を見てもらう事にした。
準備が整い冒険者ギルドで説明を受けた後、鉱山へ向かって出発する。
リーファスからの家族は、商店と飲食店の二階に住んでもらうための空間を用意していたが、農家の方には家を準備していなかったので、畑の一角にそこそこ使い勝手のいい家を建てたので住んでもらう。設備は商店や飲食店、校舎と同じレベルの物を用意している。
レイリーとカエデに奴隷には、過ぎたものだと何度も注意を受けたが、そこは譲らず強引に押し通した。この生活に慣れて他に移動したくない様に仕向けるため、結構生活レベルを上げているのだ。ここまでしなくても条件がいいから、逃げることも訴えられることもないと言われたけどね。
とりあえず、新しく身を寄せることになった三家族にも、教育を施すことにした。勉強を教えてもらう予定の二人は、グリエルとガリアという名前らしい。
奥さんと子供には好きなことをしてもらう予定だ。冒険者でもいいし、商人でもいいし農家でもいいし教師でもいい、なんでもしたいこともしてもらう予定だ。農家の奥さんと子供も同じだ。だが、父親たちには頑張ってもらう予定だ。
最低限の知識を叩きこむ教師役はレイリーと俺とピーチでやる。まぁ冬の間に覚えてもらえばいいので、ゆっくりやっていこう。空いてる時間で近くから集めた子供たちに、読み書き四則計算を教えさせて様子も見ていく。
俺は暇な時間ができれば軽く運動の意味も込めて、従魔たちと一緒にダンジョンで一狩りしてから、お風呂やサウナに入ってブッ君で読書をしている。冬になってからかなりブッ君の蔵書を読んでいるが、まだ全体の一割も読めていない。
どれだけ買ってんだ俺! いくらDPでお金使わずに買えるとはいえ、やりすぎたかな? シリーズを読み終わった後に、次を選ぶのにも時間がかかってしまうくらいだ。
娘たちは、メイドの修行とダンジョンでのレベル上げ、生産系スキル上げ、勉強と充実した日々を送っているようだ。ノンビリだけど充実した日々だと思う。平和で平穏な日々が続くといいな……
二日続けての大雪が続いた冬のある日、不意な訪問客が家を訪れる。
「すいません、シュウ君いますか? 急ぎの依頼をしたいのですが、いませんか?」
門の前で大きな声で叫ぶミリーさんだ。その声を聴いた娘たちがどうなさいますか? みたいな感じで俺に問いかけてきたので応接間に通すように指示し、レイリーとカエデとピーチにも来てもらうように伝言を頼む。
「お久しぶりです、ミリーさん。急ぎの用事みたいですが何かありましたか?」
「初めに、急な訪問でしたが対応してくださりありがとうございます。早速ですが要件に入らせていただきます。ギルドからの正式な指名依頼をさせていただきたくまいりました。三日前に鉱山で落盤事故がありました。シュウ君が捕らえた犯罪奴隷達を送った鉱山ですね。
この時期でなければ王都から魔法使いを呼び寄せて対応するのですが、冬のこの時期だと移動だけで夏場の倍は時間がかかることがあります。近くの街で一番の土魔法が使えるシュウ君たちのパーティーに、鉱山へ行っていただきたくお願いに来ました」
「ふ~ん、落盤事故なのに夏場は時間がかかっても王都から人を呼ぶんだ? そんな悠長なことをしてて中の人大丈夫なの?」
「鉱山の中には、空気清浄の魔導具が設置してあるので、閉じ込められて死ぬことは基本ありません。食料も基本一ヶ月程の貯えがあるので問題は無いのですが、今回は冬という時期とちょうど食材の補給をするタイミングで、事故が起こってしまったのです。王都の魔法使いを呼ぶ時間を待っていられないんです」
地球では空気清浄機って空気をキレイにする装置だけど、この世界の空気清浄の魔導具は本当の意味で清浄してる感じか?
空気の循環がない場所は空気がよどむが、そのよどみまで清浄しているようだな。ファンタジーすげーな、酸素や二酸化炭素の概念がないのに、魔導具でそういった物を作れるんだもんな。
「一応聞いておきますが、落盤事故の原因はなんですか? 魔法で強化してる部分が落盤したとか、そういった不自然なことはありませんか?」
「すいませんが、なにぶん時間が無かったので、落盤事故の原因については分かっていません。ですが! 故意に落盤を起こす人物はいないと考えています。
国の大切な資源ですし、これが一時とはいえ採れなくなることはこの地域にとっては特に致命的になることもあるのです。前ギルドマスターの件もあるので疑い深くなるのも分りますが、冒険者ギルドは一切かかわっていない事は断言いたします」
「ん~、疑いたくはないんだけどね。冒険者ギルド以外でも関与できる組織はいくらでもありますからね。特に貴族とか貴族とか貴族、自分の利益しか考えないやつだっているからな。俺が管理してる二つの街以外の人間が、何らかの理由でちょっかいかけるってこともあるんじゃないかな?」
「可能性は無いとは言いませんが、もし落盤を人為的に起こした貴族がいたとして、もしバレたら家が取り潰しになる上に血縁や家臣、使用人全員が処刑される程の重罪なので、企んでいた貴族がいたら誰かが止めるか国に報告が行くはずです」
おぉ、そんなに重い罪になるのか、国家反逆罪的なあれかな? 止められなかった家臣や使用人、血縁まで死罪か、よっぽどなんだな。それだけ鉱山が重要になるなら、鉱山型のダンジョンは需要が高そうだな。
この国には鉱山型のダンジョンは無さそうだよな。 鉱石やインゴットや金属系の武具や道具の出荷が多い国がありそうだな……分かったからって何だって話だけどな。
その国って鉱夫や鍛冶屋が多いだろうから、ドワーフとかいねえかな? 鍛冶技術とか高そうだからカエデ連れてくのは、いいかもしれないなって話がそれてる。
「それなら企むやつはまずいないか? 何か忘れてる気がするけどとりあえずは、人命救助ってことで行動しますか。年長組と年少組の二パーティーで行こうか、馬車の準備してくれ。鉱山に着いたらこっちの方法で対処していいですよね?」
「方法は任せます。鉱山で働いている人たちの救助をしてください。犯罪奴隷はともかく、監視員や食事管理をしてる人員は助けてください。先にギルドに戻って準備しておきますので行く前に寄って行ってください」
伝えることを伝えてミリーさんは帰って行った。シルキーたちに持っていける食事を簡単でいいので準備してもらう。四大精霊のノーマンには付いてきてもらい、残りの三精霊は家に結界をはっていてもらおう。
しばらく勉強はグリエルとガリアにまかせて、年中組にはリーファスの新人組と俺たちと連絡を取りながら街の様子を見てもらう事にした。
準備が整い冒険者ギルドで説明を受けた後、鉱山へ向かって出発する。
3
あなたにおすすめの小説
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。
過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
人の才能が見えるようになりました。~いい才能は幸運な俺が育てる~
犬型大
ファンタジー
突如として変わった世界。
塔やゲートが現れて強いものが偉くてお金も稼げる世の中になった。
弱いことは才能がないことであるとみなされて、弱いことは役立たずであるとののしられる。
けれども違ったのだ。
この世の中、強い奴ほど才能がなかった。
これからの時代は本当に才能があるやつが強くなる。
見抜いて、育てる。
育てて、恩を売って、いい暮らしをする。
誰もが知らない才能を見抜け。
そしてこの世界を生き残れ。
なろう、カクヨムその他サイトでも掲載。
更新不定期
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
ブラック企業で心身ボロボロの社畜だった俺が少年の姿で異世界に転生!? ~鑑定スキルと無限収納を駆使して錬金術師として第二の人生を謳歌します~
楠富 つかさ
ファンタジー
ブラック企業で働いていた小坂直人は、ある日、仕事中の過労で意識を失い、気がつくと異世界の森の中で少年の姿になっていた。しかも、【錬金術】という強力なスキルを持っており、物質を分解・合成・強化できる能力を手にしていた。
そんなナオが出会ったのは、森で冒険者として活動する巨乳の美少女・エルフィーナ(エル)。彼女は魔物討伐の依頼をこなしていたが、強敵との戦闘で深手を負ってしまう。
「やばい……これ、動けない……」
怪我人のエルを目の当たりにしたナオは、錬金術で作成していたポーションを与え彼女を助ける。
「す、すごい……ナオのおかげで助かった……!」
異世界で自由気ままに錬金術を駆使するナオと、彼に惚れた美少女冒険者エルとのスローライフ&冒険ファンタジーが今、始まる!
ダンジョン作成から始まる最強クラン
山椒
ファンタジー
ダンジョンが出現して数十年が経ち、ダンジョンがあることが日常となっていた。
そんな世界で五年前に起きた大規模魔物侵攻により心に傷を受けた青年がいた。
極力誰とも関わりを持たずにいた彼の住んでいる部屋に寝ている間にダンジョンが出現し、彼はそこに落ちた。
そのダンジョンは他に確認されていない自作するダンジョンであった。
ダンジョンとモンスターにトラウマを抱えつつもダンジョン作成を始めていく。
ただそのダンジョンは特別性であった。
ダンジョンが彼を、彼の大事な人を強くするダンジョンであった。
Sランクパーティーを追放された鑑定士の俺、実は『神の眼』を持ってました〜最神神獣と最強になったので、今さら戻ってこいと言われてももう遅い〜
夏見ナイ
ファンタジー
Sランクパーティーで地味な【鑑定】スキルを使い、仲間を支えてきたカイン。しかしある日、リーダーの勇者から「お前はもういらない」と理不尽に追放されてしまう。
絶望の淵で流れ着いた辺境の街。そこで偶然発見した古代ダンジョンが、彼の運命を変える。絶体絶命の危機に陥ったその時、彼のスキルは万物を見通す【神の眼】へと覚醒。さらに、ダンジョンの奥で伝説のもふもふ神獣「フェン」と出会い、最強の相棒を得る。
一方、カインを失った元パーティーは鑑定ミスを連発し、崩壊の一途を辿っていた。「今さら戻ってこい」と懇願されても、もう遅い。
無能と蔑まれた鑑定士の、痛快な成り上がり冒険譚が今、始まる!
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる