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第324話 ダンジョンの中の様子
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とりあえず、スライム型ゴーレムに収納の腕輪を持たせることが決まったので、何を入れさせておくかの検討に入ったが、今日お付きの三人からこれしかないという形で言い切られてしまった。
「今、私たちの朝食で余った物を売り出しに出していますが、それをスライムたちに持たせるべきです! あの子たちを探すために、ダンジョンへ潜る冒険者が確実に増えます。それだけシルキーたちの食事には魔性の力があるんです!
ご主人様がお金を欲しいというのであれば話は変わってきますが、DPで生み出せるご主人様には関係ありませんよね?」
うん、金というか何にでもなるDPが今のところ腐るほどあるし、何より街を実質四ヵ所を支配しているんだから、金なんて今さら必要ないもんな。冒険者のやる気がダンジョンの中に向くのはいいけど、死人が増えるのは避けたいんだけどな。人口が今の所あまり増えてないからな。
グリエルを中心としたディストピア行政府のメンバーが決めた条件として、ヴローツマイン・グレッグ・ミューズに住んでいる者に限定さするというものがある。
そのため、その三都市は行政が監視の目を強くして移住してくる人間を選別しているそうだ、特にミューズ! 特にミューズ! 大事な事なので二度言いました。
都市の権力のトップだけじゃなく、経済のトップも牛耳っているので特に問題もなく規制ができるので、安心して行えるのだ。
明日からの朝食は売り出しが無くなる事をアナウンスするために、話をつけに行くとエレノアが駆け出して行った。俺たちはそれを見送って、スライム型ゴーレムの捜索に出ようということになったが、ノーマンに止められた。
「いつも夜にはここに戻って来て、あそこに寝るんですよ」と指をさされた先は、よくわからない扉だった。中に入ってみると二段ベッドがポンと置かれているだけの部屋なのだが、サイズと数を考えるとかなり窮屈だと思うのだが、スライムだから気にならないのかな? と思ったらガルドからさらに意外な一言。
「あのスライムたちは、この二段ベッドの下の段でギュウギュウになって、すし詰め状態で寝ていますよ」
「根本的な質問だけど、ゴーレムって寝るのか?」
「普通は寝ません、疲れもないし魔力で体を形成しているので、魔力さえあれば何の問題もありません。こういった行動をとるのは、主殿といつも一緒に寝ているニコたちスライムの行動パターンを模倣したためだと思われます」
またお前らか! って、教育させたのがあいつらだからしょうがないか。まぁ夜にもう一回くればその光景が見れるし、その場で明日からの行動パターンをしっかりと教え込めば問題ないよな。人数分の魔核作りと収納の腕輪を召喚しておかないとな。ポチポチポチっとな。
することが無くなったので、久しぶりにクイーンハニービーの所にでも顔を出しに行くか。
俺が巣に近づくとハニービーたちで作られた、アーチ状のくぐる何かが目の前にできてきた。やめてくれ、その中暑いしうるさいから勘弁しろよ。と思ったのでクイーンを呼びつけることにして、でかい声で来るように呼ぶと、どうぞここをお通り下さい見たいなジェスチャーをするのでイラっとした! なんで蜂なのに俺にもわかるようなジェスチャーができるんだよ!
「俺にとってこれは迷惑だからやめてくれ、今後も続くようなら巣まで行かずに呼びつけるからな。それでもよかったら勝手に続けてくれ」
隷属魔法やテイム状態にある魔物と主人に当たる者たちは、全然種族が違っても色々が理解できるという便利システムがあるので、こういった言葉でのコミュニケーションが可能なのである。
それを聞いたクイーンは、働きバチに鞭をうつかの如くハニービーたちに仕事に戻るように伝えていた。それにしても前回来た時よりだいぶ多くなってるけど、このダンジョン農園で賄えるだけ蜜とかつける花とかってあったっけ?
そのうち樹海に出れるような通路を作っておくべきかな? 許可のないところに巣を作らないようにさせておけば問題ないだろうし、後でグリエルとガリアに出入り口を作っても問題なさそうな所をチョイスしてもらうか。
あの二人は酒好きだったから、またあの一本数万円する酒を出してやるか!それに加えて、このダンジョン農園にある酒蔵の酒をいくつかプレゼントしてあげよう。確かビールも好きだったからプレミアムな金色の三五〇ミリリットル缶のを四箱くらい渡せば完璧だな!
あいつらの家には大型魔道冷蔵庫も導入してやってるから、なんの問題もないだろう。
そうこう考えているうちに三メートル程の球体状の巣をハニービーたちが運んできた。お前らはこれを運ぶために追っ払われたのだろう。クイーンがアーチを作れと言って作らせていたはずなのに、理不尽な女王様だこと。
それにしても、今回の巣は小さい気がするな。蜜が不作だったのだろうか? それとも植物の数が足りなかった? それなら早急に外に出る通路を準備してあげないとな。
いろいろ考えながら今回の蜜のできを評価するために巣を割ろうとすると、クイーンに止められたのだ。俺に献上する品だと思うのに、巣を割ってはいけないとはこれはどういう事だろう? 首をかしげていると、巣の上にのぼって中を確認してくれと促されたのでその通りにしてみる。
「あーそういうことだったのか、この巣の中は区切りがなくて中の空洞にぎっしりと蜜が詰まってるんだな。これだけ集めるのには苦労しただろうに、集めた蜜は自分たちでも食べてるのか?
へーそうなのか、献上する分とは別に集めてるのが自分たち用の物で、その中のクイーン用のローヤルゼリーみたいなのがあるのか。てっきり俺に献上している分がお前用の蜜だとばかり思ってたわ。それにしても今回も美味いな! いつもありがとな、そこまで無理して集める必要ないからのんびりやってくれ!」
周りから見ているとでかい蜂と話している痛々しい人にしか見えないな。とか考えながら森の中で隷属させた蜘蛛や蛇、ムカデたちのいる場所に向かうことにした。あいつらはでかかったので、ダンジョン農園の下にもう一つ階層を割り込ませて作った森に住まわせている。
ここにハニービーを来させないのは、イビルスパイダーが捕食しちまうからな、ってたくさん増やせる使い捨ての駒みたいだから困る事もないか。帰りにクイーンに声かけて下の階層への通路を作るか。
階層を移動すると、思ったよりカオスな状況になっていた。配下同士でバトルことはないけど、お互いがお互いをけん制しあってる感じか?
だってさ、あいつら以外にも亜種のエントも突っ込んでおいたのだ、そのエントが蜘蛛の巣まみれになってたり、蜘蛛の巣を蛇がでかい巨体で強引にぶち破ったり、蛇の巣をムカデが埋めたり、ムカデの餌をエントが横取りしたり、何たるカオス!
それでも殺し合いになっていないのは俺の配下同士だからか? でもこの状態は良くないな。
「おい、お前ら! このフロアを四等分にするから原則そこから出るな! 醜い喧嘩するくらいなら殺して飯にするからな! ということで、こういう風に分けるから散った散った!」
魔物たちへ指示を出すと、慌てて自分のテリトリーへ向かっていった。この様子じゃまだ繁殖できてないよな。せっかく肉のために連れてきたんだから繁殖してもらわないとな! 結局、殺してドロップにして食べるんだけどな。
「今、私たちの朝食で余った物を売り出しに出していますが、それをスライムたちに持たせるべきです! あの子たちを探すために、ダンジョンへ潜る冒険者が確実に増えます。それだけシルキーたちの食事には魔性の力があるんです!
ご主人様がお金を欲しいというのであれば話は変わってきますが、DPで生み出せるご主人様には関係ありませんよね?」
うん、金というか何にでもなるDPが今のところ腐るほどあるし、何より街を実質四ヵ所を支配しているんだから、金なんて今さら必要ないもんな。冒険者のやる気がダンジョンの中に向くのはいいけど、死人が増えるのは避けたいんだけどな。人口が今の所あまり増えてないからな。
グリエルを中心としたディストピア行政府のメンバーが決めた条件として、ヴローツマイン・グレッグ・ミューズに住んでいる者に限定さするというものがある。
そのため、その三都市は行政が監視の目を強くして移住してくる人間を選別しているそうだ、特にミューズ! 特にミューズ! 大事な事なので二度言いました。
都市の権力のトップだけじゃなく、経済のトップも牛耳っているので特に問題もなく規制ができるので、安心して行えるのだ。
明日からの朝食は売り出しが無くなる事をアナウンスするために、話をつけに行くとエレノアが駆け出して行った。俺たちはそれを見送って、スライム型ゴーレムの捜索に出ようということになったが、ノーマンに止められた。
「いつも夜にはここに戻って来て、あそこに寝るんですよ」と指をさされた先は、よくわからない扉だった。中に入ってみると二段ベッドがポンと置かれているだけの部屋なのだが、サイズと数を考えるとかなり窮屈だと思うのだが、スライムだから気にならないのかな? と思ったらガルドからさらに意外な一言。
「あのスライムたちは、この二段ベッドの下の段でギュウギュウになって、すし詰め状態で寝ていますよ」
「根本的な質問だけど、ゴーレムって寝るのか?」
「普通は寝ません、疲れもないし魔力で体を形成しているので、魔力さえあれば何の問題もありません。こういった行動をとるのは、主殿といつも一緒に寝ているニコたちスライムの行動パターンを模倣したためだと思われます」
またお前らか! って、教育させたのがあいつらだからしょうがないか。まぁ夜にもう一回くればその光景が見れるし、その場で明日からの行動パターンをしっかりと教え込めば問題ないよな。人数分の魔核作りと収納の腕輪を召喚しておかないとな。ポチポチポチっとな。
することが無くなったので、久しぶりにクイーンハニービーの所にでも顔を出しに行くか。
俺が巣に近づくとハニービーたちで作られた、アーチ状のくぐる何かが目の前にできてきた。やめてくれ、その中暑いしうるさいから勘弁しろよ。と思ったのでクイーンを呼びつけることにして、でかい声で来るように呼ぶと、どうぞここをお通り下さい見たいなジェスチャーをするのでイラっとした! なんで蜂なのに俺にもわかるようなジェスチャーができるんだよ!
「俺にとってこれは迷惑だからやめてくれ、今後も続くようなら巣まで行かずに呼びつけるからな。それでもよかったら勝手に続けてくれ」
隷属魔法やテイム状態にある魔物と主人に当たる者たちは、全然種族が違っても色々が理解できるという便利システムがあるので、こういった言葉でのコミュニケーションが可能なのである。
それを聞いたクイーンは、働きバチに鞭をうつかの如くハニービーたちに仕事に戻るように伝えていた。それにしても前回来た時よりだいぶ多くなってるけど、このダンジョン農園で賄えるだけ蜜とかつける花とかってあったっけ?
そのうち樹海に出れるような通路を作っておくべきかな? 許可のないところに巣を作らないようにさせておけば問題ないだろうし、後でグリエルとガリアに出入り口を作っても問題なさそうな所をチョイスしてもらうか。
あの二人は酒好きだったから、またあの一本数万円する酒を出してやるか!それに加えて、このダンジョン農園にある酒蔵の酒をいくつかプレゼントしてあげよう。確かビールも好きだったからプレミアムな金色の三五〇ミリリットル缶のを四箱くらい渡せば完璧だな!
あいつらの家には大型魔道冷蔵庫も導入してやってるから、なんの問題もないだろう。
そうこう考えているうちに三メートル程の球体状の巣をハニービーたちが運んできた。お前らはこれを運ぶために追っ払われたのだろう。クイーンがアーチを作れと言って作らせていたはずなのに、理不尽な女王様だこと。
それにしても、今回の巣は小さい気がするな。蜜が不作だったのだろうか? それとも植物の数が足りなかった? それなら早急に外に出る通路を準備してあげないとな。
いろいろ考えながら今回の蜜のできを評価するために巣を割ろうとすると、クイーンに止められたのだ。俺に献上する品だと思うのに、巣を割ってはいけないとはこれはどういう事だろう? 首をかしげていると、巣の上にのぼって中を確認してくれと促されたのでその通りにしてみる。
「あーそういうことだったのか、この巣の中は区切りがなくて中の空洞にぎっしりと蜜が詰まってるんだな。これだけ集めるのには苦労しただろうに、集めた蜜は自分たちでも食べてるのか?
へーそうなのか、献上する分とは別に集めてるのが自分たち用の物で、その中のクイーン用のローヤルゼリーみたいなのがあるのか。てっきり俺に献上している分がお前用の蜜だとばかり思ってたわ。それにしても今回も美味いな! いつもありがとな、そこまで無理して集める必要ないからのんびりやってくれ!」
周りから見ているとでかい蜂と話している痛々しい人にしか見えないな。とか考えながら森の中で隷属させた蜘蛛や蛇、ムカデたちのいる場所に向かうことにした。あいつらはでかかったので、ダンジョン農園の下にもう一つ階層を割り込ませて作った森に住まわせている。
ここにハニービーを来させないのは、イビルスパイダーが捕食しちまうからな、ってたくさん増やせる使い捨ての駒みたいだから困る事もないか。帰りにクイーンに声かけて下の階層への通路を作るか。
階層を移動すると、思ったよりカオスな状況になっていた。配下同士でバトルことはないけど、お互いがお互いをけん制しあってる感じか?
だってさ、あいつら以外にも亜種のエントも突っ込んでおいたのだ、そのエントが蜘蛛の巣まみれになってたり、蜘蛛の巣を蛇がでかい巨体で強引にぶち破ったり、蛇の巣をムカデが埋めたり、ムカデの餌をエントが横取りしたり、何たるカオス!
それでも殺し合いになっていないのは俺の配下同士だからか? でもこの状態は良くないな。
「おい、お前ら! このフロアを四等分にするから原則そこから出るな! 醜い喧嘩するくらいなら殺して飯にするからな! ということで、こういう風に分けるから散った散った!」
魔物たちへ指示を出すと、慌てて自分のテリトリーへ向かっていった。この様子じゃまだ繁殖できてないよな。せっかく肉のために連れてきたんだから繁殖してもらわないとな! 結局、殺してドロップにして食べるんだけどな。
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