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第373話 準備完了
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帝都についてから三日、ゆるりと勇者たちの様子をマップ先生で見ていたが、やはり今いる部屋から出る事はほとんどないので、出た所を捕らえるなんて事はできそうにない。
それに神共が関わってるなら、信託みたいな感じで勇者共に色々情報を流してても、おかしくないだろう。それに神共がルールを破ったというだけあって、ステータスもかなり高いし、スキルも厄介そうなのが多いんだよね。俺に対する切り札だからしょうがないんだろうけどな。
きちんと手順を決めてから突入しないと、痛い目に合いそうだ。作戦会議を開くことになった。
「それにしても、神共が関わってるだけあって、スキルやステータスが厄介だね。ステータスなんて俺より高いからな、いやになっちゃうよ。
城の一角にこもっているなら、戦闘経験はそんなにあるわけじゃない。人数の差で俺たちの方が圧倒的に上だ。それでも作戦は立てておかないとやばい気がするから、大まかなとこだけでも決めよう」
「シュリなら問題ないと思いますが、勇者はダンジョンマスターやその支配下にあるものにたいして、特攻があるようなので油断はしてはいけないですね。ご主人様は絶対に前に出てはいけないですからね! 私たちがやりますので絶対ですからね!」
凄味をきかせたピーチの念押しに若干下がってしまった。
「逃げられるのだけは勘弁してもらいたいから、ダンジョンに落として逃げられないようにするつもりだけどどうかな? あいつらの部屋の下には何もないから、丁度いいんだよね」
「シュウ君、何か罠でも仕掛けますか?」
「そっか、ダンジョンというアドバンテージを使えるんだから、有効活用しよっか。召喚できる魔物だとたいして足止めもできないから、迷路のようなダンジョンを作ってみるか? デストラップは無しで瀕死になるようなのを選んで、設置するのも悪くないかな?」
「シュウ、それもいいと思うけど一つ忘れてることがあるわよ。帝都だから神のダンジョンがあるはずだけどあまり広く作れないんじゃない?」
「そっか……いや、ウォータースライダーみたいに、水流とかを使って流せば何とかなるはず。後は、こんな時のために作った人造ゴーレムを使うべきだよな。みんなを前に出す必要もなくなる。
ゴーレムを中心に攻めるなら、毒霧系のトラップも問題なく使えるな。ユニークスキルに治療系っぽいのはなさそうだから、普通の魔法で治療するか、防毒のエンチャントでもない限り抜けられないよな」
『ちょっとあなた! さすがにそのダンジョンは認められないわ! 魔物だって無機物系のやつら以外、毒がきくんだから! それにバトゥルしないで、敵を倒しても面白くないじゃない!』
「みんなちょっと待ってくれ、チビ神が横やり入れてきた」
つかバトゥルってなんだよ! 無機物系の魔物にはきかないってことなら、ゴーレムはきかないんだよな? 俺たちが頑張って作った人造ゴーレムだって、問題ねえじゃねえか!
危険に遭いたくないからそういう風にやるんだよ!戦わせたかったら、そうならざるを得ないようにしろよ!そして今回は馬鹿神の介入してきたせいで、こうやって出向いてるんだから見逃せつるペタ!
『つるペタじゃないわよ! 慎ましい胸なだけよ! 馬鹿神の介入のせいは、認めるけど娯楽を提供してよ! けちんぼ!』
難しい言葉使うようになったな。でもさそれって俺が貢いだブッ君の中に入ってた、小説から抜き出してきただろ? そのフレーズは聞き覚えがあるぞ。それに娯楽ならお前に提供しただろ、文句言うなら返せ!
『あっ、じゃぁ今回は毒ダンジョンでいいわ。他の神には、さすがに馬鹿神のせいだから、危険な事はさせられないって言っておくわ。黙らせてくるからまた今度ね!』
お~い、見事な手のひら返しだな。ブッ君がそれだけすごいってことなんだろうな。あげることを考えたあの時の俺に、グッジョブと言ってやりたいな。
「ごめん、毒ダンジョンだと面白くないって言われたけど、ねじ伏せたから問題なくなったよ。それにしても干渉することはほとんどないって言われてたのに、めっちゃ干渉されてるんだけど……
チビ神は放っておいて、みんなにダンジョンの設計任せていい? これから人造ゴーレムを、もう少し作ろうと思うからお願いしたいな」
妻たちは久しぶりにダンジョンを作ることになったので、みんな楽しそうに話し合っている。しばらくすると四組、年少組・年中組・年長組・姉御組に分かれて、ダンジョンを作成することになったようだ。みんなで競い合うようだ。いいダンジョンができるなら何でもありだぞ!
俺は人造ゴーレムの本体を作っていくか。魔核とかはコピーしなきゃいけないので、ディストピアにいる人造ゴーレムを帝都に寄越すように無線を入れておく。
一対一でも大丈夫だとは思うけど、念のため一人に対してニ体で当たらせよう。ってことは、こっちに向かっているのが一体だから後五体か。骨格から造っていくかな。
設計図を収納の腕輪から取り出し、せっせと骨格から作り始める。
三体目の肉付けが終わった頃に、人造ゴーレムが到着したと……あれ? まだ、七時間位しか経ってないんだが? ウォーホースより速く走って来たってことか? 恐ろしいくらい早いんだな、
もしかして馬型の人造ゴーレムを作れば、もっと早く移動できる? これは面白そうだ! 馬だけじゃなくて狼も面白そうだし、耐久と力馬鹿のクマ系のゴーレムも面白そうだな。今度暇な時に作ってみよう。
今日中にあとニ体作ってから休もう。疲れてるけど、いっぺんにやらないと、やらなくなりそうだから頑張ろう!
五体作ったところまでは意識があったが、その後途切れたように意識が無くなって寝てしまったようだ。寝落ちしてしまった俺は、シュリにお姫様抱っこをされて、お風呂に連れていかれきれいに磨かれたそうだ。
意識がないのに裸にされるのは恥ずかしいよ! しかも洗ってる最中に、ムスコが暴走してしまったようで、妻たちのじゃんけん大会が行われたとか言われたらね。顔から火が出るかと思ったわ!
目覚めた時は、妻の中でも胸の大きいライムの腕枕? 胸枕? で気持ちがよかった。何度も言うけど、男だからしょうがないよね! スレンダーな娘が好きとはいえ、この柔らかさには抗えないさ!
ご飯を食べてから魔核のコピーを行い、改善できそうなところをいじっていく。
俺の準備は完成した! 妻たちも俺が寝落ちする前に完成したようでみんなで、どれにするか選んだそうだ。
今回は年中組の考えたダンジョンをベースに、他の組のダンジョンの良い所をとってくっつけたそうだ。俺も見たが面白そうなダンジョンだったので、そのまま採用してダンジョンとして作成した。後は長い長いウォータースライダーで、ご招待するだけだな。
その前に最終確認。致死性の毒は使ってないよな? よし、大丈夫。全部死ぬ事はない毒だから問題ない。どこまで踏破してくれるのだろうか? 五階にダンジョンのボスとして、人造ゴーレムを配置するので、できればそこまでは来てほしいな。
起きている時より寝てる時を狙った方がいいだろうと、今は休憩して夜に備えるかな。
それに神共が関わってるなら、信託みたいな感じで勇者共に色々情報を流してても、おかしくないだろう。それに神共がルールを破ったというだけあって、ステータスもかなり高いし、スキルも厄介そうなのが多いんだよね。俺に対する切り札だからしょうがないんだろうけどな。
きちんと手順を決めてから突入しないと、痛い目に合いそうだ。作戦会議を開くことになった。
「それにしても、神共が関わってるだけあって、スキルやステータスが厄介だね。ステータスなんて俺より高いからな、いやになっちゃうよ。
城の一角にこもっているなら、戦闘経験はそんなにあるわけじゃない。人数の差で俺たちの方が圧倒的に上だ。それでも作戦は立てておかないとやばい気がするから、大まかなとこだけでも決めよう」
「シュリなら問題ないと思いますが、勇者はダンジョンマスターやその支配下にあるものにたいして、特攻があるようなので油断はしてはいけないですね。ご主人様は絶対に前に出てはいけないですからね! 私たちがやりますので絶対ですからね!」
凄味をきかせたピーチの念押しに若干下がってしまった。
「逃げられるのだけは勘弁してもらいたいから、ダンジョンに落として逃げられないようにするつもりだけどどうかな? あいつらの部屋の下には何もないから、丁度いいんだよね」
「シュウ君、何か罠でも仕掛けますか?」
「そっか、ダンジョンというアドバンテージを使えるんだから、有効活用しよっか。召喚できる魔物だとたいして足止めもできないから、迷路のようなダンジョンを作ってみるか? デストラップは無しで瀕死になるようなのを選んで、設置するのも悪くないかな?」
「シュウ、それもいいと思うけど一つ忘れてることがあるわよ。帝都だから神のダンジョンがあるはずだけどあまり広く作れないんじゃない?」
「そっか……いや、ウォータースライダーみたいに、水流とかを使って流せば何とかなるはず。後は、こんな時のために作った人造ゴーレムを使うべきだよな。みんなを前に出す必要もなくなる。
ゴーレムを中心に攻めるなら、毒霧系のトラップも問題なく使えるな。ユニークスキルに治療系っぽいのはなさそうだから、普通の魔法で治療するか、防毒のエンチャントでもない限り抜けられないよな」
『ちょっとあなた! さすがにそのダンジョンは認められないわ! 魔物だって無機物系のやつら以外、毒がきくんだから! それにバトゥルしないで、敵を倒しても面白くないじゃない!』
「みんなちょっと待ってくれ、チビ神が横やり入れてきた」
つかバトゥルってなんだよ! 無機物系の魔物にはきかないってことなら、ゴーレムはきかないんだよな? 俺たちが頑張って作った人造ゴーレムだって、問題ねえじゃねえか!
危険に遭いたくないからそういう風にやるんだよ!戦わせたかったら、そうならざるを得ないようにしろよ!そして今回は馬鹿神の介入してきたせいで、こうやって出向いてるんだから見逃せつるペタ!
『つるペタじゃないわよ! 慎ましい胸なだけよ! 馬鹿神の介入のせいは、認めるけど娯楽を提供してよ! けちんぼ!』
難しい言葉使うようになったな。でもさそれって俺が貢いだブッ君の中に入ってた、小説から抜き出してきただろ? そのフレーズは聞き覚えがあるぞ。それに娯楽ならお前に提供しただろ、文句言うなら返せ!
『あっ、じゃぁ今回は毒ダンジョンでいいわ。他の神には、さすがに馬鹿神のせいだから、危険な事はさせられないって言っておくわ。黙らせてくるからまた今度ね!』
お~い、見事な手のひら返しだな。ブッ君がそれだけすごいってことなんだろうな。あげることを考えたあの時の俺に、グッジョブと言ってやりたいな。
「ごめん、毒ダンジョンだと面白くないって言われたけど、ねじ伏せたから問題なくなったよ。それにしても干渉することはほとんどないって言われてたのに、めっちゃ干渉されてるんだけど……
チビ神は放っておいて、みんなにダンジョンの設計任せていい? これから人造ゴーレムを、もう少し作ろうと思うからお願いしたいな」
妻たちは久しぶりにダンジョンを作ることになったので、みんな楽しそうに話し合っている。しばらくすると四組、年少組・年中組・年長組・姉御組に分かれて、ダンジョンを作成することになったようだ。みんなで競い合うようだ。いいダンジョンができるなら何でもありだぞ!
俺は人造ゴーレムの本体を作っていくか。魔核とかはコピーしなきゃいけないので、ディストピアにいる人造ゴーレムを帝都に寄越すように無線を入れておく。
一対一でも大丈夫だとは思うけど、念のため一人に対してニ体で当たらせよう。ってことは、こっちに向かっているのが一体だから後五体か。骨格から造っていくかな。
設計図を収納の腕輪から取り出し、せっせと骨格から作り始める。
三体目の肉付けが終わった頃に、人造ゴーレムが到着したと……あれ? まだ、七時間位しか経ってないんだが? ウォーホースより速く走って来たってことか? 恐ろしいくらい早いんだな、
もしかして馬型の人造ゴーレムを作れば、もっと早く移動できる? これは面白そうだ! 馬だけじゃなくて狼も面白そうだし、耐久と力馬鹿のクマ系のゴーレムも面白そうだな。今度暇な時に作ってみよう。
今日中にあとニ体作ってから休もう。疲れてるけど、いっぺんにやらないと、やらなくなりそうだから頑張ろう!
五体作ったところまでは意識があったが、その後途切れたように意識が無くなって寝てしまったようだ。寝落ちしてしまった俺は、シュリにお姫様抱っこをされて、お風呂に連れていかれきれいに磨かれたそうだ。
意識がないのに裸にされるのは恥ずかしいよ! しかも洗ってる最中に、ムスコが暴走してしまったようで、妻たちのじゃんけん大会が行われたとか言われたらね。顔から火が出るかと思ったわ!
目覚めた時は、妻の中でも胸の大きいライムの腕枕? 胸枕? で気持ちがよかった。何度も言うけど、男だからしょうがないよね! スレンダーな娘が好きとはいえ、この柔らかさには抗えないさ!
ご飯を食べてから魔核のコピーを行い、改善できそうなところをいじっていく。
俺の準備は完成した! 妻たちも俺が寝落ちする前に完成したようでみんなで、どれにするか選んだそうだ。
今回は年中組の考えたダンジョンをベースに、他の組のダンジョンの良い所をとってくっつけたそうだ。俺も見たが面白そうなダンジョンだったので、そのまま採用してダンジョンとして作成した。後は長い長いウォータースライダーで、ご招待するだけだな。
その前に最終確認。致死性の毒は使ってないよな? よし、大丈夫。全部死ぬ事はない毒だから問題ない。どこまで踏破してくれるのだろうか? 五階にダンジョンのボスとして、人造ゴーレムを配置するので、できればそこまでは来てほしいな。
起きている時より寝てる時を狙った方がいいだろうと、今は休憩して夜に備えるかな。
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