ダンマス(異端者)

AN@RCHY

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第432話 準備は着々と進んでいく

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 地上に出てそのまま冒険者ギルドへ向かう。

 ギルドに向かう理由は、そこ以外公共施設といえばいいのだろうか? それのある所を知らないので聞きに行くついでに、買い取りのお願いをする予定だ。

 ヴローツマインの鉱山に比べて鉱石の質が悪いので、向こうのミスリル鉱石と混ざらないように、ここで売り払うつもりだ。

「すいません、買取お願いします。後、大きい家を買いたいんですが、どこに行けばいいか聞いてもいいですか?」

「はぃ、買取ですね。そこの奥に行くと査定してくださる方がいるので、そこへ持っていってください。家の購入でしたら、このギルドの二階に冒険者に合わせた家が売っていますので、是非そちらへ行ってみてください。そこで良さそうな物件がなければ、仲介屋を紹介してくださいますので」

「ありがと、買取は向こうだね。また何かあればよろしくです」

「またのご利用をお待ちしています」

 何か違う気がするけど、こういうあいさつでいいのかな?

 買取カウンター? 買取場? といえばいいのだろうか。そこで今回の収穫物の提出すると驚かれてしまった。後で確認したら短時間で二十五階まで行って帰ってきた事に、驚かれていたようだ。

 売却額は大体三〇〇万フラン以上になった。髙いな~ミスリル鉱石が結構な量あったからかな? ちなみに二十五階までの素材しか買取に出していない。

 ドラゴンの素材があれば、どう考えても七桁の金額で済むはずがない。ドラゴンの素材は、俺たちの装備を強化するために使わせてもらおう。

 ドラゴンの素材は欲しいから、ちょくちょく倒しに来るか? そうなると、剣じゃなくて弓のドラゴンキラーの付いた武器がよかったな。新しく召喚するか?

 なんて考えていましたが、後で確認したらドラゴンの素材まで、召喚できるようになってました! かなり高いので、弓を召喚して定期的に狩りに来る方が、よっぽど効率的だけどな。

 さてドラゴンの話は置いておいて、ちょうど良さそうな家が売っていたのでそれを購入して、まずは住環境を整える事にした。

「ご主人様、やっぱり水回りやキッチンは、ご主人様の基準とこの世界の基準がかけ離れていますね。ここはどうなさいますか?」

「どうしよっか。そうだ、その前に確認しておきたいことがあったな。ミリーとリンド来てくれるか?」

「「は~~い」」

 二人が家の中を見て回っているのを中断させて、聞きたいことがあったのでこの場に呼んだ。

「二人に聞きたいんだけど、確か領主が不法行為を行った場合、俺たちが倒したり捕まえたりすると、その都市の権限がうつるんだったよな? 領主が本当にかかわっていた場合は、今回の場合はどうなると思う?」

 リンドとミリーが相談して結論を出してくれた。

「領主がかかわっていた場合に領主を捕まえると、その都市は捕まえた人の物になりますね。私たちは他国の人間になりますので、国が強権を発動してはした金で、都市の権利を譲らせる方向に進むかと思います。

 私たちからすれば理不尽な話なので、抵抗するのは自由ですね。ただ、多くの場合は国に勝てる戦力など保持していないので、泣き寝入りする事が多いと言われています。理由は判りませんが、国民であればその強権は、発動されたことないと聞いています」

「強権を発動して理不尽に逆らって、例えば皇帝を捕えた場合ってどうなる?」

「そこは領主の件と同じで、その国が捕まえた人の物になるはずです。強権とは言っていますが、略奪行為に変わりはないので、他国に承認されるはずですね。

 そこまでしても国の中枢が従うかは分かりませんので、すぐにクーデターが起こって、内戦に突入することになると思います。周りの国は大喜びでしょうね」

 本当に面倒だな、まてよ。国は欲しくないけど、樹海の近くの都市はあると便利だよな。

「例えば、俺が支配して内乱が起きたとするじゃん? そこで国政を放棄して、グレッグに近い都市の領主に戦争を仕掛けて勝てば、帝国の領土が切り取れる?」

「えっと、別に内乱を起こさなくても、戦争を仕掛けて勝てば領土は切り取れますね。その戦争には帝国軍の本隊も来ますし、帝国の他の都市に嫌な目で見られますけどね。そういう意味では、内乱が起こってからの切り取りなら、その辺の心配は必要ないかもしれないですね」

 リンドは説明に加わらず、眺めているだけか? 全部ミリーが説明してくれていた。

 さてどうするのがベターかな? 贅沢を言うなら、もう少し都市が欲しかったりするんだよね。俺は管理しないけどな!

 正確に言えばディストピアの生産量が高すぎて、今の都市だけでは消費しきれないのだ。特に食品関係の生産は、四十万人規模の都市でも余裕で賄える生産量をほこっている。余った分は加工品にしていて、そのほとんどが、帝国や王国の商人たちが買っていっている。

 次にドワーフたちの武器の処理だ。炉の性能とスキルLvが上がってきているせいか、他国に渡すにはちょっと……と思える程高性能になっているのだ。特にディストピアに来たドワーフたちは、作る事しか考えておらず、処分は俺たち任せになっている。

 武器の値段は実質タダ。鉱石や食事、酒、生活必需品を融通してもらう代わりに、武器を作っているかたちらしい。なので、ディストピアとゴーストタウンに限っては、このドワーフたちは無料で買い物や飲み食いができる。もちろん代金は俺が払うけどな。

 で、その武器が問題なんだよな。普通の鉄の剣ですら数値にすれば、他の都市で売られている鉄の剣の倍の性能があると、言っても過言ではないのだ。

 ここら辺だけならまだいいんだけどね。こいつらときたら、炉の性能が上がって加工できる金属が増えたせいで、高性能の鋼鉄やミスリル、ダマスカス等の金属を使って、武器防具を作るから処分に困るのだ。

 今はミスリルやダマスカスの武器防具は、ディストピアやゴーストタウンの隊長・副隊長に渡して鋼鉄系は、訓練課程を通り抜けた兵士に渡している。

 他にもディストピアの冒険者用に、カザマ商会が経営している商店で販売されている。もうちょっとほしいので、作ってもらっているのだが……あふれてしまうと、他国に流通してしまう可能性があるので、どうするか悩ましい。

 この街のダンジョンは確保しておきたいので、ここの街は手に入れておきたいんだよな。

 おっと話がそれたが、ブラウニーや妻たちから出た修繕箇所を、DPを使って作り替えていく。外観は全く変わらず、中身は別物になった。
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