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第458話 チビ神は説明不足
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昨日は慌ただしくメギドで地竜を倒すのを見学して、レッドドラゴンを倒すのを見学して、門を改装して、六つの門につながる地下通路とレールをひいて、十二台の貨物車を作って……大分濃かったな。
客車の中で目を覚まして、昨日あったことを思い返していた。近くでは三幼女がスライムを抱き枕にして、すやすやと眠っていた。他の妻は何か作業していたようで、隣の客車から声が聞こえてくる。何をしてるんだろうな? 三幼女を起こさないように、ソローリソローリとベッドから抜け出す。
よく見たら他の年少組も、少し離れた所でスライムを抱き枕に寝ていた。ニコたちは日本にあった、人をダメにしてしまう何かに近い魅力があるんだよな。まだ幼い年少組には、抜け出すのは難しいかな?
隣の客車に行くと、妻たちが何やら作業を行っていた。
「あ、ご主人様。起こしてしまいましたか?」
「いや、大丈夫だよ。声が聞こえたから、何やってるのか気になってね」
「そうですか。今はレッドドラゴンの素材を吟味している所です。ドロップ品なので、強いレッドドラゴンでも、弱いレッドドラゴンでも品質は、同じの様ですね。強くなれば、ドロップの量が増えるといったところでしょうか?
今回は前回に比べると、大体三割くらいの量でした。何千年もかけて強くするより、数を狩った方が圧倒的に、素材は美味しいですね」
シュリがそんなことを言っていた。まぁ、一〇〇〇年もあれば、何匹倒せるってところだもんな。
「レアドロップみたいなものはどうなんだ?」
「そうですね。今回と前回で違うのは、ドロップの量だけで、全く同じものがドロップしています。モン〇ンみたいに、紅玉とかが出るわけではないのですかね?」
そう言って、しょんぼりするアリスだった。何気にゲーム好きなんだよな。
「これから定期的に倒してれば、レアドロップも出ることあるだろう。劣化しないように収納のカバンに入れておいてくれよな」
「それなんですが、ドラゴンの素材は大量の魔力を帯びているので、腐らないそうなんです。それ以上に熟成するらしいのですが、どういたしましょうか?」
熟成するだと……熟成加速部屋って使えたりするのかな? 一つくらい何か入れておくか? ドラゴンの血は結構量があるし、それを入れておくか。
「その中の血を一つ、熟成加速部屋に入れておいてもらっていいかな? 検証したいから、簡単に分けられる血で実験しようかな。量的には、ビン一本分、二〇〇ミリリットルくらいを入れておいてくれ、鱗や革、歯や角は、さすがに熟成しないだろうけど……一応入れておくか」
これで実験が成功すれば、もうちょいランクの高い魔法薬が作れるようになるかな?
する事が無くなったので、物思いにふける……
神のダンジョンは行きたくねえが、他のダンジョンは見に行きたいところだな。ダンジョンコアを掌握すれば、ダンマスの追加機能が増えるから、行きたいんだよな。
他に行きやすい所ってないかな? 小国には、鉱山ダンジョンを中心に国になった場所があるんだっけ? ちょっと情報を集めてみるかな。王国や聖国、帝国にだって、他にもダンジョンがあるはずなんだけどな。思ったよりダンジョンの情報が少ないんだよな。
独占をしたいから、知られないようにしてるとか? 独占しているダンジョンは、神のダンジョン以外では、ごくわずかだと思うんだけど……チビ神から、何か情報貰えないかな……チラッチラ
『チラチラ見んじゃないわよ!』
お? いるやん! 神のダンジョンは嫌だけど、他に俺に紹介できるダンジョンとかないのか?
『自分で調べなさいよ!』
頼れる相手がいたら、頼りたくなるのが人間じゃん?
『ば! 馬鹿言ってんじゃないわよ! 私は頼られたって、嬉しくなんてないんだからね!』
ダンマススキルの機能拡張したいから、ちょうど良さそうな所を紹介してくれよ。頼りになるのはチビ神だけなんだからさ。
『しょうがないわ……ね? ってあなた、私の事馬鹿にしてるでしょ! チビ神じゃないって、何度言えばわかるのさ! ムキー!!『バナナ食べるか?』食べないわよ!
フシューフシュー……いけないいけない、またあんたのペースに乗せられるところだったわ。ダンマスのスキルを拡張したいなら、ダンジョンバトルの申請でもすればいいんじゃない?』
ダンジョンバトルの申請ってなんだ……?
『え? 知らなかったの? 私たちが組むダンジョンバトルと、ダンマス同士が申請してお互いの強さを示すダンジョンバトルがあるのよ。
そこでポイントをためていくと、ダンマスのスキルが増えて行くの。そもそもダンジョンコアの掌握で、スキルが増えているわけじゃないんだよ? 掌握する事によって、そのポイントが増えるから、スキルを覚えるのよ』
それなら初めから俺に教えておけよ! 初耳だわ!
『教えたつもりでいたし、聞かれなかったから、答えるわけないじゃない』
知らない事をどうやって聞けばいいんだよ! チビ神! だから俺に馬鹿にされんだよ!
それはいいとして、そのダンジョンバトルのメリットとデメリットはなんだ?
『私たちが組むダンジョンバトルと、大して変わらないわ。条件付きのダンジョンバトルもあるけど、了承しなければいいだけの話だし……でもさ、あんたはダンジョンバトルの前に、まともなダンジョンがないのに、どうやって参加するつもりなの?』
まてまて、俺はいっぱいダンジョン作ってるぞ! 肉や鉱石のダンジョンに特化したり、パワーレベリング用のダンジョンだったり、色々あるじゃん!
『一応簡単に説明するけど、ダンジョンバトルに必要なダンジョンって、コアがダンジョン内に設置されている必要があるのよ。今、貴方が管理しているダンジョンは、システム上ダンジョンとは呼べないのよ』
なん、だ、と……俺のダンジョンコアって、ディストピアの家の地下にある、難攻不落の金庫の中だったな。そこからすべてのダンジョンに繋がってるな。
『元々それがおかしいのよ。ダンジョンを作る際にコアを作ってから、何度も移動させてダンジョンを広げていくんだから……』
よし、この際だからダンジョンバトルのために、ダンジョン作るか!
『ダンジョンバトルのためだけに、ダンジョン作るの何て、あなただけよ……』
長く生きてりゃそんなこともあるさ! よーし、どんなダンジョンにするか、みんなと相談するか! っとその前に、前のダンジョンバトルみたいに、俺に制限がかかったりするのか?
『制限はかからないけど、程よい強さで作らないと、次回から相手をしてくれるダンマスがいなくなるわ。ダンジョンバトルに参加したいなら、DPで召喚できるDBSを搭載した、ダンジョンの部屋を購入しなさい。確か一〇〇〇DPくらいで召喚できるはずだからね』
了解、DBS搭載の部屋な。圧倒的な強さだと戦ってもらえなくなるのか? 程よく攻略できると思わせて、ギリギリこっちが勝つ感じ位がいいのかな?
よ~~し! やる気が出てきたぞ!
客車の中で目を覚まして、昨日あったことを思い返していた。近くでは三幼女がスライムを抱き枕にして、すやすやと眠っていた。他の妻は何か作業していたようで、隣の客車から声が聞こえてくる。何をしてるんだろうな? 三幼女を起こさないように、ソローリソローリとベッドから抜け出す。
よく見たら他の年少組も、少し離れた所でスライムを抱き枕に寝ていた。ニコたちは日本にあった、人をダメにしてしまう何かに近い魅力があるんだよな。まだ幼い年少組には、抜け出すのは難しいかな?
隣の客車に行くと、妻たちが何やら作業を行っていた。
「あ、ご主人様。起こしてしまいましたか?」
「いや、大丈夫だよ。声が聞こえたから、何やってるのか気になってね」
「そうですか。今はレッドドラゴンの素材を吟味している所です。ドロップ品なので、強いレッドドラゴンでも、弱いレッドドラゴンでも品質は、同じの様ですね。強くなれば、ドロップの量が増えるといったところでしょうか?
今回は前回に比べると、大体三割くらいの量でした。何千年もかけて強くするより、数を狩った方が圧倒的に、素材は美味しいですね」
シュリがそんなことを言っていた。まぁ、一〇〇〇年もあれば、何匹倒せるってところだもんな。
「レアドロップみたいなものはどうなんだ?」
「そうですね。今回と前回で違うのは、ドロップの量だけで、全く同じものがドロップしています。モン〇ンみたいに、紅玉とかが出るわけではないのですかね?」
そう言って、しょんぼりするアリスだった。何気にゲーム好きなんだよな。
「これから定期的に倒してれば、レアドロップも出ることあるだろう。劣化しないように収納のカバンに入れておいてくれよな」
「それなんですが、ドラゴンの素材は大量の魔力を帯びているので、腐らないそうなんです。それ以上に熟成するらしいのですが、どういたしましょうか?」
熟成するだと……熟成加速部屋って使えたりするのかな? 一つくらい何か入れておくか? ドラゴンの血は結構量があるし、それを入れておくか。
「その中の血を一つ、熟成加速部屋に入れておいてもらっていいかな? 検証したいから、簡単に分けられる血で実験しようかな。量的には、ビン一本分、二〇〇ミリリットルくらいを入れておいてくれ、鱗や革、歯や角は、さすがに熟成しないだろうけど……一応入れておくか」
これで実験が成功すれば、もうちょいランクの高い魔法薬が作れるようになるかな?
する事が無くなったので、物思いにふける……
神のダンジョンは行きたくねえが、他のダンジョンは見に行きたいところだな。ダンジョンコアを掌握すれば、ダンマスの追加機能が増えるから、行きたいんだよな。
他に行きやすい所ってないかな? 小国には、鉱山ダンジョンを中心に国になった場所があるんだっけ? ちょっと情報を集めてみるかな。王国や聖国、帝国にだって、他にもダンジョンがあるはずなんだけどな。思ったよりダンジョンの情報が少ないんだよな。
独占をしたいから、知られないようにしてるとか? 独占しているダンジョンは、神のダンジョン以外では、ごくわずかだと思うんだけど……チビ神から、何か情報貰えないかな……チラッチラ
『チラチラ見んじゃないわよ!』
お? いるやん! 神のダンジョンは嫌だけど、他に俺に紹介できるダンジョンとかないのか?
『自分で調べなさいよ!』
頼れる相手がいたら、頼りたくなるのが人間じゃん?
『ば! 馬鹿言ってんじゃないわよ! 私は頼られたって、嬉しくなんてないんだからね!』
ダンマススキルの機能拡張したいから、ちょうど良さそうな所を紹介してくれよ。頼りになるのはチビ神だけなんだからさ。
『しょうがないわ……ね? ってあなた、私の事馬鹿にしてるでしょ! チビ神じゃないって、何度言えばわかるのさ! ムキー!!『バナナ食べるか?』食べないわよ!
フシューフシュー……いけないいけない、またあんたのペースに乗せられるところだったわ。ダンマスのスキルを拡張したいなら、ダンジョンバトルの申請でもすればいいんじゃない?』
ダンジョンバトルの申請ってなんだ……?
『え? 知らなかったの? 私たちが組むダンジョンバトルと、ダンマス同士が申請してお互いの強さを示すダンジョンバトルがあるのよ。
そこでポイントをためていくと、ダンマスのスキルが増えて行くの。そもそもダンジョンコアの掌握で、スキルが増えているわけじゃないんだよ? 掌握する事によって、そのポイントが増えるから、スキルを覚えるのよ』
それなら初めから俺に教えておけよ! 初耳だわ!
『教えたつもりでいたし、聞かれなかったから、答えるわけないじゃない』
知らない事をどうやって聞けばいいんだよ! チビ神! だから俺に馬鹿にされんだよ!
それはいいとして、そのダンジョンバトルのメリットとデメリットはなんだ?
『私たちが組むダンジョンバトルと、大して変わらないわ。条件付きのダンジョンバトルもあるけど、了承しなければいいだけの話だし……でもさ、あんたはダンジョンバトルの前に、まともなダンジョンがないのに、どうやって参加するつもりなの?』
まてまて、俺はいっぱいダンジョン作ってるぞ! 肉や鉱石のダンジョンに特化したり、パワーレベリング用のダンジョンだったり、色々あるじゃん!
『一応簡単に説明するけど、ダンジョンバトルに必要なダンジョンって、コアがダンジョン内に設置されている必要があるのよ。今、貴方が管理しているダンジョンは、システム上ダンジョンとは呼べないのよ』
なん、だ、と……俺のダンジョンコアって、ディストピアの家の地下にある、難攻不落の金庫の中だったな。そこからすべてのダンジョンに繋がってるな。
『元々それがおかしいのよ。ダンジョンを作る際にコアを作ってから、何度も移動させてダンジョンを広げていくんだから……』
よし、この際だからダンジョンバトルのために、ダンジョン作るか!
『ダンジョンバトルのためだけに、ダンジョン作るの何て、あなただけよ……』
長く生きてりゃそんなこともあるさ! よーし、どんなダンジョンにするか、みんなと相談するか! っとその前に、前のダンジョンバトルみたいに、俺に制限がかかったりするのか?
『制限はかからないけど、程よい強さで作らないと、次回から相手をしてくれるダンマスがいなくなるわ。ダンジョンバトルに参加したいなら、DPで召喚できるDBSを搭載した、ダンジョンの部屋を購入しなさい。確か一〇〇〇DPくらいで召喚できるはずだからね』
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