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第539話 慌ただしく過ぎる日々
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綾乃の作った魔導列車は、正直言って微妙だった。簡単に言うと、サスペンションのようなショックを吸収してくれる機構が無く、ダンマスのスキルで作ったとはいえ、多少の起伏があるので、速度が出ていると跳ねてしまう事があったのだ。
一応、俺の作った貨物車には、ショックを吸収するゴーレムサスペンションを作って実装しているので動きは滑らかなのだ。綾乃ってこの世界の馬車に乗ったことないんじゃないか? 車が当たり前でその部分に気付けなかったとか?
小説が好きなら知っててもおかしくないんだけど、それとも男じゃないから、そういう細かい知識がない? って知識がないっていうのは、男女関係ない気がするな。あまりにひどかったので、一時間ほど乗ってから、改修してしまった。
その後は何もなく、フレデリクに着き大変な事に気付いた!
「俺たちが過ごす場所が無くないか? 前回は外で野営してたし、中に入っても商会の所までだったしな。うかつだった! 今から家をつくって完成するのも不自然だし、このまま壁の建設予定地まで行っちゃうか。確か天幕今回も持ってきてるよな?」
「ご主人様! お任せください。綾乃様と暇をしていた老ドワーフの皆様に手伝って頂き、設置するのも折り畳むのも便利になっています。実質手間になるのは、骨組みに布をかける作業です。今回は試作品を含め十五個程詰め込んできたので、従魔たちも別に部屋を準備できます」
何かドンドン便利になっていくな。ってもテントも場所によっては使いにくいし、収納系のアイテムがなければ、運用も難しいしよな。
「移動するのも簡単ってことか?」
「そうですね、夜だけしっかり建てれば問題ないと思いますので、昼は天井だけ張る形でも問題ないと思いますから、かなり簡単だと思います」
「それならこのまま建設予定地まで向かおうか!」
それから一週間ほどをかけて、フレデリクとリーファスを大きく囲むように作った壁が完成した。門は全部で七つしか準備していない。フレデリクとリーファスに向かう道に、三個ずつの門を設置している。
この二つの街をつなぐための街道があり、他に三本ずつの街道があるので、そこに合わせて門を作っている。最後の一つは亜人の森の近くに設置した。
街を作るか決めかねているが、しばらくは簡単に寝泊まりのできる小屋をいくつか置いておいてやろう。
一週間の作業を終えてフレデリクに帰還すると、王国の使いが来ており報告を受けることになった。
やはり一族を売り払っても、着服した金額には届かず申し訳ないと謝られてしまった。
問題を解決してくれたから気にする必要はないが、やっぱり一度コテンパンにやられている人間からすると、不安要素は出来る限り無くしていきたいのだろうか? といっても文官! お前はボコボコにしてないはずなのに何故怯える!
国王の名を使って、この土地はモンスターパレードの侵攻をこの街で防いだ俺たちの報酬として、領地にする事となったそうだ。もともと俺のだけどな!
他にも、この街で防いでくれなかったら、王国の三割近くの街に被害が出て、飢えて亡くなる人も多かったという事にして、リーファスも合わせてもらったことになっている。もともと俺のだけどな!
王国としてはきちんとしておかないと、後々面倒になるから文面にも残すそうだ。王国から俺の領地に攻め入った貴族がいた場合、王国はそいつがどうなろうと関与する事は無い。自己責任で行うように!
「なぁ、この最後の文面って戦争したければ、していいよって聞こえるんだけど、なんなわけ?」
「法律上、戦争を否定する事は出来ないのです。特に国同士の戦争は、食い扶持減らしの面もあるので、禁止は難しいのです」
「俺の所への戦争行為だけ禁止すればよくないか? 行う様なら王国で何とかしてくれよ」
「食い扶持を減らすために、守りの要を使うわけには……」
「変な所でめんどくせえな。マジで面倒になったら、街ごと吹っ飛ばすからな? きちんと周りの連中に言っておけよ!」
一週間かけて城壁以上の壁を立てたんだから、大軍で攻められる事は無いだろう。もちろん、溝を両側に掘っているので、門につながる道は跳ね橋しかない。そして通りにくいように、俺の領地側に砦のような物をくっつけているので、いざとなった時は防衛がしやすいようになってるので間違いない。
でも、戦闘を想定している段階であれだけどな。もちろんトラップも準備している。致死性の物はさすがに準備していないが、ローション地獄やちょっと熱湯お湯地獄のように範囲に、攻撃できるタイプで準備している。
俺は竜騎士たちに使節団を王都に送り届けるように命令して、送り届けたらディストピアに帰還するように伝えておく。帰ったらうまい酒でも出してやる。
することを済ませたので帰ろうとしたが、農民たちに呼び止められてしまったのだ。豊作が続いているようだが、このままでいいのか心配しているようだったので、一緒に来ていたノーマンとアクアに土と水の状態を聞いてみた。
土の状態はいいが、やはり栄養が減っていて偏っているようだ。ノーフォーク農法や肥料の話をいくつか教えておいた。俺自体たいした知識があるわけじゃなく、ドリアードや水精霊に任せっきりだからな。
果たして正しいかもよくわかっていないで教えている。後は農民達の頑張りにまかせよう! 無責任に思われがちだが、一から十まで教えていたら、農民のためにならない! という事にしておこう。
「帰ろうと思ったけど、グリエルに領主館を作り替えてほしいって、言われてたんだった。ついでに商会とかの建て替えもしちゃおうか。隣に孤児院を作るなら、デザインも統一してあった方が、見た目もいいからな」
俺の指示を聞いてみんなで、領主館のある場所へ向かう事になった。領主館について初めにしたことは、商会に伝言を頼んだ。隣接する土地で買い取れそうなところは、多少高くても買い取るように指示を出しておく。
領主館は、ディストピアで言う庁舎の役割を持たせるので、正面に実務を行う建物を作り、今領主館がある所は全部潰してから、新しい家を建てていく。こっちの建物はみんなが寝泊まりする場所なので、日本のアパートをイメージして作っていく。
今回活躍したのは、もちろん土木組だ。
以前教えた通りにみんなで協力して柱などを建て、骨組みをしっかりと組んでいる。この時に活躍したのが、土魔法のゴーレムだった。自分たちでも重いものもそれなりに運べるが、身長が足りないのでゴーレムを重機のように扱って、サクサクと作っていたのが印象的だった。
一応、俺の作った貨物車には、ショックを吸収するゴーレムサスペンションを作って実装しているので動きは滑らかなのだ。綾乃ってこの世界の馬車に乗ったことないんじゃないか? 車が当たり前でその部分に気付けなかったとか?
小説が好きなら知っててもおかしくないんだけど、それとも男じゃないから、そういう細かい知識がない? って知識がないっていうのは、男女関係ない気がするな。あまりにひどかったので、一時間ほど乗ってから、改修してしまった。
その後は何もなく、フレデリクに着き大変な事に気付いた!
「俺たちが過ごす場所が無くないか? 前回は外で野営してたし、中に入っても商会の所までだったしな。うかつだった! 今から家をつくって完成するのも不自然だし、このまま壁の建設予定地まで行っちゃうか。確か天幕今回も持ってきてるよな?」
「ご主人様! お任せください。綾乃様と暇をしていた老ドワーフの皆様に手伝って頂き、設置するのも折り畳むのも便利になっています。実質手間になるのは、骨組みに布をかける作業です。今回は試作品を含め十五個程詰め込んできたので、従魔たちも別に部屋を準備できます」
何かドンドン便利になっていくな。ってもテントも場所によっては使いにくいし、収納系のアイテムがなければ、運用も難しいしよな。
「移動するのも簡単ってことか?」
「そうですね、夜だけしっかり建てれば問題ないと思いますので、昼は天井だけ張る形でも問題ないと思いますから、かなり簡単だと思います」
「それならこのまま建設予定地まで向かおうか!」
それから一週間ほどをかけて、フレデリクとリーファスを大きく囲むように作った壁が完成した。門は全部で七つしか準備していない。フレデリクとリーファスに向かう道に、三個ずつの門を設置している。
この二つの街をつなぐための街道があり、他に三本ずつの街道があるので、そこに合わせて門を作っている。最後の一つは亜人の森の近くに設置した。
街を作るか決めかねているが、しばらくは簡単に寝泊まりのできる小屋をいくつか置いておいてやろう。
一週間の作業を終えてフレデリクに帰還すると、王国の使いが来ており報告を受けることになった。
やはり一族を売り払っても、着服した金額には届かず申し訳ないと謝られてしまった。
問題を解決してくれたから気にする必要はないが、やっぱり一度コテンパンにやられている人間からすると、不安要素は出来る限り無くしていきたいのだろうか? といっても文官! お前はボコボコにしてないはずなのに何故怯える!
国王の名を使って、この土地はモンスターパレードの侵攻をこの街で防いだ俺たちの報酬として、領地にする事となったそうだ。もともと俺のだけどな!
他にも、この街で防いでくれなかったら、王国の三割近くの街に被害が出て、飢えて亡くなる人も多かったという事にして、リーファスも合わせてもらったことになっている。もともと俺のだけどな!
王国としてはきちんとしておかないと、後々面倒になるから文面にも残すそうだ。王国から俺の領地に攻め入った貴族がいた場合、王国はそいつがどうなろうと関与する事は無い。自己責任で行うように!
「なぁ、この最後の文面って戦争したければ、していいよって聞こえるんだけど、なんなわけ?」
「法律上、戦争を否定する事は出来ないのです。特に国同士の戦争は、食い扶持減らしの面もあるので、禁止は難しいのです」
「俺の所への戦争行為だけ禁止すればよくないか? 行う様なら王国で何とかしてくれよ」
「食い扶持を減らすために、守りの要を使うわけには……」
「変な所でめんどくせえな。マジで面倒になったら、街ごと吹っ飛ばすからな? きちんと周りの連中に言っておけよ!」
一週間かけて城壁以上の壁を立てたんだから、大軍で攻められる事は無いだろう。もちろん、溝を両側に掘っているので、門につながる道は跳ね橋しかない。そして通りにくいように、俺の領地側に砦のような物をくっつけているので、いざとなった時は防衛がしやすいようになってるので間違いない。
でも、戦闘を想定している段階であれだけどな。もちろんトラップも準備している。致死性の物はさすがに準備していないが、ローション地獄やちょっと熱湯お湯地獄のように範囲に、攻撃できるタイプで準備している。
俺は竜騎士たちに使節団を王都に送り届けるように命令して、送り届けたらディストピアに帰還するように伝えておく。帰ったらうまい酒でも出してやる。
することを済ませたので帰ろうとしたが、農民たちに呼び止められてしまったのだ。豊作が続いているようだが、このままでいいのか心配しているようだったので、一緒に来ていたノーマンとアクアに土と水の状態を聞いてみた。
土の状態はいいが、やはり栄養が減っていて偏っているようだ。ノーフォーク農法や肥料の話をいくつか教えておいた。俺自体たいした知識があるわけじゃなく、ドリアードや水精霊に任せっきりだからな。
果たして正しいかもよくわかっていないで教えている。後は農民達の頑張りにまかせよう! 無責任に思われがちだが、一から十まで教えていたら、農民のためにならない! という事にしておこう。
「帰ろうと思ったけど、グリエルに領主館を作り替えてほしいって、言われてたんだった。ついでに商会とかの建て替えもしちゃおうか。隣に孤児院を作るなら、デザインも統一してあった方が、見た目もいいからな」
俺の指示を聞いてみんなで、領主館のある場所へ向かう事になった。領主館について初めにしたことは、商会に伝言を頼んだ。隣接する土地で買い取れそうなところは、多少高くても買い取るように指示を出しておく。
領主館は、ディストピアで言う庁舎の役割を持たせるので、正面に実務を行う建物を作り、今領主館がある所は全部潰してから、新しい家を建てていく。こっちの建物はみんなが寝泊まりする場所なので、日本のアパートをイメージして作っていく。
今回活躍したのは、もちろん土木組だ。
以前教えた通りにみんなで協力して柱などを建て、骨組みをしっかりと組んでいる。この時に活躍したのが、土魔法のゴーレムだった。自分たちでも重いものもそれなりに運べるが、身長が足りないのでゴーレムを重機のように扱って、サクサクと作っていたのが印象的だった。
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