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第603話 湖底に潜んでいたモノ
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野営地を作り始めて一時間程経った頃には、テントではなく簡単な建物が完成している。普通の馬車で一日かかる所を、ウォーホースがおよそ三時間程で踏破してくれたので、おやつの前に野営地の準備が完成している。
俺は五分ほどで、野営地の真ん中に噴水を含んだ水を生み出す魔道具を作った。オンオフや水量を調整できるようにしているので、水の確保は問題なくなった。
その後残りの時間は、何をしていたかと言えば、近くの森に行って大量に木を伐採して、建材に使えるように魔法で水分を飛ばして、加工している。
加工した建材を使って、カエデとリンドが先頭に立って建物を建て始めている。力仕事はみんなお手の物なので、恐るべきスピードで建物が作られていった。
簡易的なものなので、そこまでこって作ってはいないが、十分に使える建物になっている。十分に使える建物になっているのは、クリエイトゴーレムによるところが大きい。
クリエイトゴーレムで色々な付与を行っていなくても、十年くらいは問題ないレベルの建物だが、クリエイトゴーレムで魔核が壊れない限り、ずっと使える位の建物になっている。
「ご主人様! 湖の近くにこんな建物を建てて、どうするのですか?」
「深くは考えてない! ノリで作ったからな。もしかしたらここに街を作るなら、拠点になるんじゃないか? 調査のためにしばらくここにいるんだし、この位作ってもいいんじゃないか?
最悪、更地にするのは簡単だし大丈夫だろう、魔物の領域だし俺の支配下の土地……と言っていいのかわからんが、盗賊のアジトにでもならない限り問題は無いさ」
みんなにジト目で見られながら、この後の予定をたてていく。
よく考えると、俺たちは魚人ではないので、湖の中をどうやって調べるか議論している。陸上で生活している俺たちにとって、湖の中の調査は困難なので、水生の魔物の召喚をすることにした。水辺の守護者として使えるように、寿命のないアンデッドをチョイスしている。
ダンジョンバトルで活躍した、アダマンコーティングを施した骨ゲーターに、情報を収集してもらう事にした。アンデッドは上位種でもない限り、全体的に知能が低い分、命令を忠実にこなしてくれるから、意外に便利なんだよな。
骨ゲーターには、魔改造した水中カメラを頭にセットして、画面に映し出せるようにしている。骨ゲーターに魔導無線をつけて、受信の際には骨伝導スピーカーを使用するので、念話みたいに指示を逐一出せるようにして十体程を湖の中に解き放った。
今日は出来るだけ、広範囲に散らばって動いてもらい、十体から送られてくる画像は、録画をしておいて後でゆっくりとみる事になった。
「何か休みみたいで楽しい! 湖のほとりなら、バーベキューも最高だな! 作っているのがシルキーだからうまいのは当たり前だ。これが終わったらスクリーンを広げて、骨ゲーターの確認をしようか。どんな魔物がいるのか気になるな」
分かれて十体から送られてきた映像を、早送りしながら見ていく。暗くなっても魔道具で視界をある程度確保できるようにしているので、底の方に進んでいった骨ゲーターの画像も問題なく見えている。
「ん~魚介系の魔物って言えばいいのかな? 見た目はマグロっぽいけど、骨ゲーターが倒したら切り身みたいになったし、ホタテを大きくした貝みたいなのは、貝柱をドロップしてるしな、海藻の魔物もいたな、
昆布みたいなやつは、昆布をドロップするし面白いな。でも、人の手でこれをとるのは厳しいな。魚人達がここに移住するわけもないしな・・・他に水中に適応した人達がいればここを任せてもいいんだけどな
色々話し合ったが、確かに貴重なものはとれるのだが、それを継続的に調達できる戦力がないから結局は宝の持ち腐れになってしまうのではないかという話で1日目は落ち着いた。
2日目も大して進展も無く過ぎた。まぁ骨ゲーターがとってくるドロップ品は、それはそれで美味いので何の文句も無いのだが、もう少し変化が欲しいと感じてしまった。あまり多くの種類の魔物がいないのだろうか?
昆布は良いだしが出るから、シルキーたちは大喜びしているからいいか。ニ日目のマグロは、食べずに節にするのはちょうど良さそうだったので、クリエイトゴーレムを使って、簡易的な節作りの窯を作成している。
骨ゲーターの監視だけだったので時間が余っており、かつお節ならぬマグロ節をせっせと作っている。焙乾には時間がかかるので、完成するのはいつになるかな?
魔法で短縮できる部分も、省ける工程もあるので本来なら、四ヶ月とかかかる所だけど、一ヶ月もあれば作れるかな?
三日目に湖の底を調べていた骨ゲーターが、底にたどり着いたのだが様子がおかしかった。下に行けば行くほど多少なりとも、面積が少なくなっていたのだが、湖底につくと湖面より広いと、思われる空間が現れたのだ。
大体の水深は、三五〇〇メートル位だろうか? 人間じゃどう考えても、耐えれる数字じゃないな。魚人でも無理じゃないかな?
探索をさせてみると、一時間ほどした時に突然通信が途切れて、骨ゲーターとのリンクが切れた。
「あれ? これって死んだかな。一瞬でマップ先生から消えたって事は、骨ゲーターを一瞬で倒せるだけの何かがいるのか? Sランクの魔物かね? 湖面まで上がってくるか分からんけど、危険な奴がいるってことか。どうしようか?」
俺のセリフに答えれる妻はおらず、沈黙してしまった。
「吊り上げて地上で戦えるなら、まだ勝ち目はあるけど、水中で戦ったらまず勝てないよな。そもそもどのくらいデカいかも分からないのに、戦えるわけがない。せめて何がいるか分かればな……
この湖を入り口がめっちゃでかくて、水が中入っているダンジョンとして認識してくれないかな? ってまじか、まさか本当にできるなんて、思わなかったわ。できちゃったものは仕方がない、有効活用するべきだよな」
ダンジョン内をサーチしていく。骨ゲーターたちが戦っていた魔物は極一部の様で、戦ってない魔物は骨ゲーターたちの存在を感知して、逃げているような感じだった。
湖底はやはりめっちゃ広かった。湖面の五倍はあるんじゃないかという空間になっている。そこに全長一キロメートル位で、胴回りの直径が十五メートル程の蛇みたいな、巨大な魔物がいた。これが骨ゲーターを倒したのだろうが……名前を見て納得した。
蛇みたいなフォルムで怪しいと思っていたが、リバイアサンがそこにいたのだ。ダンジョンの中にいるため、DPを支払えば俺の支配下にできるという、何とも言い難い状況になってしまった。
ちょっと前には近くにいないとだめだったのに、つい最近ダンジョンマスターとしてのレベルが上がり、ダンジョン内にいれば支配できるようになっていた。
ダンジョンマスターとしてのレベルが上がるのは、どう考えてもダンジョンバトルが原因だから、バザールに確認したら、農業の合間の暇つぶしとして、ダンジョンバトルしてましたとの事だから、怒る事もないし引き続き頑張ってくれ。
という事で、水中の魔物とリバイアサンが、俺の支配下にはいった。
俺は五分ほどで、野営地の真ん中に噴水を含んだ水を生み出す魔道具を作った。オンオフや水量を調整できるようにしているので、水の確保は問題なくなった。
その後残りの時間は、何をしていたかと言えば、近くの森に行って大量に木を伐採して、建材に使えるように魔法で水分を飛ばして、加工している。
加工した建材を使って、カエデとリンドが先頭に立って建物を建て始めている。力仕事はみんなお手の物なので、恐るべきスピードで建物が作られていった。
簡易的なものなので、そこまでこって作ってはいないが、十分に使える建物になっている。十分に使える建物になっているのは、クリエイトゴーレムによるところが大きい。
クリエイトゴーレムで色々な付与を行っていなくても、十年くらいは問題ないレベルの建物だが、クリエイトゴーレムで魔核が壊れない限り、ずっと使える位の建物になっている。
「ご主人様! 湖の近くにこんな建物を建てて、どうするのですか?」
「深くは考えてない! ノリで作ったからな。もしかしたらここに街を作るなら、拠点になるんじゃないか? 調査のためにしばらくここにいるんだし、この位作ってもいいんじゃないか?
最悪、更地にするのは簡単だし大丈夫だろう、魔物の領域だし俺の支配下の土地……と言っていいのかわからんが、盗賊のアジトにでもならない限り問題は無いさ」
みんなにジト目で見られながら、この後の予定をたてていく。
よく考えると、俺たちは魚人ではないので、湖の中をどうやって調べるか議論している。陸上で生活している俺たちにとって、湖の中の調査は困難なので、水生の魔物の召喚をすることにした。水辺の守護者として使えるように、寿命のないアンデッドをチョイスしている。
ダンジョンバトルで活躍した、アダマンコーティングを施した骨ゲーターに、情報を収集してもらう事にした。アンデッドは上位種でもない限り、全体的に知能が低い分、命令を忠実にこなしてくれるから、意外に便利なんだよな。
骨ゲーターには、魔改造した水中カメラを頭にセットして、画面に映し出せるようにしている。骨ゲーターに魔導無線をつけて、受信の際には骨伝導スピーカーを使用するので、念話みたいに指示を逐一出せるようにして十体程を湖の中に解き放った。
今日は出来るだけ、広範囲に散らばって動いてもらい、十体から送られてくる画像は、録画をしておいて後でゆっくりとみる事になった。
「何か休みみたいで楽しい! 湖のほとりなら、バーベキューも最高だな! 作っているのがシルキーだからうまいのは当たり前だ。これが終わったらスクリーンを広げて、骨ゲーターの確認をしようか。どんな魔物がいるのか気になるな」
分かれて十体から送られてきた映像を、早送りしながら見ていく。暗くなっても魔道具で視界をある程度確保できるようにしているので、底の方に進んでいった骨ゲーターの画像も問題なく見えている。
「ん~魚介系の魔物って言えばいいのかな? 見た目はマグロっぽいけど、骨ゲーターが倒したら切り身みたいになったし、ホタテを大きくした貝みたいなのは、貝柱をドロップしてるしな、海藻の魔物もいたな、
昆布みたいなやつは、昆布をドロップするし面白いな。でも、人の手でこれをとるのは厳しいな。魚人達がここに移住するわけもないしな・・・他に水中に適応した人達がいればここを任せてもいいんだけどな
色々話し合ったが、確かに貴重なものはとれるのだが、それを継続的に調達できる戦力がないから結局は宝の持ち腐れになってしまうのではないかという話で1日目は落ち着いた。
2日目も大して進展も無く過ぎた。まぁ骨ゲーターがとってくるドロップ品は、それはそれで美味いので何の文句も無いのだが、もう少し変化が欲しいと感じてしまった。あまり多くの種類の魔物がいないのだろうか?
昆布は良いだしが出るから、シルキーたちは大喜びしているからいいか。ニ日目のマグロは、食べずに節にするのはちょうど良さそうだったので、クリエイトゴーレムを使って、簡易的な節作りの窯を作成している。
骨ゲーターの監視だけだったので時間が余っており、かつお節ならぬマグロ節をせっせと作っている。焙乾には時間がかかるので、完成するのはいつになるかな?
魔法で短縮できる部分も、省ける工程もあるので本来なら、四ヶ月とかかかる所だけど、一ヶ月もあれば作れるかな?
三日目に湖の底を調べていた骨ゲーターが、底にたどり着いたのだが様子がおかしかった。下に行けば行くほど多少なりとも、面積が少なくなっていたのだが、湖底につくと湖面より広いと、思われる空間が現れたのだ。
大体の水深は、三五〇〇メートル位だろうか? 人間じゃどう考えても、耐えれる数字じゃないな。魚人でも無理じゃないかな?
探索をさせてみると、一時間ほどした時に突然通信が途切れて、骨ゲーターとのリンクが切れた。
「あれ? これって死んだかな。一瞬でマップ先生から消えたって事は、骨ゲーターを一瞬で倒せるだけの何かがいるのか? Sランクの魔物かね? 湖面まで上がってくるか分からんけど、危険な奴がいるってことか。どうしようか?」
俺のセリフに答えれる妻はおらず、沈黙してしまった。
「吊り上げて地上で戦えるなら、まだ勝ち目はあるけど、水中で戦ったらまず勝てないよな。そもそもどのくらいデカいかも分からないのに、戦えるわけがない。せめて何がいるか分かればな……
この湖を入り口がめっちゃでかくて、水が中入っているダンジョンとして認識してくれないかな? ってまじか、まさか本当にできるなんて、思わなかったわ。できちゃったものは仕方がない、有効活用するべきだよな」
ダンジョン内をサーチしていく。骨ゲーターたちが戦っていた魔物は極一部の様で、戦ってない魔物は骨ゲーターたちの存在を感知して、逃げているような感じだった。
湖底はやはりめっちゃ広かった。湖面の五倍はあるんじゃないかという空間になっている。そこに全長一キロメートル位で、胴回りの直径が十五メートル程の蛇みたいな、巨大な魔物がいた。これが骨ゲーターを倒したのだろうが……名前を見て納得した。
蛇みたいなフォルムで怪しいと思っていたが、リバイアサンがそこにいたのだ。ダンジョンの中にいるため、DPを支払えば俺の支配下にできるという、何とも言い難い状況になってしまった。
ちょっと前には近くにいないとだめだったのに、つい最近ダンジョンマスターとしてのレベルが上がり、ダンジョン内にいれば支配できるようになっていた。
ダンジョンマスターとしてのレベルが上がるのは、どう考えてもダンジョンバトルが原因だから、バザールに確認したら、農業の合間の暇つぶしとして、ダンジョンバトルしてましたとの事だから、怒る事もないし引き続き頑張ってくれ。
という事で、水中の魔物とリバイアサンが、俺の支配下にはいった。
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