637 / 2,518
第637話 神のダンジョン突入前夜
しおりを挟む
あれから一週間程準備に費やして、出発の準備が整う。準備の中で一番時間がかかったのは、シルキーやブラウニーたちの移動時休憩馬車だ。
何でそんなものが必要になったかというと、日中は俺たちと一緒に移動、夜は食事の準備、夜中は作り置き……と寝る暇が無く働き続ける気だったのだ。
精霊だから睡眠はしなくても、問題は無いらしいが、やはり影響は出てくるので、全員が休むことはできないが、順々に休めるように小型の眠るだけの馬車を準備している。
イメージ的には幼稚園児サイズをイメージした、カプセルホテル風の寝床だ。一台で最大三十人の家精霊が寝れるようになっている。
それをニ台準備して、全員休むことも可能となっている。一番気を使ったのが寝るための馬車なので、振動と防音に気を使っている。ただ、防音は風の結界を使用した特別性なので、隣の音すら聞こえない完璧な物だ。
でもそれだと外で何かあった時に困るので、緊急連絡用のスピーカーを準備している。振動に関しては、元の世界の技術をもってしても難しかったので、クリエイトゴーレムと元の世界の技術を融合して、振動がほとんどなくなる機構の作成に成功した。
この馬車を引くのは、ウォーホースの予定だ。オオカミたちにひかせようかと思ったが、戦闘力が落ちてしまうので、追加でウォーホースを連れていく事になった。
最悪ウォーホースは死んでも、替えはきくので犠牲になってもらう事も視野に入れている。オオカミたちは俺の従魔で、名前も付けているので、替えがきくというわけにはいかないのだ。
今回、神のダンジョンに挑むのは、俺と嫁たちの合わせてニ十七人。俺の従魔のハク・ニコ・スライム・ギン・クロ・ソウ・コウの合わせて十三匹。ミリーの従魔四匹。ウォーホース四匹。シルキー四人、ブラウニー五十六人の、総勢八十七人とニ十一匹の大所帯で挑むことになる。
念のためにアンデッド作成で作った、Sランクのスケルトンたちも十ニ体程連れていく事になった。罠のためのカナリアになってもらう、最悪使い捨てにする予定だ。
「レイリー、しばらく留守にするけど、街の治安管理頼む。グリエルとガリアは街の管理を頼む。ゼニスはいつも通りでよろしく。
土木組には無理させないでくれ、あの子たちは、欲しい物が手に入れられたから無理して稼ぐ必要もないし、きちんとスケジュールは管理してくれ。そこらへんは寮母さんと確認しながらお願い」
ディストピアの上層部の人間が、俺たちの出発を見送ってくれた。遠くから土木組の子たちや孤児院の子たちも、見送りをしてくれている。
今回のダンジョン攻略は極秘なので、王国の方へは俺が行く事を伝えていない。王城の中ではあるが、ダンマスの力で俺たち以外が、入る事が出来ないようにしているので、遭遇する事は無いだろう。
あったとしても、あの神のダンジョンで生き残っている人間だけだと思うが、時間を考えるにさすがに無理だろうな。
ダンジョンまでは、俺専用の魔導列車をゆっくり走らせても、半日あれば到着する。特に何もする必要はなく到着するので、ゆっくり休むことにした。
神のダンジョンは本当に情報が無いため、対策がとれないが、俺たちなら何とかなるだろう。神のダンジョンっていうけど、本当に俺たちみたいなダンマスのダンジョンと、同じなのだろうか?
神だから、なんの制限も無く作っている可能性も、捨てきれない。チビ神たちの事を考えると、愉快犯みたいなトップがいても、おかしくないもんな。話だとすべての星に、神のダンジョンがあるけど、今までに誰も攻略できていないとか。
どんな罠が仕掛けられているかね? 一応罠発見のスキルを鍛えてはいるが、必ずしも見つけられるとは限らないから、スケルトンたちには悪いけど、漢解除を任せるしかないな。
ちなみに今回連れていくスケルトンたちは、進化しており、ナイト・ウォーリアー・シーフ・マジシャン・アーチャー・ヒーラーの六人小隊のニチーム分だ。それにしてもスケルトンヒーラーって、違和感がありすぎてモヤっとする。
この世界の回復魔法は、本当に回復をする魔法であって、アンデッドだから回復できない、ってわけではないからな。光魔法の回復に関しては、アンデッドに大ダメージを与えてしまうので、注意が必要。
ディストピアを朝に出発して、到着したのはおやつ過ぎ位の時間だ。外に出るわけにもいかないので、好き勝手に作りかえた、王城の中の俺のエリアでくつろぐことにした。
最近バーベキューをしていなかったので、久々に行う事にした。室内で行うのはどうかと思ったが、今日しないとしばらくできなくなるし、ダンジョンの機能を備えているので、窒息死する事は無いから盛大にやろう!
突然言い出したバーベキューだったが、シルキーとブラウニーはさすがの機転で、調理していなかったソーセージなどが無かったので、その場で作り始めてくれた。あまりの手際の良さに驚きながらも、俺も一緒にやらせてもらった。
その後に、ソーセージの形を作る工程は、何かわけが分からないうちに、ブラウニーが終わらせてしまった。後は燻製して、バーベキューの具材となった。他にも魚介類も準備してあり、完璧な状態でバーベキュー大会が始まった。
みんなでワイワイしながら、食べるご飯って美味いよな。
みんなで騒いで楽しんでいる時に、ふとダンジョンに繋がる階段の前に立っている、スケルトンたちが目に入った。何かを警戒しているのか、ナイトが前に出て防御姿勢をとっていた。
そうすると突然、獣が数匹階段から飛び出てきた。ダンジョンの外に出る魔物? 俺らが作ったダンジョンじゃないから、そういった縛りが緩いのかな? ここを制圧した時も頑丈な扉があったような?
三体は、ウォーリアーに切られ、ニ体はナイトに息の根を止められ、ジャンプして超えてきた奴には、アーチャーの矢が脳天に刺さって、こと切れていた。
少し場がしらけたりしたが、バーベキューが止まることはなく、みんなの食べるペースが落ちる事は無かった。
何でそんなものが必要になったかというと、日中は俺たちと一緒に移動、夜は食事の準備、夜中は作り置き……と寝る暇が無く働き続ける気だったのだ。
精霊だから睡眠はしなくても、問題は無いらしいが、やはり影響は出てくるので、全員が休むことはできないが、順々に休めるように小型の眠るだけの馬車を準備している。
イメージ的には幼稚園児サイズをイメージした、カプセルホテル風の寝床だ。一台で最大三十人の家精霊が寝れるようになっている。
それをニ台準備して、全員休むことも可能となっている。一番気を使ったのが寝るための馬車なので、振動と防音に気を使っている。ただ、防音は風の結界を使用した特別性なので、隣の音すら聞こえない完璧な物だ。
でもそれだと外で何かあった時に困るので、緊急連絡用のスピーカーを準備している。振動に関しては、元の世界の技術をもってしても難しかったので、クリエイトゴーレムと元の世界の技術を融合して、振動がほとんどなくなる機構の作成に成功した。
この馬車を引くのは、ウォーホースの予定だ。オオカミたちにひかせようかと思ったが、戦闘力が落ちてしまうので、追加でウォーホースを連れていく事になった。
最悪ウォーホースは死んでも、替えはきくので犠牲になってもらう事も視野に入れている。オオカミたちは俺の従魔で、名前も付けているので、替えがきくというわけにはいかないのだ。
今回、神のダンジョンに挑むのは、俺と嫁たちの合わせてニ十七人。俺の従魔のハク・ニコ・スライム・ギン・クロ・ソウ・コウの合わせて十三匹。ミリーの従魔四匹。ウォーホース四匹。シルキー四人、ブラウニー五十六人の、総勢八十七人とニ十一匹の大所帯で挑むことになる。
念のためにアンデッド作成で作った、Sランクのスケルトンたちも十ニ体程連れていく事になった。罠のためのカナリアになってもらう、最悪使い捨てにする予定だ。
「レイリー、しばらく留守にするけど、街の治安管理頼む。グリエルとガリアは街の管理を頼む。ゼニスはいつも通りでよろしく。
土木組には無理させないでくれ、あの子たちは、欲しい物が手に入れられたから無理して稼ぐ必要もないし、きちんとスケジュールは管理してくれ。そこらへんは寮母さんと確認しながらお願い」
ディストピアの上層部の人間が、俺たちの出発を見送ってくれた。遠くから土木組の子たちや孤児院の子たちも、見送りをしてくれている。
今回のダンジョン攻略は極秘なので、王国の方へは俺が行く事を伝えていない。王城の中ではあるが、ダンマスの力で俺たち以外が、入る事が出来ないようにしているので、遭遇する事は無いだろう。
あったとしても、あの神のダンジョンで生き残っている人間だけだと思うが、時間を考えるにさすがに無理だろうな。
ダンジョンまでは、俺専用の魔導列車をゆっくり走らせても、半日あれば到着する。特に何もする必要はなく到着するので、ゆっくり休むことにした。
神のダンジョンは本当に情報が無いため、対策がとれないが、俺たちなら何とかなるだろう。神のダンジョンっていうけど、本当に俺たちみたいなダンマスのダンジョンと、同じなのだろうか?
神だから、なんの制限も無く作っている可能性も、捨てきれない。チビ神たちの事を考えると、愉快犯みたいなトップがいても、おかしくないもんな。話だとすべての星に、神のダンジョンがあるけど、今までに誰も攻略できていないとか。
どんな罠が仕掛けられているかね? 一応罠発見のスキルを鍛えてはいるが、必ずしも見つけられるとは限らないから、スケルトンたちには悪いけど、漢解除を任せるしかないな。
ちなみに今回連れていくスケルトンたちは、進化しており、ナイト・ウォーリアー・シーフ・マジシャン・アーチャー・ヒーラーの六人小隊のニチーム分だ。それにしてもスケルトンヒーラーって、違和感がありすぎてモヤっとする。
この世界の回復魔法は、本当に回復をする魔法であって、アンデッドだから回復できない、ってわけではないからな。光魔法の回復に関しては、アンデッドに大ダメージを与えてしまうので、注意が必要。
ディストピアを朝に出発して、到着したのはおやつ過ぎ位の時間だ。外に出るわけにもいかないので、好き勝手に作りかえた、王城の中の俺のエリアでくつろぐことにした。
最近バーベキューをしていなかったので、久々に行う事にした。室内で行うのはどうかと思ったが、今日しないとしばらくできなくなるし、ダンジョンの機能を備えているので、窒息死する事は無いから盛大にやろう!
突然言い出したバーベキューだったが、シルキーとブラウニーはさすがの機転で、調理していなかったソーセージなどが無かったので、その場で作り始めてくれた。あまりの手際の良さに驚きながらも、俺も一緒にやらせてもらった。
その後に、ソーセージの形を作る工程は、何かわけが分からないうちに、ブラウニーが終わらせてしまった。後は燻製して、バーベキューの具材となった。他にも魚介類も準備してあり、完璧な状態でバーベキュー大会が始まった。
みんなでワイワイしながら、食べるご飯って美味いよな。
みんなで騒いで楽しんでいる時に、ふとダンジョンに繋がる階段の前に立っている、スケルトンたちが目に入った。何かを警戒しているのか、ナイトが前に出て防御姿勢をとっていた。
そうすると突然、獣が数匹階段から飛び出てきた。ダンジョンの外に出る魔物? 俺らが作ったダンジョンじゃないから、そういった縛りが緩いのかな? ここを制圧した時も頑丈な扉があったような?
三体は、ウォーリアーに切られ、ニ体はナイトに息の根を止められ、ジャンプして超えてきた奴には、アーチャーの矢が脳天に刺さって、こと切れていた。
少し場がしらけたりしたが、バーベキューが止まることはなく、みんなの食べるペースが落ちる事は無かった。
1
あなたにおすすめの小説
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。
過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
人の才能が見えるようになりました。~いい才能は幸運な俺が育てる~
犬型大
ファンタジー
突如として変わった世界。
塔やゲートが現れて強いものが偉くてお金も稼げる世の中になった。
弱いことは才能がないことであるとみなされて、弱いことは役立たずであるとののしられる。
けれども違ったのだ。
この世の中、強い奴ほど才能がなかった。
これからの時代は本当に才能があるやつが強くなる。
見抜いて、育てる。
育てて、恩を売って、いい暮らしをする。
誰もが知らない才能を見抜け。
そしてこの世界を生き残れ。
なろう、カクヨムその他サイトでも掲載。
更新不定期
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-
すずめさん
ファンタジー
ある日、友達に誘われ始めたMMORPG…[アルバスクロニクルオンライン]
何の変哲も無くゲームを始めたつもりがしかし!?…
たった一つのスキルのせい?…で起きる波乱万丈な冒険物語。
※本作品はPCで編集・改行がされて居る為、スマホ・タブレットにおける
縦読みでの読書は読み難い点が出て来ると思います…それでも良いと言う方は……
ゆっくりしていってね!!!
※ 現在書き直し慣行中!!!
ダンジョン作成から始まる最強クラン
山椒
ファンタジー
ダンジョンが出現して数十年が経ち、ダンジョンがあることが日常となっていた。
そんな世界で五年前に起きた大規模魔物侵攻により心に傷を受けた青年がいた。
極力誰とも関わりを持たずにいた彼の住んでいる部屋に寝ている間にダンジョンが出現し、彼はそこに落ちた。
そのダンジョンは他に確認されていない自作するダンジョンであった。
ダンジョンとモンスターにトラウマを抱えつつもダンジョン作成を始めていく。
ただそのダンジョンは特別性であった。
ダンジョンが彼を、彼の大事な人を強くするダンジョンであった。
ダンジョン学園サブカル同好会の日常
くずもち
ファンタジー
ダンジョンを攻略する人材を育成する学校、竜桜学園に入学した主人公綿貫 鐘太郎(ワタヌキ カネタロウ)はサブカル同好会に所属し、気の合う仲間達とまったりと平和な日常を過ごしていた。しかしそんな心地のいい時間は長くは続かなかった。
まったく貢献度のない同好会が部室を持っているのはどうなのか?と生徒会から同好会解散を打診されたのだ。
しかしそれは困るワタヌキ達は部室と同好会を守るため、ある条件を持ちかけた。
一週間以内に学園のため、学園に貢献できる成果を提出することになったワタヌキは秘策として同好会のメンバーに彼の秘密を打ちあけることにした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる