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第719話 休むぞ!
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重い空気の中、ドアが開く音がした。そっちの方を見るとレミーが起きてきており、さっきの話を聞いていたようだ。思った以上に早く目覚めたんだなと。聞かれて困る事じゃないけど、本人を目の前にして裏事情まで言う必要もなかったことなんだよな……
「ご主人様! 私頑張る! 足手まといになるかもしれないけど、みんなと離れたくない! ご主人様と別れたくない! 今度はみんなを私が守る! だからもう1度チャンスを下さい!」
大分間違った方向に暴走している気がする……これはちょっと矯正しておくべきかな?
「レミー、初めに言っておくけど、戦闘ができないからって別れ離れになる事はないよ」
「ご主人様! その言い方だと誤解を招きます!」
ライムに怒られてしまった。
「あ~ごめんごめん、言い方が悪かったね。俺は、レミーがどんな判断を下しても、それを尊重するよ。どんな判断を下しても、俺たちが離れ離れになる事はない。
でも、俺としてはレミーとみんなと一緒に、これからもいろんなことをしたいと思ってるよ。俺が全力で守るから、何度でもチャレンジをしてもらいたいと思ってるよ」
レミーが俺の話を聞いて、何やら思い悩んでいる様子だ。しばらくすると、悩みを吹っ飛ばしたのか俺の方に振り返って元気よく「私頑張る!」と大きな声で宣言をした。ベヒモスについて話あった事を、レミー・シェリル・イリア・ネルの4人に伝える。
説明し終わったところで、食事の準備ができたとスカーレットが呼びに来たので食堂へ移動する。それにしてもコンテナ野営地とでも呼べばいいのだろうか? これって便利過ぎてやばいな。簡単に設置できるように改良に改良を重ねたから、テントを作る感覚で建てられるし本当に便利だ。
食堂へ移動すると、レミーの大好物のチキン南蛮タルタルソースマシマシが準備されていた。本当にこういう心遣いは、シルキーにかなわないと思う。俺なんてレミーの事に、気付いてあげれもしなかったからな。
チキン南蛮だけでなく、たくさんの美味しい物を作ってくれていたのだからみんなも満足だ。シルキーのご飯を毎日食べている俺は、この世界に来た時の食事では、満足できないだろうな。あの時はあれが美味しいと感じてたけどな。
レミーも本調子までは戻っていないが、大分調子が戻ってきたようだ。美味い飯っていうのは、それだけで心をほぐしてくれる最高の魔法だと思う。本当の魔法がある世界で、魔法より魔法らしいって皮肉な気がするけどな。
「今日はゆっくり休もう! 今日はサウナのコンテナも出したから、各自自由に使っていいよ。俺は久々にみんなをブラッシングでもしようかな? さすがにクロとギンの体を1人で洗ってとなると、時間かかるから誰か手伝ってくれ」
名乗りを上げたのは、年少組のみんなだった。普段からクロとギンに乗って遊ぶことのあるメンバーは、喜んで洗うのを手伝ってくれるみたいだ。あいつらの体デカいから大変なんだよ。本当に助かる。
クロとギンを洗うための戦闘衣装に着替えて、着替えている間に建ててもらった専用の洗い場コンテナに移動した。戦闘衣装といっても、トランクスタイプの水着に着替えただけなんだけどね。
みんなの準備もできており、クロとギンは早くしろと言わんばかりの顔をして寝そべっていた。お前らちょくちょく俺の事見下すことがあるよな……たまには上下関係を叩きこんでやろうか? おぃ! 幼女組にはそんなに従順なんだよ! お腹を洗うから転がってと言ったら素直に聞いてやがる。
イデッ!!!
足が痛いと思ったら、コウとソウが俺の足に噛みついていやがった。俺が気付くと背中を向けて、早く洗えと無言のプレッシャーをかけてきた。こいつらは召喚した時から自由気ままだったからな……
わかったわかった、体洗ってやるから噛むのは止めてくれ、お前らのLvを考えると甘噛みでもダメージが入るんだよ! 一般人だったら甘噛みのつもりでも、食いちぎっちまうからやめろよ。
っさてと、みんなの体は洗い終わったから毛を乾かして、ブラッシングしてやるかな。みんなで丁寧に30分ほどブラッシングしてやると、ツヤッツヤのツルッツルになった。満足したようで、クロとギンは頭にコウとソウを乗せて移動を開始した。
扉を開けてやろうと動いたが、頭の上に乗っていたコウが俺の方を見て、にやりと笑った気がした。そうすると、器用に前足を延ばして扉を開けた。そしてなぜまたお前は俺の方を向く! なんで勝ち誇ったよう顔をするんだ? 何かイラッとするな!
クロとギン、ソウとコウを見送った後、お風呂に入る事にした。年少組もお風呂に入るようで、一緒に入ろうとしたが、結婚しているとはいえ色々拙いので、女性陣が入っているお風呂に行くように促した。
いつもは時間で分けて入っていたのでコンテナ風呂は1つしかなかったが、今日は従魔たちのためにもう1つお風呂を出しているので、俺はそこを貸し切り状態で入る事にしたのだ! サウナには女性陣がいるので入るつもりはないが、これでゆっくりとお風呂に入る事ができる。
体を洗っていると、いつのまにかスライムたちが俺の前に行列を作っていたので、仕方なしに体を洗ってやることにした。いつも思うけど、お前たちって体を洗う必要あるのか? 洗い終わって泡を流してから、いつものように湯船に投げ込む。
再度体を洗い始めると……今度はハクが翼をバサバサして、洗えと要求してきた。おかしいな、俺って一応こいつらの上位者だよな? イマイチ腑に落ちないが、可愛い従魔のために頑張るのだった。
湯船につかれば、スライムたちが寄ってきてくれて、好かれているのは実感できるのだが、疲れている時にも催促するのは止めてくれ。
お風呂から上がり寝室に戻ると、妻たちはパジャマパーティーみたいなことをして、お茶を楽しみながらお話ししていた。この世界で一番危険である神のダンジョンの中で……
「ご主人様! 私頑張る! 足手まといになるかもしれないけど、みんなと離れたくない! ご主人様と別れたくない! 今度はみんなを私が守る! だからもう1度チャンスを下さい!」
大分間違った方向に暴走している気がする……これはちょっと矯正しておくべきかな?
「レミー、初めに言っておくけど、戦闘ができないからって別れ離れになる事はないよ」
「ご主人様! その言い方だと誤解を招きます!」
ライムに怒られてしまった。
「あ~ごめんごめん、言い方が悪かったね。俺は、レミーがどんな判断を下しても、それを尊重するよ。どんな判断を下しても、俺たちが離れ離れになる事はない。
でも、俺としてはレミーとみんなと一緒に、これからもいろんなことをしたいと思ってるよ。俺が全力で守るから、何度でもチャレンジをしてもらいたいと思ってるよ」
レミーが俺の話を聞いて、何やら思い悩んでいる様子だ。しばらくすると、悩みを吹っ飛ばしたのか俺の方に振り返って元気よく「私頑張る!」と大きな声で宣言をした。ベヒモスについて話あった事を、レミー・シェリル・イリア・ネルの4人に伝える。
説明し終わったところで、食事の準備ができたとスカーレットが呼びに来たので食堂へ移動する。それにしてもコンテナ野営地とでも呼べばいいのだろうか? これって便利過ぎてやばいな。簡単に設置できるように改良に改良を重ねたから、テントを作る感覚で建てられるし本当に便利だ。
食堂へ移動すると、レミーの大好物のチキン南蛮タルタルソースマシマシが準備されていた。本当にこういう心遣いは、シルキーにかなわないと思う。俺なんてレミーの事に、気付いてあげれもしなかったからな。
チキン南蛮だけでなく、たくさんの美味しい物を作ってくれていたのだからみんなも満足だ。シルキーのご飯を毎日食べている俺は、この世界に来た時の食事では、満足できないだろうな。あの時はあれが美味しいと感じてたけどな。
レミーも本調子までは戻っていないが、大分調子が戻ってきたようだ。美味い飯っていうのは、それだけで心をほぐしてくれる最高の魔法だと思う。本当の魔法がある世界で、魔法より魔法らしいって皮肉な気がするけどな。
「今日はゆっくり休もう! 今日はサウナのコンテナも出したから、各自自由に使っていいよ。俺は久々にみんなをブラッシングでもしようかな? さすがにクロとギンの体を1人で洗ってとなると、時間かかるから誰か手伝ってくれ」
名乗りを上げたのは、年少組のみんなだった。普段からクロとギンに乗って遊ぶことのあるメンバーは、喜んで洗うのを手伝ってくれるみたいだ。あいつらの体デカいから大変なんだよ。本当に助かる。
クロとギンを洗うための戦闘衣装に着替えて、着替えている間に建ててもらった専用の洗い場コンテナに移動した。戦闘衣装といっても、トランクスタイプの水着に着替えただけなんだけどね。
みんなの準備もできており、クロとギンは早くしろと言わんばかりの顔をして寝そべっていた。お前らちょくちょく俺の事見下すことがあるよな……たまには上下関係を叩きこんでやろうか? おぃ! 幼女組にはそんなに従順なんだよ! お腹を洗うから転がってと言ったら素直に聞いてやがる。
イデッ!!!
足が痛いと思ったら、コウとソウが俺の足に噛みついていやがった。俺が気付くと背中を向けて、早く洗えと無言のプレッシャーをかけてきた。こいつらは召喚した時から自由気ままだったからな……
わかったわかった、体洗ってやるから噛むのは止めてくれ、お前らのLvを考えると甘噛みでもダメージが入るんだよ! 一般人だったら甘噛みのつもりでも、食いちぎっちまうからやめろよ。
っさてと、みんなの体は洗い終わったから毛を乾かして、ブラッシングしてやるかな。みんなで丁寧に30分ほどブラッシングしてやると、ツヤッツヤのツルッツルになった。満足したようで、クロとギンは頭にコウとソウを乗せて移動を開始した。
扉を開けてやろうと動いたが、頭の上に乗っていたコウが俺の方を見て、にやりと笑った気がした。そうすると、器用に前足を延ばして扉を開けた。そしてなぜまたお前は俺の方を向く! なんで勝ち誇ったよう顔をするんだ? 何かイラッとするな!
クロとギン、ソウとコウを見送った後、お風呂に入る事にした。年少組もお風呂に入るようで、一緒に入ろうとしたが、結婚しているとはいえ色々拙いので、女性陣が入っているお風呂に行くように促した。
いつもは時間で分けて入っていたのでコンテナ風呂は1つしかなかったが、今日は従魔たちのためにもう1つお風呂を出しているので、俺はそこを貸し切り状態で入る事にしたのだ! サウナには女性陣がいるので入るつもりはないが、これでゆっくりとお風呂に入る事ができる。
体を洗っていると、いつのまにかスライムたちが俺の前に行列を作っていたので、仕方なしに体を洗ってやることにした。いつも思うけど、お前たちって体を洗う必要あるのか? 洗い終わって泡を流してから、いつものように湯船に投げ込む。
再度体を洗い始めると……今度はハクが翼をバサバサして、洗えと要求してきた。おかしいな、俺って一応こいつらの上位者だよな? イマイチ腑に落ちないが、可愛い従魔のために頑張るのだった。
湯船につかれば、スライムたちが寄ってきてくれて、好かれているのは実感できるのだが、疲れている時にも催促するのは止めてくれ。
お風呂から上がり寝室に戻ると、妻たちはパジャマパーティーみたいなことをして、お茶を楽しみながらお話ししていた。この世界で一番危険である神のダンジョンの中で……
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