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第794話 新人たちの受難
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「あれ? 今何時?」
「朝の7時半だよ」
「え? 何で起こしてくれなかったの?」
「シュウ……あなた、ちょっと無理し過ぎよ。まだ1週間位だから、それで済んでるかもしれないけど、後2~3日も続いたら、体を壊していたかもしれないじゃない。
心配していたけど、正面から言っても聞いてもらえる状況じゃなかったから、スカーレットに頼んで、食事に眠くなる薬を入れておいてもらったのよ。シュウには悪いと思うけど、私たち全員の総意で休んでもらいたかったの」
「…………」
俺は自分でも気付かないうちに、かなりの無理をしていたようだ。それをカエデに今言われて初めて気付いた。
「ありがと。みんなはどこにいる?」
「隣でシュウが来るのを待っているよ。お腹をすかせてね」
隣の部屋へ移動して、みんなにお礼を言って食事を開始した。
予算に関しては、チェックして特に問題が無かったから、ディストピアに送ってグリエルやその部下にも、確認をしてもらったらしい。そして昨日中に、やらなきゃいけない事は一通り全部終わったので、今日・明日は法律について話し合う事になったようだ。
基本的に、ディストピアの法律を中心にして作るが、生活習慣も考え方も違うので、もともとあった法律も含めて、分かりやすくするといった作業になる。
日本にいた時に、法律の一部を読んだことがあるが、難しく堅苦しい言葉で書いてあって、まったく理解できなかった。難しい文章にしてあるのは、政治家がいろんな解釈が出来るようにして、抜け道なんかを用意しているからなのでは? と幼いながら考えてしまうような文章だった。
概要は多少難しい文章になってしまったが、解釈文としてある程度分かりやすい物にしてある。それにいきなりたくさんの事を言っても混乱するので、基本的な所から徐々に浸透させていく方針になった。読み書きができない人が多いので、文章で出しても意味がないのでこういった方針になったのだ。
法律に関して話し合いが終わった翌日、ガリアが50人位の人間を連れて俺に挨拶をしに来た。
「シュウ様、この国の運営に携わってもらうための人材を連れてきました。本来であれば全員連れてきたかったのですが、一部はまだ勉強中でして、問題が無いと思われる人員だけ今日は連れてきました」
「ガリア、お疲れ。面倒な事頼んでごめんな。みんなもよろしく!」
「シュウ様! って言っても無駄ですよね。本来であれば、私なんかに謝らないでいただきたいのですが、それはしょうがない! お前たち!
この方が私の主人です。気さくな方でこういった話し方をしますし、お礼と言って普通に部下にも頭を下げますが、お前たちはそれでいい気になったり、見下したりしてはいけませんよ? もしそんな事があれば、問答無用で首を斬りますからね。もちろん物理的に!」
そうガリアが言うと、連れてこられた50人程の人間が全員、青い顔になっていた。数名は、今にも死ぬんじゃないかと言う顔色になっていた。
「ガリア、そんなに脅すなって。君たちには悪いかもしれないけど、元々上に立つ人間じゃないから、そう言った作法に詳しくない。そして、身に着ける気も無いからずっとこのままだと思う。
ただ、俺が許しても、まわりが許さない事が多いから注意してほしい。特に俺に対する態度に関しては、沸点が低い人間が多いから気を付けてくれ」
「シュウ様はこんな風に言っていますが、態度に関しては一般的な上下関係の対応をしていれば、問題はありません。
今さっきも言ったように、いい気になったり、見下したり、侮ったり、といった態度をとるようでしたら、私やディストピアから来た者が鉄拳制裁をします。死なないように注意はしますが、死ぬ可能性もありますので、くれぐれも態度には気を付けてください」
また脅してるな。まぁ、鉄拳制裁の後のくだりは、脅しと言うより事実だからな。レベルが200近くになっているので、注意して殴っても怒ってたら力加減を間違えたら、死にかねんからな。ここでガリアにこれ以上注意するのも良くないだろうから、後で言っておこう。
ガリアが新人を連れて出ていった。これから、昨日まで俺たちが頑張って作った資料なんかを手分けして、再度確認するんだろうな。俺たちがやったのは、王都と3つの街。たくさん人が集まっている所の運営計画みたいなものだからな。
しかも急場で作ったから修正もたくさん入るだろうし、小さい町や村に関しては計画を立てていないので、新人には頑張ってもらいたいところだ。
「というかガリアって、ちょっと過激になりすぎじゃない?」
部屋に残った嫁達に聞いてみたが、反応がおかしい。みんな首をかしげている。この世界では偉い人を侮ったりすると、物理的に首が切り離されてもおかしい事では無い、と思っているようだ。
この世界来て結構長いけど、いまだにこういった感覚のずれはなくならないな。こうやって話を聞いてると、昔の地球でもこうだったのかな? って思う。フィクションかノンフィクションか分からないが、小説にそんな内容の話があった気がするな。
「それよりもご主人様。ここ2週間程忙しかったのですから、ゆっくりしましょう」
そういう風にピーチに言われて、休む事にした。ディストピアに帰るのは、土木組が戻ってきてから帰る予定なので、後2日ほどはゆっくりできそうだ。
それにしてもグリエルたちは、どれだけ人員を確保してるんだろうな? 文官にも軍曹式教育方法でもあるのかな? っと、こういう世界の人に軍曹式軍事訓練を施したら、どうなるんだろうか?
ステータスの関係で地球の人間より強いから、その人間がガッチガチの軍人になったら、そこまで考えて思考を止めた。想像だけでちょっと背筋が寒くなった。銃器が弱い世界とは言え、この世界に合わせたら、かなりヤバい事になりそうだ。
っと、どうでもいい事を考えていたが、レベルがある程度離れてしまうと、どうにもならない戦力差になるので、結局のところレベル上げが強くなるための方法だと気付けなかった。まぁレベルの高い奴らに、あの訓練をさせる意味があるのかも疑問ではあるが……
「朝の7時半だよ」
「え? 何で起こしてくれなかったの?」
「シュウ……あなた、ちょっと無理し過ぎよ。まだ1週間位だから、それで済んでるかもしれないけど、後2~3日も続いたら、体を壊していたかもしれないじゃない。
心配していたけど、正面から言っても聞いてもらえる状況じゃなかったから、スカーレットに頼んで、食事に眠くなる薬を入れておいてもらったのよ。シュウには悪いと思うけど、私たち全員の総意で休んでもらいたかったの」
「…………」
俺は自分でも気付かないうちに、かなりの無理をしていたようだ。それをカエデに今言われて初めて気付いた。
「ありがと。みんなはどこにいる?」
「隣でシュウが来るのを待っているよ。お腹をすかせてね」
隣の部屋へ移動して、みんなにお礼を言って食事を開始した。
予算に関しては、チェックして特に問題が無かったから、ディストピアに送ってグリエルやその部下にも、確認をしてもらったらしい。そして昨日中に、やらなきゃいけない事は一通り全部終わったので、今日・明日は法律について話し合う事になったようだ。
基本的に、ディストピアの法律を中心にして作るが、生活習慣も考え方も違うので、もともとあった法律も含めて、分かりやすくするといった作業になる。
日本にいた時に、法律の一部を読んだことがあるが、難しく堅苦しい言葉で書いてあって、まったく理解できなかった。難しい文章にしてあるのは、政治家がいろんな解釈が出来るようにして、抜け道なんかを用意しているからなのでは? と幼いながら考えてしまうような文章だった。
概要は多少難しい文章になってしまったが、解釈文としてある程度分かりやすい物にしてある。それにいきなりたくさんの事を言っても混乱するので、基本的な所から徐々に浸透させていく方針になった。読み書きができない人が多いので、文章で出しても意味がないのでこういった方針になったのだ。
法律に関して話し合いが終わった翌日、ガリアが50人位の人間を連れて俺に挨拶をしに来た。
「シュウ様、この国の運営に携わってもらうための人材を連れてきました。本来であれば全員連れてきたかったのですが、一部はまだ勉強中でして、問題が無いと思われる人員だけ今日は連れてきました」
「ガリア、お疲れ。面倒な事頼んでごめんな。みんなもよろしく!」
「シュウ様! って言っても無駄ですよね。本来であれば、私なんかに謝らないでいただきたいのですが、それはしょうがない! お前たち!
この方が私の主人です。気さくな方でこういった話し方をしますし、お礼と言って普通に部下にも頭を下げますが、お前たちはそれでいい気になったり、見下したりしてはいけませんよ? もしそんな事があれば、問答無用で首を斬りますからね。もちろん物理的に!」
そうガリアが言うと、連れてこられた50人程の人間が全員、青い顔になっていた。数名は、今にも死ぬんじゃないかと言う顔色になっていた。
「ガリア、そんなに脅すなって。君たちには悪いかもしれないけど、元々上に立つ人間じゃないから、そう言った作法に詳しくない。そして、身に着ける気も無いからずっとこのままだと思う。
ただ、俺が許しても、まわりが許さない事が多いから注意してほしい。特に俺に対する態度に関しては、沸点が低い人間が多いから気を付けてくれ」
「シュウ様はこんな風に言っていますが、態度に関しては一般的な上下関係の対応をしていれば、問題はありません。
今さっきも言ったように、いい気になったり、見下したり、侮ったり、といった態度をとるようでしたら、私やディストピアから来た者が鉄拳制裁をします。死なないように注意はしますが、死ぬ可能性もありますので、くれぐれも態度には気を付けてください」
また脅してるな。まぁ、鉄拳制裁の後のくだりは、脅しと言うより事実だからな。レベルが200近くになっているので、注意して殴っても怒ってたら力加減を間違えたら、死にかねんからな。ここでガリアにこれ以上注意するのも良くないだろうから、後で言っておこう。
ガリアが新人を連れて出ていった。これから、昨日まで俺たちが頑張って作った資料なんかを手分けして、再度確認するんだろうな。俺たちがやったのは、王都と3つの街。たくさん人が集まっている所の運営計画みたいなものだからな。
しかも急場で作ったから修正もたくさん入るだろうし、小さい町や村に関しては計画を立てていないので、新人には頑張ってもらいたいところだ。
「というかガリアって、ちょっと過激になりすぎじゃない?」
部屋に残った嫁達に聞いてみたが、反応がおかしい。みんな首をかしげている。この世界では偉い人を侮ったりすると、物理的に首が切り離されてもおかしい事では無い、と思っているようだ。
この世界来て結構長いけど、いまだにこういった感覚のずれはなくならないな。こうやって話を聞いてると、昔の地球でもこうだったのかな? って思う。フィクションかノンフィクションか分からないが、小説にそんな内容の話があった気がするな。
「それよりもご主人様。ここ2週間程忙しかったのですから、ゆっくりしましょう」
そういう風にピーチに言われて、休む事にした。ディストピアに帰るのは、土木組が戻ってきてから帰る予定なので、後2日ほどはゆっくりできそうだ。
それにしてもグリエルたちは、どれだけ人員を確保してるんだろうな? 文官にも軍曹式教育方法でもあるのかな? っと、こういう世界の人に軍曹式軍事訓練を施したら、どうなるんだろうか?
ステータスの関係で地球の人間より強いから、その人間がガッチガチの軍人になったら、そこまで考えて思考を止めた。想像だけでちょっと背筋が寒くなった。銃器が弱い世界とは言え、この世界に合わせたら、かなりヤバい事になりそうだ。
っと、どうでもいい事を考えていたが、レベルがある程度離れてしまうと、どうにもならない戦力差になるので、結局のところレベル上げが強くなるための方法だと気付けなかった。まぁレベルの高い奴らに、あの訓練をさせる意味があるのかも疑問ではあるが……
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