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第796話 訓練開始
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レイリーが軍事訓練を受けたいメンバーを募集した所、半数の兵士が参加する事になった。大体ディストピアの兵士が1500人程で、住人が3万人を超えた所だ。5パーセントを超える人間が兵士として活動していることになる。
色々な差はあるが、平時で徴兵できる人数が多くても2パーセント位で、普通なら1パーセント前後だと言われているが、それを考えると5パーセントを超えてる……異常な数値だろう。
軍人と警察官込みで5パーセントと考えると、多い数でもないのだろうか? 税金が無いディストピアでこの数は異常だろう。それでも財政がかなりの黒字なのである。税金が無いのにと思ったが、お金の供給源は畑や塩を作る窯等ですべてが賄えているとの事だ。
現在の生産量で15万人近い人間を軽く養える食料自給率があり、兵士に至っては現状で1万人を雇っても財政的には何の問題も無いレベルだそうだ。昨日レイリーに話した後、年少組と土木組をレイリーに預けて、もう一度グリエルに話を通しに行った時に聞いた内容だ。そんなに兵士がいたんだな。
と言っても、750人近い人間が志願したって、そんなに大人数を訓練できる場所あったっけ? ん~訓練場所を作るべきかな? って事は、樹海の地下に訓練用のダンジョンを作ろうかな? 設計だけはやっておこうか。家に帰ってきたらみんなにも相談してみようか。
後はレベルと言うかステータスに合わせた、負荷も必要だろう。重たい金属と言えば、アダマンタイトがあるし、形はある程度決めて出せるから便利だな。パワーアンクルやパワーリストとか、ベストに金属板を挿入できるタイプの物を準備しておこう。これで最大負荷は500キログラム程になる。
俺も実験してみたが、ステータスでかなり筋力が強化されている俺が、500キログラムを着て動いてみたが、かなり大変だった。もっといけるかと思ったが、予想より大変だったのだ。ステータスの筋力と物理的な力は何か違うらしい。これだけ負荷があれば、訓練もはかどるだろう!
夜には妻たちにも相談してみると、興味を持ったようで、時間がある時は参加してみたいという話になったので、自由参加になった。訓練に参加する気満々な年少組のメンバーは、パワーアンクルやパワーリストを試して、自分がつらい重さを探していた。
次の日にレイリーに話をしてみると、負荷をかける意味を聞かれたので、訓練する時に限界まで体を動かすのに、負荷が無いと意味がないと説明した。肉体を限界まで酷使する事も目的としているのだ。
そして、レイリーには軍曹の語録辞典を渡しておく。レイリーはその内容を見ると、若干ひきつった顔をしていた。さすがにそのままだと、この世界の人間には通じなそうな事もあったので、多少なおしてあるけどね。
次の日から軍曹式訓練が開始された。
「訓練教官のレイリー軍曹である! 話し掛けられた時以外口を開くな! 口でクソたれる前と後に『サー』と言え! イエスなら『サー・イエス・サー』、ノーなら『サー・イエス・サー』だ! 分かったか! ウジ虫ども!」
レイリーがそういって訓練が始まるが、返事が無い。それもそうだろう、拒否権が存在しない訓練がこれから始まる上に、意味が分かってないからポカーンとするしかないのだろう。
「おい、ウジ虫ども! 返事はどうした!」
年少組や土木組も参加しているので、昨日説明しておいたから2度目のレイリーの言葉で、
『『『『『サー・イエス・サー』』』』』
と、返事をした。それで状況を理解した志願した兵士たちも、
『『『『『サー・イエス・サー』』』』』
「ようやく、返事ができたかウジ虫ども! だが声が小さい!」
『『『『『サー・イエス・サー』』』』』
昨日は軍曹語録をみてひきつった顔をしていたが、今日はノリノリでやりきっているな。
「貴様ら豚が、俺の訓練に生き残れたら各人が兵器となる! 戦争に祈りをささげる死の神だ! その日まではただウジ虫だ! この星で最下等生命体だ! 貴様らは人間ではない! 動物のクソをかき集めた値打ちしかない! わかった! ウジ虫ども!」
『『『『『サー・イエス・サー』』』』』
「貴様らは厳しい俺を嫌う! だが憎めばそれだけ学ぶ! 俺は厳しいが公平だ! 人種差別は許さん、すべて平等に価値がない! 俺の使命は役立たずを刈り取ることだ! 愛する仲間たちの害虫を! 分かったか! ウジ虫ども!」
レイリーが兵士たちを罵り始めた。俺には訓練を始める前やる、この罵りはよくわからない。心をへし折る事から始めると、巨人を駆逐する漫画でも言っていた気がする。
意識改革が必要なのだろうか? といっても、この訓練に参加している兵士たちの大半は、元奴隷の身分だったものも多く、これしきの罵りでは何の疼痛も感じていないようだ。ただ、理不尽な物言いに顔を引きつらせている人は多かったが。
「さて、貴様らウジ虫には、これを両手足に着けこのベストを着用してもらう! 準備ができたら、この訓練場を俺がいいと言うまで走り続けろ! もう限界だ! と言う奴はここにはいらん! さっさと出ていけ! 出ていくのが嫌なら死んでも走れ! わかったら、準備開始だ!」
何も言わずに準備を始めようとした兵士たちに向かい、
「返事もできんのか! ウジ虫ども!」
『『『『『サー・イエス・サー』』』』』
「声が小さい!」
『『『『『サー・イエス・サー』』』』』
「よし、準備を開始しろ!」
自分の前に準備されていた、パワーアンクル・パワーリスト・ベストを順々に着けていった。重さに関しては、兵士の平均レベルに合わせた重さ、100キログラムを基準としている。もし余裕がありそうな奴がいた場合は、レイリー軍曹が褒美として重りを追加していく方針だ。
理不尽な訓練が開始されて1週間が経過した。脱落者72名。脱落内容、72人とも極度に肉体を酷使したため、肉離れや疲労骨折。回復魔法で治しても良かったが、それだとまた同じ結果になってしまう。
肉体が訓練についていけるレベルに達していない事の証明らしい。今は自分の肉体をしっかりと休め、体づくりをする事に専念させることになった。
そもそも、朝から晩まで食事と食休みの時間以外は、重りを着けて走り続けている。この理不尽な訓練で、自分からリタイアする人間がいない事に俺はびっくりだよ。俺なんてよくて3日が限界だろう。なんて軟弱な人間だろうか……
今週からは、障害物走になっている。今までつけていたパワーアンクルにパワーリスト、ベストをつけたまま、今度は鎧と武器を身に着けて、壁を登ったり泥沼を這いずり回ったりする訓練が開始された。
色々な差はあるが、平時で徴兵できる人数が多くても2パーセント位で、普通なら1パーセント前後だと言われているが、それを考えると5パーセントを超えてる……異常な数値だろう。
軍人と警察官込みで5パーセントと考えると、多い数でもないのだろうか? 税金が無いディストピアでこの数は異常だろう。それでも財政がかなりの黒字なのである。税金が無いのにと思ったが、お金の供給源は畑や塩を作る窯等ですべてが賄えているとの事だ。
現在の生産量で15万人近い人間を軽く養える食料自給率があり、兵士に至っては現状で1万人を雇っても財政的には何の問題も無いレベルだそうだ。昨日レイリーに話した後、年少組と土木組をレイリーに預けて、もう一度グリエルに話を通しに行った時に聞いた内容だ。そんなに兵士がいたんだな。
と言っても、750人近い人間が志願したって、そんなに大人数を訓練できる場所あったっけ? ん~訓練場所を作るべきかな? って事は、樹海の地下に訓練用のダンジョンを作ろうかな? 設計だけはやっておこうか。家に帰ってきたらみんなにも相談してみようか。
後はレベルと言うかステータスに合わせた、負荷も必要だろう。重たい金属と言えば、アダマンタイトがあるし、形はある程度決めて出せるから便利だな。パワーアンクルやパワーリストとか、ベストに金属板を挿入できるタイプの物を準備しておこう。これで最大負荷は500キログラム程になる。
俺も実験してみたが、ステータスでかなり筋力が強化されている俺が、500キログラムを着て動いてみたが、かなり大変だった。もっといけるかと思ったが、予想より大変だったのだ。ステータスの筋力と物理的な力は何か違うらしい。これだけ負荷があれば、訓練もはかどるだろう!
夜には妻たちにも相談してみると、興味を持ったようで、時間がある時は参加してみたいという話になったので、自由参加になった。訓練に参加する気満々な年少組のメンバーは、パワーアンクルやパワーリストを試して、自分がつらい重さを探していた。
次の日にレイリーに話をしてみると、負荷をかける意味を聞かれたので、訓練する時に限界まで体を動かすのに、負荷が無いと意味がないと説明した。肉体を限界まで酷使する事も目的としているのだ。
そして、レイリーには軍曹の語録辞典を渡しておく。レイリーはその内容を見ると、若干ひきつった顔をしていた。さすがにそのままだと、この世界の人間には通じなそうな事もあったので、多少なおしてあるけどね。
次の日から軍曹式訓練が開始された。
「訓練教官のレイリー軍曹である! 話し掛けられた時以外口を開くな! 口でクソたれる前と後に『サー』と言え! イエスなら『サー・イエス・サー』、ノーなら『サー・イエス・サー』だ! 分かったか! ウジ虫ども!」
レイリーがそういって訓練が始まるが、返事が無い。それもそうだろう、拒否権が存在しない訓練がこれから始まる上に、意味が分かってないからポカーンとするしかないのだろう。
「おい、ウジ虫ども! 返事はどうした!」
年少組や土木組も参加しているので、昨日説明しておいたから2度目のレイリーの言葉で、
『『『『『サー・イエス・サー』』』』』
と、返事をした。それで状況を理解した志願した兵士たちも、
『『『『『サー・イエス・サー』』』』』
「ようやく、返事ができたかウジ虫ども! だが声が小さい!」
『『『『『サー・イエス・サー』』』』』
昨日は軍曹語録をみてひきつった顔をしていたが、今日はノリノリでやりきっているな。
「貴様ら豚が、俺の訓練に生き残れたら各人が兵器となる! 戦争に祈りをささげる死の神だ! その日まではただウジ虫だ! この星で最下等生命体だ! 貴様らは人間ではない! 動物のクソをかき集めた値打ちしかない! わかった! ウジ虫ども!」
『『『『『サー・イエス・サー』』』』』
「貴様らは厳しい俺を嫌う! だが憎めばそれだけ学ぶ! 俺は厳しいが公平だ! 人種差別は許さん、すべて平等に価値がない! 俺の使命は役立たずを刈り取ることだ! 愛する仲間たちの害虫を! 分かったか! ウジ虫ども!」
レイリーが兵士たちを罵り始めた。俺には訓練を始める前やる、この罵りはよくわからない。心をへし折る事から始めると、巨人を駆逐する漫画でも言っていた気がする。
意識改革が必要なのだろうか? といっても、この訓練に参加している兵士たちの大半は、元奴隷の身分だったものも多く、これしきの罵りでは何の疼痛も感じていないようだ。ただ、理不尽な物言いに顔を引きつらせている人は多かったが。
「さて、貴様らウジ虫には、これを両手足に着けこのベストを着用してもらう! 準備ができたら、この訓練場を俺がいいと言うまで走り続けろ! もう限界だ! と言う奴はここにはいらん! さっさと出ていけ! 出ていくのが嫌なら死んでも走れ! わかったら、準備開始だ!」
何も言わずに準備を始めようとした兵士たちに向かい、
「返事もできんのか! ウジ虫ども!」
『『『『『サー・イエス・サー』』』』』
「声が小さい!」
『『『『『サー・イエス・サー』』』』』
「よし、準備を開始しろ!」
自分の前に準備されていた、パワーアンクル・パワーリスト・ベストを順々に着けていった。重さに関しては、兵士の平均レベルに合わせた重さ、100キログラムを基準としている。もし余裕がありそうな奴がいた場合は、レイリー軍曹が褒美として重りを追加していく方針だ。
理不尽な訓練が開始されて1週間が経過した。脱落者72名。脱落内容、72人とも極度に肉体を酷使したため、肉離れや疲労骨折。回復魔法で治しても良かったが、それだとまた同じ結果になってしまう。
肉体が訓練についていけるレベルに達していない事の証明らしい。今は自分の肉体をしっかりと休め、体づくりをする事に専念させることになった。
そもそも、朝から晩まで食事と食休みの時間以外は、重りを着けて走り続けている。この理不尽な訓練で、自分からリタイアする人間がいない事に俺はびっくりだよ。俺なんてよくて3日が限界だろう。なんて軟弱な人間だろうか……
今週からは、障害物走になっている。今までつけていたパワーアンクルにパワーリスト、ベストをつけたまま、今度は鎧と武器を身に着けて、壁を登ったり泥沼を這いずり回ったりする訓練が開始された。
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