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第837話 対策会議
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カレリアの商会支店に到着して、従業員の人に簡単に事情を説明して、プライベートエリアに移動する。ミドリを探しても見当たらなかったので、テラリウムのある部屋に行くと、テラリウムの一画にミドリの好きなハンモックがかかっており、気持ちよさそうに寝ていたので会議室で話すことにした。
「……というわけで、ロジーは現地産のダンジョンマスターともいえる存在で、勇者とダンジョンマスターの関係なんかは、知らなかったわけか。なんでダンジョンマスターになれたかは知らんけどな。とりあえず、話の内容は理解できたか?」
「モグモグモグ……ゴックン。そうね、除草剤だと思って渡した相手が、勇者の可能性があって、殺されていたかもしれないって事ね。危なかったとは思うけど、私ならあんな奴ワンパンなんだからね!」
こいつ、妙にワンパンにこだわるのは何でだ? 自分が小さくて非力だから、力強さにあこがれてるとかかな?
「そうだな、ロジーがいてくれれば心強いよ。で、ダンジョンでも話したけど、この除草剤だと思って渡した魔熱病の魔法薬を受け取った奴が勇者の可能性があって、そいつが俺の管理している街にまいた疑いがあるんだわ。だからとらえて尋問して、洗いざらい吐いてもらう予定だ」
「あたりきよ! 私がいればどんなやつだって怖くないわ! それで、私は何すればいいの?」
「しばらくはここにいてもらって、俺たちがディストピアに帰る時に、一緒に来てもらうって感じかな?」
「え~その悪者勇者をとっちめに行くんでしょ? 私も行きたい! 行きたい行きたい行きたい!」
「だー! うっせ! ついて来てもいいから、絶対に悪さだけはするなよな。面倒になるから!」
「当たり前でしょ! 私を誰だと思ってるのよ! バカにしないでよね!」
「もし、悪さをしたら……美味しい物を金輪際食べられなくするぞ。って、おい! なんでそこで視線を逸らす! こっち見ろ!」
先に釘を刺しておいてよかった。フェアリーはゴーストタウンができた時に召喚したけど、シルキーたちがいなかったら、御しきれなかったからな。さっさとミドリにお願いして、手綱を取ってもらわないと危ないかもな。
しばらく、ロジーに説明した後、ゼクセンにいる勇者をどうやってとらえるかの話にシフトした。
「色々考えると、真正面からとらえるのは面倒が増えますかね?」
「確かに、国王にムカついているけど、王国全体が憎いわけじゃないからな。突っ込んでドカンっていうのもな~でも、3人の事を考えるとボッコボコにしたいんだよな。何とかして完膚なきまでに叩き潰したいな……」
そうすると、集合をかけていたディストピアにいるメンバーの中の、ゼニスから声がかかった。
「シュウ様、少しいいですか? 街をかけての戦争を仕掛けてもいいと思いますが、街自体がいらないのであれば、限定的な戦争を仕掛けてみてはどうですか? 戦争と同じでお金があれば、限定的な戦争もできますよ」
「その限定的な戦争って言うのは何だ?」
「グリエルから話は聞いていますが、フレデリクとリーファスの戦争に介入して街を得たんですよね? あれは、本来フレデリクとリーファスの領主たちが、うっぷんを晴らすのが目的で起こした限定的な戦争に、シュウ様が介入したことによる、総取りの戦争になったという話になったと聞いていますよ」
ん? あの戦争って、俺が介入したことによって戦争の形態が変わった? って事になるのか? まぁいいや。これ以上飛び地をもらっても管理が面倒なだけだしな……グリエルのな!
「その限定的な戦争を行って、勝者と敗者にある報酬とペナルティーって何だ?」
「敗者にあるのは、金銭的な物の支払い、いわゆる賠償金を払わないといけないですね。それで、勝者は賠償金の代わりに条件を指定して、それを履行させることができます。例えば今回であれば、こちらは戦争を仕掛けるために金貨で1000枚を、どこかのギルドに預けて宣戦布告をします。
それが敗戦時の賠償金になるのはご存知だと思います。それに更に金貨を100枚なり1000枚なり追加して、相手が敗戦した時に履行してもらう条件を付けるなどが可能だと思われます。もし負けた場合は、ギルドに預けたお金は全部賠償金として払われる形になります」
「ふ~ん。じゃぁ金さえあれば、領主の一族を全員奴隷にして引き取る事も可能って事か?」
「そうですね。いくらかかるかは分かりませんが可能です。追加条件に対した金額は、お金を預けるギルドが基本的に査定しますので、払うギルドによってはかなりの開きがあると思います」
「金があれば問題ないってことな。でも戦争を仕掛けたとして、さすがに勇者が戦場に出てこなかったら、条件として提示するのは無理だよな?」
「そうですね。一応、拒否権がありますし、本人の了解なしに敗戦の追加条件に入れる事は無理ですね」
「そっか。とりあえず、戦争をして勇者をあぶりだすか。さすがに領主がいなくなれば、領主館にはいられなくなるだろうしな。という事でグリエル、今回の事を国王に連絡して、ゼクセンに至急騎士団と代わりの領主を寄越すように伝えてもらっていいか?」
「了解いたしました。騎士団の移動に竜騎士の派遣を依頼されたら、受けてもいいですか?」
「え? 別に俺の指示が無くてもディストピアの竜騎士は、グリエルの一存で決めていいぞ。山の上にいるバッハとワイバーンの家族は、俺の管轄だから許可がない限りはダメだけどな。
竜騎士の団長には、グリエルの指示に従うように命令をしてあるから気にせず使え。ゼニスは、とりあえず俺の金を準備しておいてくれ」
グリエルは生真面目なんだから。
「えっと、白金貨1000枚ほどあればいいですか?」
口に含んでいた紅茶を吐き出しそうになった。白金貨1000枚って、金貨にしたら10万枚って事か。貯まってると思ったが異常だろ! とりあえず、お金が届いたら宣戦布告するとしよう。
ゼクセンの領主からすれば寝耳に水だろうが、宣戦布告に関してはケモミミ3人娘のパーティー名を使う予定だ。もしそれで領主が逃げるようであれば、面倒だが街をかけた戦争を仕掛けて逃げれなくするつもりだ。
戦争の話には続きがあって、グリエルから後で報告があったが、国王に事情を説明した際、もし拒否権が発動された場合は、国王の名をもって俺と街間戦争をするように勅命を出すらしい。
裏取引は終わっていて、戦争をした後に、管理が面倒なので国王にゼクセンを受け渡すと話がついている。もう勝つ事は決まってるから、勅命を出させるためにゼクセンを渡すと言った感じだ。
どちらにせよ、戦争は始まる……ウォーゲームだけどな!
「……というわけで、ロジーは現地産のダンジョンマスターともいえる存在で、勇者とダンジョンマスターの関係なんかは、知らなかったわけか。なんでダンジョンマスターになれたかは知らんけどな。とりあえず、話の内容は理解できたか?」
「モグモグモグ……ゴックン。そうね、除草剤だと思って渡した相手が、勇者の可能性があって、殺されていたかもしれないって事ね。危なかったとは思うけど、私ならあんな奴ワンパンなんだからね!」
こいつ、妙にワンパンにこだわるのは何でだ? 自分が小さくて非力だから、力強さにあこがれてるとかかな?
「そうだな、ロジーがいてくれれば心強いよ。で、ダンジョンでも話したけど、この除草剤だと思って渡した魔熱病の魔法薬を受け取った奴が勇者の可能性があって、そいつが俺の管理している街にまいた疑いがあるんだわ。だからとらえて尋問して、洗いざらい吐いてもらう予定だ」
「あたりきよ! 私がいればどんなやつだって怖くないわ! それで、私は何すればいいの?」
「しばらくはここにいてもらって、俺たちがディストピアに帰る時に、一緒に来てもらうって感じかな?」
「え~その悪者勇者をとっちめに行くんでしょ? 私も行きたい! 行きたい行きたい行きたい!」
「だー! うっせ! ついて来てもいいから、絶対に悪さだけはするなよな。面倒になるから!」
「当たり前でしょ! 私を誰だと思ってるのよ! バカにしないでよね!」
「もし、悪さをしたら……美味しい物を金輪際食べられなくするぞ。って、おい! なんでそこで視線を逸らす! こっち見ろ!」
先に釘を刺しておいてよかった。フェアリーはゴーストタウンができた時に召喚したけど、シルキーたちがいなかったら、御しきれなかったからな。さっさとミドリにお願いして、手綱を取ってもらわないと危ないかもな。
しばらく、ロジーに説明した後、ゼクセンにいる勇者をどうやってとらえるかの話にシフトした。
「色々考えると、真正面からとらえるのは面倒が増えますかね?」
「確かに、国王にムカついているけど、王国全体が憎いわけじゃないからな。突っ込んでドカンっていうのもな~でも、3人の事を考えるとボッコボコにしたいんだよな。何とかして完膚なきまでに叩き潰したいな……」
そうすると、集合をかけていたディストピアにいるメンバーの中の、ゼニスから声がかかった。
「シュウ様、少しいいですか? 街をかけての戦争を仕掛けてもいいと思いますが、街自体がいらないのであれば、限定的な戦争を仕掛けてみてはどうですか? 戦争と同じでお金があれば、限定的な戦争もできますよ」
「その限定的な戦争って言うのは何だ?」
「グリエルから話は聞いていますが、フレデリクとリーファスの戦争に介入して街を得たんですよね? あれは、本来フレデリクとリーファスの領主たちが、うっぷんを晴らすのが目的で起こした限定的な戦争に、シュウ様が介入したことによる、総取りの戦争になったという話になったと聞いていますよ」
ん? あの戦争って、俺が介入したことによって戦争の形態が変わった? って事になるのか? まぁいいや。これ以上飛び地をもらっても管理が面倒なだけだしな……グリエルのな!
「その限定的な戦争を行って、勝者と敗者にある報酬とペナルティーって何だ?」
「敗者にあるのは、金銭的な物の支払い、いわゆる賠償金を払わないといけないですね。それで、勝者は賠償金の代わりに条件を指定して、それを履行させることができます。例えば今回であれば、こちらは戦争を仕掛けるために金貨で1000枚を、どこかのギルドに預けて宣戦布告をします。
それが敗戦時の賠償金になるのはご存知だと思います。それに更に金貨を100枚なり1000枚なり追加して、相手が敗戦した時に履行してもらう条件を付けるなどが可能だと思われます。もし負けた場合は、ギルドに預けたお金は全部賠償金として払われる形になります」
「ふ~ん。じゃぁ金さえあれば、領主の一族を全員奴隷にして引き取る事も可能って事か?」
「そうですね。いくらかかるかは分かりませんが可能です。追加条件に対した金額は、お金を預けるギルドが基本的に査定しますので、払うギルドによってはかなりの開きがあると思います」
「金があれば問題ないってことな。でも戦争を仕掛けたとして、さすがに勇者が戦場に出てこなかったら、条件として提示するのは無理だよな?」
「そうですね。一応、拒否権がありますし、本人の了解なしに敗戦の追加条件に入れる事は無理ですね」
「そっか。とりあえず、戦争をして勇者をあぶりだすか。さすがに領主がいなくなれば、領主館にはいられなくなるだろうしな。という事でグリエル、今回の事を国王に連絡して、ゼクセンに至急騎士団と代わりの領主を寄越すように伝えてもらっていいか?」
「了解いたしました。騎士団の移動に竜騎士の派遣を依頼されたら、受けてもいいですか?」
「え? 別に俺の指示が無くてもディストピアの竜騎士は、グリエルの一存で決めていいぞ。山の上にいるバッハとワイバーンの家族は、俺の管轄だから許可がない限りはダメだけどな。
竜騎士の団長には、グリエルの指示に従うように命令をしてあるから気にせず使え。ゼニスは、とりあえず俺の金を準備しておいてくれ」
グリエルは生真面目なんだから。
「えっと、白金貨1000枚ほどあればいいですか?」
口に含んでいた紅茶を吐き出しそうになった。白金貨1000枚って、金貨にしたら10万枚って事か。貯まってると思ったが異常だろ! とりあえず、お金が届いたら宣戦布告するとしよう。
ゼクセンの領主からすれば寝耳に水だろうが、宣戦布告に関してはケモミミ3人娘のパーティー名を使う予定だ。もしそれで領主が逃げるようであれば、面倒だが街をかけた戦争を仕掛けて逃げれなくするつもりだ。
戦争の話には続きがあって、グリエルから後で報告があったが、国王に事情を説明した際、もし拒否権が発動された場合は、国王の名をもって俺と街間戦争をするように勅命を出すらしい。
裏取引は終わっていて、戦争をした後に、管理が面倒なので国王にゼクセンを受け渡すと話がついている。もう勝つ事は決まってるから、勅命を出させるためにゼクセンを渡すと言った感じだ。
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