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第836話 一路帰宅
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ハイフェアリーのロジーが戻ってきた。
「準備できたよ~」
「ロジー、1つ聞いていいか? ダンジョンコアって、今行った部屋にあったのか?」
「うん、そうよ! あいた~!」
無い胸をはって偉そうに言ったので、デコピンをくらわしてやった。
「このダンジョンの制御をもらう予定だったのに、1人で先に行ってどうするだよ。2度手間になるだろうが。それに準備できたって言っても、何も持ってないだろ?」
「へっへーん! この指輪を見て見なさい! そしてこのかばん! 「おぉ、お前も収納の鞄持ってるんだな」え? あんたも持ってるの?」
「そりゃ稼いでるからな。ちなみにここにいる全員、個人の私物を入れるために収納の腕輪持ちだぞ」
器用に飛びながら、膝をついて両手を地面につけているような仕草をしている。
「まぁいい。ダンジョンコアの場所に連れてってくれ。掌握したらいったんカレリアに帰るぞ。ロジーは帰ったら、ちょっと話があるからよろしくな」
「もちろん美味しい物はあるわよね!?」
「俺の配下? と言っていいのか微妙だが、その中でも料理が得意なシルキーがいるから、何か作ってもらおう。食べるからには話を聞けよ!」
ロジーの案内を受けて、ダンジョンコアのある所に誘導してもらった……が、生身でたどり着くのが無理だったので、移動用に一時的に通路を作ってもらった。これからはDPを稼げなくなるけど、このダンジョンのDPは、俺のスキルを通して使ってもらえるようにすればいいだろう。
ダンジョンを出るために階段を登ると、
「え? もう見つかったのですか?」
「いや、このダンジョンと関係はあったようだけど、今はここにいないという事が分かったので、引き返してきただけだ」
「どういうことですか?」
う~ん……どうやって答えるべきか。
「魔物にも知性があるモノがいるのは、知っていますか? 私たちは完璧とまでは言いませんが、魔物たちとコミュニケーションをとる事ができるのです。
ダンジョンの中で遭遇した中に、たまたま今回の件の経緯を知っているモノがいて話を聞いたら、私たちが探している対象は、すでにこの中にはいないとの事でした。それで1つお聞きしたいのですが、ここは国軍の人間だけしか入れないのでしょうか?」
俺が悩んでいると、綾乃が後ろから前に出てきて、嘘を言わずに本当の事だけを言って兵士に質問をしている。
「えっと、冒険者は入れませんが、街の兵士や騎士たちは入る事が出来ます。演習と言って、このダンジョンに来ていますね」
「例えば近くの街、カレリアやゼクセンの街から兵士が来て、訓練するって事か?」
「そうですね。そう言った街から兵士がくる時は、王や侯爵以上の貴族の許可を持ってくる形ですね。今話に出たカレリアの街であれば、2ヵ月前位に訓練に来ていましたね。
後は、ゼクセンからは半年程前でしょうか? 他にも、新人の兵士も送られてくることがあり、ここで鍛えてから街に帰っていく事もありますね」
多分、あたりだな。ゼクセンの街の勇者が、兵士に紛れてきた可能性があるわけだ。侵入ではなく、正規のルートとでも言うのだろうか? それで中に入って、ロジーをたまたま見つけたって事だろうか?
勇者は単にレベル上げに来たのに、運よく発見したって事か? 運か? まさか俺みたいに幸運の3セットとか持ってたりしないよな? 最近こいつらの恩恵をもらっていない気がするけどな。
「君、色々と教えてくれて助かったよ。俺たち、商売もやっていて、そこで手に入れた肉をいくつか贈呈しよう。1人500g位食べるとして、この大きさからすれば1000人はいないだろうから、500キロ
グラム分位のダンジョン牛の牛肉を贈呈しよう。えっと、肉担当は今回誰だっけ?」
「あ、私です。そこのあなた、調理場か保存庫のような所に案内してくださらないかしら?」
スカルズの1人が手をあげて、兵士に肉の出す場所へ誘導してもらい、500キログラム分のダンジョン牛の肉を提供した。
ちなみにダンジョン牛は、ダンジョン農園でブラウニーが品種改良をしている牛で、ダンジョンの中に住んでいるだけの普通の牛だ。ダンジョンの中にいるけど魔物ではないのだ! あの中は、家畜にとって最高の環境を作り出せるから、便利なのだ!
しかも、ダンジョンの魔物用に設定されたと思われる、繁殖促進や成長促進というダンジョンに付与できるタイプのスキルも、バザールがダンジョンバトルをしていて、勝ちを続けている事で使えるようになったので、もうね、すごい!
バザールが上位ランカーとダンジョンバトルした時は、勝てなかったらしい。Sランク相当のLvを上げたスケルトンの部隊を出しても攻めきれず、バトル期間の設定してあった2ヶ月を過ぎてしまい、ドローで終わったとの事だ。
その際に20体中4体のスケルトンが倒されてしまったらしい。それに、あともうちょっとで、こっちのダンジョンの最奥に到着されるところだったとか。
上位ランカーの使っている魔物は、AランクとかBランクとかが多かったのだが、しっかりとLvを上げていて、Sランクもなぎ倒せるくらい強かったらしい。バトルシーンとか見てみたけど、魔物の使い方が上手かったという印象を受けた。
こういう相手と、上限DPが決まったダンジョンバトルとかしてみたいね! 上位ランカーならSランクの魔物も複数囲っているはずだし、全力では無かったと思う。そう考えると、ぜひ倒したくなるな! バッハとリバイアサン無しで!
あいつらを使ったら、間違いなく負けはない。バッハは最奥で、リバイアサンはちびっ子フォルムで進んでいけば、勝てるやつはいないけど……それじゃあ面白くないもんな。
知略を織り交ぜたダンジョンバトルとかもしてみたいな。バザールやロジーとダンジョンバトルしてみようかな? あいつらも、ダンジョンマスターなんだしな。
なんて考えていたら、すでに目の前にはカレリアの城壁が見えた。
ちなみにロジーは、ダンジョン牛をみたらあれも食いたいと騒ぎ出して、牛串を出してやったらお腹をぽっこりと膨らませて気持ちよさそうに、クッションの上に寝転んでるんだよな。
あの身長と体型で、バナナ2本にまぁまぁ大きいサイズのホットケーキに、今食べた1本300g位ありそうな牛串を、どうやって胃に収めたんだ? 明らかに体積がおかしい……
「準備できたよ~」
「ロジー、1つ聞いていいか? ダンジョンコアって、今行った部屋にあったのか?」
「うん、そうよ! あいた~!」
無い胸をはって偉そうに言ったので、デコピンをくらわしてやった。
「このダンジョンの制御をもらう予定だったのに、1人で先に行ってどうするだよ。2度手間になるだろうが。それに準備できたって言っても、何も持ってないだろ?」
「へっへーん! この指輪を見て見なさい! そしてこのかばん! 「おぉ、お前も収納の鞄持ってるんだな」え? あんたも持ってるの?」
「そりゃ稼いでるからな。ちなみにここにいる全員、個人の私物を入れるために収納の腕輪持ちだぞ」
器用に飛びながら、膝をついて両手を地面につけているような仕草をしている。
「まぁいい。ダンジョンコアの場所に連れてってくれ。掌握したらいったんカレリアに帰るぞ。ロジーは帰ったら、ちょっと話があるからよろしくな」
「もちろん美味しい物はあるわよね!?」
「俺の配下? と言っていいのか微妙だが、その中でも料理が得意なシルキーがいるから、何か作ってもらおう。食べるからには話を聞けよ!」
ロジーの案内を受けて、ダンジョンコアのある所に誘導してもらった……が、生身でたどり着くのが無理だったので、移動用に一時的に通路を作ってもらった。これからはDPを稼げなくなるけど、このダンジョンのDPは、俺のスキルを通して使ってもらえるようにすればいいだろう。
ダンジョンを出るために階段を登ると、
「え? もう見つかったのですか?」
「いや、このダンジョンと関係はあったようだけど、今はここにいないという事が分かったので、引き返してきただけだ」
「どういうことですか?」
う~ん……どうやって答えるべきか。
「魔物にも知性があるモノがいるのは、知っていますか? 私たちは完璧とまでは言いませんが、魔物たちとコミュニケーションをとる事ができるのです。
ダンジョンの中で遭遇した中に、たまたま今回の件の経緯を知っているモノがいて話を聞いたら、私たちが探している対象は、すでにこの中にはいないとの事でした。それで1つお聞きしたいのですが、ここは国軍の人間だけしか入れないのでしょうか?」
俺が悩んでいると、綾乃が後ろから前に出てきて、嘘を言わずに本当の事だけを言って兵士に質問をしている。
「えっと、冒険者は入れませんが、街の兵士や騎士たちは入る事が出来ます。演習と言って、このダンジョンに来ていますね」
「例えば近くの街、カレリアやゼクセンの街から兵士が来て、訓練するって事か?」
「そうですね。そう言った街から兵士がくる時は、王や侯爵以上の貴族の許可を持ってくる形ですね。今話に出たカレリアの街であれば、2ヵ月前位に訓練に来ていましたね。
後は、ゼクセンからは半年程前でしょうか? 他にも、新人の兵士も送られてくることがあり、ここで鍛えてから街に帰っていく事もありますね」
多分、あたりだな。ゼクセンの街の勇者が、兵士に紛れてきた可能性があるわけだ。侵入ではなく、正規のルートとでも言うのだろうか? それで中に入って、ロジーをたまたま見つけたって事だろうか?
勇者は単にレベル上げに来たのに、運よく発見したって事か? 運か? まさか俺みたいに幸運の3セットとか持ってたりしないよな? 最近こいつらの恩恵をもらっていない気がするけどな。
「君、色々と教えてくれて助かったよ。俺たち、商売もやっていて、そこで手に入れた肉をいくつか贈呈しよう。1人500g位食べるとして、この大きさからすれば1000人はいないだろうから、500キロ
グラム分位のダンジョン牛の牛肉を贈呈しよう。えっと、肉担当は今回誰だっけ?」
「あ、私です。そこのあなた、調理場か保存庫のような所に案内してくださらないかしら?」
スカルズの1人が手をあげて、兵士に肉の出す場所へ誘導してもらい、500キログラム分のダンジョン牛の肉を提供した。
ちなみにダンジョン牛は、ダンジョン農園でブラウニーが品種改良をしている牛で、ダンジョンの中に住んでいるだけの普通の牛だ。ダンジョンの中にいるけど魔物ではないのだ! あの中は、家畜にとって最高の環境を作り出せるから、便利なのだ!
しかも、ダンジョンの魔物用に設定されたと思われる、繁殖促進や成長促進というダンジョンに付与できるタイプのスキルも、バザールがダンジョンバトルをしていて、勝ちを続けている事で使えるようになったので、もうね、すごい!
バザールが上位ランカーとダンジョンバトルした時は、勝てなかったらしい。Sランク相当のLvを上げたスケルトンの部隊を出しても攻めきれず、バトル期間の設定してあった2ヶ月を過ぎてしまい、ドローで終わったとの事だ。
その際に20体中4体のスケルトンが倒されてしまったらしい。それに、あともうちょっとで、こっちのダンジョンの最奥に到着されるところだったとか。
上位ランカーの使っている魔物は、AランクとかBランクとかが多かったのだが、しっかりとLvを上げていて、Sランクもなぎ倒せるくらい強かったらしい。バトルシーンとか見てみたけど、魔物の使い方が上手かったという印象を受けた。
こういう相手と、上限DPが決まったダンジョンバトルとかしてみたいね! 上位ランカーならSランクの魔物も複数囲っているはずだし、全力では無かったと思う。そう考えると、ぜひ倒したくなるな! バッハとリバイアサン無しで!
あいつらを使ったら、間違いなく負けはない。バッハは最奥で、リバイアサンはちびっ子フォルムで進んでいけば、勝てるやつはいないけど……それじゃあ面白くないもんな。
知略を織り交ぜたダンジョンバトルとかもしてみたいな。バザールやロジーとダンジョンバトルしてみようかな? あいつらも、ダンジョンマスターなんだしな。
なんて考えていたら、すでに目の前にはカレリアの城壁が見えた。
ちなみにロジーは、ダンジョン牛をみたらあれも食いたいと騒ぎ出して、牛串を出してやったらお腹をぽっこりと膨らませて気持ちよさそうに、クッションの上に寝転んでるんだよな。
あの身長と体型で、バナナ2本にまぁまぁ大きいサイズのホットケーキに、今食べた1本300g位ありそうな牛串を、どうやって胃に収めたんだ? 明らかに体積がおかしい……
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