911 / 2,518
第911話 中継拠点
しおりを挟む
「周りの木が高くなっているせいですかね? まさかあの高さの壁を突破して、中に入られるとは思いませんでした。入りにくくするような返しより、単純に高くした方がよくないですか?」
戦闘後、食事を終えてピーチと先ほどあった襲撃について話し合っている。
「確かに高くすれば問題解決かもしれないけど、単なる平面だと工夫次第で登れちゃうからね。かといって凸凹にしたら、身体能力だけで登れる可能性も出てくるし、悩ましい所だね。イメージで壁が造れるといっても、細かい装飾までは無理だからね」
「でも、普通に壁を作るだけでしたら、表面はそこまでつるつるにならないのではないですか?」
「そうだね。でもそのつるつるにならないというのが厄介で、魔物のステータスは人間に比べて基礎値が高いからね。その微妙な突起でも登ってくる可能性が出てくるんだよね」
「それでしたらいっその事、入れなくしてしまえばいいのではないですか?」
シュリから出された意見を自分の中で噛み砕くのに時間がかかった。それは、話を聞いていたピーチやアリス、姉御組の皆も同じだった。
「どうかしましたか? 入ってこれる場所があるから困っているなら、全部を塞いでしまえば問題ないと思います。強度の事を考えるなら半球状のドームを造れば問題ないと思います。それでも重量が気になるのでしたら、ドームの中に柱を建てるか、半球状の岩を召喚でもしてくり貫けばいいのではないですか?」
そう言われて、目からうろこが出る気持ちになった。
「なるほど! それなら強度を気にする必要もないし、加工自体も簡単だもんな。気になるとすれば、通気口をどうやって配置して、一応見張りに立てるように何かしらの工夫は必要か?」
「見張り台なら、鉄格子でもはめておけば十分じゃないですか?」
1ついい案が出ると、次々にいい案が重なっていく。20分程話し合って、ここに来るのは俺たちだけではないという話から。100人規模で泊まれる野営地がいいのでは?という話におさまった。
ダンジョンの床や地面は基本的に加工できないが、地面の上に物を置く事には何の問題も無いので、その置いたものを加工する事で話がまとまった。
居住性はあまり考えずに、カプセルホテルをイメージした寝る場所にする。高さ1メートル、横1メートル、奥行2.5メートルで1人分の寝床だ。
天井までは3.5メートルで、縦に3人分ずつ寝床を作り、2メートルの通路を挟んで両側に3人ずつ。1メートルと壁分の距離で6人分の寝床が確保できることになる。20列作れば120人分。十分な数だと思う。2階に別けて、13列と7列に別けよう。
直径30メートルの半球体があれば十分だろう。1階は所々に柱を作っておけば問題ないだろう。そこには、食事スペースと調理スペースを用意して、2階の空いているスペースにお風呂とトイレ、3階は寝るところ以外必要ないかな?
もし使いにくかったら、また改造すればいいだけだし問題ない! とりあえず、今回は俺たちが使うだけだしな!
ソウと決まれば行動は早い。DPで硬い岩を召喚しようとしたが、
「別にドーム型にこだわる必要ないよな? 四角い建物の方が距離とか簡単に測れるから、四角い岩を召喚してくり貫こう」
1階は水回りが中心の方がいいという事になり、お風呂とトイレを作ることにした。だが、男女を別けていなかったので2つ作成している。縦横20メートルのサイズで外壁は2メートル程の分厚い物にしておく。キッチンも1階に設置している。
2階は、食堂兼ミーティングルームのような空間になっている。
3階は、10列ずつのカプセルホテル風の寝床が120人分。
4階は無く、屋上になる。外の様子をうかがうための場所と考えている。外につながる扉に関しては、スライド式になっていて、鍵を使う事によって上下に閂がかかるようになっているので、これを力尽くで動かす事は困難だろう。素材はアダマンタイトで作成しているしな。
「初めての作業だったから、思ったより時間がかかっちゃったな。もうすぐおやつの時間だな。昼食がちょっと早めだったから、3時間くらいかかった計算かな? 今日はこれ以上進むのは止めよう。今から行っても中途半端な位置で野営する羽目になるからな」
「ご主人様、ちょっとお待ちください。確かに今から向かえば中途半端な位置で野営になるかもしれませんが、3時間程整地しながら進んで戻ってくるのではダメですか?」
ピーチの提案に妻たちが全員頷いている。それでいいのか? と思わなくないが、みんながやるよ言っている以上、俺も協力しないといけないな。軽く休憩を挟み出発する事になった。
10日前にここに来た時に比べると、少し魔物の密度が高い気がする。進むのにやはり時間がかかっているな。
ただいい事と言えば、1つ目の中継地点であったような、大量の魔物が一斉に襲い掛かってくるわけでは無いので、特殊攻撃をする前にほとんど倒せているという所だろう。魔物の密度。数が多くなっているので、10日前、伐採しながら進んでいた時に比べれば、頻度は高くなってしまうのはしょうがないか。
3時間で2キロメートル程整地して進む事が出来た。
「やっぱり10日前に比べると進める距離が短くなってますね。作業に慣れてきたと言っても、伐採しながら道を作っているわけですし」
ピーチはもう少し距離を稼ぎたいと考えていたようだが、さすがに無理して進める事はせずに堅実に1歩1歩前に進んでいく指揮をとっていた。
「今日はしっかりとした建物の中で寝れるから、ゆっくり休んで明日に備えよう」
少し落ち込んでいる様子だったピーチだが、食事を食べ気を取り直したようで明日の計画を立てると言って、年長組や姉御組を呼んで話し合いをするようだ。
俺は先にお風呂へ入ろうと移動すると、従魔たちが全員男風呂の方に入ってきた。
「お前ら、俺に全員洗えって言うのか? さすがに全員洗うのは無理だから、毛に絡まったゴミを洗い流すくらいだぞ! ブラッシングは後でしてもらえよ!」
シャワーの魔導具を少しいじって水圧をあげてから、並んでいる順に全身にお湯をかけていく。簡単な高圧洗浄機みたいな威力の水圧だが、従魔にとっては心地がいいのか、尻尾をぶんぶん振っている。まわりに被害が出るから気を付けてくれよ。
1匹が終わるたびに、ブルブル自己脱水するため俺は抜け毛が体に張り付き大変な思いをしていた。一番被害にあっていたのは、立ち位置的に最後尾のダマだったけどな。
シエルは、長い首をつかって、口に柄付きブラシを加えて甲羅を綺麗に洗っていた。途中でお湯かけて! と言われることはあったが、ほぼ自分で行ったようだ。洗ってもらうのを待ってたらいつになるか分からないからな。
甲羅を洗い終えると、湯船に走っていきダイブして、コウとソウに怒られていた。ウルフは湯船が狭いので今回は入らずに出ていっている。クロとギンも一応そういった配慮できるんだな。
戦闘後、食事を終えてピーチと先ほどあった襲撃について話し合っている。
「確かに高くすれば問題解決かもしれないけど、単なる平面だと工夫次第で登れちゃうからね。かといって凸凹にしたら、身体能力だけで登れる可能性も出てくるし、悩ましい所だね。イメージで壁が造れるといっても、細かい装飾までは無理だからね」
「でも、普通に壁を作るだけでしたら、表面はそこまでつるつるにならないのではないですか?」
「そうだね。でもそのつるつるにならないというのが厄介で、魔物のステータスは人間に比べて基礎値が高いからね。その微妙な突起でも登ってくる可能性が出てくるんだよね」
「それでしたらいっその事、入れなくしてしまえばいいのではないですか?」
シュリから出された意見を自分の中で噛み砕くのに時間がかかった。それは、話を聞いていたピーチやアリス、姉御組の皆も同じだった。
「どうかしましたか? 入ってこれる場所があるから困っているなら、全部を塞いでしまえば問題ないと思います。強度の事を考えるなら半球状のドームを造れば問題ないと思います。それでも重量が気になるのでしたら、ドームの中に柱を建てるか、半球状の岩を召喚でもしてくり貫けばいいのではないですか?」
そう言われて、目からうろこが出る気持ちになった。
「なるほど! それなら強度を気にする必要もないし、加工自体も簡単だもんな。気になるとすれば、通気口をどうやって配置して、一応見張りに立てるように何かしらの工夫は必要か?」
「見張り台なら、鉄格子でもはめておけば十分じゃないですか?」
1ついい案が出ると、次々にいい案が重なっていく。20分程話し合って、ここに来るのは俺たちだけではないという話から。100人規模で泊まれる野営地がいいのでは?という話におさまった。
ダンジョンの床や地面は基本的に加工できないが、地面の上に物を置く事には何の問題も無いので、その置いたものを加工する事で話がまとまった。
居住性はあまり考えずに、カプセルホテルをイメージした寝る場所にする。高さ1メートル、横1メートル、奥行2.5メートルで1人分の寝床だ。
天井までは3.5メートルで、縦に3人分ずつ寝床を作り、2メートルの通路を挟んで両側に3人ずつ。1メートルと壁分の距離で6人分の寝床が確保できることになる。20列作れば120人分。十分な数だと思う。2階に別けて、13列と7列に別けよう。
直径30メートルの半球体があれば十分だろう。1階は所々に柱を作っておけば問題ないだろう。そこには、食事スペースと調理スペースを用意して、2階の空いているスペースにお風呂とトイレ、3階は寝るところ以外必要ないかな?
もし使いにくかったら、また改造すればいいだけだし問題ない! とりあえず、今回は俺たちが使うだけだしな!
ソウと決まれば行動は早い。DPで硬い岩を召喚しようとしたが、
「別にドーム型にこだわる必要ないよな? 四角い建物の方が距離とか簡単に測れるから、四角い岩を召喚してくり貫こう」
1階は水回りが中心の方がいいという事になり、お風呂とトイレを作ることにした。だが、男女を別けていなかったので2つ作成している。縦横20メートルのサイズで外壁は2メートル程の分厚い物にしておく。キッチンも1階に設置している。
2階は、食堂兼ミーティングルームのような空間になっている。
3階は、10列ずつのカプセルホテル風の寝床が120人分。
4階は無く、屋上になる。外の様子をうかがうための場所と考えている。外につながる扉に関しては、スライド式になっていて、鍵を使う事によって上下に閂がかかるようになっているので、これを力尽くで動かす事は困難だろう。素材はアダマンタイトで作成しているしな。
「初めての作業だったから、思ったより時間がかかっちゃったな。もうすぐおやつの時間だな。昼食がちょっと早めだったから、3時間くらいかかった計算かな? 今日はこれ以上進むのは止めよう。今から行っても中途半端な位置で野営する羽目になるからな」
「ご主人様、ちょっとお待ちください。確かに今から向かえば中途半端な位置で野営になるかもしれませんが、3時間程整地しながら進んで戻ってくるのではダメですか?」
ピーチの提案に妻たちが全員頷いている。それでいいのか? と思わなくないが、みんながやるよ言っている以上、俺も協力しないといけないな。軽く休憩を挟み出発する事になった。
10日前にここに来た時に比べると、少し魔物の密度が高い気がする。進むのにやはり時間がかかっているな。
ただいい事と言えば、1つ目の中継地点であったような、大量の魔物が一斉に襲い掛かってくるわけでは無いので、特殊攻撃をする前にほとんど倒せているという所だろう。魔物の密度。数が多くなっているので、10日前、伐採しながら進んでいた時に比べれば、頻度は高くなってしまうのはしょうがないか。
3時間で2キロメートル程整地して進む事が出来た。
「やっぱり10日前に比べると進める距離が短くなってますね。作業に慣れてきたと言っても、伐採しながら道を作っているわけですし」
ピーチはもう少し距離を稼ぎたいと考えていたようだが、さすがに無理して進める事はせずに堅実に1歩1歩前に進んでいく指揮をとっていた。
「今日はしっかりとした建物の中で寝れるから、ゆっくり休んで明日に備えよう」
少し落ち込んでいる様子だったピーチだが、食事を食べ気を取り直したようで明日の計画を立てると言って、年長組や姉御組を呼んで話し合いをするようだ。
俺は先にお風呂へ入ろうと移動すると、従魔たちが全員男風呂の方に入ってきた。
「お前ら、俺に全員洗えって言うのか? さすがに全員洗うのは無理だから、毛に絡まったゴミを洗い流すくらいだぞ! ブラッシングは後でしてもらえよ!」
シャワーの魔導具を少しいじって水圧をあげてから、並んでいる順に全身にお湯をかけていく。簡単な高圧洗浄機みたいな威力の水圧だが、従魔にとっては心地がいいのか、尻尾をぶんぶん振っている。まわりに被害が出るから気を付けてくれよ。
1匹が終わるたびに、ブルブル自己脱水するため俺は抜け毛が体に張り付き大変な思いをしていた。一番被害にあっていたのは、立ち位置的に最後尾のダマだったけどな。
シエルは、長い首をつかって、口に柄付きブラシを加えて甲羅を綺麗に洗っていた。途中でお湯かけて! と言われることはあったが、ほぼ自分で行ったようだ。洗ってもらうのを待ってたらいつになるか分からないからな。
甲羅を洗い終えると、湯船に走っていきダイブして、コウとソウに怒られていた。ウルフは湯船が狭いので今回は入らずに出ていっている。クロとギンも一応そういった配慮できるんだな。
4
あなたにおすすめの小説
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。
過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
人の才能が見えるようになりました。~いい才能は幸運な俺が育てる~
犬型大
ファンタジー
突如として変わった世界。
塔やゲートが現れて強いものが偉くてお金も稼げる世の中になった。
弱いことは才能がないことであるとみなされて、弱いことは役立たずであるとののしられる。
けれども違ったのだ。
この世の中、強い奴ほど才能がなかった。
これからの時代は本当に才能があるやつが強くなる。
見抜いて、育てる。
育てて、恩を売って、いい暮らしをする。
誰もが知らない才能を見抜け。
そしてこの世界を生き残れ。
なろう、カクヨムその他サイトでも掲載。
更新不定期
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-
すずめさん
ファンタジー
ある日、友達に誘われ始めたMMORPG…[アルバスクロニクルオンライン]
何の変哲も無くゲームを始めたつもりがしかし!?…
たった一つのスキルのせい?…で起きる波乱万丈な冒険物語。
※本作品はPCで編集・改行がされて居る為、スマホ・タブレットにおける
縦読みでの読書は読み難い点が出て来ると思います…それでも良いと言う方は……
ゆっくりしていってね!!!
※ 現在書き直し慣行中!!!
ダンジョン作成から始まる最強クラン
山椒
ファンタジー
ダンジョンが出現して数十年が経ち、ダンジョンがあることが日常となっていた。
そんな世界で五年前に起きた大規模魔物侵攻により心に傷を受けた青年がいた。
極力誰とも関わりを持たずにいた彼の住んでいる部屋に寝ている間にダンジョンが出現し、彼はそこに落ちた。
そのダンジョンは他に確認されていない自作するダンジョンであった。
ダンジョンとモンスターにトラウマを抱えつつもダンジョン作成を始めていく。
ただそのダンジョンは特別性であった。
ダンジョンが彼を、彼の大事な人を強くするダンジョンであった。
ダンジョン学園サブカル同好会の日常
くずもち
ファンタジー
ダンジョンを攻略する人材を育成する学校、竜桜学園に入学した主人公綿貫 鐘太郎(ワタヌキ カネタロウ)はサブカル同好会に所属し、気の合う仲間達とまったりと平和な日常を過ごしていた。しかしそんな心地のいい時間は長くは続かなかった。
まったく貢献度のない同好会が部室を持っているのはどうなのか?と生徒会から同好会解散を打診されたのだ。
しかしそれは困るワタヌキ達は部室と同好会を守るため、ある条件を持ちかけた。
一週間以内に学園のため、学園に貢献できる成果を提出することになったワタヌキは秘策として同好会のメンバーに彼の秘密を打ちあけることにした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる