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第934話 魔物のLvは高くない
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シルキーと年少組・年中組が昼食の準備をしてくれている間に、俺と姉御組・年長組はこの休憩所について再度話し合っていた。
「普通、こういう島だと湧き水とか川から水を補給するよな? レベル40代位の奴らなら、水魔法で十分な量の水を得る事ができるのか? それとも専用の魔導具か?」
「シュウ君の言う通りで、その位のレベル帯の冒険者なら、余計な事に魔力を使えるだけの保有量は無いかな。それに、余裕があっても可能な限り魔法で水は出さないね。魔力は可能な限り温存しておくのが鉄則だし」
「ん~島の奥ならともかく、ここら辺なら水が補給できるようにするのは拙いか?」
「ここもダンジョンなんだし、あまり準備しすぎるのも良くないと思うよ」
そんなものか? とミリーの発言を受け止めた。他のメンバーもミリーやカエデの意見に賛成なようで、水場は作るべきではないとの事だ。
それに、比較的安全に休める場所があるのだから、魔力を使ってでも水を確保するべきだ! と。ここで狩りをできるだけの技量があれば、そのリターンは大きい。自分たちの力量を見誤って、ここに来るなら死んで当然。
冒険者は危険を冒すために冒険をするのではない。生きるために冒険をするのだ!
と、口々にみんなが言っていた。まぁ、その意見には俺も賛成だ。というか、俺のスタンスがみんなにうつっただけだな。最近は余裕が出てきたから、生きるため以外にも色々冒険してるけどな!
島の中の休憩エリアには水場を用意しない事に決定した。
昼食も終わり、食休みも終わった。
「さて、先へ進もうか」
「あの、ご主人様。進む前に1つよろしいですか?」
ピーチが質問をしてきた。
「先へ進むといいましたが、島の中心ですか?」
「へ? 島の中心以外に向かう場所ってある?」
「シュウ、何で島の中心に向かってるのかって事が気になってるのよ」
「え? だってこの島には朱雀がいるんだよ? そういう奴がいるのって、中心になる場所にいるのが普通じゃん!」
俺が熱く語ると、妻たちが揃って呆れた顔をしていた。
「ご主人様、お忘れかもしれませんが、白虎のダマは樹海の中心にいましたか? 玄武のシエルは湖の中心にいましたか? ダマの場合は、神たちに操られていたから気紛れとは言えないですが、シエルの方は気紛れであそこにいたんですよ」
俺の下にいる聖獣の2匹を例に出されて、俺は止まってしまった。
「それに朱雀と言えば、火を司る鳥ですよね? ご主人様が連絡を受けている神様からは、この島に火山があるとの事でしたっけ? となれば、火山=ダンジョンだと考えて間違いないと思います。それを踏まえている場所を考えれば、ダンジョンの中に入ったって事だと思うのですが……」
「ん~そう言われると中心に向かって歩いてるのは変だよな。ダンジョンの入口は中心にあるとは限らないしな、島の中心に拠点を造ってそこを中心に探すのはどうだ?」
「中心からですか? 確かに悪くないですね。他に何か思う事がある人?」
元気な声でネルが「はいっ!」と手をあげながら返事をした。
「魔物が強くなっている方に向かうのがいいと思います! そういうのは、大体敵が強くなる場所にあるって相場が決まってるの!」
俺もそれは思うわ。ゲーム脳とか言われるかもしれないけど、判断基準がないんだから、魔物の強さ位しか判断材料が無いからな。
「ひとまず、島の中心を目指しましょうか。可能な限り範囲を広げてダンジョンの入口も探索していきましょう」
「と言っても島の中心って、大体でいいか。木が一番盛り上がってるところを目標にすればいいかな? 分からなくなったら飛んでみてもらえばいいしね!」
飛行できる従魔がいるとこういう時便利だな! あ、ハクに頼もうとしたら面倒だと言ってバッハに頼む事になったよ。俺の護衛だから俺から離れないと言っているようだが、俺に抱きかかえられてる時点で護衛アウトだぞ! 頭の上に乗っているニコの方がまだましだ!
って、あれ? ニコが何か汁出してないか? ハクを慌てて置いてニコをどかすと……髪の毛の一部がしっとりしていた。
「ニコ! お前スライムなのによだれたらすのか? つか頭の上で寝るな! 護衛じゃないのかよ!」
ニコもハクも俺の趣味でペットみたいな扱いしているとはいえ、これは酷い。ニコのよだれで汚れた髪の毛を洗って、自分で乾かそうとしたら、三幼女が「自分たちにやらせて!」とお願いしてきたのでやってもらった。人の髪の毛なんて乾かして楽しいのかね?
髪の毛を洗っている最中にニコは、シルキーにめっちゃ怒られてた。今日から反省の色が見えるまで、ペットフードのような食事になるようだ。ニコにも味覚があるようで宣言された時のニコは、絶望からか表面が黒くなっていた。
気を取り直して午後の探索に! 入る前にバッハに方向を確認してもらう。方向を確認してから、出発。
始めは日本の森と言っていいのか、まぁ多少草が生茂ってる場所はあるけど比較的歩きやすかったが、今歩いている場所は、ジャングルみたいになっており高い草というか、小さい木みたいなものやツタが生茂っていて歩きにくくなっている。
その分、四足歩行型の魔物は減ってきている。だが、亜人や昆虫・爬虫類系の魔物が増えて来ていた。Lvも多少上がっており、大半が50手前位だった。
昆虫・爬虫類系の魔物は、毒や状態異常攻撃が多いので特に厄介だ。対応できるレベルの冒険者を考えると、50後半はあった方がいいだろう。他にもある程度回復魔法のスキルLvが高いヒーラーがいなければ、解毒薬や万能薬も無いときついだろうな。
そんな事を考えていると、不意に足元から嫌な気配が! 慌てて飛びのき持っていた短槍を突き刺した。
短槍の先には20センチメートル程のクモ、見た目はタランチュラみたいな奴がついていた。しばらくするとドロップ品に変わる。
ちなみに俺が短槍を持っているのは、剣だと今みたいに慌てて振るった時に危険なので、突き刺す攻撃が基本になる短槍を使っている。
「それにしても、索敵にかからない魔物が出てくるのか……こいつら位なら俺らは問題ないけど、ここに来る冒険者たちは、危ないかもしれないな。それにあいつどう考えても、待って狩りするタイプのクモだったから、毒もあるよな? ハードルが上がりそうだな」
陽が落ちる前に野営の準備を始める。昼みたいに壁を作り燃やし尽くして石床にする。砂利を敷き詰めてから土を盛る。30分もしないうちにスペースは確保できた。後は、コンテナ野営地を組み立てて終了!
「普通、こういう島だと湧き水とか川から水を補給するよな? レベル40代位の奴らなら、水魔法で十分な量の水を得る事ができるのか? それとも専用の魔導具か?」
「シュウ君の言う通りで、その位のレベル帯の冒険者なら、余計な事に魔力を使えるだけの保有量は無いかな。それに、余裕があっても可能な限り魔法で水は出さないね。魔力は可能な限り温存しておくのが鉄則だし」
「ん~島の奥ならともかく、ここら辺なら水が補給できるようにするのは拙いか?」
「ここもダンジョンなんだし、あまり準備しすぎるのも良くないと思うよ」
そんなものか? とミリーの発言を受け止めた。他のメンバーもミリーやカエデの意見に賛成なようで、水場は作るべきではないとの事だ。
それに、比較的安全に休める場所があるのだから、魔力を使ってでも水を確保するべきだ! と。ここで狩りをできるだけの技量があれば、そのリターンは大きい。自分たちの力量を見誤って、ここに来るなら死んで当然。
冒険者は危険を冒すために冒険をするのではない。生きるために冒険をするのだ!
と、口々にみんなが言っていた。まぁ、その意見には俺も賛成だ。というか、俺のスタンスがみんなにうつっただけだな。最近は余裕が出てきたから、生きるため以外にも色々冒険してるけどな!
島の中の休憩エリアには水場を用意しない事に決定した。
昼食も終わり、食休みも終わった。
「さて、先へ進もうか」
「あの、ご主人様。進む前に1つよろしいですか?」
ピーチが質問をしてきた。
「先へ進むといいましたが、島の中心ですか?」
「へ? 島の中心以外に向かう場所ってある?」
「シュウ、何で島の中心に向かってるのかって事が気になってるのよ」
「え? だってこの島には朱雀がいるんだよ? そういう奴がいるのって、中心になる場所にいるのが普通じゃん!」
俺が熱く語ると、妻たちが揃って呆れた顔をしていた。
「ご主人様、お忘れかもしれませんが、白虎のダマは樹海の中心にいましたか? 玄武のシエルは湖の中心にいましたか? ダマの場合は、神たちに操られていたから気紛れとは言えないですが、シエルの方は気紛れであそこにいたんですよ」
俺の下にいる聖獣の2匹を例に出されて、俺は止まってしまった。
「それに朱雀と言えば、火を司る鳥ですよね? ご主人様が連絡を受けている神様からは、この島に火山があるとの事でしたっけ? となれば、火山=ダンジョンだと考えて間違いないと思います。それを踏まえている場所を考えれば、ダンジョンの中に入ったって事だと思うのですが……」
「ん~そう言われると中心に向かって歩いてるのは変だよな。ダンジョンの入口は中心にあるとは限らないしな、島の中心に拠点を造ってそこを中心に探すのはどうだ?」
「中心からですか? 確かに悪くないですね。他に何か思う事がある人?」
元気な声でネルが「はいっ!」と手をあげながら返事をした。
「魔物が強くなっている方に向かうのがいいと思います! そういうのは、大体敵が強くなる場所にあるって相場が決まってるの!」
俺もそれは思うわ。ゲーム脳とか言われるかもしれないけど、判断基準がないんだから、魔物の強さ位しか判断材料が無いからな。
「ひとまず、島の中心を目指しましょうか。可能な限り範囲を広げてダンジョンの入口も探索していきましょう」
「と言っても島の中心って、大体でいいか。木が一番盛り上がってるところを目標にすればいいかな? 分からなくなったら飛んでみてもらえばいいしね!」
飛行できる従魔がいるとこういう時便利だな! あ、ハクに頼もうとしたら面倒だと言ってバッハに頼む事になったよ。俺の護衛だから俺から離れないと言っているようだが、俺に抱きかかえられてる時点で護衛アウトだぞ! 頭の上に乗っているニコの方がまだましだ!
って、あれ? ニコが何か汁出してないか? ハクを慌てて置いてニコをどかすと……髪の毛の一部がしっとりしていた。
「ニコ! お前スライムなのによだれたらすのか? つか頭の上で寝るな! 護衛じゃないのかよ!」
ニコもハクも俺の趣味でペットみたいな扱いしているとはいえ、これは酷い。ニコのよだれで汚れた髪の毛を洗って、自分で乾かそうとしたら、三幼女が「自分たちにやらせて!」とお願いしてきたのでやってもらった。人の髪の毛なんて乾かして楽しいのかね?
髪の毛を洗っている最中にニコは、シルキーにめっちゃ怒られてた。今日から反省の色が見えるまで、ペットフードのような食事になるようだ。ニコにも味覚があるようで宣言された時のニコは、絶望からか表面が黒くなっていた。
気を取り直して午後の探索に! 入る前にバッハに方向を確認してもらう。方向を確認してから、出発。
始めは日本の森と言っていいのか、まぁ多少草が生茂ってる場所はあるけど比較的歩きやすかったが、今歩いている場所は、ジャングルみたいになっており高い草というか、小さい木みたいなものやツタが生茂っていて歩きにくくなっている。
その分、四足歩行型の魔物は減ってきている。だが、亜人や昆虫・爬虫類系の魔物が増えて来ていた。Lvも多少上がっており、大半が50手前位だった。
昆虫・爬虫類系の魔物は、毒や状態異常攻撃が多いので特に厄介だ。対応できるレベルの冒険者を考えると、50後半はあった方がいいだろう。他にもある程度回復魔法のスキルLvが高いヒーラーがいなければ、解毒薬や万能薬も無いときついだろうな。
そんな事を考えていると、不意に足元から嫌な気配が! 慌てて飛びのき持っていた短槍を突き刺した。
短槍の先には20センチメートル程のクモ、見た目はタランチュラみたいな奴がついていた。しばらくするとドロップ品に変わる。
ちなみに俺が短槍を持っているのは、剣だと今みたいに慌てて振るった時に危険なので、突き刺す攻撃が基本になる短槍を使っている。
「それにしても、索敵にかからない魔物が出てくるのか……こいつら位なら俺らは問題ないけど、ここに来る冒険者たちは、危ないかもしれないな。それにあいつどう考えても、待って狩りするタイプのクモだったから、毒もあるよな? ハードルが上がりそうだな」
陽が落ちる前に野営の準備を始める。昼みたいに壁を作り燃やし尽くして石床にする。砂利を敷き詰めてから土を盛る。30分もしないうちにスペースは確保できた。後は、コンテナ野営地を組み立てて終了!
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