1,090 / 2,518
第1090話 ダンジョン突入
しおりを挟む
ダンジョンの階段を降りている。
「シェリル、そういえばあのブレスみたいなのって、どうやってるんだ?」
「えっとね、バッハがブレスしてるのがかっこよかったから、どうやってるか教えてもらったの!」
答えになってないんだが、どう突っ込むべきか?
「シェリル、ご主人様はどういう風にブレスを使ってるか聞いてるのよ」
困った顔をしていたら、シュリが横から援護をしてくれた。
「あぁ! えっとね、バッハの話だと、ドラゴンのブレスは魔法ではなく、1種のスキルみたいなの。だけど、使い方を教えてくれたんだ!」
いい笑顔でそういう風に言っているが、そもそもブレスがカッコいいって、女の子でどうなんだろうか?
「でね、空気を吸い込んで、口付近でスキルを発動するとブレスが使えるんだって。だから、口付近のスキルを発動っていうのをね、魔法で再現してみたんだ! 口付近に火魔法で炎の元を作ってから、吸い込んだ息と一緒に燃える気体のイメージで、風魔法を発動して噴き出したらできたの!」
やっている事は無茶苦茶だけど、実に理にかなった魔法の使い方だ。火に燃える気体を吹きかけたのか? でも、ガスだったらもっと青い炎とかになりそうだけど、オレンジ色だったんだよな。酸素が足りないだけか?
左手の手のひらの上に種火を作り、右の人差し指の先から燃える気体のイメージで風魔法を使う。
ボンッ!
「うぉあ!」
何故か爆発してしまい、周囲を警戒していた妻たちが俺を囲んで不測の事態に備えた。
「ごめん、今の爆発俺の所為……」
多分燃える気体のイメージで、水素をイメージしてしまったのだろう。俺の知っている中で少量でもこういった反応を起こすのって、水素と酸素の反応位なんだよな。
あ! 気体じゃなくて、液体をイメージして魔法を使ったら、どうなるんだろうか? 魔法によるイメージはあくまで、その物を作り出すわけではなく、魔法を使って同じような反応を起こしているだけなので、燃える液体のイメージでも同じ事だ出来るはずだ。
でも、魔力を大量に使う事によって土や水を作り出す事は普通にできる。なので、燃える液体を作る事も可能なのだが、そういった特殊な物は魔力の量が跳ね上がる。余談だが、鉄や宝石も作れるが少量でも、びっくりするほど魔力を消費した。
ここで実験すると危ないので、後で魔物がいる所で実験させてもらおう。
ダンジョンの1階に突入したが、階段付近にはドロップ品が散らばっていた。思ったより入口から距離があったのだが、普通に魔物が死んだ形跡がある。
「ご主人様。ドロップ品を見る限り、この階にはゴブリンがいるようですね」
ゴブリンのドロップ品がいくつか転がっていた。こら! 睾丸は素手で拾わない! シェリルたちがドロップ品を回収しようとしていたので、慌てて止めてトングを渡し回収してもらう。
1階の広さは100メートル四方位だな。マップ先生は使えないので、神のダンジョン方式でウィスプを先行させてマップを埋めている。
5階くらいまでは同じくらいの広さだな。魔物の出現は変わっていない。ゴブリンの種類が増えLvが多少高くなっているようだ。
「何か期待外れだね。ダンジョンも洞窟型じゃなくて、迷宮型みたいな整ったダンジョンだから鉱石も掘れないよね」
「そうだね、この壁のレンガみたいなのも素材として使えなそうだよね。ゴブリンのドロップは……こんなもんだもんね」
年少組が周りを警戒しながら、そんな事を言い合っていた。確かに今の所、鉱石が掘れるタイプでもドロップに期待できるタイプでもないな。
6階に到達すると、一気に4倍の広さになった。200メートル四方に広がったのだ。
「一気に広くなりましたね。魔物は、どうやら、コボルトみたいですね。ゴブリンもいる感じです。よくある亜人系のダンジョンでしょうか?」
ウィスプが先行してマッピングをしてくれているので、それで大体のサイズが分かっているのだが、広さは5階毎に1辺が100メートルずつ広くなっているのは分かっている。おそらくこれに合わせて魔物が変化していくんだろうな。
「魔物の数を考えても初心者には、いいかもしれないですね」
「1回の戦闘で多くても5匹ですから、初心者パーティーでもここまでは問題なく来れそうですね。一対一でコボルトを倒せないようなら、初心者でもないですからね。平均的なパーティーは5人を超えるから、問題ないはずですね」
年長組は、ダンジョンの評価を始めている。
「ちょっと思いついた事があるから、次の魔物俺にやらせてくれ。魔法だから前に行かないし、うちもらしたら処理をお願いね」
ドッペルでも前に出る事はなかなか許してもらえないので、魔法だけで対処する事を伝えた。
入口で思いついたあれを試してみるつもりだ。次の部屋に移動すると、5匹のコボルト達が戦闘態勢に入っていた。
左手の手の平の上に火種を作り、右手の人差し指から燃える液体……火炎放射器をイメージして魔法を行使する。
ゴォォォォッ!!
ちょっとビックリする音がした。こんな音がするんだ。
「「「「「「ご主人様! 熱い……」」」」」」
年少組から苦情が来た。俺もここまでとは思ってなかったけど、ブレスと違って結構な炎が残るんだよね。燃える液体だからそれは当たり前か。
魔法なので、おそらく本物よりは燃焼時間が短いだろうけど、密室空間に近い所で使う魔法じゃないな。
よろしくない状況だったのか、ライムがピーチの指示を聞いて水で押し流した。
「ご主人様、周りに影響のありそうな場合は、しっかりと報告してくださいね」
目が笑っていない笑顔でピーチが俺にそう言ってくる。本当にすいません。
今日は13階で野営する事になった。11階からはオークが追加されゴブリンは出なくなったが、コボルトは残っていた。前の階層の魔物が残る感じかな?
このダンジョン、深さはそこそこありそうだけど、あまり有望なダンジョンにならないかな? 上の街を作るのはやまったかな。
「シェリル、そういえばあのブレスみたいなのって、どうやってるんだ?」
「えっとね、バッハがブレスしてるのがかっこよかったから、どうやってるか教えてもらったの!」
答えになってないんだが、どう突っ込むべきか?
「シェリル、ご主人様はどういう風にブレスを使ってるか聞いてるのよ」
困った顔をしていたら、シュリが横から援護をしてくれた。
「あぁ! えっとね、バッハの話だと、ドラゴンのブレスは魔法ではなく、1種のスキルみたいなの。だけど、使い方を教えてくれたんだ!」
いい笑顔でそういう風に言っているが、そもそもブレスがカッコいいって、女の子でどうなんだろうか?
「でね、空気を吸い込んで、口付近でスキルを発動するとブレスが使えるんだって。だから、口付近のスキルを発動っていうのをね、魔法で再現してみたんだ! 口付近に火魔法で炎の元を作ってから、吸い込んだ息と一緒に燃える気体のイメージで、風魔法を発動して噴き出したらできたの!」
やっている事は無茶苦茶だけど、実に理にかなった魔法の使い方だ。火に燃える気体を吹きかけたのか? でも、ガスだったらもっと青い炎とかになりそうだけど、オレンジ色だったんだよな。酸素が足りないだけか?
左手の手のひらの上に種火を作り、右の人差し指の先から燃える気体のイメージで風魔法を使う。
ボンッ!
「うぉあ!」
何故か爆発してしまい、周囲を警戒していた妻たちが俺を囲んで不測の事態に備えた。
「ごめん、今の爆発俺の所為……」
多分燃える気体のイメージで、水素をイメージしてしまったのだろう。俺の知っている中で少量でもこういった反応を起こすのって、水素と酸素の反応位なんだよな。
あ! 気体じゃなくて、液体をイメージして魔法を使ったら、どうなるんだろうか? 魔法によるイメージはあくまで、その物を作り出すわけではなく、魔法を使って同じような反応を起こしているだけなので、燃える液体のイメージでも同じ事だ出来るはずだ。
でも、魔力を大量に使う事によって土や水を作り出す事は普通にできる。なので、燃える液体を作る事も可能なのだが、そういった特殊な物は魔力の量が跳ね上がる。余談だが、鉄や宝石も作れるが少量でも、びっくりするほど魔力を消費した。
ここで実験すると危ないので、後で魔物がいる所で実験させてもらおう。
ダンジョンの1階に突入したが、階段付近にはドロップ品が散らばっていた。思ったより入口から距離があったのだが、普通に魔物が死んだ形跡がある。
「ご主人様。ドロップ品を見る限り、この階にはゴブリンがいるようですね」
ゴブリンのドロップ品がいくつか転がっていた。こら! 睾丸は素手で拾わない! シェリルたちがドロップ品を回収しようとしていたので、慌てて止めてトングを渡し回収してもらう。
1階の広さは100メートル四方位だな。マップ先生は使えないので、神のダンジョン方式でウィスプを先行させてマップを埋めている。
5階くらいまでは同じくらいの広さだな。魔物の出現は変わっていない。ゴブリンの種類が増えLvが多少高くなっているようだ。
「何か期待外れだね。ダンジョンも洞窟型じゃなくて、迷宮型みたいな整ったダンジョンだから鉱石も掘れないよね」
「そうだね、この壁のレンガみたいなのも素材として使えなそうだよね。ゴブリンのドロップは……こんなもんだもんね」
年少組が周りを警戒しながら、そんな事を言い合っていた。確かに今の所、鉱石が掘れるタイプでもドロップに期待できるタイプでもないな。
6階に到達すると、一気に4倍の広さになった。200メートル四方に広がったのだ。
「一気に広くなりましたね。魔物は、どうやら、コボルトみたいですね。ゴブリンもいる感じです。よくある亜人系のダンジョンでしょうか?」
ウィスプが先行してマッピングをしてくれているので、それで大体のサイズが分かっているのだが、広さは5階毎に1辺が100メートルずつ広くなっているのは分かっている。おそらくこれに合わせて魔物が変化していくんだろうな。
「魔物の数を考えても初心者には、いいかもしれないですね」
「1回の戦闘で多くても5匹ですから、初心者パーティーでもここまでは問題なく来れそうですね。一対一でコボルトを倒せないようなら、初心者でもないですからね。平均的なパーティーは5人を超えるから、問題ないはずですね」
年長組は、ダンジョンの評価を始めている。
「ちょっと思いついた事があるから、次の魔物俺にやらせてくれ。魔法だから前に行かないし、うちもらしたら処理をお願いね」
ドッペルでも前に出る事はなかなか許してもらえないので、魔法だけで対処する事を伝えた。
入口で思いついたあれを試してみるつもりだ。次の部屋に移動すると、5匹のコボルト達が戦闘態勢に入っていた。
左手の手の平の上に火種を作り、右手の人差し指から燃える液体……火炎放射器をイメージして魔法を行使する。
ゴォォォォッ!!
ちょっとビックリする音がした。こんな音がするんだ。
「「「「「「ご主人様! 熱い……」」」」」」
年少組から苦情が来た。俺もここまでとは思ってなかったけど、ブレスと違って結構な炎が残るんだよね。燃える液体だからそれは当たり前か。
魔法なので、おそらく本物よりは燃焼時間が短いだろうけど、密室空間に近い所で使う魔法じゃないな。
よろしくない状況だったのか、ライムがピーチの指示を聞いて水で押し流した。
「ご主人様、周りに影響のありそうな場合は、しっかりと報告してくださいね」
目が笑っていない笑顔でピーチが俺にそう言ってくる。本当にすいません。
今日は13階で野営する事になった。11階からはオークが追加されゴブリンは出なくなったが、コボルトは残っていた。前の階層の魔物が残る感じかな?
このダンジョン、深さはそこそこありそうだけど、あまり有望なダンジョンにならないかな? 上の街を作るのはやまったかな。
0
あなたにおすすめの小説
俺は善人にはなれない
気衒い
ファンタジー
とある過去を持つ青年が異世界へ。しかし、神様が転生させてくれた訳でも誰かが王城に召喚した訳でもない。気が付いたら、森の中にいたという状況だった。その後、青年は優秀なステータスと珍しい固有スキルを武器に異世界を渡り歩いていく。そして、道中で沢山の者と出会い、様々な経験をした青年の周りにはいつしか多くの仲間達が集っていた。これはそんな青年が異世界で誰も成し得なかった偉業を達成する物語。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
人の才能が見えるようになりました。~いい才能は幸運な俺が育てる~
犬型大
ファンタジー
突如として変わった世界。
塔やゲートが現れて強いものが偉くてお金も稼げる世の中になった。
弱いことは才能がないことであるとみなされて、弱いことは役立たずであるとののしられる。
けれども違ったのだ。
この世の中、強い奴ほど才能がなかった。
これからの時代は本当に才能があるやつが強くなる。
見抜いて、育てる。
育てて、恩を売って、いい暮らしをする。
誰もが知らない才能を見抜け。
そしてこの世界を生き残れ。
なろう、カクヨムその他サイトでも掲載。
更新不定期
ダンジョンで有名モデルを助けたら公式配信に映っていたようでバズってしまいました。
夜兎ましろ
ファンタジー
高校を卒業したばかりの少年――夜見ユウは今まで鍛えてきた自分がダンジョンでも通用するのかを知るために、はじめてのダンジョンへと向かう。もし、上手くいけば冒険者にもなれるかもしれないと考えたからだ。
ダンジョンに足を踏み入れたユウはとある女性が魔物に襲われそうになっているところに遭遇し、魔法などを使って女性を助けたのだが、偶然にもその瞬間がダンジョンの公式配信に映ってしまっており、ユウはバズってしまうことになる。
バズってしまったならしょうがないと思い、ユウは配信活動をはじめることにするのだが、何故か助けた女性と共に配信を始めることになるのだった。
最上級のパーティで最底辺の扱いを受けていたDランク錬金術師は新パーティで成り上がるようです(完)
みかん畑
ファンタジー
最上級のパーティで『荷物持ち』と嘲笑されていた僕は、パーティからクビを宣告されて抜けることにした。
在籍中は僕が色々肩代わりしてたけど、僕を荷物持ち扱いするくらい優秀な仲間たちなので、抜けても問題はないと思ってます。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる