1,099 / 2,518
第1099話 ニコの不思議
しおりを挟む
今日も工房に来て作業を開始する。最近は便利道具の開発ではなく、量産の手伝いが中心になっている。掌握していたエリアに出来たダンジョンに出向いてから2ヶ月が経っているが、まだまだ需要に追い付いていないのだ。
帰ってから1ヶ月、心が病まない程度に量産を行いながら息抜きをしている感じだ。
「あれ? この子、シュウの所のニコちゃんじゃない?」
綾乃が俺の作業スペースに来てそんな事を言ってきた。後ろを振り向くと……ニコが見つかっちゃった! みたいな仕草をしている様な気がする。
「本当にニコだ。何でここにきてるんだ? いや、来ちゃいけないわけじゃないけど、何でいるのかビックリしてな」
数いる中でスライムの中で今鑑定を使わずに、個体を識別できるのってニコだけなんだよね。ニコだけは7色に自分の体の色が変わるから、擬態しない限りすぐにわかるのだ。その他のスライムは、増えすぎてニコから分裂したオリジナルが、どれかももうわからなくなっている。
「それより、本当に何でここにいるんだろ?」
綾乃と首をかしげていると、体を変形させてジェスチャーを始めた。
「えっと……魔導列車の中に、隠れて一緒に来た?」
理由は分からないが、何故かジェスチャーが分かりニコが着た経路が判明した。だけど、理由について聞くと、ジェスチャーをしてくれるのだが、訳が分からず30分位格闘する事となった。
「要するに、暇をしてから俺の後をつけてきた? って事なのか? 本当にお前は自由で羨ましいな」
跳び付いてきたニコを抱き留め撫でてやると、腕の中で高速で震えだした。
「嬉しいのはわかるけど、その揺れるのは抱いている時にやられると、くすぐったいからやめてくれ」
そう言うと、ピタッと揺れが収まった。このスライム、本当に言葉を理解しているからすごいよな。
撫でられて満足したのか、俺の作業スペースを探検し始めた。しかもわざわざ体を小さくして、何となくスニーキングしてるんじゃないかと言う動きで、物陰に隠れながら移動しているように見える。
そして、何かに見つかりそうになり慌てて隠れるが……ニコ、お前の隠れているそれ、透明だから外から見てバレバレだぞ? しかも足元に凶器があるからな。
ミキサーの中に隠れようとしたのだ。もし回ってもニコが切り刻まれる事がないとはいえ、何となく怖いので、器用に閉めたミキサーの蓋を開けてニコを取り出す。
「ん~ニコちゃんって本当に変だよね。スライムなのになんか芸が細かいし、言葉だって通じてるもんね。しかも体を変形させてコミュニケーションまで取ろうとするから、スライムのイメージが崩れるわ」
「言わんとしている事はよくわかる。こいつらスライムはスライムでも知性があるからな、綾乃が想像しているスライムはこいつだろ? 俺の作った街の地下にウジャウジャいるぞ」
そう言って、粘液タイプのスライムを召喚する。
「この世界のスライムって、ドラ〇エ系じゃなくてファ〇ナルファン〇ジー系のスライムに近いわよね。しかも色々取り込もうとして、飛び掛かってくるキモイ系……ファイア!」
俺が召喚した粘液タイプのスライムが、綾乃によって焼き払われた。こいつらを倒すとゲル状の何かが出るんだけど、何かに使えねえのかな?
「スライムのドロップなんて摘まみ上げてどうすんの? その膜破れたらヌルヌルになるわよ」
液体系のドロップなのでよくわからない膜につつまれてドロップするのだ。
「スライムからドロップするこれって燃えるんだっけ?」
「ランプとか松明の燃料にされてるわね。そういえば、裕福な人たちは石と木材で家を建てるけど、貧困層というか、密集して生活している場所が総レンガや石なのは、ランプに使っているこれが原因だって言われてるわね」
そう言われて思考する。灯油みたいなものだとして、使い方を間違えればすぐに火事になる……そうすれば木造建築なんてすぐに燃えて、隣に燃え移っちまうか。
今まで気にしてなかったけど、樹海や魔物の領域の森で木がすぐ育つのに、木造建築が少ない気がしていたのはそういう理由だったのか? ディストピアでは見た目と造りやすさの問題で、初期の家はほとんどは石造りだったっけ?
でも、フレデリクにいた時は……木造も多かった気がするんだけどな。
そんな事を考えていると、すぐに答えが返ってきた。
「まぁ、場所によってはスライムがいなくて、燃料が薪しかない街もあるみたいだから、一概に木造が少ないとは言えないんだけどね」
「そうなのか。そういえば、フレデリクを再度自分の街にした時に、俺の家があったあたりに火事の跡が多かったのって、地下からある程度スライムの燃料が取れて、使いなれていない多少金持ちの人間が起こしたのかな?」
扱いなれてても失敗してって事もあるしな。まぁ数が取れないなら、必然的に上の階級の人間達が買い占める事になるんだろうな。
「それにしてもニコちゃんは、何がしたいんだろうね?」
そういった時にニコは、俺の体に張り付いて上ったり下りたりしている。
「俺にも分からん」
しばらくして気が済んだのか、体から降りて工房の中を探検し始めた。
「ニコちゃんってどうやってここに入ったのかしら?」
「体の形を変えれるから、正面の扉の隙間からじゃないか?」
「そういえば、気付かれずに侵入できる種族の1つだとか言ってたっけ?」
あるいて追いかけるのが面倒になったので、マップ先生の追加機能である監視を使って、ニコの後ろからカメラが付いていくような感じの視点で表示した。
「あっ、バザールだ。足に絡みついたけど、無反応だな。しかも体の内側って言っていいのか? そこら辺を動いているのに、バザールが反応しないっていうのも異様な光景だな。今度は顔に移動ってさすがに邪魔になったみたいで、投げられたな」
それからもニコは気の赴くままに工房の中を移動してまわり、満足した様子を見せると扉に向かって移動をして工房を出て行った。そのまま魔導列車に移動して……えっ!?
「今日一で驚いたわ。ニコちゃんって魔導列車運転できるんだね」
しかも芸が細かい事に、自分の体の上に車掌さんの帽子っぽい物を自分の体で作って、運転手っぽくなってる。これはおもろいな。今度暇があったらニコの行動を観察してみるか?
あれ? 今の状態だと俺の帰りの魔導列車が無くね? 後で連絡入れてこっちに移動しといてもらうか。
「ん?」
ディストピアに着くと、駅の近くにある俺の工房に入っていった。そこで人造ゴーレムを起動して、何やら指示を出しているようだ。そしてすぐに何をしたのか分かった。
ニコが命令を出すと人造ゴーレムが魔導列車を運転したのだ。どうやら、自分で使ったけどしっかりと元の場所に戻すようだ。
「シュウ、ニコちゃんって本当に頭いいね。私たちの知らない所で、いろんな所に行ってそうね」
本当に何処にいてもおかしくないな。
帰ってから1ヶ月、心が病まない程度に量産を行いながら息抜きをしている感じだ。
「あれ? この子、シュウの所のニコちゃんじゃない?」
綾乃が俺の作業スペースに来てそんな事を言ってきた。後ろを振り向くと……ニコが見つかっちゃった! みたいな仕草をしている様な気がする。
「本当にニコだ。何でここにきてるんだ? いや、来ちゃいけないわけじゃないけど、何でいるのかビックリしてな」
数いる中でスライムの中で今鑑定を使わずに、個体を識別できるのってニコだけなんだよね。ニコだけは7色に自分の体の色が変わるから、擬態しない限りすぐにわかるのだ。その他のスライムは、増えすぎてニコから分裂したオリジナルが、どれかももうわからなくなっている。
「それより、本当に何でここにいるんだろ?」
綾乃と首をかしげていると、体を変形させてジェスチャーを始めた。
「えっと……魔導列車の中に、隠れて一緒に来た?」
理由は分からないが、何故かジェスチャーが分かりニコが着た経路が判明した。だけど、理由について聞くと、ジェスチャーをしてくれるのだが、訳が分からず30分位格闘する事となった。
「要するに、暇をしてから俺の後をつけてきた? って事なのか? 本当にお前は自由で羨ましいな」
跳び付いてきたニコを抱き留め撫でてやると、腕の中で高速で震えだした。
「嬉しいのはわかるけど、その揺れるのは抱いている時にやられると、くすぐったいからやめてくれ」
そう言うと、ピタッと揺れが収まった。このスライム、本当に言葉を理解しているからすごいよな。
撫でられて満足したのか、俺の作業スペースを探検し始めた。しかもわざわざ体を小さくして、何となくスニーキングしてるんじゃないかと言う動きで、物陰に隠れながら移動しているように見える。
そして、何かに見つかりそうになり慌てて隠れるが……ニコ、お前の隠れているそれ、透明だから外から見てバレバレだぞ? しかも足元に凶器があるからな。
ミキサーの中に隠れようとしたのだ。もし回ってもニコが切り刻まれる事がないとはいえ、何となく怖いので、器用に閉めたミキサーの蓋を開けてニコを取り出す。
「ん~ニコちゃんって本当に変だよね。スライムなのになんか芸が細かいし、言葉だって通じてるもんね。しかも体を変形させてコミュニケーションまで取ろうとするから、スライムのイメージが崩れるわ」
「言わんとしている事はよくわかる。こいつらスライムはスライムでも知性があるからな、綾乃が想像しているスライムはこいつだろ? 俺の作った街の地下にウジャウジャいるぞ」
そう言って、粘液タイプのスライムを召喚する。
「この世界のスライムって、ドラ〇エ系じゃなくてファ〇ナルファン〇ジー系のスライムに近いわよね。しかも色々取り込もうとして、飛び掛かってくるキモイ系……ファイア!」
俺が召喚した粘液タイプのスライムが、綾乃によって焼き払われた。こいつらを倒すとゲル状の何かが出るんだけど、何かに使えねえのかな?
「スライムのドロップなんて摘まみ上げてどうすんの? その膜破れたらヌルヌルになるわよ」
液体系のドロップなのでよくわからない膜につつまれてドロップするのだ。
「スライムからドロップするこれって燃えるんだっけ?」
「ランプとか松明の燃料にされてるわね。そういえば、裕福な人たちは石と木材で家を建てるけど、貧困層というか、密集して生活している場所が総レンガや石なのは、ランプに使っているこれが原因だって言われてるわね」
そう言われて思考する。灯油みたいなものだとして、使い方を間違えればすぐに火事になる……そうすれば木造建築なんてすぐに燃えて、隣に燃え移っちまうか。
今まで気にしてなかったけど、樹海や魔物の領域の森で木がすぐ育つのに、木造建築が少ない気がしていたのはそういう理由だったのか? ディストピアでは見た目と造りやすさの問題で、初期の家はほとんどは石造りだったっけ?
でも、フレデリクにいた時は……木造も多かった気がするんだけどな。
そんな事を考えていると、すぐに答えが返ってきた。
「まぁ、場所によってはスライムがいなくて、燃料が薪しかない街もあるみたいだから、一概に木造が少ないとは言えないんだけどね」
「そうなのか。そういえば、フレデリクを再度自分の街にした時に、俺の家があったあたりに火事の跡が多かったのって、地下からある程度スライムの燃料が取れて、使いなれていない多少金持ちの人間が起こしたのかな?」
扱いなれてても失敗してって事もあるしな。まぁ数が取れないなら、必然的に上の階級の人間達が買い占める事になるんだろうな。
「それにしてもニコちゃんは、何がしたいんだろうね?」
そういった時にニコは、俺の体に張り付いて上ったり下りたりしている。
「俺にも分からん」
しばらくして気が済んだのか、体から降りて工房の中を探検し始めた。
「ニコちゃんってどうやってここに入ったのかしら?」
「体の形を変えれるから、正面の扉の隙間からじゃないか?」
「そういえば、気付かれずに侵入できる種族の1つだとか言ってたっけ?」
あるいて追いかけるのが面倒になったので、マップ先生の追加機能である監視を使って、ニコの後ろからカメラが付いていくような感じの視点で表示した。
「あっ、バザールだ。足に絡みついたけど、無反応だな。しかも体の内側って言っていいのか? そこら辺を動いているのに、バザールが反応しないっていうのも異様な光景だな。今度は顔に移動ってさすがに邪魔になったみたいで、投げられたな」
それからもニコは気の赴くままに工房の中を移動してまわり、満足した様子を見せると扉に向かって移動をして工房を出て行った。そのまま魔導列車に移動して……えっ!?
「今日一で驚いたわ。ニコちゃんって魔導列車運転できるんだね」
しかも芸が細かい事に、自分の体の上に車掌さんの帽子っぽい物を自分の体で作って、運転手っぽくなってる。これはおもろいな。今度暇があったらニコの行動を観察してみるか?
あれ? 今の状態だと俺の帰りの魔導列車が無くね? 後で連絡入れてこっちに移動しといてもらうか。
「ん?」
ディストピアに着くと、駅の近くにある俺の工房に入っていった。そこで人造ゴーレムを起動して、何やら指示を出しているようだ。そしてすぐに何をしたのか分かった。
ニコが命令を出すと人造ゴーレムが魔導列車を運転したのだ。どうやら、自分で使ったけどしっかりと元の場所に戻すようだ。
「シュウ、ニコちゃんって本当に頭いいね。私たちの知らない所で、いろんな所に行ってそうね」
本当に何処にいてもおかしくないな。
0
あなたにおすすめの小説
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。
過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
人の才能が見えるようになりました。~いい才能は幸運な俺が育てる~
犬型大
ファンタジー
突如として変わった世界。
塔やゲートが現れて強いものが偉くてお金も稼げる世の中になった。
弱いことは才能がないことであるとみなされて、弱いことは役立たずであるとののしられる。
けれども違ったのだ。
この世の中、強い奴ほど才能がなかった。
これからの時代は本当に才能があるやつが強くなる。
見抜いて、育てる。
育てて、恩を売って、いい暮らしをする。
誰もが知らない才能を見抜け。
そしてこの世界を生き残れ。
なろう、カクヨムその他サイトでも掲載。
更新不定期
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-
すずめさん
ファンタジー
ある日、友達に誘われ始めたMMORPG…[アルバスクロニクルオンライン]
何の変哲も無くゲームを始めたつもりがしかし!?…
たった一つのスキルのせい?…で起きる波乱万丈な冒険物語。
※本作品はPCで編集・改行がされて居る為、スマホ・タブレットにおける
縦読みでの読書は読み難い点が出て来ると思います…それでも良いと言う方は……
ゆっくりしていってね!!!
※ 現在書き直し慣行中!!!
ダンジョン作成から始まる最強クラン
山椒
ファンタジー
ダンジョンが出現して数十年が経ち、ダンジョンがあることが日常となっていた。
そんな世界で五年前に起きた大規模魔物侵攻により心に傷を受けた青年がいた。
極力誰とも関わりを持たずにいた彼の住んでいる部屋に寝ている間にダンジョンが出現し、彼はそこに落ちた。
そのダンジョンは他に確認されていない自作するダンジョンであった。
ダンジョンとモンスターにトラウマを抱えつつもダンジョン作成を始めていく。
ただそのダンジョンは特別性であった。
ダンジョンが彼を、彼の大事な人を強くするダンジョンであった。
ダンジョン学園サブカル同好会の日常
くずもち
ファンタジー
ダンジョンを攻略する人材を育成する学校、竜桜学園に入学した主人公綿貫 鐘太郎(ワタヌキ カネタロウ)はサブカル同好会に所属し、気の合う仲間達とまったりと平和な日常を過ごしていた。しかしそんな心地のいい時間は長くは続かなかった。
まったく貢献度のない同好会が部室を持っているのはどうなのか?と生徒会から同好会解散を打診されたのだ。
しかしそれは困るワタヌキ達は部室と同好会を守るため、ある条件を持ちかけた。
一週間以内に学園のため、学園に貢献できる成果を提出することになったワタヌキは秘策として同好会のメンバーに彼の秘密を打ちあけることにした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる