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第1120話 のんびり進んでいく
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「おぉ~一対一のエリア、面白いように罠にかかってるみたいだな。漫画の一シーンを真似て作ってみた部屋だけど、魔物って基本的に文字が読めないから、どうにもならないんだろうな」
「シュウ君の考えた罠って凶悪よね。今までどんなダンジョンにもなかったタイプの罠とか多くてびっくりするよ。私的には、ゴーレムが落とし穴になっているあの部屋は、正直ありえないと思うわ」
ゴーレムを落とし穴として使っている部屋だが、作り方は簡単である。マグマの罠を部屋全体に張ってから、壁の無い迷路……正解の道以外がマグマに落ちる仕組みである。
ダンジョンの機能で作ろうとすると、落とし穴とマグマトラップが重なってしまうため、設置する事ができないのだ。両方とも地面を対象とする罠なので、どっちかがキャンセルされてしまうのだ。
この辺は、テ〇モ(現コー〇ーテ〇モゲームス)から発売された、不朽の迷作である【影〇】のシステムに近いと思う気がする。何でこのゲームが出てきたかと言えば、この前DPでカタログを見て思わず衝動買いをしてしまったのだ。
俺が迷作と言うのも、聞いた話だと売り出された当時は、賛否両論があった割にはあまり話題に上がらなかったとか。個人的には好きなゲーム実況者が、面白おかしく実況しているのを見て、中古屋で探して日本にいた時もよく遊んでたんだよね。
っと、話がズレた。まぁゴーレムと言う裏技を使って、普通ならありえないトラップエリアを作っているので、俺たちみたいにカメラで状況を確認できないと、永遠に魔物が死ぬ事になる。
「そういえばさ、2階のために1階は攻略したら、ショートカットできるようにしてたの?」
「正解。この2階のトラップは、基本的に人間を対象とした嫌らしいトラップを作って、ダンジョンバトルに有効か調べるために作った階層だね」
「だから、1人で進めみたいな橋があるのね。まさかダンジョンバトルで文字が読めれば、回避できるトラップがあるなんてね。普通は考えないよね……ちなみに、他に準備したのは?」
この階に準備したトラップのメインは、マグマとゴーレム落とし穴のトラップと、1人で橋を渡った後バトルをする部屋の2つだが、他にもいくつか準備している。
その一つが、滑る床だ。しかも氷とかではなく、滑りやすい素材を引き詰めた床の上に、ローションを塗ってある部屋に、落とし穴や壁に針や押すと炎が噴き出す壁とか、芸人の体を張る芸の最上級……死人が出るレベルのトラップだ。
滑っている様子が見れないのは残念だったので、ゴーレムで作ったカメラを所々にセットして、様子を見れるようにしてみんなで大笑いしてしまい、娘たちがぐずって起きてしまったので謝りながら、猫たちを生贄にして機嫌を直してもらった。
その日の夜、また馬鹿笑いしているチビ神から連絡が入った。分かったから落ち着け、笑いすぎて何言ってるか分からないまま念話が終わったしな。
4日目……
俺たちは相手の3階に少して手こずっていた。
「思ったより手強いでござる、敵の強さは大した事ないでござるが、進みにくいでござる」
フロア全体が暗闇で、なかなか反撃ができないという状況で進まなくてはならなかった。
そして、一番厄介だったのが、1階と変わらない広さのフロアで、ある程度進んだ後は1本道だという事だ。しかもその1本道がとにかく長くなるように配置されているのだ。
「でござるが、そろそろ3階を抜けれそうでござる」
「4階は迷路タイプじゃなくて、そこまで広くないみたいだから、戦闘を念頭に置いたフロアじゃないか?」
「意表をついて、もう一度トラップエリアだったりしないでござるか?」
「誰の意表を突くのよ。フロアを小さくして、魔物が死んでもすぐに補充しやすいようにとかじゃない?」
あ~1階毎に100匹ってそういう使い方もあるのか! 補充に制限がないから続けて入れ続けるって事か?
そう言っている間にスケルトンが4階に突入した。念のため、1チーム5体の編成が降りている。
「俺の予想があたりかな? 見た感じ、30匹くらいいそうだな。それにしても、ギュウギュウすぎないか?」
「結構ぎっちりしている気がするでござるが、ここに来て人型の魔物でござるな」
「魔法や遠距離スキルがあるタイプなら、多少多くても問題ないか。でも、武器だとまた持たせて出撃させるのはあれだから、投擲系とか?」
「まぁ、魔法が無難でござらんか? 初めから使えるメイジとかマジシャン系統の魔物かもしれないでござるよ」
相手の魔物の姿が見えた。
「頭に角が生えてるから……鬼人か?」
「えっ? 鬼人って、ディストピアの暗部の人じゃないの?」
「あ~綾乃は知らなかったっけ? 魔物の鬼人と暗部の鬼人は別なんだよ。暗部の鬼人たちは、人体実験の結果生まれた種族みたいなもんかな? で、今この目の前にいるのは、魔物の鬼人族だ」
へ~とか言いながら、画面の中の鬼人を見ている。
「確かにあの人たちとは違うね。強さの方はどうなの?」
「ん~召喚したままのLvだとしたら、そこまで強くなかったはずなんだけどな……確かBだっけ?」
昔にパワーレベリング用のダンジョンを作った時に召喚した鬼人の記憶を思い出そうとして……中途半端にしか思い出せなかった。
でも、それだけだった。Sランク相当のスケルトンが5体、Bランクが30程度では相手にもならなかった。しかも、罠が無い事を確認して後ろから追加で、20体もスケルトンが来ているのだ。交換しながら戦う事だって問題ない。
そんな感じで、4階はすんなりと通過できた。5階は……
「やっぱりこういう感じか、通路が無くて一部屋のフロアと言えば、これしかないよな」
密林タイプのフロアだった。隠密系の魔物が配置されてるのかな?
「魔物にあわせたフロア設計でござるか、うちでは取り入れていないでござるね。唯一取り入れているのは、リバイアサンの所だけでござる」
そう言われれば、魔物に合わせてフロアを作った事ってない気がするな。ダンジョンの枠を作ってから、魔物を配置してたからな。今度ダンジョンを作る事があったら、魔物に合わせたフロアを作ってみるか。
「シュウ君の考えた罠って凶悪よね。今までどんなダンジョンにもなかったタイプの罠とか多くてびっくりするよ。私的には、ゴーレムが落とし穴になっているあの部屋は、正直ありえないと思うわ」
ゴーレムを落とし穴として使っている部屋だが、作り方は簡単である。マグマの罠を部屋全体に張ってから、壁の無い迷路……正解の道以外がマグマに落ちる仕組みである。
ダンジョンの機能で作ろうとすると、落とし穴とマグマトラップが重なってしまうため、設置する事ができないのだ。両方とも地面を対象とする罠なので、どっちかがキャンセルされてしまうのだ。
この辺は、テ〇モ(現コー〇ーテ〇モゲームス)から発売された、不朽の迷作である【影〇】のシステムに近いと思う気がする。何でこのゲームが出てきたかと言えば、この前DPでカタログを見て思わず衝動買いをしてしまったのだ。
俺が迷作と言うのも、聞いた話だと売り出された当時は、賛否両論があった割にはあまり話題に上がらなかったとか。個人的には好きなゲーム実況者が、面白おかしく実況しているのを見て、中古屋で探して日本にいた時もよく遊んでたんだよね。
っと、話がズレた。まぁゴーレムと言う裏技を使って、普通ならありえないトラップエリアを作っているので、俺たちみたいにカメラで状況を確認できないと、永遠に魔物が死ぬ事になる。
「そういえばさ、2階のために1階は攻略したら、ショートカットできるようにしてたの?」
「正解。この2階のトラップは、基本的に人間を対象とした嫌らしいトラップを作って、ダンジョンバトルに有効か調べるために作った階層だね」
「だから、1人で進めみたいな橋があるのね。まさかダンジョンバトルで文字が読めれば、回避できるトラップがあるなんてね。普通は考えないよね……ちなみに、他に準備したのは?」
この階に準備したトラップのメインは、マグマとゴーレム落とし穴のトラップと、1人で橋を渡った後バトルをする部屋の2つだが、他にもいくつか準備している。
その一つが、滑る床だ。しかも氷とかではなく、滑りやすい素材を引き詰めた床の上に、ローションを塗ってある部屋に、落とし穴や壁に針や押すと炎が噴き出す壁とか、芸人の体を張る芸の最上級……死人が出るレベルのトラップだ。
滑っている様子が見れないのは残念だったので、ゴーレムで作ったカメラを所々にセットして、様子を見れるようにしてみんなで大笑いしてしまい、娘たちがぐずって起きてしまったので謝りながら、猫たちを生贄にして機嫌を直してもらった。
その日の夜、また馬鹿笑いしているチビ神から連絡が入った。分かったから落ち着け、笑いすぎて何言ってるか分からないまま念話が終わったしな。
4日目……
俺たちは相手の3階に少して手こずっていた。
「思ったより手強いでござる、敵の強さは大した事ないでござるが、進みにくいでござる」
フロア全体が暗闇で、なかなか反撃ができないという状況で進まなくてはならなかった。
そして、一番厄介だったのが、1階と変わらない広さのフロアで、ある程度進んだ後は1本道だという事だ。しかもその1本道がとにかく長くなるように配置されているのだ。
「でござるが、そろそろ3階を抜けれそうでござる」
「4階は迷路タイプじゃなくて、そこまで広くないみたいだから、戦闘を念頭に置いたフロアじゃないか?」
「意表をついて、もう一度トラップエリアだったりしないでござるか?」
「誰の意表を突くのよ。フロアを小さくして、魔物が死んでもすぐに補充しやすいようにとかじゃない?」
あ~1階毎に100匹ってそういう使い方もあるのか! 補充に制限がないから続けて入れ続けるって事か?
そう言っている間にスケルトンが4階に突入した。念のため、1チーム5体の編成が降りている。
「俺の予想があたりかな? 見た感じ、30匹くらいいそうだな。それにしても、ギュウギュウすぎないか?」
「結構ぎっちりしている気がするでござるが、ここに来て人型の魔物でござるな」
「魔法や遠距離スキルがあるタイプなら、多少多くても問題ないか。でも、武器だとまた持たせて出撃させるのはあれだから、投擲系とか?」
「まぁ、魔法が無難でござらんか? 初めから使えるメイジとかマジシャン系統の魔物かもしれないでござるよ」
相手の魔物の姿が見えた。
「頭に角が生えてるから……鬼人か?」
「えっ? 鬼人って、ディストピアの暗部の人じゃないの?」
「あ~綾乃は知らなかったっけ? 魔物の鬼人と暗部の鬼人は別なんだよ。暗部の鬼人たちは、人体実験の結果生まれた種族みたいなもんかな? で、今この目の前にいるのは、魔物の鬼人族だ」
へ~とか言いながら、画面の中の鬼人を見ている。
「確かにあの人たちとは違うね。強さの方はどうなの?」
「ん~召喚したままのLvだとしたら、そこまで強くなかったはずなんだけどな……確かBだっけ?」
昔にパワーレベリング用のダンジョンを作った時に召喚した鬼人の記憶を思い出そうとして……中途半端にしか思い出せなかった。
でも、それだけだった。Sランク相当のスケルトンが5体、Bランクが30程度では相手にもならなかった。しかも、罠が無い事を確認して後ろから追加で、20体もスケルトンが来ているのだ。交換しながら戦う事だって問題ない。
そんな感じで、4階はすんなりと通過できた。5階は……
「やっぱりこういう感じか、通路が無くて一部屋のフロアと言えば、これしかないよな」
密林タイプのフロアだった。隠密系の魔物が配置されてるのかな?
「魔物にあわせたフロア設計でござるか、うちでは取り入れていないでござるね。唯一取り入れているのは、リバイアサンの所だけでござる」
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