1,131 / 2,518
第1131話 続・のんびりとした時間
しおりを挟む
宴会に巻き込まれた次の日……
俺は酒を飲んでいないのだが、何故か頭がガンガンしている。ドワーフ共の酒の臭い、アルコールが蒸発した奴で酔ったのか?
「あ~あだまいでえ……」
そんな事を言いながら食堂へ入ると、
「お酒臭い!」
近くにいたシェリルが鼻をつまんで、俺の事を指さしてきた。自分でにおいを確認するが分からないが、他の妻たちも酒臭いというので、風呂を浴びる事にした。朝食は一緒に食べれないと思うので、適当にサンドイッチを頼んでおいた。
風呂に向かう途中に気配を感じて後ろを見ると、当たり前の様な顔をしてついてきているダマとシエル、グレンがいた。お前ら、何でついてくるんだ?
気にしたら負けだと思い、そのままお風呂へ入る事にした。
風呂の扉の前で待っている3匹の従魔たち。服着てないから俺を待っていたって事か。
分かったよ。開けてやるからさっさと行きなさい。
お尻を振りながら歩くダマとシエル。グレンは飛んでいってお風呂の一角に準備された砂場で、砂浴びを始めた。
グレンって砂浴びした後に、お風呂に入ろうとするんだからよくわからないんだよな。しかもお前って火の鳥だろ? それなのに浸かっていいのか? と思わなくもない。
シャワーを浴びて体を洗い始めようとすると、目の前に毛玉が鎮座していた。洗えってことな! わかったよ。洗ってやろうじゃねえか!
ワッシャワッシャ洗ってやると、気持ちよさそうにあくびをし出した。お前さっきまで寝てたんじゃないのか! ダマの泡を流してやると……
「だから! 離れてからブルブルしろっていつも言ってるだろ! ハイハイ次はシエルな」
専用のブラシを口で咥えて、俺の前で待っていたのだ。受け取って綺麗に甲羅を磨いてやる。洗剤については使っても問題はないだろうが、念のためにシャワーで流しながらゴシゴシ擦ってやる。
シエルが終わったらお前だよな。グレンが砂浴びを終えて順番待ちをしている。
ってかさ、グレンって砂浴びも体を洗う必要もなくねえか? 体の周りが熱くない炎で包まれてるから、一応触ると羽みたいな感触はあるけど、どうなんだろ?
ふ~やっと俺の番……っていつもの流れかよ!
いつの間にか集まっていたニコたちスライムを洗う羽目になった。体を流した後だから寒いんだよ! ニコたちは素手にボディーソープをつけて、膝の上に乗せ洗った端から交換していき最後にシャワーをかけた。
適当になった事が不服だったのか体当たりをしてきたので、風呂の中に投げ込む。
「はぁ~、風呂の前に何で汗をこんなにかかないといけないかな」
愚痴りながら体を洗い湯船につかる前にサウナに入る事にした。
「あ~気持ちいな」
そう呟いてうつらうつらしていると、俺を呼ぶ声が聞こえた。
「……じんさま~。ご主人様~どこですか?」
どうやらアマレロの声のようだ。サウナ室から出ると、
「あ! ご主人様。大丈夫ですか? お風呂に行かれてから1時間程経っていますが……」
俺は無言でニコとダマたちの方を指さすと……マレロが理解してくれたようで苦笑していた。
「食事の準備はできていますので、上がったら食堂に来てくださいね」
そう伝えると戻っていった。
体をしっかりと温めてからお風呂をあがった。朝食に向かったのが大体7時30分、今現在9時ちょい過ぎ。ダマたちの所為で無駄に時間がかかってしまったな。
髪の毛を乾かすのが面倒だったので、乾いたタオルで綺麗に拭いてそれで終わりにした。
グレンは拭かなくても問題なく、シエルは甲羅だけを拭いてあげれば問題なかった。最後にダマだが、拭いた後に乾かしながらブラッシングまで要求してきた。こいつも最近は面の皮が厚くなってきたな。
他の先輩従魔がいる時は、踏んだり蹴ったりだからこういう時にしっかり甘えるのかもしれないな。普段なら自分で魔法を使って乾かして、妻の誰かにブラッシングしてもらってるもんな。
また時間がかかってしまった。食堂にたどり着いたのは9時30分だった。俺のお腹は空腹のあまりうなり声か!と思う程グルグル鳴る時があった。ちなみにニコたちは拭く必要もなくなっている。
「ご主人様、少し遅いですよ! さすがにあれから2時間は長すぎじゃないですか?」
アマレロはスカーレットに事情を説明してくれていたようだが、お叱りを受けてしまった。素直に謝って食事をとる。
お願いした通りサンドイッチだったのだが、ここで違和感と言っていいのだろうか、食べた瞬間に昨日の事を思い出した。
「その様子だと気付かれましたね。御主人様が昨日卵サラダを食べていた時に、サンドイッチにしたら美味しいのでは? と思っていたようなので、少しだけ味を調整したのを今朝作ってみました」
スカーレットの洞察力に舌を巻きながら、美味いサンドイッチを頬張っていく。卵サンド・マヨハムレタスサンド・カツサンドと食していく。最後のだけはちょっとヘビーかな? って思ったけど、キャベツの千切りなども入っていたので、美味しくいただけた。
綾乃やバザールは、昨日の不完全燃焼が効いたのか今日は何もしないと、昨日の食事の席で言っていたのでおそらく寝ているだろう。バザールは何もしないと言っても、自分の農場に行って何かしてそうだけどな。
俺も今日は何もする気が起きないので、のんびりとすることにしよう。娘たちの所に顔を出して遊ぶかな。
と思ったら3人共お休み中だったので、俺も一緒に寝る事にした。そんな姿を見ていた母親3人は呆れた様な顔をしていたけどね!
体を叩かれたり、胸の上が重かったりしたせいで目が覚めた。
胸の上を見ると一生懸命俺の胸を叩いているブルムの姿が目に入った。目が合うと二へっと笑って俺の顔に向かって突き進んできて、
「いてぇ!」
避ける暇もなく鼻に頭突きをくらってしまった。ここ強打すると変な臭いがするよね。それよりも! ブルムは大丈夫なのかと思ったら、泣くわけでもなく変わらずに二へっと笑ってこっちを見ていた。可愛いな!
何で娘たちが起きていたのかと思えば、食事前にも寝ていたので、今は元気いっぱいに動き回っていたらしい。そこで俺と言う障害物で遊んでいたようだ。まぁ娘たちが満足してくれるならそれでもいっか。
昼食をはさみ午後からは、のんびりと本を読んで過ごした。
俺は酒を飲んでいないのだが、何故か頭がガンガンしている。ドワーフ共の酒の臭い、アルコールが蒸発した奴で酔ったのか?
「あ~あだまいでえ……」
そんな事を言いながら食堂へ入ると、
「お酒臭い!」
近くにいたシェリルが鼻をつまんで、俺の事を指さしてきた。自分でにおいを確認するが分からないが、他の妻たちも酒臭いというので、風呂を浴びる事にした。朝食は一緒に食べれないと思うので、適当にサンドイッチを頼んでおいた。
風呂に向かう途中に気配を感じて後ろを見ると、当たり前の様な顔をしてついてきているダマとシエル、グレンがいた。お前ら、何でついてくるんだ?
気にしたら負けだと思い、そのままお風呂へ入る事にした。
風呂の扉の前で待っている3匹の従魔たち。服着てないから俺を待っていたって事か。
分かったよ。開けてやるからさっさと行きなさい。
お尻を振りながら歩くダマとシエル。グレンは飛んでいってお風呂の一角に準備された砂場で、砂浴びを始めた。
グレンって砂浴びした後に、お風呂に入ろうとするんだからよくわからないんだよな。しかもお前って火の鳥だろ? それなのに浸かっていいのか? と思わなくもない。
シャワーを浴びて体を洗い始めようとすると、目の前に毛玉が鎮座していた。洗えってことな! わかったよ。洗ってやろうじゃねえか!
ワッシャワッシャ洗ってやると、気持ちよさそうにあくびをし出した。お前さっきまで寝てたんじゃないのか! ダマの泡を流してやると……
「だから! 離れてからブルブルしろっていつも言ってるだろ! ハイハイ次はシエルな」
専用のブラシを口で咥えて、俺の前で待っていたのだ。受け取って綺麗に甲羅を磨いてやる。洗剤については使っても問題はないだろうが、念のためにシャワーで流しながらゴシゴシ擦ってやる。
シエルが終わったらお前だよな。グレンが砂浴びを終えて順番待ちをしている。
ってかさ、グレンって砂浴びも体を洗う必要もなくねえか? 体の周りが熱くない炎で包まれてるから、一応触ると羽みたいな感触はあるけど、どうなんだろ?
ふ~やっと俺の番……っていつもの流れかよ!
いつの間にか集まっていたニコたちスライムを洗う羽目になった。体を流した後だから寒いんだよ! ニコたちは素手にボディーソープをつけて、膝の上に乗せ洗った端から交換していき最後にシャワーをかけた。
適当になった事が不服だったのか体当たりをしてきたので、風呂の中に投げ込む。
「はぁ~、風呂の前に何で汗をこんなにかかないといけないかな」
愚痴りながら体を洗い湯船につかる前にサウナに入る事にした。
「あ~気持ちいな」
そう呟いてうつらうつらしていると、俺を呼ぶ声が聞こえた。
「……じんさま~。ご主人様~どこですか?」
どうやらアマレロの声のようだ。サウナ室から出ると、
「あ! ご主人様。大丈夫ですか? お風呂に行かれてから1時間程経っていますが……」
俺は無言でニコとダマたちの方を指さすと……マレロが理解してくれたようで苦笑していた。
「食事の準備はできていますので、上がったら食堂に来てくださいね」
そう伝えると戻っていった。
体をしっかりと温めてからお風呂をあがった。朝食に向かったのが大体7時30分、今現在9時ちょい過ぎ。ダマたちの所為で無駄に時間がかかってしまったな。
髪の毛を乾かすのが面倒だったので、乾いたタオルで綺麗に拭いてそれで終わりにした。
グレンは拭かなくても問題なく、シエルは甲羅だけを拭いてあげれば問題なかった。最後にダマだが、拭いた後に乾かしながらブラッシングまで要求してきた。こいつも最近は面の皮が厚くなってきたな。
他の先輩従魔がいる時は、踏んだり蹴ったりだからこういう時にしっかり甘えるのかもしれないな。普段なら自分で魔法を使って乾かして、妻の誰かにブラッシングしてもらってるもんな。
また時間がかかってしまった。食堂にたどり着いたのは9時30分だった。俺のお腹は空腹のあまりうなり声か!と思う程グルグル鳴る時があった。ちなみにニコたちは拭く必要もなくなっている。
「ご主人様、少し遅いですよ! さすがにあれから2時間は長すぎじゃないですか?」
アマレロはスカーレットに事情を説明してくれていたようだが、お叱りを受けてしまった。素直に謝って食事をとる。
お願いした通りサンドイッチだったのだが、ここで違和感と言っていいのだろうか、食べた瞬間に昨日の事を思い出した。
「その様子だと気付かれましたね。御主人様が昨日卵サラダを食べていた時に、サンドイッチにしたら美味しいのでは? と思っていたようなので、少しだけ味を調整したのを今朝作ってみました」
スカーレットの洞察力に舌を巻きながら、美味いサンドイッチを頬張っていく。卵サンド・マヨハムレタスサンド・カツサンドと食していく。最後のだけはちょっとヘビーかな? って思ったけど、キャベツの千切りなども入っていたので、美味しくいただけた。
綾乃やバザールは、昨日の不完全燃焼が効いたのか今日は何もしないと、昨日の食事の席で言っていたのでおそらく寝ているだろう。バザールは何もしないと言っても、自分の農場に行って何かしてそうだけどな。
俺も今日は何もする気が起きないので、のんびりとすることにしよう。娘たちの所に顔を出して遊ぶかな。
と思ったら3人共お休み中だったので、俺も一緒に寝る事にした。そんな姿を見ていた母親3人は呆れた様な顔をしていたけどね!
体を叩かれたり、胸の上が重かったりしたせいで目が覚めた。
胸の上を見ると一生懸命俺の胸を叩いているブルムの姿が目に入った。目が合うと二へっと笑って俺の顔に向かって突き進んできて、
「いてぇ!」
避ける暇もなく鼻に頭突きをくらってしまった。ここ強打すると変な臭いがするよね。それよりも! ブルムは大丈夫なのかと思ったら、泣くわけでもなく変わらずに二へっと笑ってこっちを見ていた。可愛いな!
何で娘たちが起きていたのかと思えば、食事前にも寝ていたので、今は元気いっぱいに動き回っていたらしい。そこで俺と言う障害物で遊んでいたようだ。まぁ娘たちが満足してくれるならそれでもいっか。
昼食をはさみ午後からは、のんびりと本を読んで過ごした。
0
あなたにおすすめの小説
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-
すずめさん
ファンタジー
ある日、友達に誘われ始めたMMORPG…[アルバスクロニクルオンライン]
何の変哲も無くゲームを始めたつもりがしかし!?…
たった一つのスキルのせい?…で起きる波乱万丈な冒険物語。
※本作品はPCで編集・改行がされて居る為、スマホ・タブレットにおける
縦読みでの読書は読み難い点が出て来ると思います…それでも良いと言う方は……
ゆっくりしていってね!!!
※ 現在書き直し慣行中!!!
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
ブラック企業で心身ボロボロの社畜だった俺が少年の姿で異世界に転生!? ~鑑定スキルと無限収納を駆使して錬金術師として第二の人生を謳歌します~
楠富 つかさ
ファンタジー
ブラック企業で働いていた小坂直人は、ある日、仕事中の過労で意識を失い、気がつくと異世界の森の中で少年の姿になっていた。しかも、【錬金術】という強力なスキルを持っており、物質を分解・合成・強化できる能力を手にしていた。
そんなナオが出会ったのは、森で冒険者として活動する巨乳の美少女・エルフィーナ(エル)。彼女は魔物討伐の依頼をこなしていたが、強敵との戦闘で深手を負ってしまう。
「やばい……これ、動けない……」
怪我人のエルを目の当たりにしたナオは、錬金術で作成していたポーションを与え彼女を助ける。
「す、すごい……ナオのおかげで助かった……!」
異世界で自由気ままに錬金術を駆使するナオと、彼に惚れた美少女冒険者エルとのスローライフ&冒険ファンタジーが今、始まる!
ダンジョン作成から始まる最強クラン
山椒
ファンタジー
ダンジョンが出現して数十年が経ち、ダンジョンがあることが日常となっていた。
そんな世界で五年前に起きた大規模魔物侵攻により心に傷を受けた青年がいた。
極力誰とも関わりを持たずにいた彼の住んでいる部屋に寝ている間にダンジョンが出現し、彼はそこに落ちた。
そのダンジョンは他に確認されていない自作するダンジョンであった。
ダンジョンとモンスターにトラウマを抱えつつもダンジョン作成を始めていく。
ただそのダンジョンは特別性であった。
ダンジョンが彼を、彼の大事な人を強くするダンジョンであった。
Sランクパーティーを追放された鑑定士の俺、実は『神の眼』を持ってました〜最神神獣と最強になったので、今さら戻ってこいと言われてももう遅い〜
夏見ナイ
ファンタジー
Sランクパーティーで地味な【鑑定】スキルを使い、仲間を支えてきたカイン。しかしある日、リーダーの勇者から「お前はもういらない」と理不尽に追放されてしまう。
絶望の淵で流れ着いた辺境の街。そこで偶然発見した古代ダンジョンが、彼の運命を変える。絶体絶命の危機に陥ったその時、彼のスキルは万物を見通す【神の眼】へと覚醒。さらに、ダンジョンの奥で伝説のもふもふ神獣「フェン」と出会い、最強の相棒を得る。
一方、カインを失った元パーティーは鑑定ミスを連発し、崩壊の一途を辿っていた。「今さら戻ってこい」と懇願されても、もう遅い。
無能と蔑まれた鑑定士の、痛快な成り上がり冒険譚が今、始まる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる