1,134 / 2,518
第1134話 休みを
しおりを挟む
いつものように起きて食事をとって仕事に行こうとしたら、リンドに止められた・・・何故?
不思議そうな顔をしていたら、理由を教えてくれた。
「今日は休日よ? 休日は休むように自分で言ってるでしょ? 自分でルールを破らないの! 今までは、神様にお渡しするダンジョンを作っていたんでしょ? それが終わったんだからしっかり休まないと!」
あ~、チビ神に渡すダンジョンの事で2週間程かかりっきりだったもんな。娘たちともあまり遊べてなかったから様子でも見に行くか!
「そういえば、娘たちも産まれてから6ヶ月経ったのよ。覚えてた?」
「大きくなるのは実感してたけど、もう6ヶ月も経ってたのか……そろそろ話すようになる?」
「さすがにまだ早いわよ。面倒は猫やケットシーが看てくれているから、手間が全くかからないけどね。知り合いで子どもを産んだ話を聞いていたから、どれだけ大変かと思ってたけどね。それにシルキーの皆も手伝ってくれるからね」
万能子守ネコとシルキーのタッグは心強いんだな!
「こっちの世界って1年が13ヶ月だから半年ってわかりにくいな……何かお祝いとかしなくてもいいのか?」
リンドと歩いて娘たちの部屋に向かう中で聞いてみた。そうすると、後ろから合流したカエデが、
「私が住んでいた所では、5歳10歳15歳の5歳区切りでお祝いするくらいだったわ。ミリーの所は?」
「私の所は、15歳だけかな? 誕生日の日は少し食事が豪華になる事はあったけど、そこまで生活に余裕があったわけじゃないからね」
誕生日を祝える程余裕がない家も多いって事か。なんか寂しいな。ディストピアに住んでいる子どもたちもそうなのかな? 気になって聞いてみると、ミリーが、
「余裕がある家庭が多いから、食事は豪華にしているみたい」
との事だった。聞いてみたものの、ディストピアの子どもたちの誕生日を俺が祝う事にしたら、1年で何回誕生日を開く事になるのやら……
「1ヶ月毎にその月が誕生日の子どもたちを集めて、お祝いするのってどうかな? やっぱり子どもが元気に成長しているのって、街の宝だと思うんだ」
3人共、いい案かもしれないね! と賛成してくれた。現状、住人の方が寄付してくれているお金がたまる一方なので、多少は還元しないととも思う。後でグリエルに話してみよう。誕生日パーティーという事で、プレゼントと美味しい食事でいいかなと思う。
娘たちの部屋に入ると、3人共元気にハイハイをして猫やケットシーと遊んでいる。
母親を見つけると嬉しそうな表情で、すごい勢いで駆け寄ってきた。3人いるのに1人も来てくれなかった……肩を落としていると、抱き上げた娘たちを俺の方に寄せてくれて、それで娘たちはやっと俺に気付いてくれた。
お母さんしか目に入ってなかったのね。一緒に入れる時間が短いとはいえ、こういう時って一番に気付いてもらいたいよね。
俺は誰かを抱っこするのではなく、手を伸ばしてきた順にほっぺたをムニムニしてやった。何をしてもされても面白い時期なのだろう。楽しそうにしてくれて俺もほっこりする。
それにしても赤ちゃんってこんなに元気なのかな? いつも思ってたけど、全力で遊んでいるように見えて、かなり長い時間遊ばないと疲れて寝ないんだよな。元の世界の赤ちゃんもこんなもんなのかな?
特にミーシャは、猫耳をモフモフするとめっちゃ喜ぶんだよね。初めは嫌がっていたが、喜ぶ撫で方を見つけてからは隙あらばモフモフしている。
スミレとブルムはドワーフとしての特徴的な部分は無いのだが、スミレは鼻の頭をツンツンするとなぜか喜ぶ。ブルムはお腹をツンツンするとなぜか喜ぶ……理由は本当に分からん。
30分位遊んでから、グリエルの所へ向かう事にした。あっ! 仕事の話じゃないよ。グリエルとガリアは、ほっとくと毎日働くから今日は強制的に休みを取らせようと思い立ったのだ。
庁舎に行く前にグリエルとガリアの奥さんにも連絡を入れて、庁舎の入口で合流する予定だ。
おっと、俺より先に到着していたみたいだ。
「シュウ様、本日はありがとうございます。私たちを買っていただいた上に、こんなに充実した生活が送れるようにしていただき、感謝の言葉も出ない程の幸せです」
グリエルとガリアの奥さんは、会うたびに同じ事を言ってくるんだよね。その都度、ご主人達には迷惑をかけているから、こちらこそ申し訳ないと謝罪合戦になってしまう。
5分位不毛なやり取りをしてから、グリエルの部屋に向かう。
「失礼いたす!」
中にいたグリエルとガリアが突然現れた人に警戒をする。戦闘訓練もしっかりこなしているようで、腰に下げていた短剣を両手に持ち戦闘態勢に入っていた。
そして俺の姿を確認すると武器をしまい、普通の対応を始めた。
「もぅ……シュウ様……急に何ですか?」
「今日しなきゃいけない仕事は終わってるか?」
「もともとは休みの日ですからね。昨日までに終わらせなければならない物は、終わらせていますよ」
「よし! 今日の仕事はもう無し! これは領主命令だ!」
「ちょっと! 突然来て何を言うんですか!」
「文句があるなら、俺の代わりに領主になるか?」
そう言うと、反論をしようとしているがグッと何かをこらえるような仕草をした。
「普段からあまり休まないから、今日は強制的に休みだ! そこでスペシャルゲストを呼んでいるのだ!」
そう言って奥様方に入ってきてもらう。
「あ、初めに言っておくけど、奥さんたちは俺に巻き込まれただけだから、何か言うんじゃないぞ! そして、これを受け取ったら湖に向かうのだ! 馬車は準備してあるからそれに乗っていくように!」
そう言ってグリエルとガリアを強引に連れ出す。もちろん夫婦に一台の馬車だ。短い道のりとはいえ夫婦水入らずで過ごしてくれ。
湖に行かせたのは、前に使ったクルーザーを使って1泊2日の旅を強制させるためだ。これで、あいつらも2日はゆっくり休む事になるだろう!
俺も今度休みの日にみんなを誘って、クルーザーを使って遊びに行こうかな?
不思議そうな顔をしていたら、理由を教えてくれた。
「今日は休日よ? 休日は休むように自分で言ってるでしょ? 自分でルールを破らないの! 今までは、神様にお渡しするダンジョンを作っていたんでしょ? それが終わったんだからしっかり休まないと!」
あ~、チビ神に渡すダンジョンの事で2週間程かかりっきりだったもんな。娘たちともあまり遊べてなかったから様子でも見に行くか!
「そういえば、娘たちも産まれてから6ヶ月経ったのよ。覚えてた?」
「大きくなるのは実感してたけど、もう6ヶ月も経ってたのか……そろそろ話すようになる?」
「さすがにまだ早いわよ。面倒は猫やケットシーが看てくれているから、手間が全くかからないけどね。知り合いで子どもを産んだ話を聞いていたから、どれだけ大変かと思ってたけどね。それにシルキーの皆も手伝ってくれるからね」
万能子守ネコとシルキーのタッグは心強いんだな!
「こっちの世界って1年が13ヶ月だから半年ってわかりにくいな……何かお祝いとかしなくてもいいのか?」
リンドと歩いて娘たちの部屋に向かう中で聞いてみた。そうすると、後ろから合流したカエデが、
「私が住んでいた所では、5歳10歳15歳の5歳区切りでお祝いするくらいだったわ。ミリーの所は?」
「私の所は、15歳だけかな? 誕生日の日は少し食事が豪華になる事はあったけど、そこまで生活に余裕があったわけじゃないからね」
誕生日を祝える程余裕がない家も多いって事か。なんか寂しいな。ディストピアに住んでいる子どもたちもそうなのかな? 気になって聞いてみると、ミリーが、
「余裕がある家庭が多いから、食事は豪華にしているみたい」
との事だった。聞いてみたものの、ディストピアの子どもたちの誕生日を俺が祝う事にしたら、1年で何回誕生日を開く事になるのやら……
「1ヶ月毎にその月が誕生日の子どもたちを集めて、お祝いするのってどうかな? やっぱり子どもが元気に成長しているのって、街の宝だと思うんだ」
3人共、いい案かもしれないね! と賛成してくれた。現状、住人の方が寄付してくれているお金がたまる一方なので、多少は還元しないととも思う。後でグリエルに話してみよう。誕生日パーティーという事で、プレゼントと美味しい食事でいいかなと思う。
娘たちの部屋に入ると、3人共元気にハイハイをして猫やケットシーと遊んでいる。
母親を見つけると嬉しそうな表情で、すごい勢いで駆け寄ってきた。3人いるのに1人も来てくれなかった……肩を落としていると、抱き上げた娘たちを俺の方に寄せてくれて、それで娘たちはやっと俺に気付いてくれた。
お母さんしか目に入ってなかったのね。一緒に入れる時間が短いとはいえ、こういう時って一番に気付いてもらいたいよね。
俺は誰かを抱っこするのではなく、手を伸ばしてきた順にほっぺたをムニムニしてやった。何をしてもされても面白い時期なのだろう。楽しそうにしてくれて俺もほっこりする。
それにしても赤ちゃんってこんなに元気なのかな? いつも思ってたけど、全力で遊んでいるように見えて、かなり長い時間遊ばないと疲れて寝ないんだよな。元の世界の赤ちゃんもこんなもんなのかな?
特にミーシャは、猫耳をモフモフするとめっちゃ喜ぶんだよね。初めは嫌がっていたが、喜ぶ撫で方を見つけてからは隙あらばモフモフしている。
スミレとブルムはドワーフとしての特徴的な部分は無いのだが、スミレは鼻の頭をツンツンするとなぜか喜ぶ。ブルムはお腹をツンツンするとなぜか喜ぶ……理由は本当に分からん。
30分位遊んでから、グリエルの所へ向かう事にした。あっ! 仕事の話じゃないよ。グリエルとガリアは、ほっとくと毎日働くから今日は強制的に休みを取らせようと思い立ったのだ。
庁舎に行く前にグリエルとガリアの奥さんにも連絡を入れて、庁舎の入口で合流する予定だ。
おっと、俺より先に到着していたみたいだ。
「シュウ様、本日はありがとうございます。私たちを買っていただいた上に、こんなに充実した生活が送れるようにしていただき、感謝の言葉も出ない程の幸せです」
グリエルとガリアの奥さんは、会うたびに同じ事を言ってくるんだよね。その都度、ご主人達には迷惑をかけているから、こちらこそ申し訳ないと謝罪合戦になってしまう。
5分位不毛なやり取りをしてから、グリエルの部屋に向かう。
「失礼いたす!」
中にいたグリエルとガリアが突然現れた人に警戒をする。戦闘訓練もしっかりこなしているようで、腰に下げていた短剣を両手に持ち戦闘態勢に入っていた。
そして俺の姿を確認すると武器をしまい、普通の対応を始めた。
「もぅ……シュウ様……急に何ですか?」
「今日しなきゃいけない仕事は終わってるか?」
「もともとは休みの日ですからね。昨日までに終わらせなければならない物は、終わらせていますよ」
「よし! 今日の仕事はもう無し! これは領主命令だ!」
「ちょっと! 突然来て何を言うんですか!」
「文句があるなら、俺の代わりに領主になるか?」
そう言うと、反論をしようとしているがグッと何かをこらえるような仕草をした。
「普段からあまり休まないから、今日は強制的に休みだ! そこでスペシャルゲストを呼んでいるのだ!」
そう言って奥様方に入ってきてもらう。
「あ、初めに言っておくけど、奥さんたちは俺に巻き込まれただけだから、何か言うんじゃないぞ! そして、これを受け取ったら湖に向かうのだ! 馬車は準備してあるからそれに乗っていくように!」
そう言ってグリエルとガリアを強引に連れ出す。もちろん夫婦に一台の馬車だ。短い道のりとはいえ夫婦水入らずで過ごしてくれ。
湖に行かせたのは、前に使ったクルーザーを使って1泊2日の旅を強制させるためだ。これで、あいつらも2日はゆっくり休む事になるだろう!
俺も今度休みの日にみんなを誘って、クルーザーを使って遊びに行こうかな?
0
あなたにおすすめの小説
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。
過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
人の才能が見えるようになりました。~いい才能は幸運な俺が育てる~
犬型大
ファンタジー
突如として変わった世界。
塔やゲートが現れて強いものが偉くてお金も稼げる世の中になった。
弱いことは才能がないことであるとみなされて、弱いことは役立たずであるとののしられる。
けれども違ったのだ。
この世の中、強い奴ほど才能がなかった。
これからの時代は本当に才能があるやつが強くなる。
見抜いて、育てる。
育てて、恩を売って、いい暮らしをする。
誰もが知らない才能を見抜け。
そしてこの世界を生き残れ。
なろう、カクヨムその他サイトでも掲載。
更新不定期
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-
すずめさん
ファンタジー
ある日、友達に誘われ始めたMMORPG…[アルバスクロニクルオンライン]
何の変哲も無くゲームを始めたつもりがしかし!?…
たった一つのスキルのせい?…で起きる波乱万丈な冒険物語。
※本作品はPCで編集・改行がされて居る為、スマホ・タブレットにおける
縦読みでの読書は読み難い点が出て来ると思います…それでも良いと言う方は……
ゆっくりしていってね!!!
※ 現在書き直し慣行中!!!
ダンジョン学園サブカル同好会の日常
くずもち
ファンタジー
ダンジョンを攻略する人材を育成する学校、竜桜学園に入学した主人公綿貫 鐘太郎(ワタヌキ カネタロウ)はサブカル同好会に所属し、気の合う仲間達とまったりと平和な日常を過ごしていた。しかしそんな心地のいい時間は長くは続かなかった。
まったく貢献度のない同好会が部室を持っているのはどうなのか?と生徒会から同好会解散を打診されたのだ。
しかしそれは困るワタヌキ達は部室と同好会を守るため、ある条件を持ちかけた。
一週間以内に学園のため、学園に貢献できる成果を提出することになったワタヌキは秘策として同好会のメンバーに彼の秘密を打ちあけることにした。
ダンジョン作成から始まる最強クラン
山椒
ファンタジー
ダンジョンが出現して数十年が経ち、ダンジョンがあることが日常となっていた。
そんな世界で五年前に起きた大規模魔物侵攻により心に傷を受けた青年がいた。
極力誰とも関わりを持たずにいた彼の住んでいる部屋に寝ている間にダンジョンが出現し、彼はそこに落ちた。
そのダンジョンは他に確認されていない自作するダンジョンであった。
ダンジョンとモンスターにトラウマを抱えつつもダンジョン作成を始めていく。
ただそのダンジョンは特別性であった。
ダンジョンが彼を、彼の大事な人を強くするダンジョンであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる