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第1152話 お料理教室?
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年少組と船に乗ってから4日目……俺は、年少組のパワーに圧倒されていた。
上の2組が元気が無かったとかそういう訳では無かったのだが、年少組はイメージ的に早寝早起きとか勝手に思っていたのだ。
でも、実際は早寝早起きではなく、遅寝早起きとでも言えばいいのだろうか? 睡眠時間は6時間くらい寝ているので問題なく、上の2組とあまり変わらないのだが、起きている時の元気さが、圧倒的だという感じだろうか?
初日は午後の出発で、ずっとゲームをしていたが2日目に入ると、体を動かしたい! という事で、午前中はプールで遊ぶ事になったのだ。
ダマとの水中訓練は無かったが、泳いだり流れるプールで身をまかせたりして、3時間くらい全力で遊んだ後、昼食を取り食事休憩を挟み今度はトレーニングルームで、色々な機材が面白そう! とまた3時間くらい全力で体を動かした。
俺はこの時点でへとへとだったのだが、まだ夕食まで時間がある! との事で、汗を流すついでにまたプールで2時間くらい遊んでから夕食。
夕食の後は、初日と同じようにゲームをするのだが、フィットネスゲームみたいなのも持ち出して来て、みんなで色々競い合って23時頃まで全力で遊んでからお風呂に入り、24時頃に就寝……6時起床。
そして内容は変わるが、3日目も一日中遊び倒して今日を迎えている。
どこからその体力と元気が溢れてくるのか気になったが、みんなが楽しそうなので俺も頑張らないとな!
そして4日目なのだが、今までとは違った。
俺は今キッチンに立っている。年少組の皆もキッチンにいる。キッチンにいるんだからする事は決まっている。
料理だ!
何を作るのか聞いていないのだが、みんなで作る事だけは判明している。ブラウニーたちも一緒にここにいるからな。
年少組の誰かがリーダーシップをとるのかと思ったら、ブラウニーが話し出した。どうやら、年少組に今日は教師役みたいな事を頼まれているみたいだったのだ。
材料は、目につく所に小麦粉、薄力粉とバター、砂糖、卵、牛乳が目に入る。材料を見る限り、主食ではなさそうなイメージだ。砂糖があるのだから、お菓子を作るのだろう。
説明がすすむと何を作るか判明した。
ケーキだ。スポンジケーキを作って、みんなでデコレーションをするらしい。変わり種と言うわけでは無いのだが、ココアパウダーやチョコレートもあるので何種類か作るみたいだ。
まずは、スポンジ作成。ボウルに卵を入れて軽く混ぜる。次に砂糖を入れて湯煎をしながら撹拌する。この時にハンドミキサーを使いたかったのだが、それは甘えだ! とブラウニーが言うため、3チームに分かれて作っている俺たちは、みんなで交代交代で生地を混ぜている。
生地がいい感じになるまで一生懸命混ぜた後、生地を滑らかにする。その後に、薄力粉を振るいながらゴムベラで大きく切る様にざっくりと混ぜていく。
温めておいた牛乳とバターを、先程の生地に混ぜて粉っぽさがなくなるまで頑張る。
粉っぽさが無くなったら、型に生地を流し込む……あれ? 他のチームは、生地が茶色くなっている。どこかのタイミングで、ココアパウダーやチョコレートを混ぜたのかな?
型に流し込んだ生地を30分程焼く。
完成までゆっくり……とはならず、キレイにしたボウルに再度、バターと砂糖を投入してすり混ぜる。
そしたらそこに卵を入れ更に混ぜる。そこへ薄力粉をふるい入れ更に混ぜる。
生地をひとまとめにしたら冷蔵庫へIN!
どうやらこっちはクッキーのようだ。
終わったかと思ったら次は、ゴーストタウンで俺が作ったミキサーが出てきた。
何を作るのかと思っていたら、クリームチーズが追加で準備されたので、これは俺の好きなチーズケーキだという事がすぐに分かった。
それにしても何でミキサーが出てきたのかよくわからなかったが、説明がすすむにつれてすぐに判明した。
チーズケーキ……名称的には、ベイクドチーズケーキと言われるタイプの物だ。これは、生地がフワフワではなく、しっとりなめらかな食感のチーズケーキだろう。
作り方は、手抜きじゃないか? と思う程簡単な流れだった。
まずはミキサーに、クリームチーズ・砂糖・卵・生クリーム投入、スイッチオン!
しっかり混ざったら、混ぜている間にふるっておいた薄力粉をミキサーに入れスイッチオン!
最後にレモン汁を少々入れてスイッチオン!
生地はこれで完成! めっちゃ速い! と思った。スポンジケーキと比べると、圧倒的に楽すぎねえか? パティシエが作る本格的なチーズケーキなら、もっと違う手順があるのだろうが……
あれ? 料理に妥協しないブラウニーがなんで、こんなに簡単なつくり方をしてるんだろ? いつもは、もっと何か手間をかけて作っているはずなんだけどな。
俺達の口に入る物は基本的には、シルキーとブラウニーの手作りの物だ。お菓子……ケーキやクッキー等もそうだが、せんべいにおかき、大福に饅頭……和も洋も、もちろん中華系もすべて手作りなのだ。それこそ名店の味! は、食べた事ないが、スーパー等で売られている量産品とはクオリティーが違う。
そんなブラウニーが何でここまで手抜きなつくり方を? あっ! 年少組がいるからか。ちょこちょこ料理作りに参加している妻たちだが、ブラウニーほど上手く作れるわけが無かったのだ。それを考えれば、簡略化した作り方でも、みんなで作りたかったのだろう。
なんて考えている間に、クッキングシートを型に合わせて丸く切り両面にバターを塗り方に綺麗に敷く。型の高さ位までの縦長のシートにもバターを塗り型の側面に張り付ける。その中にミキサーで混ぜた生地を流し込む……ハイ終了!
ケーキのスポンジが焼けたので、今度はチーズケーキをオーブンに投入。
常温に冷めるまでは時間がかかるので、とりあえず放置。その間に寝かせておいたクッキーの生地を麺棒で生地を伸ばして、型で色々な形に抜いていく。型を抜いた生地を再度まとめて麺棒で伸ばし型を抜く。
これでクッキーの生地も完成!
チーズケーキが焼けるまで待ってから、今度はクッキーを焼いていく。
適温になったスポンジケーキのデコレーションのために、生クリームを泡立てホイップクリームに! 後はしぼりやヘラを使ってみた目を綺麗に整えて完成!
ブラウニーの物に比べると、見た目は……微妙だが、みんなの努力がうかがえる一品だ。
後は、冷やしておきおやつの時間にみんなで食べた。さすがに一度で食べるには量が多かったので、収納の腕輪にしまい後日食べる事になった。
上の2組が元気が無かったとかそういう訳では無かったのだが、年少組はイメージ的に早寝早起きとか勝手に思っていたのだ。
でも、実際は早寝早起きではなく、遅寝早起きとでも言えばいいのだろうか? 睡眠時間は6時間くらい寝ているので問題なく、上の2組とあまり変わらないのだが、起きている時の元気さが、圧倒的だという感じだろうか?
初日は午後の出発で、ずっとゲームをしていたが2日目に入ると、体を動かしたい! という事で、午前中はプールで遊ぶ事になったのだ。
ダマとの水中訓練は無かったが、泳いだり流れるプールで身をまかせたりして、3時間くらい全力で遊んだ後、昼食を取り食事休憩を挟み今度はトレーニングルームで、色々な機材が面白そう! とまた3時間くらい全力で体を動かした。
俺はこの時点でへとへとだったのだが、まだ夕食まで時間がある! との事で、汗を流すついでにまたプールで2時間くらい遊んでから夕食。
夕食の後は、初日と同じようにゲームをするのだが、フィットネスゲームみたいなのも持ち出して来て、みんなで色々競い合って23時頃まで全力で遊んでからお風呂に入り、24時頃に就寝……6時起床。
そして内容は変わるが、3日目も一日中遊び倒して今日を迎えている。
どこからその体力と元気が溢れてくるのか気になったが、みんなが楽しそうなので俺も頑張らないとな!
そして4日目なのだが、今までとは違った。
俺は今キッチンに立っている。年少組の皆もキッチンにいる。キッチンにいるんだからする事は決まっている。
料理だ!
何を作るのか聞いていないのだが、みんなで作る事だけは判明している。ブラウニーたちも一緒にここにいるからな。
年少組の誰かがリーダーシップをとるのかと思ったら、ブラウニーが話し出した。どうやら、年少組に今日は教師役みたいな事を頼まれているみたいだったのだ。
材料は、目につく所に小麦粉、薄力粉とバター、砂糖、卵、牛乳が目に入る。材料を見る限り、主食ではなさそうなイメージだ。砂糖があるのだから、お菓子を作るのだろう。
説明がすすむと何を作るか判明した。
ケーキだ。スポンジケーキを作って、みんなでデコレーションをするらしい。変わり種と言うわけでは無いのだが、ココアパウダーやチョコレートもあるので何種類か作るみたいだ。
まずは、スポンジ作成。ボウルに卵を入れて軽く混ぜる。次に砂糖を入れて湯煎をしながら撹拌する。この時にハンドミキサーを使いたかったのだが、それは甘えだ! とブラウニーが言うため、3チームに分かれて作っている俺たちは、みんなで交代交代で生地を混ぜている。
生地がいい感じになるまで一生懸命混ぜた後、生地を滑らかにする。その後に、薄力粉を振るいながらゴムベラで大きく切る様にざっくりと混ぜていく。
温めておいた牛乳とバターを、先程の生地に混ぜて粉っぽさがなくなるまで頑張る。
粉っぽさが無くなったら、型に生地を流し込む……あれ? 他のチームは、生地が茶色くなっている。どこかのタイミングで、ココアパウダーやチョコレートを混ぜたのかな?
型に流し込んだ生地を30分程焼く。
完成までゆっくり……とはならず、キレイにしたボウルに再度、バターと砂糖を投入してすり混ぜる。
そしたらそこに卵を入れ更に混ぜる。そこへ薄力粉をふるい入れ更に混ぜる。
生地をひとまとめにしたら冷蔵庫へIN!
どうやらこっちはクッキーのようだ。
終わったかと思ったら次は、ゴーストタウンで俺が作ったミキサーが出てきた。
何を作るのかと思っていたら、クリームチーズが追加で準備されたので、これは俺の好きなチーズケーキだという事がすぐに分かった。
それにしても何でミキサーが出てきたのかよくわからなかったが、説明がすすむにつれてすぐに判明した。
チーズケーキ……名称的には、ベイクドチーズケーキと言われるタイプの物だ。これは、生地がフワフワではなく、しっとりなめらかな食感のチーズケーキだろう。
作り方は、手抜きじゃないか? と思う程簡単な流れだった。
まずはミキサーに、クリームチーズ・砂糖・卵・生クリーム投入、スイッチオン!
しっかり混ざったら、混ぜている間にふるっておいた薄力粉をミキサーに入れスイッチオン!
最後にレモン汁を少々入れてスイッチオン!
生地はこれで完成! めっちゃ速い! と思った。スポンジケーキと比べると、圧倒的に楽すぎねえか? パティシエが作る本格的なチーズケーキなら、もっと違う手順があるのだろうが……
あれ? 料理に妥協しないブラウニーがなんで、こんなに簡単なつくり方をしてるんだろ? いつもは、もっと何か手間をかけて作っているはずなんだけどな。
俺達の口に入る物は基本的には、シルキーとブラウニーの手作りの物だ。お菓子……ケーキやクッキー等もそうだが、せんべいにおかき、大福に饅頭……和も洋も、もちろん中華系もすべて手作りなのだ。それこそ名店の味! は、食べた事ないが、スーパー等で売られている量産品とはクオリティーが違う。
そんなブラウニーが何でここまで手抜きなつくり方を? あっ! 年少組がいるからか。ちょこちょこ料理作りに参加している妻たちだが、ブラウニーほど上手く作れるわけが無かったのだ。それを考えれば、簡略化した作り方でも、みんなで作りたかったのだろう。
なんて考えている間に、クッキングシートを型に合わせて丸く切り両面にバターを塗り方に綺麗に敷く。型の高さ位までの縦長のシートにもバターを塗り型の側面に張り付ける。その中にミキサーで混ぜた生地を流し込む……ハイ終了!
ケーキのスポンジが焼けたので、今度はチーズケーキをオーブンに投入。
常温に冷めるまでは時間がかかるので、とりあえず放置。その間に寝かせておいたクッキーの生地を麺棒で生地を伸ばして、型で色々な形に抜いていく。型を抜いた生地を再度まとめて麺棒で伸ばし型を抜く。
これでクッキーの生地も完成!
チーズケーキが焼けるまで待ってから、今度はクッキーを焼いていく。
適温になったスポンジケーキのデコレーションのために、生クリームを泡立てホイップクリームに! 後はしぼりやヘラを使ってみた目を綺麗に整えて完成!
ブラウニーの物に比べると、見た目は……微妙だが、みんなの努力がうかがえる一品だ。
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