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第1158話 領主っぽい事
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カエデ・ミリー・リンドとその娘、スミレ・ミーシャ・ブルムの合計6人と今度はのんびりとした船旅が始まった。
どうしてこうなったのか話を聞いてみると、妻会議でもう1週間追加して、俺にのんびりしてほしかったらしい。ついでに、あまり外に出歩けていなかった母親3人も、一緒に連れ出してもらおうという事になったようだ。
娘たちを連れてくる許可は、シルキーたちも出しており何の問題も無いらしい。ただ、念のためあまり潮風には当てない方がいいと言われている。海の近くで赤ちゃん育てている人だっているんだから問題なくね? とか思ったが、念のためと強く言われたので考えない事にした。
甲板に出る時は、風魔法で何とかするか、止まっているなら結界魔法でも問題ないんだけどな。
ただ、娘たちが暇をしないように、娘たちが外を眺められる見やすい位置に、強化ガラスをはめ込んで外を見れるようにしてある。高さ1メートル程、幅は5メートル位の窓をつけたのだ。3人共外の景色に興味を持ったみたいなので、俺も3人と一緒に並んで外を眺めたりした。
今回はスライムが大量についてきたので、至る所で密集している姿が見られる。特に気に入ったのが、流れるプールみたいで、思い思いに流れに身をまかせていた。
ニコは俺の近くに陣取り、一緒に娘たちと遊んでいる。ダマも一緒だ。そして、いつ乗船したのか知らないが、ケットシーも乗り込んでいた。そして一番びっくりしたのは、猫たちまで船に乗ってた事だけどな。
特に何をするわけでもなく、娘たちとのんびりしたり、娘たちが寝ている時に母親3人と甲板に上がって、のんびりしたりもしたな。
この1週間は、特に何も考えずにのんびり過ごしていただけだった。
「結局俺は、1ヶ月丸々海の上にいたって事か。なんかあっという間だった気がするな」
「1週間に1度降りてたけど、ほぼ海の上って言ってもいいかもね」
港を視界に収めた俺は何となく黄昏た気分のような感じで、そんな事をつぶやいていた。
娘たちは、何が楽しいのか分からないが、キャッキャと楽しそうに声を上げている。今は、俺でも母親たちでもなく、スライムベビークッションとでも言えばいいのかな? スライムが重なって3人がすっぽり入れるような穴が開いている感じのクッションに座っている。
今日は、港に誰も迎えに来ない事になっている。下船したらそのまま家に帰り、そこで食事になる予定だ。
降りても迎えに来てくれていないと、なんか寂しいもんだな。でも、ディストピアの街に入るために移動していると、おばちゃんたちが「おかえり」と声をかけてくれたことが、めっちゃ嬉しかった。
壁を越えると馬車が準備されていて、俺たちはそれに乗り込み我が家へ向かう。
家に着いて中に入ると、さすがにみんなが待っており、おかえりと出迎えてくれた。嬉しいな。
あ、ちなみに、大量にいたスライムは、馬車の上に乗ったり、ウォーホースの上に乗ったりして、全部が一度に戻ってきたため。外から見た馬車のビジュアルはかなり酷かった。
今日のお昼は、パスタだったようでいろんな種類が準備されていた。複数のソースが準備されており、かけていくスタイルだった。何となく、給食で食べたソフト麺のミートソースを思い出すような味がした。
昼食後は、妻たちはみんな自分の持ち場に向かってしまった。俺も自分の仕事すっかな。
護衛のダマを連れて、グリエルの下へ向かう。いつものように、顔パスで執務室まで向かい、
「戻ったぞ~」
「お帰りなさいませ。一応、魔導無線で確認してもらっていましたが、重要な書類には再度目を通していただきたいです。そこまで多くないですので、出来れば今日中にお願いしますね」
と言われて、100枚くらい束ねられている書類を渡された。これが多くないのか?
自分の執務室へ持って行き、サクサクと読んでいく。
各街の報告書が何枚か続き、収支に関しては税率の問題もあり、トントン位に落ち着いているようだが、街の人間が増えているようなので運営は順調のようだ。
なんというか、派遣されている領主代行は優秀だね。文官たちも優秀だな。問題はそれなりに起きてるけど、特に支障をきたす事はなさそうだ。
周辺の街の報告書もあるけど、何でこんなに詳しく書かれてるんだろうか? どうやって調べているか謎だけど、軒並み税率が30%以上高かったり、衛生が悪いのか病気による死者が多い気がするな。
こういう街の領主は、私腹を肥やしていたりするのかな? ある程度お金に余裕がある状態で、街の経営が出来ていないと、いざという時に対処できないだろうけど……あまり厳しくしても、それはそれで問題だろうに。
あ~周辺の街の報告書の後に、評価がまとめられていた。
ふむふむ、俺の支配下にある街の人口が増えているのは、出産だけではなく他の街からの移住者が多いからなのか。
その理由として、商人たちの行き来が活発になっているので、その護衛である冒険者が魔物や盗賊を退治するため、かなり周辺の治安が良くなっていて、移住のために役に立っているのだとか。
中には移住させないようにするために、騎士を派遣して検問のような事をして連れ戻したりしているらしいが、そういう騎士が出る領地には、鬼人を派遣して騎士たちを無力化しているとか。
国の定めた法律で、他の街に移住してはいけないと言った項目は無いので、騎士の行為は不法行為になるのだが、それを訴えることができずに街に戻されてしまうため、結局問題として出ない事が多いらしい。
それに、そんな事をいちいち国を守る騎士が処理していたら、間違いなく処理しきれなくなるので、実質放置されているのだとか。何とも言い難い状態のようだな。
その後もペッタンペッタンと判子を押していき……あぶね! グリエルの長期休暇願が入っていた。前に許可したことがあったのだが、これは俺がしっかりと報告書を読んでいるかの、チェックのために紛れ込ませている書類だから注意してくださいと怒られたんだよね。
休みたかったらまとまった休暇取っていいんだけど……それはかたくなに拒否するから、この書類には判子を押してはいけないのだ。危ない危ない。前に確認もせずに押してしまった事もあり、その時は2週間程ここに縛り付けられて、グリエルとガリア監視の下で仕事したんだよな。
休暇申請にハンコを押して、何で俺がここに縛り付けられるかは、未だに意味不明だけどね。
よっし、これで最後! 結構時間がかかったが確認し終えたので、グリエルに渡して問題ない事を確認してもらった。この瞬間が一番緊張するぜ!
どうしてこうなったのか話を聞いてみると、妻会議でもう1週間追加して、俺にのんびりしてほしかったらしい。ついでに、あまり外に出歩けていなかった母親3人も、一緒に連れ出してもらおうという事になったようだ。
娘たちを連れてくる許可は、シルキーたちも出しており何の問題も無いらしい。ただ、念のためあまり潮風には当てない方がいいと言われている。海の近くで赤ちゃん育てている人だっているんだから問題なくね? とか思ったが、念のためと強く言われたので考えない事にした。
甲板に出る時は、風魔法で何とかするか、止まっているなら結界魔法でも問題ないんだけどな。
ただ、娘たちが暇をしないように、娘たちが外を眺められる見やすい位置に、強化ガラスをはめ込んで外を見れるようにしてある。高さ1メートル程、幅は5メートル位の窓をつけたのだ。3人共外の景色に興味を持ったみたいなので、俺も3人と一緒に並んで外を眺めたりした。
今回はスライムが大量についてきたので、至る所で密集している姿が見られる。特に気に入ったのが、流れるプールみたいで、思い思いに流れに身をまかせていた。
ニコは俺の近くに陣取り、一緒に娘たちと遊んでいる。ダマも一緒だ。そして、いつ乗船したのか知らないが、ケットシーも乗り込んでいた。そして一番びっくりしたのは、猫たちまで船に乗ってた事だけどな。
特に何をするわけでもなく、娘たちとのんびりしたり、娘たちが寝ている時に母親3人と甲板に上がって、のんびりしたりもしたな。
この1週間は、特に何も考えずにのんびり過ごしていただけだった。
「結局俺は、1ヶ月丸々海の上にいたって事か。なんかあっという間だった気がするな」
「1週間に1度降りてたけど、ほぼ海の上って言ってもいいかもね」
港を視界に収めた俺は何となく黄昏た気分のような感じで、そんな事をつぶやいていた。
娘たちは、何が楽しいのか分からないが、キャッキャと楽しそうに声を上げている。今は、俺でも母親たちでもなく、スライムベビークッションとでも言えばいいのかな? スライムが重なって3人がすっぽり入れるような穴が開いている感じのクッションに座っている。
今日は、港に誰も迎えに来ない事になっている。下船したらそのまま家に帰り、そこで食事になる予定だ。
降りても迎えに来てくれていないと、なんか寂しいもんだな。でも、ディストピアの街に入るために移動していると、おばちゃんたちが「おかえり」と声をかけてくれたことが、めっちゃ嬉しかった。
壁を越えると馬車が準備されていて、俺たちはそれに乗り込み我が家へ向かう。
家に着いて中に入ると、さすがにみんなが待っており、おかえりと出迎えてくれた。嬉しいな。
あ、ちなみに、大量にいたスライムは、馬車の上に乗ったり、ウォーホースの上に乗ったりして、全部が一度に戻ってきたため。外から見た馬車のビジュアルはかなり酷かった。
今日のお昼は、パスタだったようでいろんな種類が準備されていた。複数のソースが準備されており、かけていくスタイルだった。何となく、給食で食べたソフト麺のミートソースを思い出すような味がした。
昼食後は、妻たちはみんな自分の持ち場に向かってしまった。俺も自分の仕事すっかな。
護衛のダマを連れて、グリエルの下へ向かう。いつものように、顔パスで執務室まで向かい、
「戻ったぞ~」
「お帰りなさいませ。一応、魔導無線で確認してもらっていましたが、重要な書類には再度目を通していただきたいです。そこまで多くないですので、出来れば今日中にお願いしますね」
と言われて、100枚くらい束ねられている書類を渡された。これが多くないのか?
自分の執務室へ持って行き、サクサクと読んでいく。
各街の報告書が何枚か続き、収支に関しては税率の問題もあり、トントン位に落ち着いているようだが、街の人間が増えているようなので運営は順調のようだ。
なんというか、派遣されている領主代行は優秀だね。文官たちも優秀だな。問題はそれなりに起きてるけど、特に支障をきたす事はなさそうだ。
周辺の街の報告書もあるけど、何でこんなに詳しく書かれてるんだろうか? どうやって調べているか謎だけど、軒並み税率が30%以上高かったり、衛生が悪いのか病気による死者が多い気がするな。
こういう街の領主は、私腹を肥やしていたりするのかな? ある程度お金に余裕がある状態で、街の経営が出来ていないと、いざという時に対処できないだろうけど……あまり厳しくしても、それはそれで問題だろうに。
あ~周辺の街の報告書の後に、評価がまとめられていた。
ふむふむ、俺の支配下にある街の人口が増えているのは、出産だけではなく他の街からの移住者が多いからなのか。
その理由として、商人たちの行き来が活発になっているので、その護衛である冒険者が魔物や盗賊を退治するため、かなり周辺の治安が良くなっていて、移住のために役に立っているのだとか。
中には移住させないようにするために、騎士を派遣して検問のような事をして連れ戻したりしているらしいが、そういう騎士が出る領地には、鬼人を派遣して騎士たちを無力化しているとか。
国の定めた法律で、他の街に移住してはいけないと言った項目は無いので、騎士の行為は不法行為になるのだが、それを訴えることができずに街に戻されてしまうため、結局問題として出ない事が多いらしい。
それに、そんな事をいちいち国を守る騎士が処理していたら、間違いなく処理しきれなくなるので、実質放置されているのだとか。何とも言い難い状態のようだな。
その後もペッタンペッタンと判子を押していき……あぶね! グリエルの長期休暇願が入っていた。前に許可したことがあったのだが、これは俺がしっかりと報告書を読んでいるかの、チェックのために紛れ込ませている書類だから注意してくださいと怒られたんだよね。
休みたかったらまとまった休暇取っていいんだけど……それはかたくなに拒否するから、この書類には判子を押してはいけないのだ。危ない危ない。前に確認もせずに押してしまった事もあり、その時は2週間程ここに縛り付けられて、グリエルとガリア監視の下で仕事したんだよな。
休暇申請にハンコを押して、何で俺がここに縛り付けられるかは、未だに意味不明だけどね。
よっし、これで最後! 結構時間がかかったが確認し終えたので、グリエルに渡して問題ない事を確認してもらった。この瞬間が一番緊張するぜ!
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