1,271 / 2,518
第1271話 迷走
しおりを挟む
「グリエル! 勇者召喚の儀式って知ってるか?」
『突然どうなされたのです? シュウ様の天敵の事でも調べているのですか?』
「グリエル、すまないが、時間も余裕もないんだ。勇者召喚の儀式について知っている事を教えてくれ」
『了解しました。えっと、勇者召喚の儀式ですね。私も詳しい事は知らないのですが、神から神託があって儀式の間? とか呼ばれる場所で儀式をする事によって勇者が召喚されると聞いています』
召喚の間、そこに何かがあるって事か?
「それがどこにあるか知ってるか?」
『詳しい事は分かりませんが、王国でも第二の都市にあるとかないとか、本当にどうされたんです?』
「今は、話している時間が惜しいから、後でもう1度連絡する」
そう言ってグリエルとの会話を打ち切る。
とりあえず、国王に連絡してみるか。
「おぃ、国王! いるか?」
しばらく待っていると、走っている音が聞こえてくる。
『ハァハァ、寝ておったのに、急に連絡をしてきてどうしたのだ?』
「すまんが急用だ。王国に勇者召喚の間はあるか?」
『もちろんあるが、それがどうしたんだ?』
「見せろ」
『それがものを頼む態度なのかね?』
「押し問答している時間が惜しい。こっちには本当に余裕がない。あまり時間をかけたりはぐらかすようなら、今から王城を襲撃する。そして、お願いではなく命令だ」
『王城を襲撃か、実際に出来てしまうだけの実力があるだけに手に負えないな。本来なら簡単に見せる物では無いが、どうせ壊せないし現状では起動する事も出来ないのだからいいだろう。王都から東に10キロメートル程行った場所に祠がある。その中に召喚の間がある。使いを今から走らせておくから好きな時に向かうといい』
「助かる。今からそこに向かう。できれば、篝火でも建てておいてくれると助かる」
『伝えておこう』
うっし、とりあえず召喚の間を見る事ができるな。
護衛に聖獣の3匹を連れて、従魔たちが普段過ごしている部屋へ向かう。
中に入ると、全員が全員殺気立っているのが分かる。俺がしている事を説明して、何に対して威嚇しているか分からないが、足をバンバン床に叩きつけているバッハの首根っこを掴み外へ連れて行く。
「バッハ、王都に向かって全速で飛んでくれ。王都に到着したら東に10キロメートル位の位置に火が見えると思うから、そこまで運んでくれ」
一声吼えて元のサイズになった。籠を装着してバッハには飛んでもらう。
移動を開始してからすぐに、家で待機している妻たちへ連絡を入れ、俺がひらめいた事を伝える。そしてそのままグリエルに連絡を入れる。
「グリエル、すまん。状況を説明する」
そう言って嫁達が消えた事、召喚された可能性が高い事、そしてそれに使われた物と同じであろう勇者召喚の間に向かっている事を手短に伝える。
『大丈夫なのですか?』
「大丈夫じゃないから慌てているんだよ。おそらくこの大陸にはいない。神から違う大陸で召喚されたような事をにおわせた発言があったから、どういう原理で召喚が行われているのか知りたいから、王国の召喚の間に向かってるんだ」
『なるほど。召喚の間は恐らくですが、少なくとも後2つはある場所が分かると思います。そこにも行ってみますか?』
「1つだけよりは、複数の召喚の間を見れた方が何かわかるかもしれないか、残りの2つは何処にあるんだ?」
『帝国と聖国にはあるはずです。他の国にもあると思いますが、召喚された勇者が大々的に公表されるのが、三大国だけですので小国にあっても把握は出来ないですね』
「確かに大国には勇者がいるもんな。聖国の方は俺が連絡を付けるから、帝国の方はグリエルにお願いしていいか?」
『任せてください』
さて召喚されたとして、この星の何処にいるのか? 探す事は出来るのか? 衛星があれば大陸の位置位は把握できると思うが、この星の大きさが分からない状態で闇雲に探すのは難しいな。
どうすればいい?
『主殿、少し落ち着いてください。気持ちは分かりますが、そんなに焦っている様子ではいい考えは浮かびませんぞ』
ダマが胡坐をかいて座っている俺の膝に前足を置いてそう諭してくれる。
『主よ、頭の中だけで考えるのではなく、言葉にしてみてはどうですか? 我々も一緒に何か考えられるかもしれませぬ』
「そうだな。召喚されたとしてだ、その場所をどうやって特定するか悩んでいる。この大陸のほぼ全域を掌握しているのに、反応が無いという事はこの大陸にはいないって事だと思う。神もそんな感じの事を言っていたからな」
『この星をすべて掌握する事は無理なのですか?』
「ダンジョンマスターのスキルで掌握できるのが、海だと水深50メートル位までなんだ。それより深くなると掌握できないから、星をすべて掌握する事ができないんだよ」
地下を掘って掌握しながら掘り進めればできない事も無いが、陸がどこにあるか分からないのに穴だらけにしてもな……
『海ですか? リバイアサンの力を使えば、陸の位置位は特定できるかもしれません』
シエルがそんな事を言う、リバイアサンならできるのか?
『リバイアサンの司る属性は水、私も水の属性です。海や湖の中に入れば、ある程度の範囲を把握する事ができるのです。あそこまで力のある魔物であれば、あるいは』
シェリルたちを起こしてもらい、リバイアサンに今の事を伝えてもらうようにお願いする。話し終わったらこちらに連絡が欲しい事を伝えた。
10分後に連絡が入り、リバイアサンの返答は『陸の大体の位置であれば調べる事は可能だ』との事。
どうやらある一定の大きさの大陸には、必ず同族が住み着いているのだとか、遥か昔には同族はいなかったのだが、ある日世界が揺れた後、急に同族の気配を感じるようになったのだと。
リバイアサンには、陸のある方角を調べてもらう事にして、俺は聞いた話を口に出して何度も確認する。
「ある日世界が揺れて、同族の気配を感じるようになった?」
この言葉がひっかかるのだ。それまでは感じていなかった同族の存在を感じ取れるようになった。今までいなかったのが急に現れた?
近いけど正解では無い気がする。何がひっかかっているんだ?
ある一定の大きさの大陸には同族がいる。世界が揺れて、今までなかった大陸ができたって事か? さすがに世界が揺れただけで、天災級の魔物が生まれて大陸が出現するわけが無い。
出現? 現れた? というか、そんな大きな大陸や天災級の魔物が自然に発生するわけが無い! これは神が関わっているんじゃないか?
そう考えると、現れたではなく、作り出された、が近いんじゃないか? 他にもたくさん同じような世界があるんだから、島の1つや2つは簡単に作りそうだ。
そこでも俺のように呼び出された人間が駒として存在しているんだろうな。
あれ? そういえば、1つの世界に神のダンジョンが3つしかないんだよな? どういう感じで繋がっているかは分からないが、俺が攻略した事によって他の世界では、その神のダンジョンが無くなったって言ってなかったっけ?
この星の他の大陸には神のダンジョンが無いのか?
えっ? まさか?
俺は、大きな勘違いをしていたのではないか?
『突然どうなされたのです? シュウ様の天敵の事でも調べているのですか?』
「グリエル、すまないが、時間も余裕もないんだ。勇者召喚の儀式について知っている事を教えてくれ」
『了解しました。えっと、勇者召喚の儀式ですね。私も詳しい事は知らないのですが、神から神託があって儀式の間? とか呼ばれる場所で儀式をする事によって勇者が召喚されると聞いています』
召喚の間、そこに何かがあるって事か?
「それがどこにあるか知ってるか?」
『詳しい事は分かりませんが、王国でも第二の都市にあるとかないとか、本当にどうされたんです?』
「今は、話している時間が惜しいから、後でもう1度連絡する」
そう言ってグリエルとの会話を打ち切る。
とりあえず、国王に連絡してみるか。
「おぃ、国王! いるか?」
しばらく待っていると、走っている音が聞こえてくる。
『ハァハァ、寝ておったのに、急に連絡をしてきてどうしたのだ?』
「すまんが急用だ。王国に勇者召喚の間はあるか?」
『もちろんあるが、それがどうしたんだ?』
「見せろ」
『それがものを頼む態度なのかね?』
「押し問答している時間が惜しい。こっちには本当に余裕がない。あまり時間をかけたりはぐらかすようなら、今から王城を襲撃する。そして、お願いではなく命令だ」
『王城を襲撃か、実際に出来てしまうだけの実力があるだけに手に負えないな。本来なら簡単に見せる物では無いが、どうせ壊せないし現状では起動する事も出来ないのだからいいだろう。王都から東に10キロメートル程行った場所に祠がある。その中に召喚の間がある。使いを今から走らせておくから好きな時に向かうといい』
「助かる。今からそこに向かう。できれば、篝火でも建てておいてくれると助かる」
『伝えておこう』
うっし、とりあえず召喚の間を見る事ができるな。
護衛に聖獣の3匹を連れて、従魔たちが普段過ごしている部屋へ向かう。
中に入ると、全員が全員殺気立っているのが分かる。俺がしている事を説明して、何に対して威嚇しているか分からないが、足をバンバン床に叩きつけているバッハの首根っこを掴み外へ連れて行く。
「バッハ、王都に向かって全速で飛んでくれ。王都に到着したら東に10キロメートル位の位置に火が見えると思うから、そこまで運んでくれ」
一声吼えて元のサイズになった。籠を装着してバッハには飛んでもらう。
移動を開始してからすぐに、家で待機している妻たちへ連絡を入れ、俺がひらめいた事を伝える。そしてそのままグリエルに連絡を入れる。
「グリエル、すまん。状況を説明する」
そう言って嫁達が消えた事、召喚された可能性が高い事、そしてそれに使われた物と同じであろう勇者召喚の間に向かっている事を手短に伝える。
『大丈夫なのですか?』
「大丈夫じゃないから慌てているんだよ。おそらくこの大陸にはいない。神から違う大陸で召喚されたような事をにおわせた発言があったから、どういう原理で召喚が行われているのか知りたいから、王国の召喚の間に向かってるんだ」
『なるほど。召喚の間は恐らくですが、少なくとも後2つはある場所が分かると思います。そこにも行ってみますか?』
「1つだけよりは、複数の召喚の間を見れた方が何かわかるかもしれないか、残りの2つは何処にあるんだ?」
『帝国と聖国にはあるはずです。他の国にもあると思いますが、召喚された勇者が大々的に公表されるのが、三大国だけですので小国にあっても把握は出来ないですね』
「確かに大国には勇者がいるもんな。聖国の方は俺が連絡を付けるから、帝国の方はグリエルにお願いしていいか?」
『任せてください』
さて召喚されたとして、この星の何処にいるのか? 探す事は出来るのか? 衛星があれば大陸の位置位は把握できると思うが、この星の大きさが分からない状態で闇雲に探すのは難しいな。
どうすればいい?
『主殿、少し落ち着いてください。気持ちは分かりますが、そんなに焦っている様子ではいい考えは浮かびませんぞ』
ダマが胡坐をかいて座っている俺の膝に前足を置いてそう諭してくれる。
『主よ、頭の中だけで考えるのではなく、言葉にしてみてはどうですか? 我々も一緒に何か考えられるかもしれませぬ』
「そうだな。召喚されたとしてだ、その場所をどうやって特定するか悩んでいる。この大陸のほぼ全域を掌握しているのに、反応が無いという事はこの大陸にはいないって事だと思う。神もそんな感じの事を言っていたからな」
『この星をすべて掌握する事は無理なのですか?』
「ダンジョンマスターのスキルで掌握できるのが、海だと水深50メートル位までなんだ。それより深くなると掌握できないから、星をすべて掌握する事ができないんだよ」
地下を掘って掌握しながら掘り進めればできない事も無いが、陸がどこにあるか分からないのに穴だらけにしてもな……
『海ですか? リバイアサンの力を使えば、陸の位置位は特定できるかもしれません』
シエルがそんな事を言う、リバイアサンならできるのか?
『リバイアサンの司る属性は水、私も水の属性です。海や湖の中に入れば、ある程度の範囲を把握する事ができるのです。あそこまで力のある魔物であれば、あるいは』
シェリルたちを起こしてもらい、リバイアサンに今の事を伝えてもらうようにお願いする。話し終わったらこちらに連絡が欲しい事を伝えた。
10分後に連絡が入り、リバイアサンの返答は『陸の大体の位置であれば調べる事は可能だ』との事。
どうやらある一定の大きさの大陸には、必ず同族が住み着いているのだとか、遥か昔には同族はいなかったのだが、ある日世界が揺れた後、急に同族の気配を感じるようになったのだと。
リバイアサンには、陸のある方角を調べてもらう事にして、俺は聞いた話を口に出して何度も確認する。
「ある日世界が揺れて、同族の気配を感じるようになった?」
この言葉がひっかかるのだ。それまでは感じていなかった同族の存在を感じ取れるようになった。今までいなかったのが急に現れた?
近いけど正解では無い気がする。何がひっかかっているんだ?
ある一定の大きさの大陸には同族がいる。世界が揺れて、今までなかった大陸ができたって事か? さすがに世界が揺れただけで、天災級の魔物が生まれて大陸が出現するわけが無い。
出現? 現れた? というか、そんな大きな大陸や天災級の魔物が自然に発生するわけが無い! これは神が関わっているんじゃないか?
そう考えると、現れたではなく、作り出された、が近いんじゃないか? 他にもたくさん同じような世界があるんだから、島の1つや2つは簡単に作りそうだ。
そこでも俺のように呼び出された人間が駒として存在しているんだろうな。
あれ? そういえば、1つの世界に神のダンジョンが3つしかないんだよな? どういう感じで繋がっているかは分からないが、俺が攻略した事によって他の世界では、その神のダンジョンが無くなったって言ってなかったっけ?
この星の他の大陸には神のダンジョンが無いのか?
えっ? まさか?
俺は、大きな勘違いをしていたのではないか?
0
あなたにおすすめの小説
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。
過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
人の才能が見えるようになりました。~いい才能は幸運な俺が育てる~
犬型大
ファンタジー
突如として変わった世界。
塔やゲートが現れて強いものが偉くてお金も稼げる世の中になった。
弱いことは才能がないことであるとみなされて、弱いことは役立たずであるとののしられる。
けれども違ったのだ。
この世の中、強い奴ほど才能がなかった。
これからの時代は本当に才能があるやつが強くなる。
見抜いて、育てる。
育てて、恩を売って、いい暮らしをする。
誰もが知らない才能を見抜け。
そしてこの世界を生き残れ。
なろう、カクヨムその他サイトでも掲載。
更新不定期
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-
すずめさん
ファンタジー
ある日、友達に誘われ始めたMMORPG…[アルバスクロニクルオンライン]
何の変哲も無くゲームを始めたつもりがしかし!?…
たった一つのスキルのせい?…で起きる波乱万丈な冒険物語。
※本作品はPCで編集・改行がされて居る為、スマホ・タブレットにおける
縦読みでの読書は読み難い点が出て来ると思います…それでも良いと言う方は……
ゆっくりしていってね!!!
※ 現在書き直し慣行中!!!
ダンジョン作成から始まる最強クラン
山椒
ファンタジー
ダンジョンが出現して数十年が経ち、ダンジョンがあることが日常となっていた。
そんな世界で五年前に起きた大規模魔物侵攻により心に傷を受けた青年がいた。
極力誰とも関わりを持たずにいた彼の住んでいる部屋に寝ている間にダンジョンが出現し、彼はそこに落ちた。
そのダンジョンは他に確認されていない自作するダンジョンであった。
ダンジョンとモンスターにトラウマを抱えつつもダンジョン作成を始めていく。
ただそのダンジョンは特別性であった。
ダンジョンが彼を、彼の大事な人を強くするダンジョンであった。
ダンジョン学園サブカル同好会の日常
くずもち
ファンタジー
ダンジョンを攻略する人材を育成する学校、竜桜学園に入学した主人公綿貫 鐘太郎(ワタヌキ カネタロウ)はサブカル同好会に所属し、気の合う仲間達とまったりと平和な日常を過ごしていた。しかしそんな心地のいい時間は長くは続かなかった。
まったく貢献度のない同好会が部室を持っているのはどうなのか?と生徒会から同好会解散を打診されたのだ。
しかしそれは困るワタヌキ達は部室と同好会を守るため、ある条件を持ちかけた。
一週間以内に学園のため、学園に貢献できる成果を提出することになったワタヌキは秘策として同好会のメンバーに彼の秘密を打ちあけることにした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる