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第1299話 追加情報
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『ホッホッホ。久しいというには、あまり時間が経っていないが……久しぶりという事にしておこう』
…………
『黙っとらんでなにか話さぬか』
いや~そう言われても、何も話すことなんて無いですからね。もっと言えば、助けてもらいたい時にあれでしたからね。むしろ、良く話しかけてこようと思いましたね?
不敬ではあるが、嘘を言うわけでも貶すわけでもない。ただ、事実だけを言うことにしたのだ。どうせ、神たちには良心の呵責なんてないし、創造神のじいさんはこの程度では怒らないはずだ。
『お主は本当に変わらんなぁ。ワシが怒るとはおもわんかったのか? とはいえ、確かにバカにされたわけでもない、事実を言っているだけだから、怒る理由はないのぅ。今回のお前さんの妻たちについては、反省している。今後、異世界の者を呼ぶ時以外には使えないようにした』
それでも喚ぶことは止めないのな。
『それはそうじゃ。ワシの娯楽の1つじゃからな。止めるわけがなかろう。止めたければ、あやつらを殺すしか無いぞ』
出来るなら、とっくに殺ってるわ。それはまあいい、何の用だ? 召喚の間の件か?
『召喚の間? あぁ、あれの事かの? まさか、全部を地下に埋めるとは思わなかったが、ダンジョンマスターからすれば、勇者の称号持ちは厄介だからの。その原因である場所を使えなくするのは、お主が生き残るためには最善の一手じゃろう。咎める理由はどこにもないのぅ』
じゃあ、何のようだ?
『なぁに、3つ目の神のダンジョンをクリアしたのだから、1つ伝えておかねばならん事があるのじゃ。近いうちに、あやつらの制限が一部解除される予定じゃ。解除されれば、お主に敵意がある奴等はあの手この手で攻めてくるから注意しておくことじゃな』
奴等が来るのか? 制限については聞いても答えるわけはないか? これだけは聞かせてくれ、神はどれ程の事が出来るんだ?
『どれ程か。そうじゃな、ダンマスの一部の能力を対価無しに使え、スキルに関してはユニークスキル以外は無制限と言った所じゃな』
不死とか、死んでも蘇るって事はあるのか?
『あるわけ無かろう。あやつらも魔物と同様にワシが作り出したモノじゃ。それに、お主は既に何人か殺しておるじゃろ? 勘のいいお主なら分かるはずじゃ』
作り出したモノ、か。前に予想していた内の1つが正解か……あいつらは、神という称号だか種族を与えられたにすぎない者だと言うことか?
『正解じゃ。せいぜいワシを楽しませておくれ。また話せる機会を楽しみにしておく。じゃあの』
神が襲ってくることは確定か。だけど、出来ることはこの世界の法則に縛られていると言うことだな。これはいい情報だ。最悪の想定をすれば、リバイアサンと戦うようなものか。
非常識ではあるが、殺って殺れない事はない! と言うことだな。
おそらくチビ神共も、創造神の爺を楽しませる1つのコマに過ぎないってことか。
俺はすぐにみんなを集め、今回の話と俺の推測を話す。そしてみんなにも改めて違う切り口がないか考えてもらった。
神は強敵だよな。そう言えばこの大陸に、レベルをカンストした魔物がいたよな? あいつも仲間に引き入れちまうか? ダンジョンにおとして、掌握してしまえばいいだけだしな。
念のため、綾乃やバザール、四大精霊に相談してみた。掌握で支配下におけるなら問題ないのでは? との事だった。
一応、グリエルとガリアにも相談してみたら、食い付き気味で「シュウ様の身の安全が高くなるのでしたら、是非とも引き込むべきです!」と、言いきられた。
娘たちやウルと遊ぶ合間に、ドッペルを乗せたバッハにエルダートレントのいる場所へ移動してもらった。
ウルは、人だと急に動いたり大きな声を聞くとビクビクするが、普通にしている分には、特にかまえたりすることは無くなっている。
そして娘たちだが、母親の近くにいることがか少なくなったな。3人とも「ウー姉、ウー姉」と呼んで、後を追いかけている。ウルもお姉ちゃんとして、3人の事を面倒見てくれている。
そう言えば、娘たち3人には専属のペット……ケットシーがいるが、自分にはいないと羨ましそうに3人のケットシーを見ていたと、ミリーから聞いたので、サプライズでウルにもケットシーをつけてあげると喜んでくれた。
ただ、少し気になることが、過去の事があるのか、強くなろうとしている傾向がみられる。4歳なのに武術を学びたい! と言ってミリーにお願いしたそうだ。
とはいえ、武器を使ってしまうと、成長を阻害してしまう可能性があるかもしれないので、体術と柔軟だけでいいならと言うことでウルに稽古をつけている。
娘たちは良く分かっていないが、母親に見守られながらウルを見て体を動かしている。時々「ファンチ! ファンチ!」と言って、スライムたちを殴っている……ニコに限って言えば、俺が本気で殴っても効かないのだが、お転婆になりすぎないといいな、と思ったり。
そして、エルダートレントの所へ到着したドッペルに意識を移す。
「おぉ……デカイな」
俺の言葉通り、とにかくデカイのだ。どれくらいかと言うと、木の幹が周囲200メートルはあるな。高さは1キロメートルはないが、7~800メートルはありそうだ。枝の範囲で言えば小さな街であれば覆い隠せるんじゃないか? と思うほど広範囲に広がっている。
「いくら大きくても、ダンジョンに落としてしまえばこちらのものだ!」
範囲を指定して、4キロメートル程下まで落とす。高さが1キロメートルもないのになぜ4キロメートルも落としたのかと言えば、根っこがヤバかったのだ。1番長い根っこでグネグネ曲がりながら地下1キロメートルよりも下まで伸びていた。
あれだけ落とせば、多少ダメージが入るかと思ったが、エルダートレントの木の根がショックを全て吸収してしまっていたため、全くの無傷だった。
だけど、もうダンジョンの中だ! 掌握で必要なDPは、リバイアサンの8割程だった。
DPの量で言えばリバイアサンの方が上だが、こいつはこいつで規格外なんだろうな。後で能力検証しないとな。
…………
『黙っとらんでなにか話さぬか』
いや~そう言われても、何も話すことなんて無いですからね。もっと言えば、助けてもらいたい時にあれでしたからね。むしろ、良く話しかけてこようと思いましたね?
不敬ではあるが、嘘を言うわけでも貶すわけでもない。ただ、事実だけを言うことにしたのだ。どうせ、神たちには良心の呵責なんてないし、創造神のじいさんはこの程度では怒らないはずだ。
『お主は本当に変わらんなぁ。ワシが怒るとはおもわんかったのか? とはいえ、確かにバカにされたわけでもない、事実を言っているだけだから、怒る理由はないのぅ。今回のお前さんの妻たちについては、反省している。今後、異世界の者を呼ぶ時以外には使えないようにした』
それでも喚ぶことは止めないのな。
『それはそうじゃ。ワシの娯楽の1つじゃからな。止めるわけがなかろう。止めたければ、あやつらを殺すしか無いぞ』
出来るなら、とっくに殺ってるわ。それはまあいい、何の用だ? 召喚の間の件か?
『召喚の間? あぁ、あれの事かの? まさか、全部を地下に埋めるとは思わなかったが、ダンジョンマスターからすれば、勇者の称号持ちは厄介だからの。その原因である場所を使えなくするのは、お主が生き残るためには最善の一手じゃろう。咎める理由はどこにもないのぅ』
じゃあ、何のようだ?
『なぁに、3つ目の神のダンジョンをクリアしたのだから、1つ伝えておかねばならん事があるのじゃ。近いうちに、あやつらの制限が一部解除される予定じゃ。解除されれば、お主に敵意がある奴等はあの手この手で攻めてくるから注意しておくことじゃな』
奴等が来るのか? 制限については聞いても答えるわけはないか? これだけは聞かせてくれ、神はどれ程の事が出来るんだ?
『どれ程か。そうじゃな、ダンマスの一部の能力を対価無しに使え、スキルに関してはユニークスキル以外は無制限と言った所じゃな』
不死とか、死んでも蘇るって事はあるのか?
『あるわけ無かろう。あやつらも魔物と同様にワシが作り出したモノじゃ。それに、お主は既に何人か殺しておるじゃろ? 勘のいいお主なら分かるはずじゃ』
作り出したモノ、か。前に予想していた内の1つが正解か……あいつらは、神という称号だか種族を与えられたにすぎない者だと言うことか?
『正解じゃ。せいぜいワシを楽しませておくれ。また話せる機会を楽しみにしておく。じゃあの』
神が襲ってくることは確定か。だけど、出来ることはこの世界の法則に縛られていると言うことだな。これはいい情報だ。最悪の想定をすれば、リバイアサンと戦うようなものか。
非常識ではあるが、殺って殺れない事はない! と言うことだな。
おそらくチビ神共も、創造神の爺を楽しませる1つのコマに過ぎないってことか。
俺はすぐにみんなを集め、今回の話と俺の推測を話す。そしてみんなにも改めて違う切り口がないか考えてもらった。
神は強敵だよな。そう言えばこの大陸に、レベルをカンストした魔物がいたよな? あいつも仲間に引き入れちまうか? ダンジョンにおとして、掌握してしまえばいいだけだしな。
念のため、綾乃やバザール、四大精霊に相談してみた。掌握で支配下におけるなら問題ないのでは? との事だった。
一応、グリエルとガリアにも相談してみたら、食い付き気味で「シュウ様の身の安全が高くなるのでしたら、是非とも引き込むべきです!」と、言いきられた。
娘たちやウルと遊ぶ合間に、ドッペルを乗せたバッハにエルダートレントのいる場所へ移動してもらった。
ウルは、人だと急に動いたり大きな声を聞くとビクビクするが、普通にしている分には、特にかまえたりすることは無くなっている。
そして娘たちだが、母親の近くにいることがか少なくなったな。3人とも「ウー姉、ウー姉」と呼んで、後を追いかけている。ウルもお姉ちゃんとして、3人の事を面倒見てくれている。
そう言えば、娘たち3人には専属のペット……ケットシーがいるが、自分にはいないと羨ましそうに3人のケットシーを見ていたと、ミリーから聞いたので、サプライズでウルにもケットシーをつけてあげると喜んでくれた。
ただ、少し気になることが、過去の事があるのか、強くなろうとしている傾向がみられる。4歳なのに武術を学びたい! と言ってミリーにお願いしたそうだ。
とはいえ、武器を使ってしまうと、成長を阻害してしまう可能性があるかもしれないので、体術と柔軟だけでいいならと言うことでウルに稽古をつけている。
娘たちは良く分かっていないが、母親に見守られながらウルを見て体を動かしている。時々「ファンチ! ファンチ!」と言って、スライムたちを殴っている……ニコに限って言えば、俺が本気で殴っても効かないのだが、お転婆になりすぎないといいな、と思ったり。
そして、エルダートレントの所へ到着したドッペルに意識を移す。
「おぉ……デカイな」
俺の言葉通り、とにかくデカイのだ。どれくらいかと言うと、木の幹が周囲200メートルはあるな。高さは1キロメートルはないが、7~800メートルはありそうだ。枝の範囲で言えば小さな街であれば覆い隠せるんじゃないか? と思うほど広範囲に広がっている。
「いくら大きくても、ダンジョンに落としてしまえばこちらのものだ!」
範囲を指定して、4キロメートル程下まで落とす。高さが1キロメートルもないのになぜ4キロメートルも落としたのかと言えば、根っこがヤバかったのだ。1番長い根っこでグネグネ曲がりながら地下1キロメートルよりも下まで伸びていた。
あれだけ落とせば、多少ダメージが入るかと思ったが、エルダートレントの木の根がショックを全て吸収してしまっていたため、全くの無傷だった。
だけど、もうダンジョンの中だ! 掌握で必要なDPは、リバイアサンの8割程だった。
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