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第1309話 どうなっている?
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「ん~」
神に喧嘩を売ってから2ヶ月が経った。俺は今日も新しく作った監視部屋で唸っている。
「ご主人様、いい加減ウザいですよ」
スプリガンに注意を受けてしまった。ここ最近、これが日課になりつつあるけど、スプリガンは呆れながらも付き合ってくれている。
「だってさ、仮にも神様だよ? それも俺の事を目の敵にしている神がいて、挑発されても現れないなんて、唸りたくもなるって!」
「それは重々承知していますが、毎日やられるとウザいです」
このやり取りが大体1週間続いている。さすがにスプリガンも笑顔でキレそうなので、賄賂を贈っておこう。
「ごめんなさい。そだ、いつも頑張ってくれているみんなに、いい物を準備して来てあるから今日のおやつの時にでも食べてよ」
そう言って取り出したのは、日本にいる時には何でこんな高いチョコが売っているんだろう? と思ったものだ。母親から1粒もらって食べた事はあるけど、確かに美味かったよ? 美味かったけど、1粒1000円ってなんだよ!
それなら、キット〇ットとかトッ〇で十分なんだけど! 世の中のマダムはなぜあんな高い物を食べるのだろうか? 俺には分からん。だけど、スプリガンの皆さんは、これが好きなのでご機嫌取りに時々送っている。DPで召喚するから、いくらでも大丈夫なのだ!
個人的にはそこまでこだわりがないチョコでも、女性? 女子? の皆さんからすると違うみたいなんだよね。ブラウニーたちも原材料から頑張ってはいるけど、思うようにいっていないらしい。
ブラウニーは、何でもかんでも手を出し過ぎ感があるから、作る物を決めて分担したら? って言ってみたら、すべてを極めるんです! って言われたよ。
キャパオーバーしないか心配である。本人たちがやりたいと言っているので、無理のないようにサポートだけはしている……シルキーたちがね!
俺はスプリガンの皆にあげたゴディ〇のチョコではなく、コンビニで100円位で売っている森〇製菓の白いダー〇を食べている。ロッ〇のホワイトクラン〇ーと迷ったが、こちらにしている。
ちなみに今の時間は15時30分くらいだ。おやつの時間を少し過ぎているが、糖分補給のためポリポリと食べている。
ユグドラシルの枝の実験が終わってからも、神への対策を進めているが一向に変わらないこの状況。こちらから神界の様子が分からないので、下手に気は抜けないのである。
今、俺の近くには、ユグドラシルの分体がいる。どうやら、俺から漏れ出している魔力を吸収しているみたいだ。うちには、高レベルの人間が多数いるのでユグドラシルの成長が偉い事になっているんだよね。
余りにも大きくなりそうなので、今は成長を押さえて貯め込んでいるらしい。正直移植を考えないといけないかもしれないと思っている。
ユグドラシルの話では、樹海内であればパスが通じているから分体を何処にでも呼び出せるらしい。
それならいっそのこと、ワイバーン家族の住んでいる樹海中央にある山の天辺に移植するか? あそこにはダンジョンもあるけど、そこまで大きくないから根を張る分には問題ないかな? と考えている。
それはさておき、神の動向はどうなっているのだろう? チビ神に聞いてもルール違反になるから話せないとか言うし、本当に困ったものである。
妻たちや高レベルのディストピア関係者には、全員にグレイプニルを渡しているが本当に通用するか心配である。チビ神の話しぶりを聞くに、神にも通用する道具であるとは思うが、実際に使用してみるまでは本当か嘘か判断できないからな。
そう言えば、フェンリルのガロウとオウカが帰って来た。2匹ともどんでもない成長を遂げていた。俺がこの世界に来て初めて戦ったSランクの魔物フェンリル。
おそらく推定Lvは500いかないくらいだと思うが、この2匹Lv783とLv736と、あり得ない成長を遂げていた。
話を聞けば、ガロウはオウカにいい所を見せるために頑張り、オウカはそれに触発され頑張り、このループでずっと狩りを続けていたらしい。
特にフェンリルは、特別な能力は無く純粋に身体能力の高さからSランク指定されている魔物である。それが、Lv700を超えているのだ。正直俺も肉弾戦では倒せる気がしない。家で一番のシュリより、力も素早さも3割位上だからな。
そんなフェンリルたちだが、クロやギンみたいに俺にのしかかって顔を舐めてくる。召喚した時が生まれた瞬間なら、この2匹は、従魔たちの中でも若い方になるからな、甘えたい盛りなのだろう。
既にクロやギンより大きく、体長4メートルを越えている。初めて遭遇したフェンリルよりはまだ小さいが、娘たちなら丸のみ出来る位にはデカい。
それなのにウルを含めた娘たちは、怖いもの知らずでフェンリルたちに突撃して一緒に遊んでいる。2匹は賢いので怪我をさせないように一緒に遊んでくれているが、体のサイズがでかいからな、少し心配になってくる。
ダマたちに頼んで小さくなる方法を教えてもらっているが、まだ生まれたばかりに近いので、いつ覚えられるか分からないってさ。
それでも、戦力が増えたのは嬉しい限りだ。神喰いのフェンリル……戦力になってくれるよな? そういえば、じっちゃんに頼んでいたこいつら用の装備がそろそろできるんだったっけ? 今度確認しに行こう。
前にバランスブレイカーが世界に2~4匹程いるとか言ってたっけ? リバイアサンがそれなのは聞いているけど、他にはどいつがバランスブレイカーなんだ?
バハムートは違うだろうし、エルダートレントも違うよな? 検索してもひっかからないってことは、掌握範囲にいないのかな? それとも、認識できていない? でもでも、リバイアサンは認識できていたから、違うよな。
もしバランスブレイカーが神の手に落ちたら、結構な被害を被るかもしれないな。大丈夫だろうか?
考え事をしていたら、服を引っ張られる感覚がして、そちらを向くとユグドラシルの分体がいた。
『何か来た』
3D表示されている樹海の一部を指さしてそう伝えて来た。
監視室に緊張が走る。
神に喧嘩を売ってから2ヶ月が経った。俺は今日も新しく作った監視部屋で唸っている。
「ご主人様、いい加減ウザいですよ」
スプリガンに注意を受けてしまった。ここ最近、これが日課になりつつあるけど、スプリガンは呆れながらも付き合ってくれている。
「だってさ、仮にも神様だよ? それも俺の事を目の敵にしている神がいて、挑発されても現れないなんて、唸りたくもなるって!」
「それは重々承知していますが、毎日やられるとウザいです」
このやり取りが大体1週間続いている。さすがにスプリガンも笑顔でキレそうなので、賄賂を贈っておこう。
「ごめんなさい。そだ、いつも頑張ってくれているみんなに、いい物を準備して来てあるから今日のおやつの時にでも食べてよ」
そう言って取り出したのは、日本にいる時には何でこんな高いチョコが売っているんだろう? と思ったものだ。母親から1粒もらって食べた事はあるけど、確かに美味かったよ? 美味かったけど、1粒1000円ってなんだよ!
それなら、キット〇ットとかトッ〇で十分なんだけど! 世の中のマダムはなぜあんな高い物を食べるのだろうか? 俺には分からん。だけど、スプリガンの皆さんは、これが好きなのでご機嫌取りに時々送っている。DPで召喚するから、いくらでも大丈夫なのだ!
個人的にはそこまでこだわりがないチョコでも、女性? 女子? の皆さんからすると違うみたいなんだよね。ブラウニーたちも原材料から頑張ってはいるけど、思うようにいっていないらしい。
ブラウニーは、何でもかんでも手を出し過ぎ感があるから、作る物を決めて分担したら? って言ってみたら、すべてを極めるんです! って言われたよ。
キャパオーバーしないか心配である。本人たちがやりたいと言っているので、無理のないようにサポートだけはしている……シルキーたちがね!
俺はスプリガンの皆にあげたゴディ〇のチョコではなく、コンビニで100円位で売っている森〇製菓の白いダー〇を食べている。ロッ〇のホワイトクラン〇ーと迷ったが、こちらにしている。
ちなみに今の時間は15時30分くらいだ。おやつの時間を少し過ぎているが、糖分補給のためポリポリと食べている。
ユグドラシルの枝の実験が終わってからも、神への対策を進めているが一向に変わらないこの状況。こちらから神界の様子が分からないので、下手に気は抜けないのである。
今、俺の近くには、ユグドラシルの分体がいる。どうやら、俺から漏れ出している魔力を吸収しているみたいだ。うちには、高レベルの人間が多数いるのでユグドラシルの成長が偉い事になっているんだよね。
余りにも大きくなりそうなので、今は成長を押さえて貯め込んでいるらしい。正直移植を考えないといけないかもしれないと思っている。
ユグドラシルの話では、樹海内であればパスが通じているから分体を何処にでも呼び出せるらしい。
それならいっそのこと、ワイバーン家族の住んでいる樹海中央にある山の天辺に移植するか? あそこにはダンジョンもあるけど、そこまで大きくないから根を張る分には問題ないかな? と考えている。
それはさておき、神の動向はどうなっているのだろう? チビ神に聞いてもルール違反になるから話せないとか言うし、本当に困ったものである。
妻たちや高レベルのディストピア関係者には、全員にグレイプニルを渡しているが本当に通用するか心配である。チビ神の話しぶりを聞くに、神にも通用する道具であるとは思うが、実際に使用してみるまでは本当か嘘か判断できないからな。
そう言えば、フェンリルのガロウとオウカが帰って来た。2匹ともどんでもない成長を遂げていた。俺がこの世界に来て初めて戦ったSランクの魔物フェンリル。
おそらく推定Lvは500いかないくらいだと思うが、この2匹Lv783とLv736と、あり得ない成長を遂げていた。
話を聞けば、ガロウはオウカにいい所を見せるために頑張り、オウカはそれに触発され頑張り、このループでずっと狩りを続けていたらしい。
特にフェンリルは、特別な能力は無く純粋に身体能力の高さからSランク指定されている魔物である。それが、Lv700を超えているのだ。正直俺も肉弾戦では倒せる気がしない。家で一番のシュリより、力も素早さも3割位上だからな。
そんなフェンリルたちだが、クロやギンみたいに俺にのしかかって顔を舐めてくる。召喚した時が生まれた瞬間なら、この2匹は、従魔たちの中でも若い方になるからな、甘えたい盛りなのだろう。
既にクロやギンより大きく、体長4メートルを越えている。初めて遭遇したフェンリルよりはまだ小さいが、娘たちなら丸のみ出来る位にはデカい。
それなのにウルを含めた娘たちは、怖いもの知らずでフェンリルたちに突撃して一緒に遊んでいる。2匹は賢いので怪我をさせないように一緒に遊んでくれているが、体のサイズがでかいからな、少し心配になってくる。
ダマたちに頼んで小さくなる方法を教えてもらっているが、まだ生まれたばかりに近いので、いつ覚えられるか分からないってさ。
それでも、戦力が増えたのは嬉しい限りだ。神喰いのフェンリル……戦力になってくれるよな? そういえば、じっちゃんに頼んでいたこいつら用の装備がそろそろできるんだったっけ? 今度確認しに行こう。
前にバランスブレイカーが世界に2~4匹程いるとか言ってたっけ? リバイアサンがそれなのは聞いているけど、他にはどいつがバランスブレイカーなんだ?
バハムートは違うだろうし、エルダートレントも違うよな? 検索してもひっかからないってことは、掌握範囲にいないのかな? それとも、認識できていない? でもでも、リバイアサンは認識できていたから、違うよな。
もしバランスブレイカーが神の手に落ちたら、結構な被害を被るかもしれないな。大丈夫だろうか?
考え事をしていたら、服を引っ張られる感覚がして、そちらを向くとユグドラシルの分体がいた。
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監視室に緊張が走る。
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