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第1324話 娘たちの騎獣?
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昨日は監視業務で交代交代で寝ていたため、少し寝不足である。
続けてみたが特に変化も無く、朝になっても移動する気配がなかったので、一旦通常通りの監視体制に戻った。
眠気に勝てなかったので、昼寝でもしようと思いユグドラシルになった世界樹の木漏れ日の下で寝る準備をする。
スライムベッドもいいのだが、今回はビーズクッションにした。久しぶりに行ったあの部屋で体験したあのクッションが、いい感じに俺の心をつかんでしまったのだ。
決してスライムが嫌いになったわけでは無い。もっと言うなら、スライムも呼んで一緒にビーズクッションに埋もれるつもりだ。
ニコに言って暇なスライムを連れて来るようにお願いもしている。売っていないサイズのビーズクッションでも、DPによる魔改造であれば簡単に準備できる。スライムだけなら、1つで30匹が乗ってもまだ余裕のあるサイズのビーズクッションも召喚しているぞ!
ビーズクッションを並べていると、ニコたちスライムの気配がした。結構大勢来たな。軽く200匹くらいは来ている気がする。それでも大丈夫! 後3倍来ても問題ない位には、準備しているからな!
スライムの他に、コソコソと移動している4人の気配がする。反応の大きさから言って、誰なのか分かっているがここはあえて気付かないふりをする。
スライムをビーズクッションの上に投げてやると、喜ぶように全身を高速でプルプルしている個体がいるな。
コソコソ近付いてきている小さな気配、俺にバレていないと思っているのか、大胆にも距離を詰めて来た。
後ろを振り返ってバレているというのを伝えてもいいが、さすがにそれは面白くないな。ニコに耳打ちをして、この後やりたい事を伝え協力をしてもらう。
「アチョォォォッ!!」
気合の入った掛け声とともに飛び蹴りをしてきたウル。俺はそれをしっかりと把握していたので、振り向きウルの体に負担にならないように捕まえ、放り投げる。
普段なら絶対にしないが、ビーズクッションとニコたちスライムの協力を得ているからできる事だ。
まぁまぁ高く飛んだウルは慌てていたが、飛んでいく方向にニコがいる事を確認して安心したように体の力を抜いた。マジか! ニコを確認した事もすごいけど、ニコを発見したからって力を抜くなんて、普通出来る事じゃないだろ!
しかも余裕がある感じで「ニコ、いつもみたいに受け止めてね!」とか言っちゃってるし! ニコが聞き訳が良かったのって、いつもやってるからだったのか?
無事にニコの体に着地したウルは、そのままニコに抱き着いていた。結構余裕だな。
「「「とーたん! ウー姉と同じ事したい!」」」
うっ、4歳で身体能力の高いウルならまだいいんだけど、まだ2歳にもなっていない娘たちにやっても大丈夫なのだろうか? でも、3人のウルウルした目に見られると、ウル程は高く出来ないけど、やってあげよう。
そう思い1人ずつ俺の顔の高さまでで、軽く投げてあげる。
予想以上に面白かったのか、何度もねだられてしまい寝る予定がズレてしまった。
はしゃぎ過ぎて疲れた4人は、俺が寝る前にビーズクッション+スライム+ケットシーに囲まれてスヤスヤ寝ていた。俺も寝よっと。大きなビーズクッションに身を埋める。
目が覚めると、なんか体の上に乗っている。
やはり娘たちだ。ウルも含めみんなが俺の事を枕にするか抱き着いて寝ている。うむうむ、好かれているようで嬉しい限りだ。
時計に目をやると、もうすぐ昼食の時間だ。
4人の鼻を摘まんで起こしてみた。そうすると、ポカポカと4人に叩かれたがそんな様子の皆も可愛いな。やられるふりをしてニコやスライムに援軍を求めた。
そして失敗した。ウルの一言で敵にまわってしまったのだ。
「ニコ、一緒に攻撃して!」
その一言でスライムが娘たちの味方にまわってしまったのだ。そして、
弾丸のようにニコが飛んできた。
やりすぎだろ! 慌てて体をニコの方へ向け、バレーのレシーブのようにニコの体を両腕で受け止め、真上に全力ではじいた。
50メートル位上にある木の枝に余裕で届き、その枝にへばりついたのが見えた。悪寒がしたのでそっちへ振り向くと、スライムが並んでいた。しまった!
結局ここで一緒に寝ていたスライムが全員ニコの真似をして俺に突っ込んできたのだ。それを真上にはじく事になってしまった。
そして娘たちよ。お前たちはダメだ。あそこまで飛ばすなんてことは出来ない! ニコたちばっかりズルいとか言わないの! こっちだって大変だったんだからな! あんまり聞き分けが無いと、シルキーたちにお説教してもらうぞ?
それを聞いたウルたちは、すぐに聞き分けが良くなった。
ここへきてまだあまり時間が経っていないウルですら、シルキーのお説教がどれだけ大変なのかしっかりと理解しているようだ。
娘たち3人を無理くり抱っこして、ウルを肩車してから食堂へ向かう。
そういえば、ウルがここに馴染んでから母親組が、娘たちに付きっきりじゃなくなってきたな。うちには優秀なベビーシッターのケットシーもスライムもいるし、従魔もみんな娘たちの事を溺愛しているから問題ないと判断したのかな?
その代わり、行動がアクティブになりすぎている気がするけど、問題のある行動をとれば止められるし怒られるから大丈夫なのかな?
それ以上に好奇心が旺盛なので、従魔がハラハラドキドキしているかもな。
ん? 食堂に向かっていると、急に下ろしてほしいと言われたため、どうしたのかと思ったら、
4人が急にスライムに乗り始めた。スライムナイトか? 某国民的RPGに出てくる敵みたいに、スライムに乗って食堂へ向かってしまった。そうすると、ニコが空いた頭の上に鎮座した、重いぞ。
食堂へ着くと、娘たちは猫に餌をあげていた。
あ~先に行って、猫たちの餌をあげていたのか。別に急ぐ事ではないが、しっかりと面倒を見ないと注意されるので、しっかりと自分の役割を果たしているようだな。
こらこら、食事をしている猫を撫でて邪魔しないの。ほら行くよ。
4人を定位置に座らせて、集まって来た妻たちと一緒に食事を楽しんだ。
続けてみたが特に変化も無く、朝になっても移動する気配がなかったので、一旦通常通りの監視体制に戻った。
眠気に勝てなかったので、昼寝でもしようと思いユグドラシルになった世界樹の木漏れ日の下で寝る準備をする。
スライムベッドもいいのだが、今回はビーズクッションにした。久しぶりに行ったあの部屋で体験したあのクッションが、いい感じに俺の心をつかんでしまったのだ。
決してスライムが嫌いになったわけでは無い。もっと言うなら、スライムも呼んで一緒にビーズクッションに埋もれるつもりだ。
ニコに言って暇なスライムを連れて来るようにお願いもしている。売っていないサイズのビーズクッションでも、DPによる魔改造であれば簡単に準備できる。スライムだけなら、1つで30匹が乗ってもまだ余裕のあるサイズのビーズクッションも召喚しているぞ!
ビーズクッションを並べていると、ニコたちスライムの気配がした。結構大勢来たな。軽く200匹くらいは来ている気がする。それでも大丈夫! 後3倍来ても問題ない位には、準備しているからな!
スライムの他に、コソコソと移動している4人の気配がする。反応の大きさから言って、誰なのか分かっているがここはあえて気付かないふりをする。
スライムをビーズクッションの上に投げてやると、喜ぶように全身を高速でプルプルしている個体がいるな。
コソコソ近付いてきている小さな気配、俺にバレていないと思っているのか、大胆にも距離を詰めて来た。
後ろを振り返ってバレているというのを伝えてもいいが、さすがにそれは面白くないな。ニコに耳打ちをして、この後やりたい事を伝え協力をしてもらう。
「アチョォォォッ!!」
気合の入った掛け声とともに飛び蹴りをしてきたウル。俺はそれをしっかりと把握していたので、振り向きウルの体に負担にならないように捕まえ、放り投げる。
普段なら絶対にしないが、ビーズクッションとニコたちスライムの協力を得ているからできる事だ。
まぁまぁ高く飛んだウルは慌てていたが、飛んでいく方向にニコがいる事を確認して安心したように体の力を抜いた。マジか! ニコを確認した事もすごいけど、ニコを発見したからって力を抜くなんて、普通出来る事じゃないだろ!
しかも余裕がある感じで「ニコ、いつもみたいに受け止めてね!」とか言っちゃってるし! ニコが聞き訳が良かったのって、いつもやってるからだったのか?
無事にニコの体に着地したウルは、そのままニコに抱き着いていた。結構余裕だな。
「「「とーたん! ウー姉と同じ事したい!」」」
うっ、4歳で身体能力の高いウルならまだいいんだけど、まだ2歳にもなっていない娘たちにやっても大丈夫なのだろうか? でも、3人のウルウルした目に見られると、ウル程は高く出来ないけど、やってあげよう。
そう思い1人ずつ俺の顔の高さまでで、軽く投げてあげる。
予想以上に面白かったのか、何度もねだられてしまい寝る予定がズレてしまった。
はしゃぎ過ぎて疲れた4人は、俺が寝る前にビーズクッション+スライム+ケットシーに囲まれてスヤスヤ寝ていた。俺も寝よっと。大きなビーズクッションに身を埋める。
目が覚めると、なんか体の上に乗っている。
やはり娘たちだ。ウルも含めみんなが俺の事を枕にするか抱き着いて寝ている。うむうむ、好かれているようで嬉しい限りだ。
時計に目をやると、もうすぐ昼食の時間だ。
4人の鼻を摘まんで起こしてみた。そうすると、ポカポカと4人に叩かれたがそんな様子の皆も可愛いな。やられるふりをしてニコやスライムに援軍を求めた。
そして失敗した。ウルの一言で敵にまわってしまったのだ。
「ニコ、一緒に攻撃して!」
その一言でスライムが娘たちの味方にまわってしまったのだ。そして、
弾丸のようにニコが飛んできた。
やりすぎだろ! 慌てて体をニコの方へ向け、バレーのレシーブのようにニコの体を両腕で受け止め、真上に全力ではじいた。
50メートル位上にある木の枝に余裕で届き、その枝にへばりついたのが見えた。悪寒がしたのでそっちへ振り向くと、スライムが並んでいた。しまった!
結局ここで一緒に寝ていたスライムが全員ニコの真似をして俺に突っ込んできたのだ。それを真上にはじく事になってしまった。
そして娘たちよ。お前たちはダメだ。あそこまで飛ばすなんてことは出来ない! ニコたちばっかりズルいとか言わないの! こっちだって大変だったんだからな! あんまり聞き分けが無いと、シルキーたちにお説教してもらうぞ?
それを聞いたウルたちは、すぐに聞き分けが良くなった。
ここへきてまだあまり時間が経っていないウルですら、シルキーのお説教がどれだけ大変なのかしっかりと理解しているようだ。
娘たち3人を無理くり抱っこして、ウルを肩車してから食堂へ向かう。
そういえば、ウルがここに馴染んでから母親組が、娘たちに付きっきりじゃなくなってきたな。うちには優秀なベビーシッターのケットシーもスライムもいるし、従魔もみんな娘たちの事を溺愛しているから問題ないと判断したのかな?
その代わり、行動がアクティブになりすぎている気がするけど、問題のある行動をとれば止められるし怒られるから大丈夫なのかな?
それ以上に好奇心が旺盛なので、従魔がハラハラドキドキしているかもな。
ん? 食堂に向かっていると、急に下ろしてほしいと言われたため、どうしたのかと思ったら、
4人が急にスライムに乗り始めた。スライムナイトか? 某国民的RPGに出てくる敵みたいに、スライムに乗って食堂へ向かってしまった。そうすると、ニコが空いた頭の上に鎮座した、重いぞ。
食堂へ着くと、娘たちは猫に餌をあげていた。
あ~先に行って、猫たちの餌をあげていたのか。別に急ぐ事ではないが、しっかりと面倒を見ないと注意されるので、しっかりと自分の役割を果たしているようだな。
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