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第1383話 1人目の名前決定
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ピーチが眠ってしまったので、娘たちと眠っていた部屋に戻ってきている。
娘たちは興奮して寝れない様なので、俺は相手をしながら難題に挑んでいる。
与えられた難題とは、ピーチの子の名前についてだ。ピーチが寝る前に「名前考えて下さいね」と言っていたので、真剣に考えているのだ。急ぐ必要は無いって言っていたが、期待にはそえる名前を考えたいと思っている。
かれこれ2時間程考えているのだ。
その間に「う~~ん」とか「む~~」とか言っていたら、娘たちも俺を真似して「う~~ん」とか「む~~」と言って、一緒に考えてくれているようだ。まぁ真似を楽しんでいるだけで、一緒に考えてくれているわけではないのだが、その姿を見るだけでも和む。
赤ちゃんが生まれて興奮していた娘たちだが、再び睡魔が襲ってきたようでタパリとベッドに倒れて眠ってしまった。スライムたちが倒れた先に待機していたので、優しく包み込んでくれていた。
突発的に眠ってしまったのに、寝てすぐにウルたち4人は団子状態になってスヤスヤと眠り始めた。
「それにしても仲がいいな。寝てるはずなのに近くにいないと不安なのか、最終的にはみんなが抱き合って、くっついて寝るんだから不思議だよな」
思わず思ったことを口にして4人の頭を撫でていた。
さて、ピーチの子の名前か。女の子だし可愛い感じがいいよな。それに母親のピーチに関連している方がいいか……ミリーとミーシャみたいに頭の文字をそろえるか? それともカエデとスミレみたいに関連するものがいいか? リンドとブルムは、あれは伝説上の生き物だからな別枠か。
カエデとスミレ方式がしっくりくると思うんだけど、果物でそろえても何かピンとこないんだよな。
う~~む。どうしたものか?
ピーチ……ピーチ……ピーチ……日本語でモモか。小さいピーチ? 小さいモモ? スモモって確か見た目は小さいモモじゃなかったっけ? スモモちゃん? ん~何かそれは違うな。スモモって外国の言葉で何て言ったっけ? えっと……プラム?
ん? プラムちゃん……良いんじゃないか? ピーチにプラム。関連している名前だし可愛いな!
ここにたどり着くまでに3時間程費やした。もう陽が昇る時間なのだが、睡魔に襲われて俺もベッドの上に倒れた。
お腹や胸に感じる重さで目が覚めた。これはウルたちが俺の体の上に乗って起こしてくれているのだろう。でもまだ頭が動いていない。2~3時間くらいしか寝れていないのではないだろうか?
重く感じる頭を無理やり回転させて体を起こす。
「「「とーたん、起きて!」」」
「お父さん、起きて下さい!」
おっと!? ウルがお父さんと言って起こすのを、手伝っているのは珍しくないか? 最近呼ぶようになってくれたけど、寝起きできくのは初めてなような? そうでないような?
ガバッと体を起こすと、
「「「わわわわわっ!?」」」
胸の上にいたミーシャたち3人が、急に起きた俺から落ちて声をあげた。こんな所でもシンクロするのな。
急に起きて体の上から落とされたミーシャたちは、体勢を立て直してからポコポコと俺のことを叩き始めた。怒っていますよ! と言わんばかりに口を膨らませて抗議をしてきた。
そんな様子でも本気でないことは分かっているので、俺の反撃は……3人とも抱き上げて顔をスリスリしてみた。キャーとかくすぐったいとか言っているが、離れようとはせずに反対に抱き着いて来てくれる。感無量である。
そしてちょっと離れた位置で見ていたウルは少し寂しそう。分かってるよ! なのでミーシャたちと戯れているが小声で「ウルも一緒に」と言うと、俺のしたい事を察してくれた。よくできた娘たちである。
俺は少しずつ体勢を変えていきウルを射程圏内に収めた。今だ!
俺の腕の中にウルを含めた4人が収まる。
「とーたん、もっとギュッとして!」
「ギュー」
「ウー姉も一緒に!」
少し戸惑っているウルをスルーして、4人の頬に軽くチュッっとする。実際には唇をつけていないんだけどね。外国人があいさつでやることのあるあれだ。
ミーシャたちは「おかえし」と言って唇を頬につけたチューをしてくれる。ウルは照れながら俺と同じように、唇をつけないタイプで返してくれた。
「よしっ! 目が覚めたから、って今何時だ? 9時前か。みんなはご飯食べたかな?」
まだーと返事が返って来たので、食事のとれる部屋に向かった。
おぉ! どうやらビュッフェ形式の食事を準備してくれている。さすがに食堂の時よりは品目は少ないが、それでも30種類以上は並んでいる。
ガッツリ食べたい気分なので、自分で取りに行くと偏ってしまう。そのため、4人と同じようにブラウニーに、お任せでとってきてもらう事にした。
ご飯よりパンの気分で多めに食べたいという注文をすると、それに合った物を盛り付けて運んできてくれた。
トーストにマヨネーズを塗って、レタスをこんもり、その上にベーコンの層を作って、スクランブルエッグとマヨネーズを和えた物を乗せる。ハイカロリートーストの完成である。パンの厚みの5倍くらいは高さがあるトーストにかぶりつく。
同じテーブルの娘たちを見ると、ブラウニーたちにお願いして作ってもらい、小さいトーストにかぶりついていた。ウルの頬の近くにマヨネーズが付いていたのでとってあげると、ミーシャたちがわざと頬にマヨネーズをつけていた。
3人のもとってあげたが、食べ物で遊んではいけないと注意しておく。俺が注意しないと、横にいたブラウニーにこっぴどく怒られるからな。反省している娘たちの頭を撫で食事をとるように促す。
俺は食べ終えたが娘たちは小さな口で一生懸命食べており、まだ食事が終わっていなかった。モキュモキュと効果音が聞こえてきそうな姿を見ながら、ミルクティーを飲んでいるとピーチが部屋に入って来た。
昨日出産後にすぐに動けていたので、不思議には思わなかった。ピーチの子は恐らく寝ているのだろう。いきなりの破水から出産だったので、食事を食べれていなかったピーチは、普段の5割増しで食事を食べている。隣でシュリがその3倍は食べているので、ピーチの食事量が少なく見えるマジックだ。
落ち着いた所で食堂にいたみんなに、ピーチの娘の名前をプラムにしたと相談した。名前の由来を聞かれて、そのままピーチの子、小さいモモ、だからプラム……みたいな感じで説明すると、納得してもらえピーチは名前の由来に喜んでいた。
娘たちは興奮して寝れない様なので、俺は相手をしながら難題に挑んでいる。
与えられた難題とは、ピーチの子の名前についてだ。ピーチが寝る前に「名前考えて下さいね」と言っていたので、真剣に考えているのだ。急ぐ必要は無いって言っていたが、期待にはそえる名前を考えたいと思っている。
かれこれ2時間程考えているのだ。
その間に「う~~ん」とか「む~~」とか言っていたら、娘たちも俺を真似して「う~~ん」とか「む~~」と言って、一緒に考えてくれているようだ。まぁ真似を楽しんでいるだけで、一緒に考えてくれているわけではないのだが、その姿を見るだけでも和む。
赤ちゃんが生まれて興奮していた娘たちだが、再び睡魔が襲ってきたようでタパリとベッドに倒れて眠ってしまった。スライムたちが倒れた先に待機していたので、優しく包み込んでくれていた。
突発的に眠ってしまったのに、寝てすぐにウルたち4人は団子状態になってスヤスヤと眠り始めた。
「それにしても仲がいいな。寝てるはずなのに近くにいないと不安なのか、最終的にはみんなが抱き合って、くっついて寝るんだから不思議だよな」
思わず思ったことを口にして4人の頭を撫でていた。
さて、ピーチの子の名前か。女の子だし可愛い感じがいいよな。それに母親のピーチに関連している方がいいか……ミリーとミーシャみたいに頭の文字をそろえるか? それともカエデとスミレみたいに関連するものがいいか? リンドとブルムは、あれは伝説上の生き物だからな別枠か。
カエデとスミレ方式がしっくりくると思うんだけど、果物でそろえても何かピンとこないんだよな。
う~~む。どうしたものか?
ピーチ……ピーチ……ピーチ……日本語でモモか。小さいピーチ? 小さいモモ? スモモって確か見た目は小さいモモじゃなかったっけ? スモモちゃん? ん~何かそれは違うな。スモモって外国の言葉で何て言ったっけ? えっと……プラム?
ん? プラムちゃん……良いんじゃないか? ピーチにプラム。関連している名前だし可愛いな!
ここにたどり着くまでに3時間程費やした。もう陽が昇る時間なのだが、睡魔に襲われて俺もベッドの上に倒れた。
お腹や胸に感じる重さで目が覚めた。これはウルたちが俺の体の上に乗って起こしてくれているのだろう。でもまだ頭が動いていない。2~3時間くらいしか寝れていないのではないだろうか?
重く感じる頭を無理やり回転させて体を起こす。
「「「とーたん、起きて!」」」
「お父さん、起きて下さい!」
おっと!? ウルがお父さんと言って起こすのを、手伝っているのは珍しくないか? 最近呼ぶようになってくれたけど、寝起きできくのは初めてなような? そうでないような?
ガバッと体を起こすと、
「「「わわわわわっ!?」」」
胸の上にいたミーシャたち3人が、急に起きた俺から落ちて声をあげた。こんな所でもシンクロするのな。
急に起きて体の上から落とされたミーシャたちは、体勢を立て直してからポコポコと俺のことを叩き始めた。怒っていますよ! と言わんばかりに口を膨らませて抗議をしてきた。
そんな様子でも本気でないことは分かっているので、俺の反撃は……3人とも抱き上げて顔をスリスリしてみた。キャーとかくすぐったいとか言っているが、離れようとはせずに反対に抱き着いて来てくれる。感無量である。
そしてちょっと離れた位置で見ていたウルは少し寂しそう。分かってるよ! なのでミーシャたちと戯れているが小声で「ウルも一緒に」と言うと、俺のしたい事を察してくれた。よくできた娘たちである。
俺は少しずつ体勢を変えていきウルを射程圏内に収めた。今だ!
俺の腕の中にウルを含めた4人が収まる。
「とーたん、もっとギュッとして!」
「ギュー」
「ウー姉も一緒に!」
少し戸惑っているウルをスルーして、4人の頬に軽くチュッっとする。実際には唇をつけていないんだけどね。外国人があいさつでやることのあるあれだ。
ミーシャたちは「おかえし」と言って唇を頬につけたチューをしてくれる。ウルは照れながら俺と同じように、唇をつけないタイプで返してくれた。
「よしっ! 目が覚めたから、って今何時だ? 9時前か。みんなはご飯食べたかな?」
まだーと返事が返って来たので、食事のとれる部屋に向かった。
おぉ! どうやらビュッフェ形式の食事を準備してくれている。さすがに食堂の時よりは品目は少ないが、それでも30種類以上は並んでいる。
ガッツリ食べたい気分なので、自分で取りに行くと偏ってしまう。そのため、4人と同じようにブラウニーに、お任せでとってきてもらう事にした。
ご飯よりパンの気分で多めに食べたいという注文をすると、それに合った物を盛り付けて運んできてくれた。
トーストにマヨネーズを塗って、レタスをこんもり、その上にベーコンの層を作って、スクランブルエッグとマヨネーズを和えた物を乗せる。ハイカロリートーストの完成である。パンの厚みの5倍くらいは高さがあるトーストにかぶりつく。
同じテーブルの娘たちを見ると、ブラウニーたちにお願いして作ってもらい、小さいトーストにかぶりついていた。ウルの頬の近くにマヨネーズが付いていたのでとってあげると、ミーシャたちがわざと頬にマヨネーズをつけていた。
3人のもとってあげたが、食べ物で遊んではいけないと注意しておく。俺が注意しないと、横にいたブラウニーにこっぴどく怒られるからな。反省している娘たちの頭を撫で食事をとるように促す。
俺は食べ終えたが娘たちは小さな口で一生懸命食べており、まだ食事が終わっていなかった。モキュモキュと効果音が聞こえてきそうな姿を見ながら、ミルクティーを飲んでいるとピーチが部屋に入って来た。
昨日出産後にすぐに動けていたので、不思議には思わなかった。ピーチの子は恐らく寝ているのだろう。いきなりの破水から出産だったので、食事を食べれていなかったピーチは、普段の5割増しで食事を食べている。隣でシュリがその3倍は食べているので、ピーチの食事量が少なく見えるマジックだ。
落ち着いた所で食堂にいたみんなに、ピーチの娘の名前をプラムにしたと相談した。名前の由来を聞かれて、そのままピーチの子、小さいモモ、だからプラム……みたいな感じで説明すると、納得してもらえピーチは名前の由来に喜んでいた。
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