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第1428話 昨日の苦労は?
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次の日の朝、キリエは何とか機嫌を直してくれた。
昨日の夜に関しては、俺が全力で結界魔法を張ったので、夜中の3時位までパイレーツスケルトンたちに破られる事は無かった。だけど、破られた後の騒音が酷くて一度目が覚めてしまった。だけど、遮音結界を張り直して安眠を得ることに成功した。
「あいつら、まだ叩いてるんだな。遮音結界の中から壁を触ると振動が伝わってくるよ。さすがアンデッドというべきか。スタミナは無限だな。魔力が切れない限りは動き続けるってことだもんな」
そうか、アンデッドは分類的に魔法生物になるから、体力もあるけど魔力で体を動かしているんだったな。それなら動きを止めてから……動きをとめる?
「あっ!!!」
俺が突然大きな声を出したことに、近くにいた妻たちが驚いてどうしたのか尋ねてきた。
「今更だけどさ、ある武器を俺たちがもっているのを思い出したんだよ」
「武器ですか?」
「分類にすると、武器って言うジャンルになると思うけど、その効果はどちらかというと、支援系の道具と言うべきかな」
妻たちは、俺の話を聞いて更に混乱し始めてしまった。
「謎かけみたいなことは止めよう。俺たちはチビ神から召喚出来るようにしてもらったアイテムがあっただろ?」
そこまで言うと、みんな気づいたようだ。
「すっかり忘れてたけど、グレイプニルがあるじゃないか! レイスみたいたアストラルサイドの魔物じゃなければ拘束出来るだろ? それでも叩いて壊すのは面倒だから、レイスたちの得意技のドレインで魔力を吸いだそう」
こうすれば、時間はかかるけど苦労せずに倒すことが可能になる。
俺は久しぶりにグレイプニルを取り出して操ってみる。
あれ? 前に比べて簡単に扱えるようになっている気がするな。何でだ?
この時シュウは気づいていなかったが、遊びでとったスキル、鞭術がグレイプニルの鎖にも適用されているようで、簡単に扱えるようになっていた。
扱いがヘタになっているなら問題だったが、上手くなっているなら問題ないよな。今なら1人で50匹くらいは簡単に拘束できそうだ。前は10匹くらいじゃなかったっけな?
「シュウ様、闇魔法使えるのって、ライム、ジュリエット、レミーの3人だけだよ?」
年齢の差はあるが、妻たちはお互いをだいたいが呼び捨てしているのかな? っと、シェリルに言われて闇魔法は覚えられても、扱いが難しく扱いきれるメンバーは俺を含めここには4人しかいなかった。
「忘れてた。ちょっと重労働になるけど、ハンマーとか斧をを渡すから、叩いてもらった方がいいかな? あ、自分の武器で良ければそれでもいいけどね」
そういって、ガテン系の工事でも始めるかのような印象の担ぎ方をして扉の近くに集合する。ヘイトを稼いでいるメンバーもこちらに来ているので、パイレーツスケルトンたちもここに来てしまっていた。
「移動してもらうのも面倒だから、シリウス、今日もあれをお願いするよ。動けなくなったろ頃で俺が拘束するから、水を消してくれ」
シリウスが小さい体を使って〇を作って了解をしてくれた。
「じゃぁいくよ!」
俺が扉を開けると、シリウスが口から大量の水を吐いた。これって、一種のウォーターブレスと言って良いのだろうか? 魔法で作りだしているから、普通のブレスとは違うと思うけど、ハクのブレスは魔法を使っているけど、ドラゴンのブレスは魔力を直接変換しているんじゃなかったっけ?
って、マジでどうでもいいな。シリウスが自分で生み出した水に乗り移動していく。俺たちも外に出ないといけないので、少し離れた位置まで移動して、パイレーツスケルトンたちの動きを止めてくれた。
俺はベストポジションに位置取りをして、グレイプニルの能力を発動する。俺の意思にそって、パイレーツスケルトンたちを拘束していった。16体を拘束し終わり、俺の前に引きずり出す。
「ほいさ、拘束終了だよ。適当にドッカンドッカンやってくれ。ブラウニーたちは片付けを始めてくれ、ライム、ジュリエット、レミーと俺は、こいつから魔力を吸い上げるよ」
俺の足元で倒れているキングを踏んで指を指す。
ガキンガキン音が響いている中で、4人はキングから魔力をドンドン吸い上げていく。パイレーツスケルトンたちは、何とか抜け出そうとしているが、さすがに神器であるグレイプニルからは、逃れることは不可能だった。
俺もシュリだって、グレイプニルの拘束から逃れることは無理である。この世界で基本的に理不尽なことはないのだが、唯一の例外が神器だろう。あれ? 神器って複数あるから、唯一とは言えないか?
こんなにのんびりと考えられているのは、グレイプニルのおかげだな。
ん? 何か忘れている気がするんだけどな……何だったっけな?
昔、グレイプニルを使った時を思い出す。あの時は、俺が拘束して妻や従魔たちに攻撃させてたっけな。
そうだ! 昔は、グレイプニルを使っていたら、他の行動がとれなかったはずなんだが、今は普通に行動できているな。よく分からないが、プラスの方向に進化しているから気にする必要もないか。
それにしてもルーク、お前硬いな。シュリとアリスとクシュリナのダメージディーラーの3人の攻撃を、1時間程一方的に受けているのに、まだ半分くらいしか減っていないのだ。もう片方のルークは、まだ7割以上残っている。
一方柔らかいのは、ビショップかな? 2人で攻撃しているのにもうそろそろ4割をきっているな。
まぁ一番ダメージを受けているのは、俺たちの目の前で倒れているキングだろう。一方的に4人で魔力を吸い出しているので、残り1割切っている。といっても、4人で1時間吸い続けて、やっと魔力が尽きる量ってどうなんだろうな。
それから10分もしない内にキングの動きが止まった。俺たちはそこに止めを刺す。アンデッドの厄介なところは、魔力を回復すると動き出すのだ。なので、ある程度壊しておくしかないのだ。
キングが死ぬと、他のチェスの駒になぞらえた残りの15体は、能力がダウンしていた。
そして今更ながらに、人造ゴーレムに攻撃させれば俺たちが疲れる必要は無かったんじゃないか? 本当に1つのことを考えると他のことが頭から抜けるな。
戦闘開始から2時間半で最後の駒。後に回されていたナイトが沈んだ。
終わってみたら、かなり余裕をもって倒せたな。
昨日の夜に関しては、俺が全力で結界魔法を張ったので、夜中の3時位までパイレーツスケルトンたちに破られる事は無かった。だけど、破られた後の騒音が酷くて一度目が覚めてしまった。だけど、遮音結界を張り直して安眠を得ることに成功した。
「あいつら、まだ叩いてるんだな。遮音結界の中から壁を触ると振動が伝わってくるよ。さすがアンデッドというべきか。スタミナは無限だな。魔力が切れない限りは動き続けるってことだもんな」
そうか、アンデッドは分類的に魔法生物になるから、体力もあるけど魔力で体を動かしているんだったな。それなら動きを止めてから……動きをとめる?
「あっ!!!」
俺が突然大きな声を出したことに、近くにいた妻たちが驚いてどうしたのか尋ねてきた。
「今更だけどさ、ある武器を俺たちがもっているのを思い出したんだよ」
「武器ですか?」
「分類にすると、武器って言うジャンルになると思うけど、その効果はどちらかというと、支援系の道具と言うべきかな」
妻たちは、俺の話を聞いて更に混乱し始めてしまった。
「謎かけみたいなことは止めよう。俺たちはチビ神から召喚出来るようにしてもらったアイテムがあっただろ?」
そこまで言うと、みんな気づいたようだ。
「すっかり忘れてたけど、グレイプニルがあるじゃないか! レイスみたいたアストラルサイドの魔物じゃなければ拘束出来るだろ? それでも叩いて壊すのは面倒だから、レイスたちの得意技のドレインで魔力を吸いだそう」
こうすれば、時間はかかるけど苦労せずに倒すことが可能になる。
俺は久しぶりにグレイプニルを取り出して操ってみる。
あれ? 前に比べて簡単に扱えるようになっている気がするな。何でだ?
この時シュウは気づいていなかったが、遊びでとったスキル、鞭術がグレイプニルの鎖にも適用されているようで、簡単に扱えるようになっていた。
扱いがヘタになっているなら問題だったが、上手くなっているなら問題ないよな。今なら1人で50匹くらいは簡単に拘束できそうだ。前は10匹くらいじゃなかったっけな?
「シュウ様、闇魔法使えるのって、ライム、ジュリエット、レミーの3人だけだよ?」
年齢の差はあるが、妻たちはお互いをだいたいが呼び捨てしているのかな? っと、シェリルに言われて闇魔法は覚えられても、扱いが難しく扱いきれるメンバーは俺を含めここには4人しかいなかった。
「忘れてた。ちょっと重労働になるけど、ハンマーとか斧をを渡すから、叩いてもらった方がいいかな? あ、自分の武器で良ければそれでもいいけどね」
そういって、ガテン系の工事でも始めるかのような印象の担ぎ方をして扉の近くに集合する。ヘイトを稼いでいるメンバーもこちらに来ているので、パイレーツスケルトンたちもここに来てしまっていた。
「移動してもらうのも面倒だから、シリウス、今日もあれをお願いするよ。動けなくなったろ頃で俺が拘束するから、水を消してくれ」
シリウスが小さい体を使って〇を作って了解をしてくれた。
「じゃぁいくよ!」
俺が扉を開けると、シリウスが口から大量の水を吐いた。これって、一種のウォーターブレスと言って良いのだろうか? 魔法で作りだしているから、普通のブレスとは違うと思うけど、ハクのブレスは魔法を使っているけど、ドラゴンのブレスは魔力を直接変換しているんじゃなかったっけ?
って、マジでどうでもいいな。シリウスが自分で生み出した水に乗り移動していく。俺たちも外に出ないといけないので、少し離れた位置まで移動して、パイレーツスケルトンたちの動きを止めてくれた。
俺はベストポジションに位置取りをして、グレイプニルの能力を発動する。俺の意思にそって、パイレーツスケルトンたちを拘束していった。16体を拘束し終わり、俺の前に引きずり出す。
「ほいさ、拘束終了だよ。適当にドッカンドッカンやってくれ。ブラウニーたちは片付けを始めてくれ、ライム、ジュリエット、レミーと俺は、こいつから魔力を吸い上げるよ」
俺の足元で倒れているキングを踏んで指を指す。
ガキンガキン音が響いている中で、4人はキングから魔力をドンドン吸い上げていく。パイレーツスケルトンたちは、何とか抜け出そうとしているが、さすがに神器であるグレイプニルからは、逃れることは不可能だった。
俺もシュリだって、グレイプニルの拘束から逃れることは無理である。この世界で基本的に理不尽なことはないのだが、唯一の例外が神器だろう。あれ? 神器って複数あるから、唯一とは言えないか?
こんなにのんびりと考えられているのは、グレイプニルのおかげだな。
ん? 何か忘れている気がするんだけどな……何だったっけな?
昔、グレイプニルを使った時を思い出す。あの時は、俺が拘束して妻や従魔たちに攻撃させてたっけな。
そうだ! 昔は、グレイプニルを使っていたら、他の行動がとれなかったはずなんだが、今は普通に行動できているな。よく分からないが、プラスの方向に進化しているから気にする必要もないか。
それにしてもルーク、お前硬いな。シュリとアリスとクシュリナのダメージディーラーの3人の攻撃を、1時間程一方的に受けているのに、まだ半分くらいしか減っていないのだ。もう片方のルークは、まだ7割以上残っている。
一方柔らかいのは、ビショップかな? 2人で攻撃しているのにもうそろそろ4割をきっているな。
まぁ一番ダメージを受けているのは、俺たちの目の前で倒れているキングだろう。一方的に4人で魔力を吸い出しているので、残り1割切っている。といっても、4人で1時間吸い続けて、やっと魔力が尽きる量ってどうなんだろうな。
それから10分もしない内にキングの動きが止まった。俺たちはそこに止めを刺す。アンデッドの厄介なところは、魔力を回復すると動き出すのだ。なので、ある程度壊しておくしかないのだ。
キングが死ぬと、他のチェスの駒になぞらえた残りの15体は、能力がダウンしていた。
そして今更ながらに、人造ゴーレムに攻撃させれば俺たちが疲れる必要は無かったんじゃないか? 本当に1つのことを考えると他のことが頭から抜けるな。
戦闘開始から2時間半で最後の駒。後に回されていたナイトが沈んだ。
終わってみたら、かなり余裕をもって倒せたな。
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