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第1448話 調子に乗った
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「……ということで、ゴーレムキーのアイディアなんかないかな?」
「シュウの言う用途だと、1つのゲートに対して1つ、そのゴーレムキーがあればいいってこと? マスターキーみたいなのはいらない?」
「用途を考えると、それでいいかなって考えている。俺が利用するゲートは俺だけが利用するし、暗部の鬼人たちが利用するのは鬼人たちだけの予定だ。一応、俺は全部のキーを持つ予定だけど、会議室に1人で行くことないしいいかなって考えてるんだよな」
「学校の方はどうするのでござるか?」
「ディストピアは、教師の誰かが管理しておけば問題ないだろ。後、他の街にいる子は、個人か親にもたせればいいんじゃないか? って思っているんだけど、どうかな?」
「確か、他の街にいる子たちって今、領主館の一室で授業を受けているんだっけ?」
「多分そうだったと思うけど、どうだったかな? 確認をとってみるよ」
そう言ってグリエルに聞いてみると、そこら辺は把握してなかったようなので、下にいる教師に聞きに行ってくれてた。
「綾乃の言った通り、領主館の一部を使っているみたいだな」
「だったら、ゴーレムキーは個人管理じゃなくて、領主館の人間の誰かが管理するべきじゃない? ブラウニーたちなら間違いないと思うけど?」
「それがいいな。マイワールド内の学校の管理もブラウニーたちにしてもらう予定だし、ちょうど良さそうだな。ゴーレムキーの管理は基本的に、ブラウニーたちに管理してもらえば問題なさそうだな。ディストピアの学校だけはって、ここにもブラウニーを入れたんだったな」
で、本題に戻るが、ゴーレムキーをどうやって作るかだな。
ICをベースにして、チップを魔力による番号管理ということになった。
ゴーレムの魔力で数字を入力する形なので、偽装することも難しいだろう。正直俺も魔力だけでこのシステムを再現するのは無理だ。1桁を0から9とAからZの合計36文字を使って5桁を使ったパスコードだ。36の5乗……6000万通り以上の組み合わせがある。
これだけあれば十分だろ。このシステムだと実はマスターキーが作りやすかった。作りやすいと言っても、きちんとマスターキーにパスコードを登録しておかないと使えないんだけどね。
思ったより簡単に出来てしまったな。
「次は何するでござるか?」
「一応、娘たちや妻たちのマイワールドを作っておこうかなって思ってる。綾乃も欲しいんだろ?」
ゴーレムキーとそれに対応したゴーレムドアを作成して、後はセットするだけの所まで作り、個人用のマイワールドを作成していく。
次に検討するのは、個人のマイワールドへの出入り口をどうするかということだった。
一応、誰がいつ行ったかを把握する必要があるので、ハブ用のマイワールドを一度経由して個人用のマイワールドに向かうようにした。一応専属のゴーレムを置いて、映像も録画しておく形となった。
「何か、あっさりと終わったでござるな。もっと悩むかと思ったでござる」
「確かにそうね。もっと、何かすると思ったけど、これで終わりだとしっくりこないわね」
「じゃあ、娘たちが喜びそうな、テーマパークを作ってみないか?」
「え~~、それは自分の力でやりなよ。これ以上することないなら、自分のマイワールドをカスタムするわよ。工房もそうだけど、シュウみたいに趣味部屋を作るのも面白いかなって思ってるんだ」
綾乃は用事がないなら離脱して、自分の空間にこもりたいようだ。
「そういうのは、自分で作った方がいいでござるよ。完成してから、意見を聞くのであれば別でござろうが……某も用事がなければ、ゴーストタウンの地下農園に戻るでござる。果物系がいい感じに熟れてきているみたいでござるから、確認しないといけないのでござる」
そう言って、2人とも戻って行ってしまった。
俺は1人で残り、どうしようか悩む。
娘たちに喜んでもらいたいとは思ったが、果たしてテーマパークを作ってしまっていいのだろうか? 妻たちに内緒で作った時のことを想像する……あっ、これダメな奴だ。
今でも、漫画にアニメ、小説にゲームなど、娯楽にあふれているが、ディストピアから一歩外に出れば、死が隣り合わせの世界だ。しかも娯楽らしい娯楽は、リバーシや将棋、チェス、といったボードゲームが主流だが、それも金持ちの娯楽である。
娘たちがもしディストピアの外に出た時に、耐えられなくなると何度も言われた。俺としては、娘たちが俺の近くにいてくれることは嬉しいのだが、妻たちからすると、ディストピア以外の街も自分の目で見てほしいと思っているらしい。
街から出ずに一生を終える人も多い中、色々な街を見てきた妻たちはいい経験になるからと言って、娘たちにはディストピアの外を見てもらいたいと考えているらしい。1人でいけと言っているわけではなく、兄弟と一緒でもいいし、ゼニスの商会のキャラバンでもいいし、とにかく外を見てもらいたいようだ。
お父さんとしては、危ないことはしてほしくないが、娘たちのためと言われ妻たちに邪魔するなと無言の圧力をかけられれば、さすがに同意せざるを得ない。俺の立場がドンドン低くなっている気がする。
まぁ、俺の立場が低くなるとか、気にしないんだけどね。実際にそんなことはないし、妻たちが娘たちのことを考えているのは間違いないしね。
趣味部屋はあのまま向こうに残しておいてもいいけど、こっちにも作ろうかな? DPは有り余っているし大図書館みたいに、とれないような高い場所にまで本が並べられているあんな部屋を作ってみたいな。
そんなことを思ってしまった俺の行動は、分かりやすかった。
思いつくままに各本に適した本棚を準備して、そこに本を詰め込んだ状態で召喚していく。普段読む事の無い本でも、かまわずに売り出されている漫画は全て召喚してみた。少女漫画とか、絶対に読まないのに勢いで召喚してしまったよ。
でも、そうなると……ゲーム専用の部屋も作りたくなってきた。歴代のゲーム機を全て召喚して飾り、メインとして遊ぶゲーム機は別に召喚して配置していく。ゲームソフトは、ゲーム機に合わせてエリアを作り棚に並べて召喚した。
「おぉ……すげえな。別に全部のゲームをやるわけじゃないけど、夢のような部屋だな」
そう思いながら部屋の中を見渡す。全く見たことも聞いたこともないゲーム機がいくつもあったので、これは本当にゲーム機なのだろうか? と疑問に思ってしまう物もあった。
遊ばなくても、ながめているだけで1日過ごせそうな空間だな。
「シュウの言う用途だと、1つのゲートに対して1つ、そのゴーレムキーがあればいいってこと? マスターキーみたいなのはいらない?」
「用途を考えると、それでいいかなって考えている。俺が利用するゲートは俺だけが利用するし、暗部の鬼人たちが利用するのは鬼人たちだけの予定だ。一応、俺は全部のキーを持つ予定だけど、会議室に1人で行くことないしいいかなって考えてるんだよな」
「学校の方はどうするのでござるか?」
「ディストピアは、教師の誰かが管理しておけば問題ないだろ。後、他の街にいる子は、個人か親にもたせればいいんじゃないか? って思っているんだけど、どうかな?」
「確か、他の街にいる子たちって今、領主館の一室で授業を受けているんだっけ?」
「多分そうだったと思うけど、どうだったかな? 確認をとってみるよ」
そう言ってグリエルに聞いてみると、そこら辺は把握してなかったようなので、下にいる教師に聞きに行ってくれてた。
「綾乃の言った通り、領主館の一部を使っているみたいだな」
「だったら、ゴーレムキーは個人管理じゃなくて、領主館の人間の誰かが管理するべきじゃない? ブラウニーたちなら間違いないと思うけど?」
「それがいいな。マイワールド内の学校の管理もブラウニーたちにしてもらう予定だし、ちょうど良さそうだな。ゴーレムキーの管理は基本的に、ブラウニーたちに管理してもらえば問題なさそうだな。ディストピアの学校だけはって、ここにもブラウニーを入れたんだったな」
で、本題に戻るが、ゴーレムキーをどうやって作るかだな。
ICをベースにして、チップを魔力による番号管理ということになった。
ゴーレムの魔力で数字を入力する形なので、偽装することも難しいだろう。正直俺も魔力だけでこのシステムを再現するのは無理だ。1桁を0から9とAからZの合計36文字を使って5桁を使ったパスコードだ。36の5乗……6000万通り以上の組み合わせがある。
これだけあれば十分だろ。このシステムだと実はマスターキーが作りやすかった。作りやすいと言っても、きちんとマスターキーにパスコードを登録しておかないと使えないんだけどね。
思ったより簡単に出来てしまったな。
「次は何するでござるか?」
「一応、娘たちや妻たちのマイワールドを作っておこうかなって思ってる。綾乃も欲しいんだろ?」
ゴーレムキーとそれに対応したゴーレムドアを作成して、後はセットするだけの所まで作り、個人用のマイワールドを作成していく。
次に検討するのは、個人のマイワールドへの出入り口をどうするかということだった。
一応、誰がいつ行ったかを把握する必要があるので、ハブ用のマイワールドを一度経由して個人用のマイワールドに向かうようにした。一応専属のゴーレムを置いて、映像も録画しておく形となった。
「何か、あっさりと終わったでござるな。もっと悩むかと思ったでござる」
「確かにそうね。もっと、何かすると思ったけど、これで終わりだとしっくりこないわね」
「じゃあ、娘たちが喜びそうな、テーマパークを作ってみないか?」
「え~~、それは自分の力でやりなよ。これ以上することないなら、自分のマイワールドをカスタムするわよ。工房もそうだけど、シュウみたいに趣味部屋を作るのも面白いかなって思ってるんだ」
綾乃は用事がないなら離脱して、自分の空間にこもりたいようだ。
「そういうのは、自分で作った方がいいでござるよ。完成してから、意見を聞くのであれば別でござろうが……某も用事がなければ、ゴーストタウンの地下農園に戻るでござる。果物系がいい感じに熟れてきているみたいでござるから、確認しないといけないのでござる」
そう言って、2人とも戻って行ってしまった。
俺は1人で残り、どうしようか悩む。
娘たちに喜んでもらいたいとは思ったが、果たしてテーマパークを作ってしまっていいのだろうか? 妻たちに内緒で作った時のことを想像する……あっ、これダメな奴だ。
今でも、漫画にアニメ、小説にゲームなど、娯楽にあふれているが、ディストピアから一歩外に出れば、死が隣り合わせの世界だ。しかも娯楽らしい娯楽は、リバーシや将棋、チェス、といったボードゲームが主流だが、それも金持ちの娯楽である。
娘たちがもしディストピアの外に出た時に、耐えられなくなると何度も言われた。俺としては、娘たちが俺の近くにいてくれることは嬉しいのだが、妻たちからすると、ディストピア以外の街も自分の目で見てほしいと思っているらしい。
街から出ずに一生を終える人も多い中、色々な街を見てきた妻たちはいい経験になるからと言って、娘たちにはディストピアの外を見てもらいたいと考えているらしい。1人でいけと言っているわけではなく、兄弟と一緒でもいいし、ゼニスの商会のキャラバンでもいいし、とにかく外を見てもらいたいようだ。
お父さんとしては、危ないことはしてほしくないが、娘たちのためと言われ妻たちに邪魔するなと無言の圧力をかけられれば、さすがに同意せざるを得ない。俺の立場がドンドン低くなっている気がする。
まぁ、俺の立場が低くなるとか、気にしないんだけどね。実際にそんなことはないし、妻たちが娘たちのことを考えているのは間違いないしね。
趣味部屋はあのまま向こうに残しておいてもいいけど、こっちにも作ろうかな? DPは有り余っているし大図書館みたいに、とれないような高い場所にまで本が並べられているあんな部屋を作ってみたいな。
そんなことを思ってしまった俺の行動は、分かりやすかった。
思いつくままに各本に適した本棚を準備して、そこに本を詰め込んだ状態で召喚していく。普段読む事の無い本でも、かまわずに売り出されている漫画は全て召喚してみた。少女漫画とか、絶対に読まないのに勢いで召喚してしまったよ。
でも、そうなると……ゲーム専用の部屋も作りたくなってきた。歴代のゲーム機を全て召喚して飾り、メインとして遊ぶゲーム機は別に召喚して配置していく。ゲームソフトは、ゲーム機に合わせてエリアを作り棚に並べて召喚した。
「おぉ……すげえな。別に全部のゲームをやるわけじゃないけど、夢のような部屋だな」
そう思いながら部屋の中を見渡す。全く見たことも聞いたこともないゲーム機がいくつもあったので、これは本当にゲーム機なのだろうか? と疑問に思ってしまう物もあった。
遊ばなくても、ながめているだけで1日過ごせそうな空間だな。
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