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第1520話 ついに!
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キャスリングで移動してみたいと思い、ドッペルに意識を移した状態でキャスリングを使用する。
「なんか、思ったより何も感じなかったな」
もっと何かを感じるかと思ったのだが、いきなり景色が変わっただけでゲートに入るときより、何も感じなかったことにガッカリした。
このシステムを作ったヤツも、俺を楽しませるつもりで作ったわけではないので、そんなことしるかボケ! とでも言いたくなっていることだろう。
綾乃もドッペルで近付いているから、俺が近付く分には問題は無いだろう。問題があるとすれば、クリエイトゴーレムを使う瞬間ではないかと思う。
念のために距離をとっているが、ドッペルを殺されて追い出されるあれは何度も体験したいものではないので、切り捨てられないことを祈るしかないかできない。
「あっ……」
仮定名セラフを落とした(?)ダンジョンにたどり着いて、思い切り悩むことになった。
「こんなに深い穴に、どうやって降りればいいんだ?」
この一言に現状が集約される。
あまりにも深くし過ぎたため、階段を作って降りるにしても途方もない時間がかかると思う。東京タワーの展望台までの階段が、600段で150メートル。このダンジョンは、少なく見積もっても20倍の3000メートル以上ある。階段の段数が万を越えるということだ。
ありえんだろ!!
いけない、冷静を欠くような思考は良くないな。
自由落下で降りてパラシュートで着地?
パラシュートなんて使ったことねえから、そんなことできるわけ無いよな。
ダンジョンの穴を見ながら悩んでいたら、待機していたスケルトンがカタカタ口を動かしているが、喋れないので何を言っているか分かるわけがない。だけど、何かを伝えようとしているのは分かったので、紙とペンを渡してみた。
《キャスリングで移動すればいい》
スケルトンが紙にそう書いて、俺に見せてきた。
そっか! キャスリングで移動してきたのに、すっかりその事を忘れて悩んでいた自分を笑うしかなかった。
これなら初めから、仮定名セラフの上にいどうすればよかったな。
到着した位置は、ちょうど仮定名セラフの真上だ。踏み込んだ衝撃とかで攻撃されないかヒヤッとしたが、特にそんな様子は無かった。
「確か、真上で手や剣を伸ばしても1メートル位の余裕を持って埋めたんだったよな? 念には念を入れて、真上でクリエイトゴーレムを使わないで、少し離れた位置で使うか」
仮定名セラフの真上から2メートル程離れた位置で、両手をタングステンの砂に当てて、仮定名セラフの周囲のタングステンを結合させる。すかさず、Sランクの魔石を使った魔格を埋め込み強度を上げる。
少し離れた位置で様子を見るが、仮定名セラフが暴れている様子はなさそうだ。
捕らえることには成功したといってもいいかな?後は、削り出して武器を奪えれば最高なのだが・・・武器が見えた瞬間に切られたりしないよな?
あの痛みを感じるくらいなら、DPを無駄遣いする方がよっぽどマシなので、追加でSランクの魔石を10個召喚して、魔格に作り替え埋め込む。とにかく強度を上げまくった。
「よしっ!発掘作業を始めるぞ!」
これからやることを声に出して、気合いを入れ直す。
まず、中にいる仮定名セラフの様子を伺う。
タングステンの塊に手を当てて、魔力を通しクリエイトゴーレムを使って仮定名セラフの動きを把握する。
動いている様子も動こうとしている感じもしないな。
ふむ、ここまで大きな塊でも、攻撃性が無ければ問題ないのか、大きすぎて判断に困り止まっているだけか?
ここに武器を持たせたスケルトンを呼んだら動き出すかな? もし動いたとしたら、俺も一緒に切り捨てられる可能性が高いよな? なら、どうしようもなくなったら、それを試そうか。他にもやれることはたくさんたあるもんな。
魔力を通しているので、仮定名セラフのいる場所も体勢もしっかりと把握できている。
武器を奪う方法として、パッと思い付いたのは2つ。
1つ目は、無刀取りみたいに持っている武器を奪うこと。
2つ目は、持っている腕を切り落として奪うこと。
1つ目のリスクは、多少でも剣を動かすことができるようになるので、切り捨てられる可能性があると言うこと。
2つ目のリスクは、攻撃性があるので仮定名セラフが暴れだして、タングステンの塊を壊し切り捨てられること。
どっちにしても、最後は切られるというリスクがある。いや、リスクは切られる以外にないと言うべきか。
どちらを実験するにも、俺でなくても問題はない。バザールに頼みスケルトンにやらせればいいだけだからな。俺は、安全なところで見ていればいいだけだ。
2つ目の腕を切り落とすなのだが、ギロチンみたいに重たい刃物を滑らせるようにして落として、というのを考えている。ダメージを無効化していると思われるベルトは何とかしたから、切り落とせるのでは無いかと思っている。
ギロチンの刃は、アダマンタイトの板を加工して刃にしたものを、レール……ガイドにそって落ちるようにしておけば問題ないだろう。
方針は決まったので、意識を本体に戻して綾乃とバザールに内容を説明する。
俺はドッペルの体に戻り、ダンマスのスキルを使って壁をレール替わりにする方法で、ギロチンの刃を誘導する仕組みをつくった。
バザールと綾乃は、1000キログラム以上あるアダマンタイトの板をギロチンの刃に加工している。
仮定名セラフの約1キロメートル上に床をつくり、ギロチンの刃を落とすレールを設置した。
収納の腕輪にしまって持ってきた綾乃のドッペルが、いきなり現れてギロチンの刃を落とした。
すぐに意識を本体へ戻して、綾乃にクレームを言った。
ケラケラ笑っていたので、軽く頭に拳骨を落としておいた。
アダマンタイト製のギロチンの刃は、レールにそって落ち仮定名セラフの右腕を切り落とした。んっ? 固定してるから落ちてはいないか?
そんなことはどうでも良かった。仮定名セラフの腕を切った事実があればどうでも良かったのだ。
「なんか、思ったより何も感じなかったな」
もっと何かを感じるかと思ったのだが、いきなり景色が変わっただけでゲートに入るときより、何も感じなかったことにガッカリした。
このシステムを作ったヤツも、俺を楽しませるつもりで作ったわけではないので、そんなことしるかボケ! とでも言いたくなっていることだろう。
綾乃もドッペルで近付いているから、俺が近付く分には問題は無いだろう。問題があるとすれば、クリエイトゴーレムを使う瞬間ではないかと思う。
念のために距離をとっているが、ドッペルを殺されて追い出されるあれは何度も体験したいものではないので、切り捨てられないことを祈るしかないかできない。
「あっ……」
仮定名セラフを落とした(?)ダンジョンにたどり着いて、思い切り悩むことになった。
「こんなに深い穴に、どうやって降りればいいんだ?」
この一言に現状が集約される。
あまりにも深くし過ぎたため、階段を作って降りるにしても途方もない時間がかかると思う。東京タワーの展望台までの階段が、600段で150メートル。このダンジョンは、少なく見積もっても20倍の3000メートル以上ある。階段の段数が万を越えるということだ。
ありえんだろ!!
いけない、冷静を欠くような思考は良くないな。
自由落下で降りてパラシュートで着地?
パラシュートなんて使ったことねえから、そんなことできるわけ無いよな。
ダンジョンの穴を見ながら悩んでいたら、待機していたスケルトンがカタカタ口を動かしているが、喋れないので何を言っているか分かるわけがない。だけど、何かを伝えようとしているのは分かったので、紙とペンを渡してみた。
《キャスリングで移動すればいい》
スケルトンが紙にそう書いて、俺に見せてきた。
そっか! キャスリングで移動してきたのに、すっかりその事を忘れて悩んでいた自分を笑うしかなかった。
これなら初めから、仮定名セラフの上にいどうすればよかったな。
到着した位置は、ちょうど仮定名セラフの真上だ。踏み込んだ衝撃とかで攻撃されないかヒヤッとしたが、特にそんな様子は無かった。
「確か、真上で手や剣を伸ばしても1メートル位の余裕を持って埋めたんだったよな? 念には念を入れて、真上でクリエイトゴーレムを使わないで、少し離れた位置で使うか」
仮定名セラフの真上から2メートル程離れた位置で、両手をタングステンの砂に当てて、仮定名セラフの周囲のタングステンを結合させる。すかさず、Sランクの魔石を使った魔格を埋め込み強度を上げる。
少し離れた位置で様子を見るが、仮定名セラフが暴れている様子はなさそうだ。
捕らえることには成功したといってもいいかな?後は、削り出して武器を奪えれば最高なのだが・・・武器が見えた瞬間に切られたりしないよな?
あの痛みを感じるくらいなら、DPを無駄遣いする方がよっぽどマシなので、追加でSランクの魔石を10個召喚して、魔格に作り替え埋め込む。とにかく強度を上げまくった。
「よしっ!発掘作業を始めるぞ!」
これからやることを声に出して、気合いを入れ直す。
まず、中にいる仮定名セラフの様子を伺う。
タングステンの塊に手を当てて、魔力を通しクリエイトゴーレムを使って仮定名セラフの動きを把握する。
動いている様子も動こうとしている感じもしないな。
ふむ、ここまで大きな塊でも、攻撃性が無ければ問題ないのか、大きすぎて判断に困り止まっているだけか?
ここに武器を持たせたスケルトンを呼んだら動き出すかな? もし動いたとしたら、俺も一緒に切り捨てられる可能性が高いよな? なら、どうしようもなくなったら、それを試そうか。他にもやれることはたくさんたあるもんな。
魔力を通しているので、仮定名セラフのいる場所も体勢もしっかりと把握できている。
武器を奪う方法として、パッと思い付いたのは2つ。
1つ目は、無刀取りみたいに持っている武器を奪うこと。
2つ目は、持っている腕を切り落として奪うこと。
1つ目のリスクは、多少でも剣を動かすことができるようになるので、切り捨てられる可能性があると言うこと。
2つ目のリスクは、攻撃性があるので仮定名セラフが暴れだして、タングステンの塊を壊し切り捨てられること。
どっちにしても、最後は切られるというリスクがある。いや、リスクは切られる以外にないと言うべきか。
どちらを実験するにも、俺でなくても問題はない。バザールに頼みスケルトンにやらせればいいだけだからな。俺は、安全なところで見ていればいいだけだ。
2つ目の腕を切り落とすなのだが、ギロチンみたいに重たい刃物を滑らせるようにして落として、というのを考えている。ダメージを無効化していると思われるベルトは何とかしたから、切り落とせるのでは無いかと思っている。
ギロチンの刃は、アダマンタイトの板を加工して刃にしたものを、レール……ガイドにそって落ちるようにしておけば問題ないだろう。
方針は決まったので、意識を本体に戻して綾乃とバザールに内容を説明する。
俺はドッペルの体に戻り、ダンマスのスキルを使って壁をレール替わりにする方法で、ギロチンの刃を誘導する仕組みをつくった。
バザールと綾乃は、1000キログラム以上あるアダマンタイトの板をギロチンの刃に加工している。
仮定名セラフの約1キロメートル上に床をつくり、ギロチンの刃を落とすレールを設置した。
収納の腕輪にしまって持ってきた綾乃のドッペルが、いきなり現れてギロチンの刃を落とした。
すぐに意識を本体へ戻して、綾乃にクレームを言った。
ケラケラ笑っていたので、軽く頭に拳骨を落としておいた。
アダマンタイト製のギロチンの刃は、レールにそって落ち仮定名セラフの右腕を切り落とした。んっ? 固定してるから落ちてはいないか?
そんなことはどうでも良かった。仮定名セラフの腕を切った事実があればどうでも良かったのだ。
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