1,578 / 2,518
第1578話 意外な人物
しおりを挟む
侵攻作戦が終わってから1週間たった頃、バザールから次のダンジョンバトル、防衛線の話がしたいと連絡が入った。一応、勝手に進めないでほしいとお願いしておいたので、こっちに連絡をしてきてくれたのだろう。勝手に始めても負けないなら、気にする必要もないんだけどね。
いつもの場所へ向かうと、中にはバザールと綾乃だけではなく意外な人物がいた。ムキムキ探偵だった人物だ。
何でここにいるのかと聞いたら、バザールが引き抜いてきたらしい。暗部で使われる予定だったのだが、一時的に借り受けたというのが正しいみたいだ。同郷の人間だと判明して、ツィード君特性の奴隷の首輪をつけるのであれば、ある程度の自由を許可するという形らしい。
まぁ、子どもたちと綾乃以外であれば、このムキムキ君と一騎打ちをしても勝てる人間しかここにはいないからな。何気にブラウニーたちも暇な時間を使ってLvをあげているようで、新しく召喚されたブラウニーでも500を超えているらしい。
一騎打ちの前に、奴隷の首輪でディストピアでは、誰に対しても害をなす行動を禁止しているので、もしもなんてことは起きないんだけどね。
ダンジョンバトルの話をする前に、このムキムキ君、昔の名前は、楠 健司というらしい。で、転生したのでこの世界でつけられた名前が、マードックなんだとか。
クソみたいな貴族が支配している街で生まれ育った健司は、地球の知識を使って色々頑張っていたらしいが、そのクソ貴族に目をつけられてボッコボコにされ、死刑代わりに無一文で街の外に放り出されたのだとか。それが、10歳の頃。今は23歳ということなので、13年前の話らしい。
なんとか違う街へたどり着くために歩いたが、何の準備もなく追放されたため2日もしないうちに限界が訪れて倒れてしまう。そこを通りかかったAランク冒険者たちに拾われ、見習いとしてパーティーへ加入して経験を積んだのだとか。
そのパーティーは5年後、リーダーの年齢もあり解散となった。そこから、蓄えた知識と地球の知識をフルに使ってレベル上げをした。3年でSランク相当までレベルを上げることに成功して、そこからはあのへんてこなコスプレをして義賊をしていたようだ。
こいつが3年で強くなれたのは、スキルが覚えやすかったからだと考えられる。転生の影響かもしれないと仮定したが、他のサンプルがないのでこれ以上の考察はしなかった。
そして、行き当たりばったりではなく、きちんとスキルを使って下調べをしてから、盗みに入っても問題ないと判断した貴族にしか手を出していなかったらしい。中にはSSSランク冒険者を食客として招いている貴族もいたためだ。
そうやって活動しているときに、急に名前を聞くようになったゴーストタウンを調べたのだが、細かいところまで調べられなかったらしく、突入して不正の証拠をつかむ予定だったらしい。
調べられなかったのに不正していると判断したのは、ゴーストタウンを陥れたい奴らの手先から情報を得たらしい。しかも、複数の情報屋をつかっていたのに、1人以外はその手先だったのだ。これは、こいつが捕まってから暗部が情報屋を捕まえて、説得で聞き出したようだ。
「本当に、申し訳ないと思っているっす。ゴーストタウンの街並みを見て、同じ日本人の記憶を持っている人が捕まっていて、強制的に働かされていると思ったっす。だから、領主館に忍び込もうとしていたっす」
こいつに言われて初めて気付いた。健司は神に合わずにこの世界に転生してしまった。同じような境遇の日本人がいるのでは? と思って、自分なりに行動した結果が今回の件なのだろう。
「でもさ、その体格で怪盗のコスプレは無いんじゃないか?」
「初めはネタでやってたんすが、この格好がトレードマークになってしまったっす。だから続けていたっす。それに、明らかに似合わないコスプレをしていたら、日本人なら気付いてくれるかなって思ってたんす」
確かに、漫画やアニメに疎い人間でもない限りは、この怪盗のことを知っているもんな。明らかにおかしいコスプレをしていたら、そりゃ突っ込みたくもなるだろうな。それで気付くつもりだったのか? 考えなしのようで、それなりに考えてはいたようだ。
「で、バザールは何でこいつをかかわらせようと思ったんだ?」
「それはでござる、こいつの魔法のセンスが良かったからでござるよ。主殿も見たでござるよね? 水魔法を使ってあそこまで上手く、幻術を使える人間なんていないでござるよ。主殿だって無理でござろう?」
確かに。あそこまで上手く水魔法で幻術を使うことはできないな。
「それに話してみたら、結構使えそうでござったから首輪をつけることを条件にして連れて来たでござるよ」
このムキムキ君じゃなくて、健司君はバザールから有能だと思われているようだな。
「まぁいいわ。ツィード君を呼んで、念入りに口止めもしておくか。バザール、もし何かあったら確実に処分しろよ」
俺のセリフを聞いて、健司君とやらの顔が青ざめる。
「え、えっと、暴れたり、害をなしたりするつもりは無いっす。というか、同郷のよしみで自由の範囲を、広げたりしてくれるところじゃないっすかね?」
「散々な目にあったはずなのに、お前は何でそんな温いことを言ってられるんだ? 俺はその同郷の知り合いの人間に、殺されかけたことだってあるんだぞ。害をなす存在であれば、同郷だろうが関係なく殺すさ」
「ま、待った待った。俺はこの首輪のおかげであんたたちに害をなせないんだろ? それなら殺さなくてもいいんじゃないっすか?」
「いくら首輪をしてからといっても、絶対じゃないんだよな。外せる人間の手にお前が落ちたら、俺らの情報が抜かれる可能性がある。それは俺たちにとってとても困ることだな。だから処分するんだよ。まぁ、お前が本当に使える奴なら、自由の範囲が広がるかもしれないな。自分の価値を示せ」
俺は、普段使わない強い言葉を使って健司君とやらを脅した。
いつもの場所へ向かうと、中にはバザールと綾乃だけではなく意外な人物がいた。ムキムキ探偵だった人物だ。
何でここにいるのかと聞いたら、バザールが引き抜いてきたらしい。暗部で使われる予定だったのだが、一時的に借り受けたというのが正しいみたいだ。同郷の人間だと判明して、ツィード君特性の奴隷の首輪をつけるのであれば、ある程度の自由を許可するという形らしい。
まぁ、子どもたちと綾乃以外であれば、このムキムキ君と一騎打ちをしても勝てる人間しかここにはいないからな。何気にブラウニーたちも暇な時間を使ってLvをあげているようで、新しく召喚されたブラウニーでも500を超えているらしい。
一騎打ちの前に、奴隷の首輪でディストピアでは、誰に対しても害をなす行動を禁止しているので、もしもなんてことは起きないんだけどね。
ダンジョンバトルの話をする前に、このムキムキ君、昔の名前は、楠 健司というらしい。で、転生したのでこの世界でつけられた名前が、マードックなんだとか。
クソみたいな貴族が支配している街で生まれ育った健司は、地球の知識を使って色々頑張っていたらしいが、そのクソ貴族に目をつけられてボッコボコにされ、死刑代わりに無一文で街の外に放り出されたのだとか。それが、10歳の頃。今は23歳ということなので、13年前の話らしい。
なんとか違う街へたどり着くために歩いたが、何の準備もなく追放されたため2日もしないうちに限界が訪れて倒れてしまう。そこを通りかかったAランク冒険者たちに拾われ、見習いとしてパーティーへ加入して経験を積んだのだとか。
そのパーティーは5年後、リーダーの年齢もあり解散となった。そこから、蓄えた知識と地球の知識をフルに使ってレベル上げをした。3年でSランク相当までレベルを上げることに成功して、そこからはあのへんてこなコスプレをして義賊をしていたようだ。
こいつが3年で強くなれたのは、スキルが覚えやすかったからだと考えられる。転生の影響かもしれないと仮定したが、他のサンプルがないのでこれ以上の考察はしなかった。
そして、行き当たりばったりではなく、きちんとスキルを使って下調べをしてから、盗みに入っても問題ないと判断した貴族にしか手を出していなかったらしい。中にはSSSランク冒険者を食客として招いている貴族もいたためだ。
そうやって活動しているときに、急に名前を聞くようになったゴーストタウンを調べたのだが、細かいところまで調べられなかったらしく、突入して不正の証拠をつかむ予定だったらしい。
調べられなかったのに不正していると判断したのは、ゴーストタウンを陥れたい奴らの手先から情報を得たらしい。しかも、複数の情報屋をつかっていたのに、1人以外はその手先だったのだ。これは、こいつが捕まってから暗部が情報屋を捕まえて、説得で聞き出したようだ。
「本当に、申し訳ないと思っているっす。ゴーストタウンの街並みを見て、同じ日本人の記憶を持っている人が捕まっていて、強制的に働かされていると思ったっす。だから、領主館に忍び込もうとしていたっす」
こいつに言われて初めて気付いた。健司は神に合わずにこの世界に転生してしまった。同じような境遇の日本人がいるのでは? と思って、自分なりに行動した結果が今回の件なのだろう。
「でもさ、その体格で怪盗のコスプレは無いんじゃないか?」
「初めはネタでやってたんすが、この格好がトレードマークになってしまったっす。だから続けていたっす。それに、明らかに似合わないコスプレをしていたら、日本人なら気付いてくれるかなって思ってたんす」
確かに、漫画やアニメに疎い人間でもない限りは、この怪盗のことを知っているもんな。明らかにおかしいコスプレをしていたら、そりゃ突っ込みたくもなるだろうな。それで気付くつもりだったのか? 考えなしのようで、それなりに考えてはいたようだ。
「で、バザールは何でこいつをかかわらせようと思ったんだ?」
「それはでござる、こいつの魔法のセンスが良かったからでござるよ。主殿も見たでござるよね? 水魔法を使ってあそこまで上手く、幻術を使える人間なんていないでござるよ。主殿だって無理でござろう?」
確かに。あそこまで上手く水魔法で幻術を使うことはできないな。
「それに話してみたら、結構使えそうでござったから首輪をつけることを条件にして連れて来たでござるよ」
このムキムキ君じゃなくて、健司君はバザールから有能だと思われているようだな。
「まぁいいわ。ツィード君を呼んで、念入りに口止めもしておくか。バザール、もし何かあったら確実に処分しろよ」
俺のセリフを聞いて、健司君とやらの顔が青ざめる。
「え、えっと、暴れたり、害をなしたりするつもりは無いっす。というか、同郷のよしみで自由の範囲を、広げたりしてくれるところじゃないっすかね?」
「散々な目にあったはずなのに、お前は何でそんな温いことを言ってられるんだ? 俺はその同郷の知り合いの人間に、殺されかけたことだってあるんだぞ。害をなす存在であれば、同郷だろうが関係なく殺すさ」
「ま、待った待った。俺はこの首輪のおかげであんたたちに害をなせないんだろ? それなら殺さなくてもいいんじゃないっすか?」
「いくら首輪をしてからといっても、絶対じゃないんだよな。外せる人間の手にお前が落ちたら、俺らの情報が抜かれる可能性がある。それは俺たちにとってとても困ることだな。だから処分するんだよ。まぁ、お前が本当に使える奴なら、自由の範囲が広がるかもしれないな。自分の価値を示せ」
俺は、普段使わない強い言葉を使って健司君とやらを脅した。
0
あなたにおすすめの小説
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。
過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
人の才能が見えるようになりました。~いい才能は幸運な俺が育てる~
犬型大
ファンタジー
突如として変わった世界。
塔やゲートが現れて強いものが偉くてお金も稼げる世の中になった。
弱いことは才能がないことであるとみなされて、弱いことは役立たずであるとののしられる。
けれども違ったのだ。
この世の中、強い奴ほど才能がなかった。
これからの時代は本当に才能があるやつが強くなる。
見抜いて、育てる。
育てて、恩を売って、いい暮らしをする。
誰もが知らない才能を見抜け。
そしてこの世界を生き残れ。
なろう、カクヨムその他サイトでも掲載。
更新不定期
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-
すずめさん
ファンタジー
ある日、友達に誘われ始めたMMORPG…[アルバスクロニクルオンライン]
何の変哲も無くゲームを始めたつもりがしかし!?…
たった一つのスキルのせい?…で起きる波乱万丈な冒険物語。
※本作品はPCで編集・改行がされて居る為、スマホ・タブレットにおける
縦読みでの読書は読み難い点が出て来ると思います…それでも良いと言う方は……
ゆっくりしていってね!!!
※ 現在書き直し慣行中!!!
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
ブラック企業で心身ボロボロの社畜だった俺が少年の姿で異世界に転生!? ~鑑定スキルと無限収納を駆使して錬金術師として第二の人生を謳歌します~
楠富 つかさ
ファンタジー
ブラック企業で働いていた小坂直人は、ある日、仕事中の過労で意識を失い、気がつくと異世界の森の中で少年の姿になっていた。しかも、【錬金術】という強力なスキルを持っており、物質を分解・合成・強化できる能力を手にしていた。
そんなナオが出会ったのは、森で冒険者として活動する巨乳の美少女・エルフィーナ(エル)。彼女は魔物討伐の依頼をこなしていたが、強敵との戦闘で深手を負ってしまう。
「やばい……これ、動けない……」
怪我人のエルを目の当たりにしたナオは、錬金術で作成していたポーションを与え彼女を助ける。
「す、すごい……ナオのおかげで助かった……!」
異世界で自由気ままに錬金術を駆使するナオと、彼に惚れた美少女冒険者エルとのスローライフ&冒険ファンタジーが今、始まる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる