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第1623話 肉肉肉!
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「「ハグハグハグ……」」
「無心になって食べてるな~」
メグちゃんとシリウス君の食事風景を見て、俺は思わずつぶやく。日本にいたときにも似たような光景を見た記憶があるな。大食いチャレンジとかフードファイトとか、そういったテレビで似たような物を見た気がする。
こいつら、こんなに食わなくても問題ないのだが、ご褒美の食事なのであるだけ食べていいと言ってあるのだ。どのくらい食えるのか、気になるところである。元の体のサイズ基準だとしたら、これでも胃の1パーセントを満たしていないだろうけどな。
「「「とーたん、お腹空いた!」」」
娘たちもお腹が空いたようだ。朝食を食べて時間も経ってるし、調理をしているからあたり一帯がいいにおいでいっぱいなんだよな。お腹も空くよな。
「軽く何か食べようか。でも、昼食前だから……野菜スティックでも食べるか?」
ウルを含めた4人は、野菜スティックと聞いて喜んでいる。これが日本だったら、喜ぶ子どもがどれくらいいるだろうか?
ブラウニーたちが普段から作り置きしているので、野菜スティックはプラスティックのコップに入れられ、大量に倉庫に入っている。
俺たちは5人並んで、ポリポリと軽快な音を響かせて野菜スティックを食べている。視線の先には、無心で丸焼きにかぶりついている2匹がいるのだが……
確か、小食の人とかが大食いを見ると、見ているだけでお腹がいっぱいになるみたいなこと言ってたな。想像しただけで、苦しくなるのだろうか? 今は感じないのでよくわからないが、前はそんな気分になっていた気もする。
俺たちの前には、3つのソースというか野菜スティックにつける物が並んでいる。味噌マヨネーズ、ウバーニャカウダ、胡麻ドレッシングの3種類だ。
俺は味噌マヨネーズ、ウルはバーニャカウダ、ミーシャたちは胡麻ドレッシングが好きである。他のやつが嫌いという訳ではないので、3回に1回違うソースをつけている感じだ。
マヨ狂いではないが、マヨネーズって偉大だよな。高級な卵を使えばマヨネーズが上手くなるかと言ったら、そういうわけではないのだ。俺の口に合わせたマヨネーズを作ってくれるブラウニーたちに感謝だな。
「とーたん、パプリカ食べたい」
娘たちは、甘く育てられたパプリカも好きなようだ。希望通りに出してあげると、喜んで食べ始める。俺は、キュウリとニンジンを交互に食べている。
するとブラウニーがふよふよと飛んできて、何かを差し出してきた。
「お~ヤングコーンじゃん! 美味いな、今まで出てきたこと無かったけど急にどうしたんだ?」
「前から作っていたのですが、大きくならない身は放置して、ワームさんたちに肥料にしてもらっていたんです。食べれるとは知らなかったもので……ある日、ドリアードさんたちが食べている姿を見て、食べてみたら美味しかったので最近使い始めたんです」
おや? 俺の知識を引き継いでいると言っても、完璧に引き継いでいるわけじゃないから、ヤングコーンが食べられるとは思っていなかったのかな?
娘たちは興味津々で口に運んで、「美味しい~」と声をそろえている。うん、甘くてみずみずしくて美味しいのだ。普通のトウモロコシではそうはいかないが、いい物になると生で食べると甘いらしい。
ん? 足に突っつかれる感触が……丸焼きを食べ終えたメグちゃんとシリウス君が足元にいた。机の上にあげてあげると、野菜スティックを要求してきたので新しいコップを出して、指示されたソースをかけていく。
それにしても、よく食うな。
無心になって食べていても、娘たちが撫でようとすると体を撫でやすい位置へずらすという気遣いをしている。それでも食べることを止めないのは、面白かった。
一通り食べきった2匹は、遊びたいと要求してきた。だけど、ウミヘビって言ったら誤解があるが、ニョロニョロとしたモノとどうやって遊べばいいのだろうか?
そんなことを考えていると、娘たちが湖に向かって走っていく。慌てて追いかける俺、喜び始めるリバイアサン2匹、意味が分からん状態だ。
湖に入る直前で止まった娘たちは、自分の収納の腕輪から何かを取り出した。円形の形をした……フリスビー?
何をするのかと思ったら、4人が違う方向に向かってフリスビーらしき物を投げる。全力で投げたらどこまで飛んでいくか分からないので、加減をしたと思うがそれでも50メートルは軽く飛んでいる。
水面を走るように移動する2つの影。そして飛び上がりフリスビーらしき物を口で咥える。それぞれ2つ目に追いつき咥えた。器用だな。
何度か投げた後メグちゃんとシリウス君は、娘たちにお願いされて水魔法を使って空中に水玉を大量に作り始めた。
100個以上ある水玉を器用に動かしている。ぶつかった水玉はくっ付き、そしてくっ付く前の軌道のまま動き続けさせているので、また分離する。
そんな水玉に向かって10メートル程離れた位置から、娘たちは小石を投げ始めた。水玉にあてるゲームかね?
そんなこんなで気付いたら、お昼の時間になっていた。
作っていたローストビーフは完成している。娘たちは、自分専用のお皿を持って切り分けてもらうのを待っている。ワクワクしている様子がうかがえるので、楽しみだったのだろう。
5種類のローストビーフを小さく切り分けてもらい、1種類につき2枚乗せてもらっていた。野菜もしっかりと乗せてもらい、ホクホク顔である。
ラムクラウンは、もう少し焼いた方がいいみたいだ。ビア缶チキンは完成しているみたいで、一緒に切り分けてもらう。メグちゃんとシリウス君の前には、丸ごと1匹と切られていない塊のままのローストビーフが置かれている。
2匹は小さく鳴くと、自分の顔の数倍は大きい肉に突撃する。
ビア缶チキンは、蒸し鶏みたいな感じだな。普段食べるのと違って、熱の入り具合が違うのかな? 触感が違う。これはこれで美味いな。ミックススパイスを塗り込んでいるので、そのまま食べるのがベストかな。
ゆっくりと食べていたら、ラムクラウンが完成したようで切り分けてもらった……けどさ、切り分けるんだったら、グリルがあるんだから初めからラムチョップでいいんじゃね? とか思ったのは内緒である。
「無心になって食べてるな~」
メグちゃんとシリウス君の食事風景を見て、俺は思わずつぶやく。日本にいたときにも似たような光景を見た記憶があるな。大食いチャレンジとかフードファイトとか、そういったテレビで似たような物を見た気がする。
こいつら、こんなに食わなくても問題ないのだが、ご褒美の食事なのであるだけ食べていいと言ってあるのだ。どのくらい食えるのか、気になるところである。元の体のサイズ基準だとしたら、これでも胃の1パーセントを満たしていないだろうけどな。
「「「とーたん、お腹空いた!」」」
娘たちもお腹が空いたようだ。朝食を食べて時間も経ってるし、調理をしているからあたり一帯がいいにおいでいっぱいなんだよな。お腹も空くよな。
「軽く何か食べようか。でも、昼食前だから……野菜スティックでも食べるか?」
ウルを含めた4人は、野菜スティックと聞いて喜んでいる。これが日本だったら、喜ぶ子どもがどれくらいいるだろうか?
ブラウニーたちが普段から作り置きしているので、野菜スティックはプラスティックのコップに入れられ、大量に倉庫に入っている。
俺たちは5人並んで、ポリポリと軽快な音を響かせて野菜スティックを食べている。視線の先には、無心で丸焼きにかぶりついている2匹がいるのだが……
確か、小食の人とかが大食いを見ると、見ているだけでお腹がいっぱいになるみたいなこと言ってたな。想像しただけで、苦しくなるのだろうか? 今は感じないのでよくわからないが、前はそんな気分になっていた気もする。
俺たちの前には、3つのソースというか野菜スティックにつける物が並んでいる。味噌マヨネーズ、ウバーニャカウダ、胡麻ドレッシングの3種類だ。
俺は味噌マヨネーズ、ウルはバーニャカウダ、ミーシャたちは胡麻ドレッシングが好きである。他のやつが嫌いという訳ではないので、3回に1回違うソースをつけている感じだ。
マヨ狂いではないが、マヨネーズって偉大だよな。高級な卵を使えばマヨネーズが上手くなるかと言ったら、そういうわけではないのだ。俺の口に合わせたマヨネーズを作ってくれるブラウニーたちに感謝だな。
「とーたん、パプリカ食べたい」
娘たちは、甘く育てられたパプリカも好きなようだ。希望通りに出してあげると、喜んで食べ始める。俺は、キュウリとニンジンを交互に食べている。
するとブラウニーがふよふよと飛んできて、何かを差し出してきた。
「お~ヤングコーンじゃん! 美味いな、今まで出てきたこと無かったけど急にどうしたんだ?」
「前から作っていたのですが、大きくならない身は放置して、ワームさんたちに肥料にしてもらっていたんです。食べれるとは知らなかったもので……ある日、ドリアードさんたちが食べている姿を見て、食べてみたら美味しかったので最近使い始めたんです」
おや? 俺の知識を引き継いでいると言っても、完璧に引き継いでいるわけじゃないから、ヤングコーンが食べられるとは思っていなかったのかな?
娘たちは興味津々で口に運んで、「美味しい~」と声をそろえている。うん、甘くてみずみずしくて美味しいのだ。普通のトウモロコシではそうはいかないが、いい物になると生で食べると甘いらしい。
ん? 足に突っつかれる感触が……丸焼きを食べ終えたメグちゃんとシリウス君が足元にいた。机の上にあげてあげると、野菜スティックを要求してきたので新しいコップを出して、指示されたソースをかけていく。
それにしても、よく食うな。
無心になって食べていても、娘たちが撫でようとすると体を撫でやすい位置へずらすという気遣いをしている。それでも食べることを止めないのは、面白かった。
一通り食べきった2匹は、遊びたいと要求してきた。だけど、ウミヘビって言ったら誤解があるが、ニョロニョロとしたモノとどうやって遊べばいいのだろうか?
そんなことを考えていると、娘たちが湖に向かって走っていく。慌てて追いかける俺、喜び始めるリバイアサン2匹、意味が分からん状態だ。
湖に入る直前で止まった娘たちは、自分の収納の腕輪から何かを取り出した。円形の形をした……フリスビー?
何をするのかと思ったら、4人が違う方向に向かってフリスビーらしき物を投げる。全力で投げたらどこまで飛んでいくか分からないので、加減をしたと思うがそれでも50メートルは軽く飛んでいる。
水面を走るように移動する2つの影。そして飛び上がりフリスビーらしき物を口で咥える。それぞれ2つ目に追いつき咥えた。器用だな。
何度か投げた後メグちゃんとシリウス君は、娘たちにお願いされて水魔法を使って空中に水玉を大量に作り始めた。
100個以上ある水玉を器用に動かしている。ぶつかった水玉はくっ付き、そしてくっ付く前の軌道のまま動き続けさせているので、また分離する。
そんな水玉に向かって10メートル程離れた位置から、娘たちは小石を投げ始めた。水玉にあてるゲームかね?
そんなこんなで気付いたら、お昼の時間になっていた。
作っていたローストビーフは完成している。娘たちは、自分専用のお皿を持って切り分けてもらうのを待っている。ワクワクしている様子がうかがえるので、楽しみだったのだろう。
5種類のローストビーフを小さく切り分けてもらい、1種類につき2枚乗せてもらっていた。野菜もしっかりと乗せてもらい、ホクホク顔である。
ラムクラウンは、もう少し焼いた方がいいみたいだ。ビア缶チキンは完成しているみたいで、一緒に切り分けてもらう。メグちゃんとシリウス君の前には、丸ごと1匹と切られていない塊のままのローストビーフが置かれている。
2匹は小さく鳴くと、自分の顔の数倍は大きい肉に突撃する。
ビア缶チキンは、蒸し鶏みたいな感じだな。普段食べるのと違って、熱の入り具合が違うのかな? 触感が違う。これはこれで美味いな。ミックススパイスを塗り込んでいるので、そのまま食べるのがベストかな。
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