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第1708話 思ったより大がかり?
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1週間かけてみんなで準備をした。
本当の体はディストピアにあるとはいえ、すぐに帰ってきて何かをするのは面倒なので、可能な限り出来る事は終わらせておくのが大切である。
俺には日々の領主業務があるので、そちらを優先するということを条件として、妻たちに提示されているのだ。
1日の流れとしては、生身の肉体で朝起きて食事を食べ執務室で報告書を読む。家に戻り昼食までは自由行動。これは、今までと変わりはない。で、報告書を読む前に午後まで食い込みそうな量であれば、連絡を入れ先に予定を変更する。午後からは、ドッペルへ憑依してダンジョン周辺の地域で活動する。
という流れだ。妻も娘たちも午後からドッペルへ移り活動開始である。俺が執務をこなしている間は、しっかりと勉強をするのが娘たちに課せられた課題である。しっかりと勉強をしなければ、ドッペルへ憑依することは許可されないのだとか。
指揮官として冒険者たちを率いる俺が、午前中に行動できないのは問題ではないかと訴えたのだが、妻たちの誰かが代わりとして指揮を取るので問題ないと言われた……確かに妻たちなら問題ないだろうけどさ。
問題になるのは、ダンジョンの攻略をする際だと考えていた。俺はダンジョンを掌握するために行かなければいけないのだが、現場の冒険者たちの指揮もしなければならない。
さてどうしたものかと考えていたところ、妻たちに俺は現場に残って指揮をしてくださいね、攻略の方はもう1人の俺のドッペルを連れて行きますから、と言われて愕然とした。
ダンジョンに行きたいから、駄々をこねて参加しようとしていたのに、それでは意味がないではないか! 妻たちと色々交渉をして、1日おきにダンジョンの攻略へ参加するのを認めてもらうことに成功した。
昔の妻たちは苦言を呈することはよくあったけど、ここまで俺の行動を制限するようなことはなかったのになと思った。だけど、思っただけでそうなってほしいとは考えていない。多少窮屈を感じるが、妻たちの尻に軽く敷かれている程度が、俺にはあっていると思うんだ。
大事な所では俺の意見を尊重してくれるから、本当の意味で窮屈では無いしね。
娘たちはダンジョン攻略に参加できないが、産みの母親たちが付いて護衛の従魔たちもつき周辺の探索を行うようだ。敵性魔物もそれなりにいるだろうが、頭の良い魔物であればリバイアサンやバハムートの気配を感じて逃げるだろう。
頭の悪い低級の魔物は襲ってくるかもしれないが、娘たちを危険に合わせることを良しとしない従魔たちが、すべてを排除するだろう。張り切るクロとギンの姿が思い浮かぶ。
準備が整い出発することになったのだが、参加者が1000人を超えた。現物給付を恋人や家族、特に奥さんや娘に見つかった父親が、エールを受けての参加となった。
シルキーたちの美味しい手作りお菓子が目当ての者もいれば、シルキーたちが作り出す品質の良い化粧品などが目当ての者もいる。
この2つは、ディストピアではほしいからと言って、簡単に手に入れられるものではない。数量限定ということもあるが、幸運に恵まれないと入手できないということが、更にプレミア感を上げているのだ。
お菓子の場合は、ニコ以外のスライムたちに遭遇して、スライムたちが満足しないともらえないのだ。遊ぶだけでもらえるスライムもいるが、中には無理だろ! と思う内容のスライムもいるのだとか。基本的に会えるのは子どもが多い。大人の場合はスライムたちが逃げるからな。
では化粧品の場合は基本的に女性が遭遇するのだが、半年以上もらっていない事が絶対条件で、他にも厳しいスライムたちの審査があるのだとか。内容については、スライムたちが勝手に決めているので分からない。意思疎通が測れないからな。
その審査は内面的な事だと思われる。子どもに強く当たっている母親は、基本的にもらえない。後は、喧嘩よくをしている夫婦も、もらえない事が分かっている。
小さな女の子ならどうかと思えば、若すぎる、10歳以下の子ももらえない事が分かっている。この子たちは代わりにお菓子をもらえるんだけどね。後、陰湿な嫌がらせをしている子ももらえないようだ。
持っている物はスライムたちの色で異なるようなのだが、話を聞いて思ったのは、どうやって個人情報を集めているのか? と言う所だ。聞いてもウニョウニョと縦横に伸びて、ジェスチャーをするのだがまったく意味が分からん。
こういう時に限って教えた文字を使わないのだから憎たらしい奴らだ。
目的地は2日後に到着。俺や妻たちは領主とその家族として未開拓の地を自力で開拓して、自分たちの街を作る! という建前を押し出して冒険者を雇っている。
自力で開拓した所は法律上自分たちの国として認められるのだが、一般的な実力の持ち主であれば近くの国に所属して守ってもらう代わりに、税金を納めるという形で落ち着く。中には一般的でない者もいて、そういう人たちが作ったのが小国と呼ばれる場所である。
その小国群のある未開の地、火山性のガスが充満しており、開拓どころが長い時間滞在できない場所へ、俺たちは向かっている。
到着したら冒険者たちには、体に影響の出ない距離で周囲を探索してもらい、保護を求める人たちがいれば可能な限り保護して、拠点に戻ってくることを依頼している。
バレルから、今回の戦争を起こした国を横切る形で移動しないといけないのだが、そこはすべて分捕る予定だ。賠償金を払う気が無いようなので、領土を強引に切り取るのだ。半分崩壊しているのでこちらの動きには対応できないだろうし、来たところで返り討ちじゃ!
管理が面倒なので道路の分だけ切り取るのでもいいのだが、後に何かあると面倒なのでそれなりの幅を切り取るつもりだ。道中の8割程は魔の森の中なので、残りの2割が切り取る予定の場所になっている。
そこには、バレルと同じで1つ街を作ってほしいと言われている。壁だけでもいいのだが、管理や監視を考えると魔の森に入る手前に1つ街があると便利なのです! と強く言われたので、承諾してしまった。だけど、街の計画はすべてグリエルたちにやらせるつもりだ。俺はその計画に沿って造るだけ!
さて、到着するまでは、前倒ししてできるお仕事でもしますかな。
本当の体はディストピアにあるとはいえ、すぐに帰ってきて何かをするのは面倒なので、可能な限り出来る事は終わらせておくのが大切である。
俺には日々の領主業務があるので、そちらを優先するということを条件として、妻たちに提示されているのだ。
1日の流れとしては、生身の肉体で朝起きて食事を食べ執務室で報告書を読む。家に戻り昼食までは自由行動。これは、今までと変わりはない。で、報告書を読む前に午後まで食い込みそうな量であれば、連絡を入れ先に予定を変更する。午後からは、ドッペルへ憑依してダンジョン周辺の地域で活動する。
という流れだ。妻も娘たちも午後からドッペルへ移り活動開始である。俺が執務をこなしている間は、しっかりと勉強をするのが娘たちに課せられた課題である。しっかりと勉強をしなければ、ドッペルへ憑依することは許可されないのだとか。
指揮官として冒険者たちを率いる俺が、午前中に行動できないのは問題ではないかと訴えたのだが、妻たちの誰かが代わりとして指揮を取るので問題ないと言われた……確かに妻たちなら問題ないだろうけどさ。
問題になるのは、ダンジョンの攻略をする際だと考えていた。俺はダンジョンを掌握するために行かなければいけないのだが、現場の冒険者たちの指揮もしなければならない。
さてどうしたものかと考えていたところ、妻たちに俺は現場に残って指揮をしてくださいね、攻略の方はもう1人の俺のドッペルを連れて行きますから、と言われて愕然とした。
ダンジョンに行きたいから、駄々をこねて参加しようとしていたのに、それでは意味がないではないか! 妻たちと色々交渉をして、1日おきにダンジョンの攻略へ参加するのを認めてもらうことに成功した。
昔の妻たちは苦言を呈することはよくあったけど、ここまで俺の行動を制限するようなことはなかったのになと思った。だけど、思っただけでそうなってほしいとは考えていない。多少窮屈を感じるが、妻たちの尻に軽く敷かれている程度が、俺にはあっていると思うんだ。
大事な所では俺の意見を尊重してくれるから、本当の意味で窮屈では無いしね。
娘たちはダンジョン攻略に参加できないが、産みの母親たちが付いて護衛の従魔たちもつき周辺の探索を行うようだ。敵性魔物もそれなりにいるだろうが、頭の良い魔物であればリバイアサンやバハムートの気配を感じて逃げるだろう。
頭の悪い低級の魔物は襲ってくるかもしれないが、娘たちを危険に合わせることを良しとしない従魔たちが、すべてを排除するだろう。張り切るクロとギンの姿が思い浮かぶ。
準備が整い出発することになったのだが、参加者が1000人を超えた。現物給付を恋人や家族、特に奥さんや娘に見つかった父親が、エールを受けての参加となった。
シルキーたちの美味しい手作りお菓子が目当ての者もいれば、シルキーたちが作り出す品質の良い化粧品などが目当ての者もいる。
この2つは、ディストピアではほしいからと言って、簡単に手に入れられるものではない。数量限定ということもあるが、幸運に恵まれないと入手できないということが、更にプレミア感を上げているのだ。
お菓子の場合は、ニコ以外のスライムたちに遭遇して、スライムたちが満足しないともらえないのだ。遊ぶだけでもらえるスライムもいるが、中には無理だろ! と思う内容のスライムもいるのだとか。基本的に会えるのは子どもが多い。大人の場合はスライムたちが逃げるからな。
では化粧品の場合は基本的に女性が遭遇するのだが、半年以上もらっていない事が絶対条件で、他にも厳しいスライムたちの審査があるのだとか。内容については、スライムたちが勝手に決めているので分からない。意思疎通が測れないからな。
その審査は内面的な事だと思われる。子どもに強く当たっている母親は、基本的にもらえない。後は、喧嘩よくをしている夫婦も、もらえない事が分かっている。
小さな女の子ならどうかと思えば、若すぎる、10歳以下の子ももらえない事が分かっている。この子たちは代わりにお菓子をもらえるんだけどね。後、陰湿な嫌がらせをしている子ももらえないようだ。
持っている物はスライムたちの色で異なるようなのだが、話を聞いて思ったのは、どうやって個人情報を集めているのか? と言う所だ。聞いてもウニョウニョと縦横に伸びて、ジェスチャーをするのだがまったく意味が分からん。
こういう時に限って教えた文字を使わないのだから憎たらしい奴らだ。
目的地は2日後に到着。俺や妻たちは領主とその家族として未開拓の地を自力で開拓して、自分たちの街を作る! という建前を押し出して冒険者を雇っている。
自力で開拓した所は法律上自分たちの国として認められるのだが、一般的な実力の持ち主であれば近くの国に所属して守ってもらう代わりに、税金を納めるという形で落ち着く。中には一般的でない者もいて、そういう人たちが作ったのが小国と呼ばれる場所である。
その小国群のある未開の地、火山性のガスが充満しており、開拓どころが長い時間滞在できない場所へ、俺たちは向かっている。
到着したら冒険者たちには、体に影響の出ない距離で周囲を探索してもらい、保護を求める人たちがいれば可能な限り保護して、拠点に戻ってくることを依頼している。
バレルから、今回の戦争を起こした国を横切る形で移動しないといけないのだが、そこはすべて分捕る予定だ。賠償金を払う気が無いようなので、領土を強引に切り取るのだ。半分崩壊しているのでこちらの動きには対応できないだろうし、来たところで返り討ちじゃ!
管理が面倒なので道路の分だけ切り取るのでもいいのだが、後に何かあると面倒なのでそれなりの幅を切り取るつもりだ。道中の8割程は魔の森の中なので、残りの2割が切り取る予定の場所になっている。
そこには、バレルと同じで1つ街を作ってほしいと言われている。壁だけでもいいのだが、管理や監視を考えると魔の森に入る手前に1つ街があると便利なのです! と強く言われたので、承諾してしまった。だけど、街の計画はすべてグリエルたちにやらせるつもりだ。俺はその計画に沿って造るだけ!
さて、到着するまでは、前倒ししてできるお仕事でもしますかな。
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